2017.10.25
10月25日(水) / ホトトギス・お外あそびと自然・お芋の絵(年長クラス)・園内通信
<杜鵑草(ホトトギス)> ユリ科 原産地 日本 学名 Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook.
こちらは毎年お馴染みの秋のお茶花“ホトトギス”。今年も今月半ばに満開になり、10月後半の今も園長室の横で咲いています。春に鳴く鳥のホトトギスとお腹の模様が似ているためその名前がつけられています。[ホトトギスについて]
花は毎年咲きますが、ホトトギスの咲く頃に葉の裏に見られるルリタテハの幼虫はここ数年あまり見られなくなりました。夏には成虫が一匹飛んでいるのを見ましたが、近くに産卵している気配はありません。思い返せば、今年の夏はクワガタが例年と比べて園庭に頻繁に現れましたし、秋の虫であるアオマツムシも例年より確実に数が増えたようで、今もなお日中でさえ子ども達の前に姿を見せてくれるので、それを手に取り観察する姿が見られるほどです。『いのちあるものは常に変化する』ように、いつも同じではないのでしょう。落ち葉一枚ずつが美しく、それを手にした子ども達の心が輝く秋真っただ中の季節に入ります。
数年前のブログにルリタテハの記録がありました。ご紹介まで。[ルリタテハが産まれたよ!]
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本日と10月中の外あそびの一こま
[本日]
年少児Yくん。手の中を見せてくれました。つやつやのカシのとドングリと台風で一足早く落ちてきたメタセコイヤの青い球果。秋には茶色くなり隙間からたくさんの種がこぼれます。
ひみつの庭のメタセコイヤの葉、実、ドングリを集めたら、袋に水を入れて眺めるのがお気に入りなのは年中児の子ども達。カキの真っ赤な落ち葉も入れて太陽に透かすとなんて綺麗!
こちらはクヌギ、ウバメガシの実が水の中で揺れて何とも美しいです。楽しんだ最後は上手く水だけを流して持ち帰り、お母さんへのお土産にするそうです😊
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[10月はじめ~おりおり]
カメラを再生していると思い出す子ども達の外あそびの一コマずつ。
ひみつの庭のサークルチェア。チーク製で丈夫ですが随分グレイッシュになりました。その上で園内のあちこちで集めた落ち葉を並べているのは年中児Rくん。一枚ずつの違いを確認しながら並べています。 ビオトープ近くで集めた落ち葉を見せてくれたのは年少児Sくん。
お腹の横に一つずつ白い点がある、大事なハラビロカマキリを手にする年長児Sくん。この日のカマキリ仲間のKくんの虫かごには、数日前に産卵を終えたばかりのオオカマキリのお母さんが入っています。生き物の姿を目前で観察できることは有難く貴重な体験です。
今度は場所を移して分類を続けるRくん。クスノキの葉、カキ、クヌギ、タイサンボク、スギの葉・・・。全部どこか違うのに同じ種類の葉がわかります。好きなあそびに集中できる水曜日の外あそび。
ビオトープにやってきた年長の女の子達。日によって違いますが、この日は足元のレンガの際にたくさんのミナミヌマエビが集まっていました。小さいので春に産まれたヌマエビの子ども達でしょう。「ほらっ!」手で上手くすくえたね。ピョンピョンと跳ねますが、手で水たまりをつくって中で泳がせてあげました。
こちらは年長の男の子達。樹液がよく見られるサクラの木の上で。高いね~😊
こちらはさきほどのRくん。今度は木の実を虫メガネで一つずつ確かめているところです。
一つずつレンズを手にして何をおもっているのでしょうか。さっきから手にしていたどんぐりの図鑑を前に。クヌギは二年に一度実がなるので今年はラッキーな成り年。
そしてほぼ同じ大きさのアベマキも今年が成り年。ダブルラッキー。二つはほとんど変わりがありませんが少し帽子が大きい方がアベマキ。小ぶりがクヌギ。手で触って、並べて、虫メガネで確認。
こちらはひみつの庭の年中児のブロッコリと年長児の大根畑。すくすく成長しています。台風にも負けずこの写真の頃よりもさらに大きく育っています。子ども達がそれぞれ絵を描いたものをラミネートしたもの。ぐんぐん大きくな~れ😊
夏はきゅうり、冬は大根、ブロッコリ。虫食いもあるけど負けずに生長しています。
今ではブロッコリはもっと大きく葉を広げ、先日の台風でほとんど根が浮いて株が倒れてしまいました。今は植え直し、支柱をしてそのまま生長できるか様子をみている途中です。
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年長クラス“お芋の絵” (10/17絵具の上から液体ねんどで、10/20コンテで/記録)〔絵具⇒液体ねんど⇒コンテ画〕
<コンテ画>10/20
今月12日に行ったお芋掘り遠足。その時の様子を思い出しながら描きました。
絵具で下絵を描き、その上から指を使って液体ねんどで、そしてこの日はコンテで仕上げをしました。
ぼくが掘ったたくさんのお芋。お芋の間をコンテで土を描いています。こんな手になったよ!
気持ちよく空を、また好きな色で白い部分に色をのせています。
明るいピンク色の上に土の色のコンテで描き、手の平で色を伸ばしています。
ほら、こんな手になったよ。 コンテで色をのせてから薄く色を伸ばしています。
畑の土を手で上から塗っています。 私はこんな色に出来上がり。
ちゃんとクラスのカラー帽も被っている私。掘ったお芋と頑張った自分達、各々の感性の色合いで描いています。
この日は各色のコンテを使い、絵の仕上げに取り組みました。
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<液体ねんど画>10/17
以下は、コンテ画から三日さかのぼり、液体ねんどを初めて使用して描いた記録です。
パレットに入れた色を好きなように調合して中央に色づくりをします。筆を使わずに指だけで。
出来上がった色を真っ白の液体ねんどの中に入れてのばしていきます。途中、きれいなマーブル状になっつたり、白と混ざり具合を確かめながら・・
容器の中で指で混ぜ、混ぜ、混ぜま~す。
指ですでに絵具で描いた上にのせていくと、お芋の凹凸を色とともにつくっていくことができます。
液体ねんどはクリーム状で面白い。乾燥すると固まって、上手くお芋のシワなどを表現できます。
液体ねんどは筆で布などの素材にも描くことができ、使い方によっては描く楽しさが広がる新素材でもあります。乾いたら上からまた描くこともできます。昔はなかった新しい絵具です。
色づくりを楽しみながら、クリーミーな手触りを体感することにもなります。
私はこんな色よ。 うわ~、きれいなお芋の色ができ上がったね。
両手いっぱいに出来上がった色を画用紙にのせていきます。こうなると手も上手く使っての道具になります。
お芋の表面はぼこぼこしていたね。 手につけなきゃいけない?とたずねながらも挑戦してみる場面も。躊躇いが経験にかわる初体験!
丁寧に指で色をのせています。この時は黙々と色合いを確かめながら描いていました。
ほうら、とても生き生きした立派なお芋さん😊
液体ねんどでお芋の色の次は土の色をつくって手で取り組んでいます。手で直接塗っているとお芋掘りの土の手触りを思い出しそうですね。
しばし幼虫との時間(10/20/コンテ画の後で)
この日の朝、お家のヤマノイモの葉にいたという幼虫とともに登園したSくん。一目みてスズメガの仲間かと思いましたが、幼虫図鑑で一緒に照らし合わせてみると“キイロスズメ(蜂ではなく蛾)”だと判りました。「ちょっと気持ち悪い〜」と女の子が言うと「嫌なら見なかったらいいよ」と優しく応える場面も。
確かに・・似てる、とSくん。頭部にある白い点も目印のようです。スズメガ科の幼虫は大型でわかりやすいのも人気です。
「日本ではヤマノイモを摂食するスズメガは本種だけである・・」と説明があるのでこれしかない、決まり!! 他のスズメガ科の幼虫と同じく、食べるだけ食べたら土中でサナギになるために潜ります。お母さまのお話では、サナギになるために昨日(24日)土に潜りました、とのことでした。めでたし、めでたし。暫くはそのまま動かさずに幼虫からサナギに無事に変身するのを待ちます。成虫は翅を広げると8㎝~10㎝の大きさになりますが、来春の羽化になると思われます。楽しみですね😊
こちらのつきBぐみのテーブル上に描いてあったお弁当グループ毎の絵です。子ども達自身で最後にビニールテープで机に貼り付けたのだそうです。その枠取りの色が額縁の趣も持ち合わせよく引き立っているのです。さて、力を合わせて描いたそれぞれ絵は、何グループでしょうか?
〇〇〇グループ
〇〇〇〇グループ
△△グループ
◎◎◎◎◎◎◎グループ
◇◇◇◇◇グループ
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本日は、園内通信「お知らせ61」「お知らせ62」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ61」
◇ つき組「卒園写真撮影」について
◇ つき組「就学時健康診断」について
「お知らせ62」
◇ 「ひみつの庭」の“ママの日” 再スタートについて