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2011.02.10

2月10日(木) / モカラ・こんなの見つけた!〔創立時のバッジ〕・園内通信

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     <モカラ>  ラン科   原産地 東南アジア
              学名 Mokara  “ニライビューティー”
モカラはマレーシアを代表する品種で、バンダのほかあと二種類の蘭を高配して作出された花。なるほどよく見ると、バンダの花びらにあるのと同じ花脈が見えます。そこから水分や栄養を吸い上げているのでしょうか。
しかしモカラは大変長持ちします。これは、通りがかった街中のお花屋さんで処分されるところをいただいてきたのが1月末、その時すでに二週間以上は経っていたそうなので、今でざっと一ヶ月です。日中の陽をうけてまだまだ花瓶の中で美しく咲いています。
以前、シンガポールの洋蘭園の写真を見せてもらったことがありますが、現地では蘭が日本のように鉢植えされずに、根をむき出したままその辺りにつり下げてありました。これには大変驚きましたが、実際このモカラもマレーシアではそのようにして生育しているそうなので、花にとって最適な条件さえ揃えばあまり余計な栄養は要らないのかも知れません。
ただ蘭を育てている方にとってはその生育環境の整備コントロールが非常に難しいと聞きます。そう思うと、私たち人間も、日々の足るを知り、健やかに心穏やかに感謝して生きるための自分なりのすべをどうすれば会得できるのか?・・・などと思い巡らせます。
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 【こんなの見つけたよ~!】
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    <創立当時のクレマン帽用バッジ>
これはつい先日の朝、登園してきた年中児の女の子Sちゃんが園庭で拾い見せにきてくれたものです。綺麗なグリーンのバッジで北白川と入っています。
「なんだろうね~?」と二人で顔を見合わせました。よく聞いてみると、ゆきぐみの玄関近くで拾ったとのことです。どうやらこれは、この幼稚園の大分昔(創立当初)の園章のようです。
戦後の当時~今から20年ほど前までは、全員が紺色の制服に首からカバンを斜めがけして通園していましたので(現在は私服通園)、このバッジは制服とともに被っていたフェルト地のクレマン帽につけていた帽子用バッジと思われます。下のバッジは現在のもので、その右写真バッジはやはりクレマン帽用の小バッジです。以前の園児が外で遊んでいたときにも、園内の植え込みの近くで同じくグリーンの部分が赤いバッジを見つけたような記憶があります。その時まだご健在だった先代の一郎先生にお見せすると、バッジを眺めながら懐かしそうに創立時分の話をされたのでした。
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         <現在の園バッジ>
現在のバッジはこの上の写真のもので皆さんよくご存じですが、バッジと言えば、現在も子どもたちが外遊びの最中に裏の留め金がいつの間にか外れて何処かに落としてしまうことが時折あります。大抵探して見つかりますが、残念ながら見つからないこともあります。それを思うと、やはりこれは、昔の園児がうっかり落としたまま園庭の土の中に埋没していたものが何かのはずみで出てきたものに違いありません。
Sちゃんとそんなことをお話した後、「じゃあ、園長先生にも見せておいてね。そしてわたしがここで拾ったことも話しておいてね」としっかり者のSちゃんらしい笑顔でお部屋に入っていきました。
それからわずか数日が経ちましたが、今朝ふとバッジに目をやりつつ、明日(2月11日建国記念の日)はちょうど北白川幼稚園の61回目のお誕生日でもあることに気がつきました。
一郎先生も、きっと天国から昔と変わらぬ子どもたちの声を聞いてにっこりほほ笑んでおられるような気がします。
幼稚園創立については、山下一郎著「保父誕生」をご覧ください。赤い表紙の本で昭和34年瓜生文庫発行260円とあります。園にはいくらか残りがございます。大変古い本ですがご希望の方はお問い合わせ下さい。風化してしまわぬ内にご覧いただけたらと思います。
園ホームページ内では、
http://www.kitashirakawa.jp/50_2.html 「この道50年」/第二章保父誕生 をご覧下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ72」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」の撮影,製作について
◇ 今月末お帳面のお預かりについて
◇ 絵本の貸し出しについて
◇ 園児の健康について
◇ 住所変更について
◇ PHP推薦図書のご案内

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