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2021.03.17

3月17(水) / 第71回卒園式(3/13Sat)・寄贈 イギリスナラ(英国楢”コンコルディア”🌿) ・卒園式を終えて✾・大文字登山・ひみつの庭の樫の木伐採など(年長3/4)・イギリスナラ植樹準備(3/6土)・年長児登園最終日(3/11)~終了式の朝(3/12)ほか


小手毬、ワインレッドのドラセナや葉に切込みのあるモンステラの葉などをベースに、ユリ、バラ、バンダ(蘭),カトレア(蘭)、トルコ桔梗、アルストロメリアなど鮮やかなお祝いの花々。

✾ 第71回卒園をふり返って ✾

過日13日(土)は、前夜からの小雨が降りつづく中、第71回北白川幼稚園卒園式を行いました。

今年はコロナ禍のためにご家庭から保護者お一人ずつがご列席される中、年長児計44名全員が足取りも軽く会場に入りました。やむを得ずご列席が叶わなかった方のために会場の側面と壇上からの計二カ所にカメラを設置し、卒園児が保育証書を受け取る姿を撮影しました。

胸につけているのは赤いバラ。今となっては懐かしい園歌”おやまのようちえん”を全員で斉唱した後、担任から一人ずつ名前を呼ばれると「はい」と挙手をして前にすすみ、一人ひとりが立派に保育証書を受け取りました。三年間の子ども達との懐かしい日々を思い出しながら、どの子もが毎日登園した朝と変わらない明るい表情で、瞳は雲一つない空のように澄んでいることをとても嬉しく思いました。そしてしっかりと二曲目の思い出のアルバム、つづいて春の光を全員で歌い上げました。

人生のスタートとなる三年間をこのお山の上の園舎、園庭、ひみつの庭、ひみつの森へと毎日元気に駆け抜けながら過ごしてきた子ども達。窓に向かってピアノを弾いていると、わずかに明るくなってきた空の中へ子ども達のさわやかな歌声が高く昇っていくようで感激でした。

保護者の皆さまにはいつも園の教育をご理解いただき、惜しみないご協力を賜り有難うございました。園とご家庭とが共に手を携え、子ども達を育めたことは幸せなことでした。これからの益々のご成長を変わらず応援しています。

満開に咲いたスモモの花。               珍しい背の高いカトレア✾
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〔寄贈〕イギリスナラ(英国楢”コンコルディア”🌿) 3/10(水)

卒園記念樹イギリスナラ(イングリッシュオーク)”コンコルディア”のネームプレート(手作り)をひみつの庭にご持参下さいました。

こちらは植樹後の撮影です(詳細は以下のレポート参照)。

イギリスナラ(英国楢)“コンコルディア”
 ブナ科 学名 Quercus robur ‘Concordia’

ひみつの庭のこの場所に、子ども達もよく知っている樹齢100年以上の大きなアラカシ(樫)の高木があって毎年たくさんのドングリを落としてくれました。随分前からすでにキクイムシなどの被害を受けて年々弱ってきていましたが、朽ちてきた箇所が落ちてきたりする前に伐採することを以前から庭師さんにすすめられていました。そこで、新旧交代で次世代の木として子ども達とともに生長するドングリの木を、できればこのお山には見られない種のものを植栽する計画をしました結果、

➀光るドングリのシリブカガシ←子ども達に一番人気!
➁大きなドングリのマテバシイ(➀、➁いずれも食べられるドングリ)
 に加え、
➂イギリスナラ”コンコルディア”を卒園記念樹として植樹することになりました。コンコルディアはヨーロッパやアフリカ西部の森林に自生する比較的めずらしい品種で、春の葉がとても美しい品種です。私自身が長野県の農場主の方とお話をするご縁が得られ、今年の卒園記念樹として皆さまにご寄贈していただく流れとなりました。

葉はカシワの葉を小型化したような形で、4月に花が開花し10月にドングリが熟します。別名ペダンキュレイトオーク(pedunculate=柄のある)とも言い、どんぐりの殻斗(ぼうし)に長い柄がついているのが特徴です。植樹とともに幹は麻布で丁寧に巻いて保護をされています。

高さ4m越えの大きな根巻苗が、長野県から3/10(水)にひみつの庭経由で到着しました。

代表でプランツプレートご持参下さったお母様方との記念写真です。おもて面は樹木名を学名(ラテン語)もふくめて記載していただきました。うら面には44名の卒園児の子ども達の名前が書かれています。Oさんのお父様が木製で素敵な彫り柄とともにプレートの製作を担って下さいました。

土中に倒れないように差し込めるよう、長い脚つきのプランツプレートです。こちらは後日の完成写真です。参考までにご覧下さい。有難うございました🌿
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13日の卒園式後~園庭にて”アルバム・お花BOX🌹など”

こちらは卒園式後にクラスごとの記念写真撮影を終え、卒園の両クラスが最後のお別れ会をしている間にお母さま方と交流の時間がありました。

こちらはひみつの庭前。右側は皆さまから頂戴した手作りアルバムです。

コロナ禍で皆さんがお集まりになれない中、各ご家庭で親子で作って下さった集大成のアルバムです。

こちらの表紙はNママのお手作りです。目にするなりイタリアのモザイク画にも見られる玉子の殻などを使ったものでは?と聞くと大正解でした!なんと👆お弁当作りに使った玉子の殻でつくられたというアルバム表紙の作品!。細やかさに思わず目を見張りました💕ひみつの森の道を悠々と通り抜ける子ども達と、周囲の木々や生き物が描かれている素晴らしい作品です。拝見していると、秋のひみつの森を通り抜けた時にこれに近いシーンがあったことを思い出しました。

‘20.12.5~ ひみつの森をすすむ。木々の間から射し込む光に照らされた森の道。

等間隔にリズミカルにすすむ森の道・・・

アルバムをそっと開くと、全園児親子からのお心のこもったメッセージが溢れていました。大切な宝物を頂戴しました。アルバムスタンドもついています。立てて飾りながらたびたび拝見できます。本当に有難うございました✾

こちらは下にご紹介するお花BOXが入っていた紙袋です。愛らしいお手間入りのクイリングで作られたミモザの花のお飾りがついていました(太郎先生と私のそれぞれに)。そしてお山の中や森に冬に落ちているので子ども達が手にし、イカルという鳥の好物でもあるセンダンの木の実があしらわれていました。

さて、こちらはお花の木製BOX。わたくし用に頂戴しました。バラの花などお花は紙製とのこと。素晴らしい技術💗子ども達とのポプリづくりにも使ったセンニチコウの花、光るドングリ”シリブカガシ”、サルトリイバラ(山帰来サンキライ)の赤い実、松ぼっくり入り。リボンの色合いも素敵!いつまでも眺めていたいお花のBOXです💕

こちらはブルー系で太郎先生用。クヌギのドングリが中に見えます。子ども達が園から持ち帰ったものも再利用されているようですね。アジサイの花びらも上手くつくられています✾お手製の素敵なお花BOXを有難うございました!

タイトルは「お山の四季」/ お花のBOXの裏面には子ども達を包む「お山の四季」と題した四季折々の詩文がつづられていました。

6年後のタイムカプセルへのレター💌

園全員の10名分のレターが代表のお母様により園長室に届けられました。

フランスプロバンス柄の生地で素敵なカバーを施されたタイムカプセルのBOX。中には子ども達、保護者の皆さま、私達から6年後の子ども達へメッセージが入っています。6年後を楽しみに会いましょう💜

小さな春の花壇”ビオラ🌺”

たんぽぽぐみ前の花壇。赤系ビオラと苔のトピアリー人形。ここにはチューリップ球根を植えていて、現在は小さな芽が少しずつ生育中です。

3/4(木)大文字登山の日

ひみつの庭のカシの木にはしごをかけて登っておられるのが見えますか?枝をカットしたらロープで吊るしながら一本ずつ下していかれます。

9時半。この日は年長児の大文字登山の日です。「いってきま~す😊」

みんなでお山を出発してこれから大文字に向かいます。卒園記念の大文字登山日は雨も降らずにピッカピカの晴れ☀

しばらくして10時半近く。大きな姿見を持ち出して園庭にやってきました。大文字の中心に向けて光を反射させるのです。大文字の上からはお山の幼稚園が見えたそうです!園庭では年中児さんが外遊びをしてします。森へ行く予定を変更して年長さんの無事登頂を見届けてあちらとこちらで交信ができるかな。

時計の向こうに大文字が見えなくなるくらいに伸びた大木クスノキが茂っています。その合間を縫うようにしてピカッピカッ✨✨と太陽の光を鏡に集めては反射させ光らせます✨✨

こちらからも大文字に登った年長児さんが見えるかな? ヤッホー!! その声が大文字山まで聞こえていたみたいですよ😊年中児さん。

アップ写真。大文字火床辺りに白っぽく見える年長児さん達がいて、こちらに向かって「ヤッホー!!」と声をかけているところです。

見える~。遠く離れたところでも、年中さんと年長さんは交信ができたみたいね😊

見て💗今日も色水したよ💟 今日は赤色系の水にしたの。きれい!

私は緑色💚 おにいちゃんは大文字にのぼってるの👆

こちらは年少ことりぐみクラス。みんなで”大きくなったら”のお絵描き中です😊

景色の中にチョウチョが飛んでるよ!         たくさんの仲良しのお友達と・・。刷毛を使ってたっぷり色をふくませて。

やわらかな色合いに色をのせて。

気持ちよさそうに全体に色を伸ばしています。     かおるせんせいにあげる・・♥♥

この日は年長の有志のお母さま方20名ほどが年長児が使用している園舎のお掃除にきて下さいました。あちらこちらがピッカピカ✨になりました💗有難うございました。

そしてひみつの庭のカシの木がずいぶん切り詰められてきました。大木にのぼっての作業は大変のようですが高いところも慣れておられます。

12時過ぎ。年長クラスが無事に帰ってきました。トントンと足取りも軽く到着です。

ただいま~~😊

全員が無事に大文字から戻り、再度お山の上までのぼって幼稚園に帰ってくることができました。毎日の歩いての登園で鍛えた脚は自慢の体です!バンザーイ!バンザーイ!

楽しかったね😊 たんぽぽぐみ前の手すりに座ってスルスル~~

今日も葉っぱをどうぞ💚

Aちゃん。この前はうさぎさんのお口に葉っぱがついていたのよ、と私。うん、朝になるといつも葉っぱがなくなってるんだから。たべてね💚と優しいAちゃん。

カシの木伐採と掘削~イギリスナラ”コンコルディア”を植樹する前の工事/3/6(土)

6日土曜日、7日日曜日と二日に渡り、朝から作業を続けられました。

樹齢100年以上の木で、特にカシの木は根が大きく土や石をたくさん噛んでいるので掘り上げが困難な種類だそうです。

50年に一度、いえ100年に一度あるかないかの伐採と新旧交代で次世代の木の植樹作業などめったにできることではありません。

ショベルカーの力で掘り起こされました。

根はやはり大量の土、石を噛んでいます。ショベルカーを駆使して根っこにからまった土砂を少しずつ削っていかれます。

傍ら、幹の下に詰まった土を取り除き、何度も電動ノコギリが石に当たって刃を取り換えながらの作業をされています。

徐々にカシの木の根っこが薄くなってきました。

さらにからまっている土を削り、また削り・・

こんな形になりました。ショベルカーは足元の土を固めながら角度を変えて作業されます。

なるべく薄くなった下部の茎と根っこは土中に埋められました。約3年ほど経つと少しずつ土になっていくとのこと。

そして、イギリスナラ”コンコルディア”はカシの根っこを埋めたあちら側へ別の穴を掘って植えていただきます。この度、コンコルディアが同じく4mほどあるシリブカガシとマテバシイの大苗を引き連れてきてくれました😊

大きさと高さや枝ぶりを見たく、一度立てて下さいました。 野菜畑の向こうに植わっていたカシワの木を一度掘り上げてもらいました。春の葉は5月の新葉が出るまでついたままで焦げたような黒茶色の葉が美しくなく気になっているところでした。どうやら根っこの下にセメントで固めた土壌があり、カシワの根っこが育ちにくい土壌となっていたところを、つるはし⛏で割って下さり、根がしっかりと伸びられるように一掃して下さいました。

大きな穴が開けられたところへイギリスナラ”コンコルディア”が植えられます。

長野県から運搬された根巻苗は麻布は取り除かず、土中にそのまま植えこまれます。やがて土となり栄養にもなります。各種肥料をすき込んで。

築山の上から。園庭では子ども達が外あそびをしています。

壁泉から見たところ、前方のメタセコイヤがすっきりと見えるようになりました。 カシの木で日陰になっていた部分のメタセコイヤの枝はこれから伸びやかに成長するでしょう。

上から土がかけられ無事植樹が終了しました。

3/11(木) 年長最終登園

おはようございま~す😊

第5グループさん。今日も元気に到着しました。

卒園する年長児さん。MくんNちゃん。

次は年長に進級する年中児さん達。

第4グループが今日も元気に到着しました!

おはようございます!

第6グループさんも到着。

おはようございま~す!

第1グループが到着しました。

おはよう~の笑顔😊

最終日の今日も無事到着しました。

3/12(金)終了式の朝

こちらはひみつの庭の北側にはやしたシリブカガシ。

北西側にはマテバシイ。空が青く気持ちも澄み渡ります。

こちらは一度掘り上げたカシワの木をおもちゃ倉庫横に植栽しました。ひみつの庭のミモザは春を知らせる黄色の花💛

コンコルディアの枝先には新芽のつぼみがついていました。

新たなスポットとなったイギリスナラ”コンコルディア”。植樹後3年程度は少なくとも自然に任せて生育させるとのこと。その後、樹形を決めながら大きくなるのを見届けます。

学名 Quercus robur ‘Concordia’については園長日記に記載があります。幼稚園バレー部のユニフォームにもコンコルディア‘Concordia’と書いてあり調和を意味するラテン語に由来します。

これは過日の朝の登園後の石段。年中のKちゃんがおかばんに入れて登園したのはクリスマスローズ。クリスマスローズとは言うものの今の時季から春にかけて咲きます。すると横にいたSちゃんが「きれいな花!これは髪につけたら素敵よ」と。丁寧に編み込みをした髪の合間に入れてあげたのでした。

とっても素敵ですね💕

こちらは三学期末10日のことでした。朝一で学生さんが大学から見学に来られていたところを仲良しになってご案内中。お庭について見事に説明をしてくれるのには感激!

春に芽を出すムスカリ。色鮮やかなブルー系💙

アリウムギガンチウムも芽を出して、ビオトープ際にはクリスマスローズが満開。

もうずいぶん前にフランス南西部の街トゥールーズのあるお庭からいただいたスノードロップ。ひみつの庭の入り口トピアリーの周辺に植えています。毎年そっとそっと、いつしか芽を出しています。

固定鉄棒横の白沈丁花。香しい香りが風に舞います。

香りをかいでみた年長のHちゃん。うわ~いいかおり💕お花がほしくなるねと。

こちらはコンパス植物のハクモクレン。白川通りから見える大木シモクレンは只今つぼみをつけています。ハクモクレンはいちも一足早くグローブジャングル横で咲きます。

〔朝9時前になると子ども達の姿が見える石段〕
ここに長らく開花中の馬酔木(アセビ)の花。「スズランみたいな花が落ちていたけどあれはなに?」と朝登園するなり聞いていたHちゃん。よく見ていつも新しい発見を伝えてくれました。お山のツブラジイはHちゃんの発見!小学校で新しい発見をしたらまた教えてね💕😊

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