2023.05.13
5月13日 (土) / ハニーサックル✾・ひみつの森へ “森の集い〜森あそびへ”(5/11(木)年中記録)
<ハニーサックル> スイカズラ科 原産 日本
学名 Lonicera japonica Thunb. 別名 ニンドウ(忍冬),キンギンカ(金銀花)
よい香りを放つ垣根の花”ハニーサックル”。こちらは自宅横のアイアンフェンス沿いに勝手に生えてきたもので日本原産のニンドウとも呼ばれるものです。勝手にというのは、もちろん植えたわけではなくおそらく鳥が種を運んできたと考えられるのですが、長年の間に驚くほどの大きな垣根になりました。たいへん香りがよくちょうど蜜蜂がきているところです。咲きはじめの白い花が咲きすすむと花色は黄色っぽく変化していきます。なので黄花が金、白花が銀で金銀花(キンギンカ)とも呼ばれます。
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“ひみつの森へ” (5/11(木)年中記録)
一昨日のことです。この日は嬉しいお申込みがありました。また新しいお友達が入ってこられます。
そんなお手続きを終え、次は年中クラスが森へ行くところを学びの学生さんと同行しながら列を追いかけました。もうすぐ森の広場という手前で女の子達が振り向いて待っていてくれました。
5月の陽射しが嬉しい好天気が続きました。昨年2022年は梅雨入りが6/14で梅雨明けが6/28、梅雨間がなんと約二週間という史上最も早い梅雨明けとなった年でしたし、一昨年2021年は5月半ばから7月半ばまで梅雨が二カ月も続いたのでした。今年はまだ梅雨には至りませんが、いずれにしても近年は気象の変化が顕著で予測がつきません。今年は今しばらくは梅雨入りしそうにないかも…ということで、できるだけ好天気の今を謳歌しています。
広場でまずはみんなで輪になり、今日も森で集えたことに感謝しながら森の空気に解け込む時間を共有しています。私も学生さんもともに和に加わり同じ時間を過ごしました。特に自然の中では心はクローズド(closed)ではなく、子ども達も大人も本来誰とでも限りなくオープン(open)な気持ちになれるものでしょう。誰とでないとダメ…ではなく誰とでもオーケー、そのように外に開いた心の状態になるためにもまずみんなで大きな輪をつくってつながります。そうした上で木々の間からの木漏れ日、森の空気、鳥の声など自然の気配に五感を敏感にしてみます。すると思わぬ声も聞こえてくるのです。
上を仰ぎ見るとお昼前の太陽が木の間から射しています。私達のいる場所も太陽は忘れずに照らしてくれることを嬉しく思います。
tomomi先生の優しい声かけをみんなよく聞いています。みんな同じ気持ちで空間、時間を共有する喜びがここにありました。
そして… この日のお当番さん二人が楽しみにしていたという歌「あおいつりがねそう」をみんなで歌いました。
二人はみんなの輪の中を示し合わせた動物に変身しながら一周まわり、みんなはゆっくりと歌います。
あおい あおい つりがねそう
ぼうしがとっても よくにあう
さあおどりましょう おはなのわのなかで
そこにとまって ぐるりとまわれ
ひざまずいて てをとりましょう
たのしく おどりましょう
はなさくのはらで~
五度の音域のこころにやさしいスイスの歌です。2021年冬頃からみんなでここにくると歌いはじめました。ゆっくりとしたテンポで、歌い、聴き、耳を澄ましていると呼吸もゆったりと働いてきます。そんな穏やかな時間を持つことは実はあまりありません。朝のおはじまりの時間に少し近いかも知れません。せっかく森に訪れたらすこしの間でもこのように穏やかに心に刻む時間を大切に持ちたいと考えます。そして…
「いまのはなんだったでしょうか?」とお当番さん二人がみんなにたずねると、
うさぎ! とり! などの意見が出て、答えを二人が発表して正解!となればおしまい。
素朴な森のあそびの一つとしてその日の子ども達に合わせて楽しんでいます。その後は森で元気に自由あそびです。
いつもの木が子ども達を待っています。同じく森の木が自分を待ってくれていたように子ども達も感じているのかも知れません。
手の内に入った木を次から次へと移動して楽しみます。
女の子も男の子も木であそぶのは大好き!そして得意な場所にもなっいるようです。
ほどよく木々が組み合わさっているので、手足を駆使して移動し、枝を揺らしてその動きを楽しみます。
このような場所が数カ所に広がって存在し、大人の体では容易に入り込めない場所もあります。
次はどうしてすすむか?を考えながら…
いつもの場所、いつも同じく変わらない場所。
両手を前に少しずつ前に進みたいところがなかなか進まずどうしよう…😊
身軽にダイナミックに木をつかんで遊びます。
別の遊び場から移動してやってきたRちゃんも。みんなが楽しめ笑顔になれる場所、森あそびがみんな大好きです。
さきにいくね! うん、ついていくからね!
さて、先生から合図のあと、園に戻るため流れをつくって元きた道を下りていきました。
森の途中まで戻ってくると、様子をみて、よーい、ドン!という掛け声とともに一緒に走り出します。
森の道、森の山登りは慣れているというものの足元に注意しながら真っすぐに走ります。
でこぼこの道だけどみんな上手に、つまづかないように確かめながら走ります。
もうすぐ園庭に着くね、ラストスパート!
今しばらく開花中のハニーサックル。ひみつの庭のフェンスにも同じくハニーサックル “ロニセラ”という品種がもうすぐ開花を待っているところです。