2011.06.09
6月9日(木) / アンジェラ・これは何かな?・園内通信
<アンジェラ> クライミング 四季咲き 1988年ドイツで作出
洋館の壁面を覆うようなツタ類や、窓辺やパーゴラをつたうブドウ科の植物などが昔から好きなせいか、クライミングローズ(つるバラ)と言うと城壁やレンガ塀を這い上がるほど強健で且つ美しく咲く野性的なバラの姿を思い浮かべます。
そんなイメージとはまったく違い、やわらかなカップ咲きで微かにフルーティーな香りを持つこの“アンジェラ”もつるバラの一つ。
これも今まで鉢植えだったものを庭の土に下ろしたまだ若い株で、高さ1m足らずと小さいなりにもたわわに花が咲き長い間楽しませてくれています。
アンジェラは3mほど伸長する種類ですが、行きつけの園芸店ではそれより遙かに成長して大きな壁面を覆いつくしている姿が大変見事で、またバラについて熱く語られるオーナーのお勧めもあり連れて帰ってきたものでした。
アンジェラは、明るく可愛らしいタイプのつるバラでほとんど手がかかりません。
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〔これは何かな?〕
① ②
先日日曜日の夜、外出先から帰宅途中に白川の疏水(駒井邸付近)を歩いていると、暗闇の中をゲンジボタルがゆらりゆらりと飛び交っているのに出会いました。園のご家庭数名にもお会いしましたが、夕涼みがてら季節の風情をご家族で楽しんでおられる姿が幸せそうでした。
保育中の外遊びでも、夏のコウチュウ類が子ども達の前に少しずつ顔を出す季節です。木の実や枯れ木の中で幼虫時代を過ごし成虫となった大変小さなオトシブミ,ゾウムシなどに気がつく子もいます。カミキリムシの一つベニカミキリも竹薮(幼虫は竹を食べて育つ)から飛んできます。
先日の朝、年長児Hちゃんが上終公園で見つけ私にくれたテントウムシのサナギの内一匹は、すでに成虫になって飛んでいきました。これはニジュウヤホシテントウだったのでHちゃんに伝えると、それは野菜の葉を食べる害虫になるけど、ナナホシテントウムシはアブラムシを食べてくれるのだと知っていました。同じくアブラムシ類を食べるナミテントウムシも出てきています。
では、上の写真2枚は何でしょうか? 園内の葉っぱの上と園長室玄関先にいたものです。
みんなが知っているコウチュウの中でも両方とも大変ミニミニサイズです。体は小さくても、いろいろな形をしているものがいる種類です。
右②は、よく目にするコガネムシの仲間の「ビロウドコガネ」。確かにビロウドのような艶がありわずか1㎝足らずの大きさです。
では左の①は何でしょうか?
タマムシのような綺麗な色をして1㎝ほどのサイズですが、私は初めて見ました。あまりに綺麗な色なので子ども達も使う図鑑で調べてみたら、「アカガネサルハムシ」とのこと。長い名前がついています。頭が四角いのでオオルリハムシではなさそうです。
答え ①ハムシの仲間 アカガネサルハムシ
②コガネムシの仲間 ビロウドコガネ
また過日園庭では、チョウの羽が落ちているのを年長クラスが見つけ、その羽の色が水色でとても綺麗だったのでクラスみんなで先生と図鑑を広げどんなチョウの羽なのかを調べてみたそうです。結果アオスジアゲハの羽だったとのこと。
お山にはクスノキがたくさんありますから、きっと幼虫の餌となるクスノキの葉をたべて育ったのでしょう。
またある日は全員でお山の中で鳴いている鳥の鳴き方に耳を澄ませ、クラス一体で五感を使い自然から学ぶひと時も過ごしたそうです〔noriko先生談〕。
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本日は、園内通信「お知らせ27」をお出ししました。
内容は、
◇ 内科診断について
◇ 福音館おすすめの「夏の絵本」のご案内