2016.04.19

4月19日(火) / 西洋シャクナゲ”太陽”・お庭の子ども達(4/18)

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         <西洋シャクナゲ“太陽”>   ツツジ科   原産地 ヨーロッパ、アジア、北アメリカ
                             学名 Rhododendron ‘Taiyo’

今日は朝から快晴に恵まれ、府立植物園へ春の親子遠足にまいりました。各クラスごとに写真撮影後、年中長児親子は里桜咲く桜林から「四季彩の丘」宿根草エリアを通過、水が流れる水車小屋から爽やかな緑が美しい「なからぎの森」へ、また年少児親子は正門近くのシャクナゲコーナー経由、くすのき並木をお散歩しながらシャクヤク園、北山門の噴水、球根ガーデンを通るコースを楽しみました。

思い返せば2013年、春の親子遠足解散後に訪れた西洋シャクナゲコーナーで、満開に咲いていたのが上の写真でご紹介するシャクナゲ”太陽”でした。シャクナゲは木陰に植える方がよいのですが、こちらの品種は真夏の直射日光にも強いため、ちょうど造成中だった”ひみつの庭”に植栽することに決めたのでした。今では株が年々大きくなり、現在たくさんの花を咲かせてくれています。
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[お庭の様子と子ども達]4/18日記録
ただ今のひみつの庭には里桜”福禄寿””関山”が満開に花をつけています。その足元には昨秋~冬に子ども達が手植えした花が元気に咲いています。
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球根花のムスカリがよく見える横で、ノースポールが繁殖しています。ガーデンシクラメンも冬を経て今も花を咲かせています。
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ウッドデッキの隅にはチューリップが咲いて、斑入りツルニチニチソウも薄紫色の花を咲かせます。
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夏の水遊びで活躍する壁泉のライオンくんも健在ですが、その向こう築山の上にはカナメモチ”レッドロビン”の赤い新芽が鮮やかに見えています。
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こちらがレッドロビンの葉。落葉した春の葉はさらに赤味が増すようで、その真っ赤な葉を子ども達がよく手にしています。
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[新葉の比較]左上はカナメモチのレッドロビン。右上は赤味がかったカシ(どんぐり)の新葉。隣り合わせにあるので子ども達と見てみました。よく似ていますが葉の厚み、葉脈などが違います。
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昨年度、子ども達が好きな場所を見つけ花苗を自由に植えた日がありましたが、こちらのホースリール横の殺風景な場所を見つけ「ここにあるといい」と植えていたのは誰だったかな?そう言えばKちゃんだったっけ^^。元気に咲いています。右写真は西洋シャクナゲ”太陽”。まだこれから咲くつぼみもあります。
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こちらはいま密かに咲いているダイオウグミの花。こちらも年々木が大きく成長しており、秋には真っ赤なグミの実ができます。
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<年長児クラス 階段リレー>(瞬発性、敏捷性)
朝、クラスで一連のお仕度ができたらすぐに園庭に出てきた年長児達。大階段を下りて集まり、みんなが慣れた石段を使ってリレーをしました。列に並び、前回はバトンなしで取組みましたがこの日はバトンを持って階段上のマーカーまで到着したらタッチしてUターン。次の人が待つ階下まで確実に戻ります。さすがに毎日歩いているから慣れた石段、どの子も上手に足を運ぶことができます。絶妙な足の動きと小刻みな歩幅で着実に石段を行き来することができます。  →   →   →
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勝ちチームを発表して喜び合います。年長児ならではお山の石段を利用した体育あそびの一つです。

さてこの後、一人ずつ走って第三園舎まで戻りましょう。クラスに到着するところまで走ります。慣れたコースですが距離は結構あります(持久力)。
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[年中児クラス 落ち葉あつめ~森の入口まで力を合わせて!]
同じ頃、上の園庭では年中児クラスが大木クスノキから風に乗ってシャワーのように舞い落ちてくる色とりどりの落ち葉を集めています。毎日朝から私達が熊手で集めた落ち葉の山ができますが、子ども達も自分の手、子どもホウキ、子ども熊手を使ってかき集めたクスの葉を森の入口まで運びます。いつも通る森の入口に堆積したクスの葉の山は、やがて発酵し、さまざまな土壌生物が土中に棲まい腐葉土へと分解の手助けをします。
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みんなでワッショイ、と落ち葉入れを運んで戻ってきたら、きれいな落ち葉を選んで白い画用紙の上にのせてみているところです。土や石の上よりも、こうしてみると一段と鮮やかに色が映えて見えます。中には青虫が食べた丸い穴あきもあります。
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第一園舎の上に広がるクスノキはもうすぐ白い花を咲かせるでしょう。鳥が啄んだ新芽とつぼみが落ちてきて、女の子達は好んでそれを集めています。いろんな色があるクスノキの葉っぱ。男の子Tくんは好みの色を選び集めて見せてくれました。真っ赤な色はカナメモチ レッドロビンの葉。子ども達はひみつの庭の中にあるその葉をすでに知っています。
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作業をしていた中の一人Hちゃん、そっと紙を持ちあげグローブジャングルへと移動させました。手すりにセロテープ止めをして展示する考えのようです。ここで遊ぶお友だちが見られるようにというアイデアです!なんて素敵でしょう。今後、森の活動を含め、季節ごとのさまざまな自然にたくさん触れ、感性豊かな表現活動ができる機会を大切にしたいと思います。

2016.04.11

4月11日(月) / シダレザクラ・登園一日目・園内通信

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 <枝垂桜>(しだれざくら)
 バラ科 学名 Prunus pendula
          Prunus サクラ属
          pendula つり下がる
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春休み中から長期間開花してくれている園庭のシダレザクラです。

こちらシダレザクラは、今から約20年ほど前に幼稚園連盟から贈られた記念樹です。お庭あそびの途中に子ども達が一休みをする小さな木陰になったり、またある時にはおままごとが繰り広げられるスペースになったり、おにごっこの陣地にもなったり・・・。

いつも子ども達とともにある木 ヤエベニシダレ。

枝がやわらかく垂れ、その枝いっぱいにこぼれるように花が咲いています。

今年は子ども達の到着を心待ちにしながら、今までで一番大きく精一杯に咲いているようです。

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4月11日(月)登園初日。秋の落葉よりもはるかに多い大木クスノキの春落ち葉が舞う中、いよいよ新年度の送り迎えがスタートしました。8時50分。バプテスト方面から子ども達と先生の話し声が聞こえてきたと思うと、現れたのは第5グループさん。ゆっくりと鄙びた坂道を上って到着しました。少し間を置いて次は第2グループさんが元気に上ってきました。
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てっぺんの園庭まで着いたらくるりとUターン。お帰りの時にお並びをする場所がここです。「今日のお帰りのときにはこの場所に並んで待っていてくださいね」という先生の説明に耳を傾けます。
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さて次に見えるのは第4グループさん。一つ一つ石段を数えるように到着しました。お山の下までの道中、保護者の皆さまの補助に感謝申し上げます。
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シダレザクラの幹をはさむように二人で通り抜け、クラスに向かうお友だち。何とも言えないほのぼのとした光景です。
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さあ、第1グループさんが元気にやってきました。年長さん年中さんはしっかり新入園児さんの手をつないであげています。お陰でみんな元気に幼稚園に来ることができました。
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昨年年少児さんだった子も一年後にはこんな立派な年中のお姉さんに。「もうすぐだよ」と声をかけて連れてあげます。
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「OK!だいじょうぶ」とピースサイン。こちらも昨年度年少児さんだった優しい女の子。安心してクラスまで連れてもらいます。あちこちを行き来している間に到着した第6グループさん。涙が出ていてもお山に着いたらすっかり大丈夫。この後、私は年少児クラスに入りましたが、徐々に一連のご用意をしながら丸く並んだお椅子へと座り、お眠り、手あそび、お歌など先生と一緒に少しずつ集中できるようになります。毎日の積み重ねにより、クラス、お友だちとさらに楽しんで過ごせるようになります。
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お天気のよい今日。早速に時間差で年少さんから年長さんまで全員が園庭、ひみつの庭でおひさまのもと自由あそびを楽しみました。
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先日、砂袋にして約30袋以上、業者さんに手運びで新たに追加投入していただきました(園庭・砂場とも)。砂場は周囲に配した枕木に被さっていた土を先生達と取り払って、座ってあそべるようにしました。「ほら、こんなお花がおちていたよ」と気づいたAちゃん達。木の上で鳥が花をついばみ落ちてきたのでしょう。上の大木クスノキは常緑樹なのに春に葉の入れ替えを旺盛に行っていて、赤、黄、黄緑と色とりどりの落ち葉を落としています。やがて白い花を枝先一杯に咲かせるでしょう。冬には黒い実が落ちてきます。
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思いっきりブランコ。春の風を感じる心地よさ。ブランコと言えば、私が小さな頃によく遊んだ御所の公園があります。幼稚園にあった可愛らしい雲梯では物足りなくなって、父が思いっきりチャレンジできる場所をあちこちに探してくれました。その頃の御所公園はブランコ、シーソー、高すぎる雲梯、二人乗りブランコが点在しているシンプルなレイアウトで造成し始めたばかりでしたが、この春休みに何十年ぶりかで訪れましたらすっかりと整備され、中央の芝生の起伏を中心に大勢の人々を包み込む心地のよいスペースになっていました。またブランコのレイアウトが私の幼稚園の頃と同じだったこと、そしてすべり台の上の塔の形もその頃と同じで懐かしく当時を思い出しました。
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石畳に腰かけて遊ぶ仲良しさん。早速マットを敷いておままごとが始まっていました。
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フラフープにもチャレンジ?ににこ笑顔の年中児さん。「せんせい、こんなピンク色のおはながおちていたよ」とYちゃんSちゃん。今、ひみつの庭のミツバツツジが満開で、風が吹くとたくさん花びらが落ちてきています。ビオトープもピンク色のハナイカダ。
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お花で色水がつくれるかな? 一緒に集めだしたところ、お部屋にお入りの鐘の音が響きました。「またあしたあそぼうね」とレンガの柱の横にそっと集めておいたね。
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こちらはコンポストに夢中の男の子達。デンマーク製ダントーイ社のスコップで土の中の生き物を探しています。このスコップは柄とスコップが一体型で大変丈夫。私もとても気に入っていますが、輸入代理店に残り少ないと聞いて春休みにたくさん仕入れました。落ち葉をいっぱい集めておいたら黒い土になっているね。「葉っぱは土になるんだよ」とSくん。お家で飼っているクワガタにももうすぐエサをあげないと、とのこと。土深くにカブトムシやカナブンの赤ちゃんが眠っていることでしょう。
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園庭にあちこち舞い落ちているクスノキの落ち葉。色が本当に鮮やかです。一枚ずつ手に重ねていく男の子RくんとRくん。
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上には勢いが増したクスノキが空に向かって広がっています。
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さあ、みんなで集まってからお部屋に入りましょう~!年中児さん達。短い時間だったけど元気いっぱい遊びました。
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同じくミツバツツジの花びらを見つけたお花が大好きなRちゃん。さあ、小さいぐみさんも先生についてお部屋に入りましょう。
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園庭から石段を下りてちゅーりっぷぐみへ入る最後尾の年少児お二人さん。KくんがHちゃんをエスコート中。クラスでもお友だちへの優しい気遣いが見られます。
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今日は11時降園。元気に園に来てできる限りお外で遊んで帰ります。何度もすべり台を心ゆくまで滑った年少児さんも。また明日、元気に遊びましょうね。
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昨秋、何とか冬になる前にチューリップの球根を植えたので、今年は入園式にもいくつかのチューリップが咲いてくれました。ひみつの庭の奥には昨年度年中児さん達が植えたチューリップがたくさん咲いています!
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              明日もみんなを待っています。元気にまたお山をのぼってきて下さいね。
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本日は、園内通信「お知らせ3」「お知らせ4」「お知らせ5」(課外教室からのご案内)「お知らせ6」と連番でお出ししました。たくさんお読みいただき有難うございます。
内容は、
「お知らせ3」
◇ 「連絡カード」のご使用について
◇ 園児のための保険のご案内
◇ 送りグループ変更について
◇ 園児名簿関連
◇ 体操服・スモック・上靴パワーシューズ・レインコートについて
「お知らせ4」
◇ 保育袋・諸費用袋について
◇ 送り迎えについて
◇ 持ち物について
◇ お着替えについて
◇ お弁当について
「お知らせ5」(課外教室からのご案内資料)
◇ 保護者会ご案内
◇ ひねもす教室会員募集について(年長児)
◇ 絵画教室について
「お知らせ6」
◇ 幼稚園をお休みされた日の「お知らせ」のお届けについて

2016.04.10

4月9日(土) / 第67回北白川幼稚園入園式

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 第67回  北白川幼稚園入園式
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ウグイスの誇らしげな鳴き声が早朝からお山の中に響き渡ります。4月7日(木)の在園児始業式につづき、9日(土)は第67回北白川幼稚園入園式を行いました。

早3月後半よりつぼみが膨れ、開花をはじめたお山のソメイヨシノやシダレザクラ。幸いなことに急がずこの日を待っていてくれたお陰で、明るい花の色と春の陽射しのもと、美しい晴れ着に身を包んだ大勢のご家族が第三園舎に集われました。

入園式後は園庭に出てクラスごとに記念写真撮影をしました。お母さまの前に並んだお椅子にお友だちとすわり、眩しいほどの光が照っていましたが何枚もお写真を撮ることができました。

さあ、いよいよ月曜日から自分の力で歩いての送り迎えが始まります。幸いお天気も応援してくれそうです。優しい年中、年長児さんに手をつないでもらい一歩一歩を繰り返して上ってくるみんなを、お山の木々や鳥の声とともに首を長くして待っています。

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                      幼稚園の先生達です。どうぞよろしくお願い致します。
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園内通信「お知らせ2」(在園児4/7)をお出ししました。
内容は、
◇ クラス担任、送り迎えグループ担当紹介
◇ 送り迎え、降園時間等について
◇ 課外教室について
◇ 住所等変更届について

2016.03.21

3月19日(土) / 第66回北白川幼稚園卒園式~謝恩会

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 第66回  北白川幼稚園卒園式
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天気 ☔小雨のち晴れ☀

春の小雨降る朝、第66回北白川幼稚園卒園式を行いました。保護者の方々が見守られる中、全園児50名が立派に卒園証書を受け取りました。全員が証書を受け終えるまでの長い時間、お互いを思いやり、一人ひとりが最後まで仲間の姿を目で追い応援しながら式を守っていたように思います。ともに声を合わせて歌った懐かしい三曲の合唱は、第三園舎に大きく響き渡っていました。

振り返ればこの一年、沢や谷などひみつの森の活動を今までより多く取り入れ、室内の保育(音楽、絵画、製作、語り等)、運動あそび、自然の活動も含めあらゆる場面を子ども達と共に過ごした感慨深い一年でした。と同時に、人生の底辺である幼児期の土壌を少しでも広く、頑丈なものにするために必要なことは何か、また進学前に身につけておくべき大切なことは何かなどを意識しながら、日々子ども達を前にその成長を確かめ共に歩めたことは私達にとっても実り多く幸せなことでした。

成長過程での不安、チャレンジ、楽しさ、悔しさ、喜び、達成などの取組みが可能になるのは、準備、心身のケアーなど各ご家庭のご協力と連携があってこそですので、陰に日向に園の取組みにご理解、ご協力を下さいました保護者の皆様には改めて感謝申し上げます。

過日、年長児が行った大文字登山の日は小雪がちらつく寒い日でしたが、森の活動をベースに体も大きく逞しく育った元気な子ども達のパワーで、到着時11時には太陽が照り輝き青空がお目見えすることとなりました。結果、園庭から光を反射させ山頂の子ども達に園の場所を知らせることが可能になった一瞬がありました。子ども達のエネルギーがそのような変化を起こしたに違いない、と不思議ですが今もそう思いながら振り返ることがあります。秋の遠足の頃より本格的に取り入れたグループ活動も男女越えて仲間とのコミュニケーションを学ぶ上で大変有意義で、言葉を駆使し、協力しながら活動の展開を試みることができました。いつも前向きに何でもチャレンジできる、そしてお友だち思いの優しい子ども達です。

この北白川山の自然環境で駆け巡り毎日を過ごした子ども達が、この先真っ直ぐに前を向いて新たな道をワクワクしながら進んでくれることを心から願い、お山の上からいつも応援しています。

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~謝恩会招待状とプログラム~ / あしらわれている紙細工の小花は“クイリング”という技法だそうです👇
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式後の「お食事会」は恒例の第一園舎で行われ、手作りの門を通り拍手で皆さんがお出迎えの中を夢のような気持ちで入場して着席。目前にある園のビオトープや清沢の水辺を思わせる美術作品のような壁面飾りにまずびっくり。着席後は目の前の「お楽しみ会プログラム」を拝見、美味しそうな玄米弁当をいただき、あっという間の楽しい時を過ごしました。お隣のHちゃんママより、ネーム入りのほどよい大きさの手提げ袋はコーヒー染めであるとうかがいました。ほんのりコーヒーの香りがするようです。幼稚園スタンプのパッチワークと樹木がスタンプされたお手製袋です。お茶、お菓子もありピアノ演奏が流れる中、いつの間にかご馳走様となりました。

続く第三園舎での「お楽しみ会」では、ヴァイオリン、バスクラリネットなどお母様による本格的な楽器演奏のメロディーが流れ、ダンス、美しい合唱が盛り込まれたプログラムに感激し拍手喝采でした。つづく「おおきなかぶ」のパフォーマンスも見事に構成されたお話で、合唱あり、ダンスありの楽しいひと時でした。先ほどのお食事会での美味しいお弁当からストーリーが始まり、それがとても自然で粋な流れでつながっていました。その現実から続くストーリーに気持ちよく乗せられながらお話の世界に入っていくと・・・。まず登場したのはペープサートの太郎先生と私。私のポケットに入っていたかぶの種を植えることからお話がスタートし、先生、子ども達が次々に登場。ダンスをいくら頑張って踊っても抜けないかぶに対して、とうとう全員で園歌を合唱するとやっとかぶが抜けたという楽しいお話に感激、またまた大拍手でした。ペープサートはトレースをして描かれたらしくお手間入りのものです。しかし、私のポケットにはいつも子ども達がくれる何かしらの種が入っていることまでなぜお母様方がご存知なのか?不思議。びっくりポンです!不思議な手品の数々や絵画による俳句クイズなども盛りだくさんあり子供達も大喜びでした。

職員の劇、歌に続く園からの思い出のフォトシネマ上映を観ながら、思い出深い子ども達との一年間が走馬灯のように流れていました。フォトシネマは子ども達のお顔が中心の画像ですが、実際の活動としてはまだまだ盛りだくさんあるので、収まりきらない思い出の数々が脳裏に浮かんできます。
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最後には美しい花束を頂戴し、お二人のお母様より心温まる、またいつまでも園を応援し支えて下さる力強いお言葉の謝辞を頂戴しました。お一人のお母様Mママは三人目のお子さんがちょうどお腹におられ、出産を控えておられる最中をご挨拶下さり、当園を選んで下さった当初のお話からおうかがいすることができました。もうお一人のSママは三人目のお子さんのKちゃんが今回ご卒園で、上のお二人のKくんFちゃんの幼児期のお話、またじっくりと子の育ちを親として待つ難しさと大切さを、上のお二人のお子さんの頃を振り返りながら噛み締めるように伝えて下さいました。そのお話をお聞きしながらそれぞれのお子さんの幼稚園時代を思い出していますと、ごきょうだいでも皆さんタイプが異なるお子さん達でした。それぞれのお子さんを幼稚園にお預け下さりながら、お一人ずつの成長過程をどんな時にも明るい表情で信じて待たれる母の底力をお持ちと拝見しておりました。一家が暖をとられるための薪をご家族全員で山の中に調達されたり、子供達には土から野菜を育てる経験をさせておられたり、現代の何でも安易に揃ってしまうこのご時世に急がず慌てず子供の育ちに何が親としてできるのかを本当によく考え実践しておられることにこちらも学びとすることが多々ありました。改めましてこの度はたくさんのお言葉を頂戴しまして厚くお礼申し上げます。今年度の皆様との出会い、子供たちとの思い出を胸に、今後もよりよい幼稚園でありたいと思います。

言葉では尽くせませんが、皆様が心温まる謝恩会を開催して下さいましたことに心より感謝申し上げます。有り難うございました。
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紅白上用饅頭はいつも祇園 鍵善さんに幼稚園特製でお作りいただいています。中身は、白はこし餡、紅は白餡で包んだ粒餡の二重餡で子ども達の成長を願っています。

2016.02.25

2月25日(木) / 草木染め(2)[染色作業](年長児2/9記録)・園内通信

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左から、  [染める前の生地布(タオル)]   ⇒   [ビワの葉染め]   ⇒   [タマネギの皮染め]

💜自然植物の恵みにより綺麗な色に染まりました💜

急いで年長児園舎に戻り、予め子ども達が自分で準備しておいたコンロ、お鍋を前に、グループ5つに分かれての共同作業が始まりました。
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大鍋にいっぱいのビワの葉が必要です。ひみつの庭で収穫した青々としたビワの葉を一人ずつ自分のハサミで縦に半分、そして横に細かくカットしていきます。ハサミを使うのはとても上手な子ども達。チョキチョキチョキ、とよい音が響きます。
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これでいいのかな?と考えながら慎重にハサミを入れます。紙を切るのはいつものことですが自然の葉をハサミでカットするのは珍しいかも知れません。葉脈がはっきり見える大きなビワの葉です。
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手早く作業が進んでいきます。                     丁寧にチョキチョキチョキ。
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雨上がりだったので土が葉についたところを丁寧に布でふき取っています。
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だいぶお鍋にたまってきたね。                     黙々と作業中の月Bぐみの子ども達。根気のいる作業です。
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静かに集中して作業する様子です。                   こちらは後で戻ってきた月Aぐみクラスです。
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着々と作業が進んでいます。                      大きな葉っぱは縦半分に切ってからハサミを入れていきます。
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だいぶたまってきたでしょ。お鍋の上まで頑張るよ。           お鍋の前で細かくチョキチョキ。
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僕たちのハサミもよく切れます。葉を切るのは柔らかくて紙を切るのとは違う感触です。
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チョキチョキチョキとリズミカルにハサミが動きます。実は子ども達は発表会の劇のセリフを練習しながら葉をカットしているのです。すでにしっかりと頭に入っているセルフがお口からこぼれ落ちてくるようです。
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静かな空気が流れ、集中して取り組む様子がうかがえます。        だいぶ増えてきたね。
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さあ、もう少しだ、がんばろう!                    子ども達への補充分としてスピードアップでカット。
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劇のセリフ練習も佳境に入っています。と同時に手作業も滑るように進んでいます。
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さあ、そろそろかな。                         お鍋にたっぷりカットしたビワの葉。
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ボウルにお水を入れてきてお鍋にザーッと入れます。お家でもお手伝いしているのでしょうね、なかなか手慣れたものです。
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こちらのグループはお鍋に直接水を入れて運んできました。自分達で考えた方法でやりましょう。次に点火します。火から少し離れてね。
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たっぷりのタマネギの皮なのでお鍋の蓋が浮いています。             協力して重いお鍋を運びます。
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テーブルの汚れたところを台拭きでゴシゴシと。             ほら、ほかほか^^。手が温かいよ。
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ボウルの水をお鍋に流し込みます。                   発表会の劇の場面ごとに分かれてのグループ作業なので練習にも熱が入ります。
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さて、こちらはタマネギの皮染めのお鍋です。タマネギの皮の量から一つのお鍋でチャレンジです。ゴム手袋を二重にして沸騰したタマネギの皮を絞ります。さすがに少し熱いです。
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何だかこちらは温泉街のようですね。実は月ぐみ園舎の中は本当の温泉街のように白い湯気がホクホクと上がっているのです。
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温泉みたいだね、温かいよ。                      私はこんな感じ。一人一枚ずつのマイタオルを用意してスタンバイしています。
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あらあら、こちらも頭にタオルをのせて楽しそうです。          タマネギの皮しぼりを真剣に見つめる子ども達。色がジワッと滲み出てきます。
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タマネギ染めのお鍋に白いタオルを入れるとこんな色に・・。        きれいな色ね。どうしてこんな色がタオルにつくのかなあ?
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また追加でタオルをいれます。                     一つのお鍋に五枚ほど入ります。
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さあ、ビワの葉のお鍋が煮えてきましたよ。               まだかな、まだかな・・・
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お鍋にタマネギの皮と水を入れて沸騰したら弱火にしてあと10分。その後タマネギの皮はとりのぞきます。
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僕たち、劇のセリフのお稽古終わったよ!
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ビワの葉を入れて蓋をして沸騰したら弱火にして20分ほどぐつぐつ煮ます。そして火を止めて葉をとりのぞきます。熱湯なので安全のため、ザルで液を移し替えせずに手で絞ります。
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ビワの葉が取り除けたら自分のタオルをお鍋にそっと入れてみましょう。
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ビワの葉液は最初は色は薄めです。一度液が冷え、再度火を入れるたびに色が濃くなりきれいなコーラルカラーの色合いが深くなっていきます。
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では絞っていくからそっと見ていてね。                 こちらはどんな感じかな?
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白い湯気が上がります。                        そしてマイタオルを入れます。フワッ。
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お箸を使って色の付き具合を確かめています。              煮て絞ったビワの葉です。後で冷めたらみんなでコンポストに入れにいきましょう。
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お弁当の間もクラスの端に寄せてホクホクと立ち上る湯気を眺めながらお弁当を食べました。
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ほんのり微かな色がついています。                   自然の恵みから色染めをする経験をいただきました。感謝です。
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お鍋アップ。淡いとても優しい色合いです。
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タマネギ染めはこの時点できれいなマスタードイエローに。タマネギ染めはミョウバン液で色留めをしますがビワの葉染めは色留めの作業なしで染まります。タマネギ染めの布は年長の劇の中で使います。
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だんだん時間が経つごとに深い色合いになるビワの葉染め。
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残ったビワの葉は「かさじぞう」さんの足元に使用したり、菅笠に張り付けられます。
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三日後に一人ずつが手絞りで石段の手すりにタオル干し。なかなか壮観な眺めです!
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2月の陽を浴びてビワの葉染めの出来上がり。一人ずつ色合いや濃さが違うのも自然の染料ならではのこと。火を入れる作業を繰り返し、液に浸す時間が長くなると更に濃く染まっていきます。今後も木の実やドングリなど、自然物で染色を楽しめたらと思います。

                                * * *

現在、京都国立近代美術館に於いて、染色作家で人間国宝の志村ふくみさんの展覧会「母衣への回帰」が催されています。草木からの自然染料で染められた糸によって織り上げられた作品の数々が鑑賞できますが、なかなか素晴らしいものでした。今回子ども達とともに草木染めを試みられたことを振り返りながら、読みかけたまま本棚に置いていた随筆「語りかける花」(志村ふくみ著)を開いているところです。
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本日は、園内通信「お知らせ85」をお出ししました。
内容は、
◇ つき組”卒園記念大文字登山”について

2016.02.23

2月23日(火) / 草木染め(1)[葉の収穫](年長児2/9記録)・園内通信

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三学期の発表会がもう間近です。今日も年中児クラス、年少児クラスのリハーサル練習にまいりました。お休みのお子さんが復帰されることをみんなで待ちながら、年中リズムバンドも年少お遊戯もクラス一体となり、一日一日お母様に見に来ていただける日を励みに元気一杯過ごしています。明日は年長児の学年リハーサルです。

                                  * * *

🍂草木染め(1)[葉の収穫](年長児2/9記録)
12月に白い花を咲かせたビワの木が今は小さな実をつけているところです。園内には数本のビワの木がありますが、実のほとんどは元気な鳥のご馳走になっています。

ひみつの庭の奥(竹藪)を眺めている時、そうした種が落ち、実生が大きく伸びてビワの木が何本も生えていることに気づきました。いずれ竹藪の整理のために樹木の刈り込みをすることを考えると、葉を利用して染色(草木染め)などができたら!と、かねがね考えておりました。昨秋には、子ども達が森で見つけた木の実をつぶして色水を作ってみたり、子ども達とひみつの庭のヤブランの実をすり鉢でつぶして小さなハンカチを染めてみたことなどをきっかけに、今月に入り年長全員で草木染めに挑戦することにしました。また、身近なタマネギの皮でも色染めができることがわかり、そちらはご家庭からお持たせいただきました。
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はじめにビワの葉と実の実物を紹介しながら、みんなも知っている夏に食べるビワの実は勿論、ビワの葉はとても体によいお茶にできる上、葉の表を肌にあてて温湿布、入浴剤、お肌のための化粧水やお酒にまで利用できる万能選手の葉っぱであることや、そのビワの葉を使っての色染めの方法をクラスで説明しました。同時にタマネギの皮も使ってタオルを染めてみましょう。
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ひみつの庭へダッシュする子ども達。さっきまで降っていた雨が上がりとてもラッキー。庭の奥ではすでに庭師さんが朝早くから雨の中、ビワの枝をたくさん剪定して下さっています。
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大きな枝は子ども達の背の高さほどあります。カットしたビワの葉が海のように広がっています。
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枝ごと持ち上げたり、葉に触ったり、香りを確かめながら作業します。
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枝から葉のみを取ります。                        とても大きな葉っぱです。
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一枚ずつ破れないように丁寧に取っていきます。            月Bぐみさん、大分取れたかな?
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まだまだ頑張って取るよー!                       こちらにも背が高いビワの木が見えます。
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ビッグサイズのビワの葉です。                      こんなにたくさん、私も嬉しくなります。
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これはビワの実がついているよ。                     これだけも集められたよ。
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まだまだ張り切って集めます。                      たくさん取れたわ。  
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一枚、二枚、三枚・・・。                          ほら、こんなに取れたよ。
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長い大きな枝を軽々と運びます。
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築山の上に持って行って作業をすることになったようです。枝を運んでは葉を取る作業が続きます。
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袋にたくさん集まったかな!                        こちらのチームも黙々と作業が続けられます。
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葉にスジが入っているね。                        chinami先生と一緒に。
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庭師の片石さんが藪の中に高い梯子をかけて刈り込んで下さっています。   ありがとうー!と子ども達。
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時間差で月Aぐみさんがひみつの庭にやってきました。        片石さんからお話を聞く子ども達。
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たくさんの枝の山に驚き! 早速作業に取りかかりましょう。
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一つずつ丁寧に葉を取っています。                   ほら、こんなの!
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ビワの葉いっぱい!私、がんばるよ!                  この日は担任二人、太郎先生、りょうま先生、私、そして山の学校からけんてつ先生、あや先生も応援にきてもらいました。
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ほら、たくさん収穫できましたよ!                   まだまだあるから頑張っって取ろう。
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この袋にも入れて行こうね。                      先生が持っててあげるから、とtomomi先生。

これから急いで園舎に戻り、クラスで予め用意していたコンロ10台、お鍋10個でもって作業に入ります。続きは後日・・・。
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本日は、園内通信「お知らせ84」をお出ししました。
内容は、
◇ 園児関連について
◇ 園児の健康について

2016.02.12

2月12日(金) / 🐟🐟メダカを描いたよ🐟絵画(年少クラス)・幼稚園おめでとう!・園内通信

🐟🐟 🐟🐟
ビオトープにはゲンゴロウブナ、タナゴ、メダカ、ヨシノボリ、ドジョウ、ミナミヌマエビ、アブラハヤなど淡水魚が棲んでいます。その一つであるメダカの種類は黒メダカですが、メダカは繁殖しやすいので夏にはたくさん泳ぐ姿が見られます。ところが最近のこと、「サギのような鳥がビオトープの中に入っていましたよ。前はカラスもバタバタと音をさせて何やらしていましたし」とご近所の方が教えて下さることがあります。すぐ近くにはカラスの巣もあります。そう言えば、金閣寺の池に棲んでいる天然記念物の鯉を丸飲みにしてしまうサギの姿を先日テレビで見たところでもあります。
~もしや、鴨川から飛んできたサギなどの鳥が山に寝に帰る途中、ビオトープをレストランにしているのではないかしら?~と、心配になったりもします。大き目のゲンゴロウブナやタナゴの姿はまったくありません。

冬間、魚類は石の間や落ち葉などの堆積物の中で冬越しをしていて、水面に姿を見せることはあまりありません。ところが、冬の陽を浴びてメダカが水の中を泳いでいる姿をようやく本日のお昼前、年少クラスの女の子と見つけることができました。よかったね~と一緒に喜びながら、その子も昨夏のビオトープでたくさんのお魚が泳いでいたことを思い出し話をしてくれました。

二学期末に、ビオトープの新たな仲間として調達したとても小さなクロメダカでしたが、数匹ずつに分けて各クラスで育ててみることになりました。三学期に入り、お当番さんが毎日のお役目の一つとしてのエサやりをしてみんなで育てているところです。少しずつ大きくなってきたことを子ども達自身が気づく中、先日メダカの絵を描きました。それぞれの個性豊かなメダカと水の中の世界がやわらかな色合いで表現されています(展示壁面が高く掲載は一部です)。
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ここからは、各クラスが画用紙にクレパスを使って描いた一日目の様子です。次の日には絵の具を使って水の色を描きました。
真剣な眼差しとともに楽しく取り組む姿がありました。
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「幼稚園おめでとう!」
今日の朝、年長児Rくんがお山に到着するなりおカバンのチャックを開けて渡してくれました。
「このお手紙から先によんでね。次にこの紙を開けて!」
と言いながらクラスへと走っていきました。園長室に戻り太郎先生と園章のマークがエンピツで書かれた封を開けると・・・!
メッセージカードが3枚ありました。
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一枚目
「きたしらかわようちえんへ おたんじょうびおめでとうございます。その2へつづく」
二枚目
「おいわいにあんまりよくないものですが、よろこんでくれると」
三枚目
「うれしいです」 〇〇〇より

とのメッセージでした。そっと紙を広げてみると、目に飛び込んできたのは緑色の鮮やかなお山でした。空の中に赤い屋根の園舎が描かれています。何て素敵でしょう。有難う。

昨日は幼稚園の第66回目のお誕生日(創立記念日)でした。過去の園長日記に創立記念日について書いた文がありましたのでご紹介させていただきます。創立記念日
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本日は、園内通信「お知らせ82」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」の撮影、製作について
◇ 今月末お帳面お預かりについて
◇ 途中入園のお友だちのご紹介
◇ 園児の健康について

2016.02.01

2月1日(月) / 『 はい。どうぞ ♡ 』・冬の自然・園内通信

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  ✿ 嬉しいお花のプレゼント ✿
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立春を前に暦の上では春の訪れを感じる2月になりました。

三学期に入り、年長クラスの教室に子ども達用のお道具棚を新たに導入しました。両クラスとも棚の中には製作時には欠かせない、のり、セロテープ、はさみ、ガムテープ、ダンボール紙、色画用紙各色、折り紙などが入っていて、子ども達が自由に出し入れできます。勿論お片付けも必要です。またペットボトルや発泡スチロール、ガラスなどにも色濃く描けるクレヨン(シェアパック)も調達しました。“ものづくり”は、音楽、絵画などとともに幼稚園「表現」領域分野の一つとして、豊かな感性、創造性とともに、感じたこと、考えたことを楽しんで表現する力として大切です。

先日の大雪の中を思いっきり遊んだあと、雪と戯れて過ごしたことを感動とともに絵に描きました。「この一年のお絵描きの中できょうは一番楽しかったよ~」と笑顔で伝えてくれる子もいて、それぞれ自分で選んだ色画用紙には雪の日の思い出の場面を描き、紙面に雪の結晶を切り紙で作って貼る子もいました。自由な発想がとても素敵です。

引き続き自由あそびの“ものづくり”コーナーが大変賑わっている最中で、四角い箱にお弁当のおかずの中身を一つずつ作って完成したり、毛糸で指編みをしてマフラーを作ったり、仲間と協力してお店(カフェ)がお目見えすることもあります。また発表会で行う劇のセリフ練習をするとともに、舞台で使用する小道具、大道具づくりも子ども達の手とアイデアで始まりつつあります。近々、舞台で使用する薪を森へ調達しに行ったり、「頬かむり」や「首巻き」など、お山の自然の中にある草木を利用して生地を染めてみようと年長クラス担任と検討しているところです(草木染め)。今後の自由あそびの展開については、子どもなりに様々な表現活動を楽しむことができるよう、意欲を高めながらいろいろな方法を体験し、身につけていきたいと考えています。
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そんなある時、朝によく一緒にお話をする女の子Hちゃんが園長室玄関に来てくれました。手にはきれいな色の折り紙で作った花束(バラ?アネモネ?)があり、横にはEくんも一緒でした。「まあ、なんて素敵!」プレゼントなのだそうです。光栄のあまり喜びとともにお写真を撮らせてもらった次第です。ちょうど園長室の花瓶に生けていたミニバラとともに、飾っています。有難う!
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「冬の自然」
さて、こちらは何でしょう?
先日来、実習生が園内に来られていましたが、朝のすがすがしい空気の中をお話しながら登園を迎える準備をしていると、いろいろな自然のものに出会うことができます。春を待つ樹木の芽が膨らんでいたり、イロハモミジのプロペラ種がたくさん落ちていたり・・。今は野鳥が大変多く賑やかで、たくさんの鳴き声があちこちから聞こえてきます。
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こちらは先日いくつも落ちていたテイカカヅラの種子(左上)と野鳥のイカル(右上)が息絶えていたところを見つけたものです。テイカカヅラの種子は大きな長い果実が秋にできていたのでそこから弾けて出てきたものと思われます。
参考サイト

イカルはお山の中ではよく鳴いている野鳥ですが、こんなに近くで見ることはまずありません。可哀想なことにどこかにぶつかってしまったのかも知れません。
イカルの鳴き声。お山のふもとのセンダンの大木から、白くて面白い形をした実がたくさん落ちてきていますが、朝の登園途中にその実を大事そうに手にし上ってくる子が必ずいます。園長室の図鑑「あきふゆのとり」をみてメジロやヒヨドリなどを見つけ鳴き方を真似、鳥を追う姿もあります。そのうちウグイスもやってくるでしょう。子ども達に負けないくらい、今、野鳥がとても元気な季節です。
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本日は、園内通信「お知らせ81」をお出ししました。
内容は、
◇ 写真持ち帰りについて
◇ 小学校入学説明会及び半日入学について(追加)
◇ 子ども達の健康について
◇ 実習生について

2016.01.20

1月20日(水) / 黐の木(モチノキ)・初雪の日!

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                    <モチノキ>  モチノキ科   原産地 日本,中国
                               学名 Ilex integra

春に木がレースを被ったように真っ白な花を咲かせるモチノキ。今朝は冬の真っ赤な果実に雪がたくさん積もりました。モチノキの名前の由来は、モチノキの樹皮から鳥を捕まえる鳥餅を作ったことから名付けられたそうです。

小さな頃、冬に米粒ほどの小さな黒い実を集めて遊んでいた記憶がありますが、それは「ネズミモチの実」だと父に教わって以来、木が春に花を咲かせた後、秋冬になるといろんな色や形の実をつけることに気づきました。そう言えば、ネズミモチは春に白くてとてもよい香りの花(幼い頃の感覚)をつけるので大好きでした。「ネズミの糞のような黒い実をつけ、モチノキに似た葉を持つネズミモチの木」と今ではわかりますが、幼い頃は、ネズミにも、お餅にも似ていないのになぜ「ねずみ?もち?」という名前がついているのかが不思議でした。

お陰で、名前にモチがついているネズミモチ(モクセイ科)、クロガネモチ(モチノキ科)、カナメモチ(バラ科/ひみつの庭に植栽)、そしてひみつの庭ゲート前にあるこちらのモチノキ(モチノキ科)などが身近に感じられるようになりました。
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今年初めての一面雪の朝となりました。各グループがいつもよりゆっくりめにお山に到着してからは、暫く雪あそびの時間が流れました。その後、いったん各クラスに入りましたが再び、年少、年中児は園庭に出て雪と戯れる楽しい時を過ごしました。また年長児はひみつの森へ足を延ばし、途中で見つけた長い雪の斜面を何度も滑ったり、ころころ転げ下りたりして思いっきり楽しみました。私も同行し、雪投げ、雪だるまづくり、木の幹を思いっきりゆらしての雪散らし(これが楽しい^^!)、一面真っ新な雪の上に大の字になって寝転び空を見上げる・・・など、白い森に子ども達の歓声が響き渡る日となりました。森の帰り道、男の子達が雪の玉を転がしながら進んでいくと、とうとう落ち葉が巻きついた白くて巨大なボールになってしまいました(下に写真あり)。押してもびくとも動かないほどの重さでしたが、数名で力を合わせてゆっくり押しながら、やっとひみつの庭前まで辿り着くことができました。
以下に本日撮影した写真を掲載します。
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2016.01.11

1月11日(月) / 3学期スタート・園内通信(1/8)

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      『 お重と干し柿* 』
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あけましておめでとうございます。

暖かな新年の幕開けとなりましたが、皆さまにはお変わりなく佳いお年をお迎えのことと存じ上げます。本年が皆さまにとりまして幸多き一年でありますよう心よりお祈り申し上げます。

週末金曜日朝9時前。山の中腹からお山を上がってくる子ども達の声が聞こえてきました。

到着したグループごとに、「あけましておめでとうございます。ほんねんもよろしくおねがいします」と幼稚園門のところで元気にご挨拶。その後各クラスに向かいました。

毎年3学期は大急ぎの日々が過ぎていきます。今学期も子ども達とともに一日ずつを大切に、着実に、進んでまいりたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

干し柿*
毎年お家になる柿で沢山つくられるお手製の干し柿。新年の年取りの際も、有難く美味しく頂戴致しました。感謝。

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園内通信をお出ししました(1/8)。
内容は、
「お知らせ75」
◇ ご挨拶と諸連絡
◇ 保育料の取扱いについて
「お知らせ76」
◇ 第4回ふれあいサタデーのご案内
「お知らせ77」
◇ 保護者会について
◇ 就園奨励費お渡しについて

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