2014.11.18

11月18日(火) / 秋の深まり・ひみつの庭の“ママの日”だより

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  〔まつぼっくりのフィギーノと紅葉〕
季節を24に分けて表す美しいことば「24節気」が日本にはあり、今週末22日(土)にはその一つ「小雪(しょうせつ)」を迎えます。わずかながら雪がちらつき、いよいよ季節は秋から冬へと移り変わります。でも今しばらく、色鮮やかな紅葉を心から満喫したい気持ちでいっぱいです。
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今朝、西の空に大きな虹がかかっていました。子ども達は知っていたかな。8時45分、そろそろ子ども達の声が聞こえてくる頃。東山大文字もだいぶ色づいてきました。
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園庭下の固定鉄棒や雲梯のエリア。枝の先の葉が赤く紅葉しています。すべて葉が赤くなるのは今週から来週にかけてでしょうか。
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子ども達の足元の安全とお掃除の両面で、遊具やコンクリート敲きの上の砂などを実習生にも掃いていただいています。子ども達の声がだんだんお山の上まで昇ってきました。
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「おはようございまーす!」と明るい笑顔と元気な声。体は随分あたたまっているようです。各グループが毎に到着しこちらは第6グループさん。色づいたモミジやイチョウの木の下をそれぞれのクラスへと向かっていきます。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(本日)
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10時半。早速、ひみつの庭の奥のエリアを手入れして下さるママたち。周りの大木から風が吹くと枝葉がたくさん落ちてくるここは、普段あまり手入れが届かない場所でした。実は大木から落ちてきたドングリの実生がたくさん生えていて、このままだとドングリの木だらけになるので一本ずつ手でのぞいていきます。
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未就園児Hちゃん。今日もお手伝い有難う!落ち葉と枝に分けて、葉はコンポストへ。Hちゃんはドングリを一つずつ手で拾っています。
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あちこちに実生やササの芽が出ているので、一つずつ下を向いて細かな作業をして下さっています。
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ツゲの植え込みトピアリーの足元の落ち葉を取り除いて整理されています。スノードロップの株がそっと眠っているトピアリーの足元です。今年の冬も12月か1月頃に白く可憐な花をうつむきに咲かせてくれるでしょう。楽しみです! Hちゃんは真ん中のサークルチェアの下に何を見つけたのかな?
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一輪車(通称ねこ)に山盛りの落ち葉。コンポストへ向かいまーす。柵を移動させ、普段手入れがなかなかできない場所を熊手で集めて下さいます。
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春にはまた花を咲かせてくれるシャクナゲ“太陽”。芝生が株元までオーバーしていることを写真を見て気づきました。次は手入れをしてあげなくては・・・。クスノキやサクラの落ち葉など、きりのないほど落ちてきています。ママでなくては気づかない足元エリアに手が施されとても有難いです。
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こちらはひみつの庭の外、ライラックの植え込みエリア。「株の大きさはいろいろありますが、この1本は何だかグラグラしていて心配ですよ」と気づかれたママ。本当はライラックのまわりに土留めのレンガや石などを配置したかったのですが、とりあえず比較的丈夫なフッキソウを周りに植えたのでした。ただこのフッキソウが思いのほか強く、根を横へと伸ばしていたため、本来のライラックの根がしっかりと土の中に張れず、ひげ根が土の上に出ている状態でした。他の株との違いに気づかれたママの千里眼には驚きました。不要なフッキソウの地下茎を抜き、コンポスト堆肥とバーク堆肥をブレンドして柔らかくなった株元にたっぷりと積んで下さいました。ひげ根の上に暖かなお布団がかけられたようでライラックがきっと喜んでいるでしょう。
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最終的にはコンポスト堆肥とバーク堆肥を半々にして下さいました。しっかりと根が土をとらえ、木が安定して大きくなれるようにと願います。
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こちらは太郎先生。「ブルーベリーの苗は枝を横に張って大きくなりますから、もう少し樹間を空けた方がいいのですが」とご家族がブルーベリー農園をされているママからのアドバイス。今日は一つをもう少し手前に植えかえることにしました。と言っても十分余裕のあるスペースとは言い難いのですが、何とか気持ち少しでも距離を取って。ブルーベリーが好きな土ピートモスとトマトを植えたときに残った土をブレンドしました。本当は鹿沼土などを混ぜるとよいのかも知れませんが・・。
残りのブリーベリーの木1本は、無理をしてせまいエリアに植えずに、大きめの鉢を用意してたっぷりと植えてあげようと思います。
調べると、ブルーベリーは果樹の中では比較的栽培しやすい方で、鉢植えやベランダ栽培でも楽しめるようです。消毒しないで食べられる果実はブルーベリーとキウイくらいだそうです。
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生長したときに十分な根が張れるように約40㎝の幅、深さに掘りました。そう言えば、バラの苗も地植えはこのくらいの深さが必要です。そして土を投入。
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苗とともにいただいたピートモスもすべて投入しています。そして移植したブルーベリーの苗をそっと一番よい位置を探して植え込みます。
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株元の土をしっかりしめて苗を安定させます。まるく水鉢をつくりあとで水をたっぷりとあげましょう。
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一輪車は大活躍します。前回は大量のガラや石を載せたらタイヤがへこんで可哀想なほど動きにくい様子でした。またパンクしたかと心配でしたが荷物を少し軽くしてあげるとタイヤも大丈夫でした。
またこちらは、いつも手入れがまったくできないエリア、オオデマリの木の下周辺。随分葉が溜まっていたことでしょう。ママたちは気づかれるポイント!があり流石です。
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ササとカシの実生に分けて下さった細やかなママのお仕事。ガラスなどの処分品も見つけて分けて下さいました。右写真は真上のナナミの大木から昨年落ちてきた大量の赤い木の実。まるで麦茶の実のようです。こちらもコンポストに投入して堆肥にします。
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すっかりママたちに整備された奥のエリア。ここでも子ども達が何か活動ができそうなスペースがあります。右写真は先週、ママ達にお手伝いいただいて年中児が植えたヨモギの畑。乾いたら水をたっぷりとあげています。
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ハーブエリアからカットしてきたレモンバームとパイナップルミント。そしてここ数年、マヌカハニーをよく皆さま(お子さま用にも)におすすめしています。ニュージーランドに自生するマヌカ(ティーツリー)の花から集められた蜂蜜は独特の効能を持っています。栄養価が高いだけでなく天然の抗生物質としての効果もあり、のどの粘膜が炎症しやすいこれからの時期には大変有効です。一度試してみられてはいかがでしょう。1才以上の子どもから大人まで使い勝手はさまざまです。口内炎、咳にも効果的で寝る前にのど飴のようにして舐めておくと翌朝は炎症が治まって楽になります。虫歯にもならない上、抗菌作用があるため傷薬としても使用できる万能ハニー。私は朝食に熱い紅茶に干し生姜を入れ、マヌカハニーをスプーン一杯入れてミルクを加えています。[Ikuko Diary過去ブログより]
参考サイトaboutマヌカハニー
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レモンバームとパイナップルミントの生葉。
[ミントティーの効能] 殺菌作用、神経不安、花粉症、食欲不振、便秘、つわり改善など。何よりミントティーは胃の具合が悪いときの胃薬として有効です。数回使用するとだいぶ改善します。
[レモンバームティーの効能] 高血圧、神経性の消化不良、頭痛、ストレス、脳の活性化、若返り。別名メリッサ(ギリシャ語でミツバチの意味)、ヨーロッパでは長寿のハーブとして愛飲されています。
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「いっこ先生、これが前に仰っていたシリブカガシですか?」と突然ポケットから出てきたドングリの一種。きれいに光っていますので、そうです!と言いたいとこでしたが。両手の平でこすればピカピカに光るドングリはシリブカガシ。おしりが深くくれているのが特徴で残念ながら園内にはありません。いつか是非植樹したいと思っています。植物園正門入って右手にある大木から今頃たくさんのシリブカガシのドングリが落ちてきているでしょう。子ども達も大好きになる光るドングリです。
さて、ひと枝ずつどうぞ!葉をちぎってどんどん耐熱カップに入れていきます。
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たっぷり入れて上から熱湯を注ぐと、暫くできれいな薄いグリーンのミントレモンバームティーの出来上がり。そのままでも美味しく、また蜂蜜を入れても美味しくいただけます。今の時季は私は勿論いつもマヌカハニーを入れます。また、ショウガを入れても体が温まるのでおすすめです。
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「ハーブティーは一種類ではなくミックスすると効能が高まるそうですね」とママたち。生葉があるときにはホットティーとしても(夏場は冷たく冷やして)、またどちらの葉もサラダに入れても美味しく多用途に使えます。週末22日に催される植物園、子どもの楽園、京大11月祭の楽しみ方について、お料理のお話、今が旬のお野菜(赤かぶ、白かぶ、バターナッツ、ビーツ)でつくるシチューやスープのお話。珍しいイネ科マコモダケ(真菰筍)のお話などが出て、お腹が空いてしまいそうな楽しい話題満載のひと時でした。
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皆さま、お疲れさまでした。お昼間は気温も上がりそれほど寒さは感じません。子ども達も園庭、第5通園路で紅葉の落ち葉拾い、ひみつの森の広場までおでかけ、など、ママたちも行き交う子ども達とお話をしながらお山の上は秋の賑わいのムードが漂いました。
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午後2時。カプラ教室に残る子ども達以外をすべて見送ったあと。紅葉の色をパチリ撮影。
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部分的には真っ赤に紅葉している様子。日に日に秋の深まりを見せる園内です。明日、子ども達は半日外あそびの日。晩秋の色につつまれて心ゆくまで楽しむ予定です。

2014.11.11

11月11日(火) / ほら、みて!・ひみつの庭の“ママの日”だより

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  <テーブルの素敵なお飾り>
こちらは年長児Kくん、Aちゃん、Yくん。過日、フリー参観の自由あそびの時に集っていた三人が、楽しそうにお話しながらつくっていたものです。カシのドングリがビワの葉のお皿の上に、まわりにはメタセコイヤの松ぼっくりのあしらい。とても素敵です。
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こうして、こうして、と三人で納得のいくデザインになるように並べているのがとても微笑ましくて思わずパチリ。上を見上げるとビワの木、カシの大木、メタセコイヤの高木が子ども達を包むようにそびえています。夏に実がなるビワの木はいまにも白い花が咲きそうです。園庭からお片付けの鐘の音が響きました。「つづきはあした。またここであそぼうね」と仲良し三人のお約束。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(本日)
今日も晴天に恵まれ“ママの日”が実施できました。今日はヨモギを植える予定ですが・・・
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昨日、ヨモギの苗60株分と土9袋が届きました。幼稚園に向かって石段をのぼる道中にもヨモギが見られますが、岩倉などの路傍に元気よく自生しているヨモギを見て以来、春になると美しい新芽が顔を出すヨモギがもっとたくさんあるといいなと考えていました。
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最近は、香川県でつくられ土の内容成分もすべて表示された“金の土”という培養土を調達しています。さらりとしていて栄養分を多く含み、水はけもよさそうな土です。
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こちらは昨日の午前中の短い時間を捻出し、太郎先生、りょうま先生と私の三人でヨモギを植える予定の場所を予め開墾(^^;)している様子です。土質はよいのですがお庭の隅でもあり、シャベルも入りにくいほど固いため、耕してほぐさなくては苗を植えられないほどです。こういう時は本当に男性の力が有難いです。中から大きなガラがたくさん出てくるので私は一輪車にガラを積込む役割を。
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さて、日が変わってこちらは本日午前中。年中クラスがお買い物ごっこの看板づくりをしていました。手でペタペタとカラフルな手形がついて、さていったい何のお店を出すのでしょう!秋の陽射しがポカポカと温かい午前でした。
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10時半。早速来て下さったお母さま方が畑づくりの続きをお手伝い下さいます。ここは元は何だったのかしら?と思うほど石やガラが出てきます。素敵なガーデニンググローブなのに申し訳ないような・・
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小さなお友だち、弟妹さんのTくんもお母さまとご一緒に来てくださいました。お母さまの側だから安心です。
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Tママもシャベルを手にサクサクと土をほぐして下さいます。
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竹の根や木の根、石ころなどをできるだけ取りのぞきながら柔らかな土壌になるように。本日はなかなか力と忍耐力が要る作業になってしまいました。
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すべて手作業なのでまるで土が蘇るように感じます。Tくんも一緒に有難う!幅9センチ長さ9mあるウェーブエッジを土中の仕切りに埋め込んでいます。
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ゆっくり作業は続きます。二箇所に分けてウェーブエッジを埋め終え、気持ちばかり肥料をパラパラと入れます。
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そこへ、笑顔の卒園児Mママがお庭を訪れて下さいました!ゆっくりお話をする間もなく申し訳ありません。1個ずつプラスチックで保護されたヨモギ苗。今は茎のみで、冬を越えて来春は黄緑色の新芽が見られることを楽しみに。
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Mママのご兄弟は滋賀県米原でブルーベリー農園[吾一農園]をされていて、大粒のブルーベリーの実がなる季節にはファミリーで手摘み体験が楽しめます。“先週のママの日”に植えたブルーベリーの木の手入れ、育て方などについてお話を聞きながらの作業が続きました。
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Oママ親子で何をお話しておられるのでしょう。Tママもいつも有難うございます。箱から苗を取り出して、一つずつてみに入れていきましょう。
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準備が整った土の上に、ヨモギ苗を植える予定の場所に一つずつ仮置きしていきます。
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約15㎝間隔でポットごと置いていきます。ビニールポットの中には約一本ずつのぞいている茎を守るように穴の空いたスポンジが載せてあります。
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ひみつの庭の北側エリアですが、比較的陽の当たる場所に約60個の苗が並べられました。
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スコップ10個ほどと整然と並んだヨモギ苗。さあ、準備OK!何とか間に合いました!そこへ・・・
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まず年中ゆきぐみさんがnoriko先生とグループ順にやってきました。そう、今日はママの日と年中の子ども達の活動のコラボ企画!一人一つずつの苗をママたちが整備して下さった土に植えていきます。緑の葉は生えていないけれど、予め担任の先生からお話を聞いていた子ども達はこれがヨモギの赤ちゃん苗だと見てわかりました。ポットから逆さにして取り出して、土に穴を開けた場所に置いたらそっと土をかけてあげましょう。
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上手く植えてあげられたかな。子ども達が植えたあと、次のグループが植えやすいようにと心配りの作業中のママたち。
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さあ次は女の子グループがやってきました。
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前のグループが植えた場所にはスポンジのカバーを置きましたが、奥の方に植えるのは少し難しいかも知れません。ビニールポットから苗を出すと、底には根がいっぱいぐるぐる巻きに生えていましたね。観察中のRちゃん。
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Mちゃんはこれね。ここへ植えましょう。ママにもお手伝いいただきながら大事に植えていく子どもたち。
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自分のヨモギがわかったかな。覚えておいてね。ではこれから植えていきましょう。
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「これはなにかな?」「そうヨモギのくき。春になったら緑のはっぱが大きくなります」「手で穴を開けたところにこうして植えてあげますよ」 みんなとても上手に植えられたね。来年を楽しみに時々お水をあげたり観察していきましょう。
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終了後のひと時。本日も皆さま大変有難うございました。お陰様でひみつの庭にまた一つ小さな畑ができ、早速園庭での活動を終えた年中児さんが植物を植える体験をすることができました。
園児のお弁当用のお茶を沸かした残り時間でささやかに淹れたアップルティー。本当は温かいティーポットで何か淹れてさしあげたいのですが・・・。
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小学生のご兄弟お二人のMママ。子育てのお話やご兄弟だけの初めてのお出かけ体験のお話など、先輩ママのお話は興味深くとても参考になりますね。振り返ると私は仕事をしながら本当に慌ただしく子育てをしてまいりましたが、どのような条件であれお母さま自身が子育てをお子さまとまず楽しむことが何より大切です。お母さまが笑顔で嬉しそうだと、子どもも心から楽しいと感じることができます。あとから思えばあっと言う間に過ぎ去ってしまう子育ての日々。是非ともエンジョイして過ごしていただきたいと思います。
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そこへ、年中クラスの子ども達と先生が。みんなで植えた畑を見たあと、お母さま方にお礼を申し上げる声が響きました。『有難うございました』

2014.11.05

11月5日(水) / ヒヨドリジョウゴとコエビガラスズメ・ひみつの庭の“ママの日”だより

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 <ヒヨドリジョウゴ>  ナス科 学名 Solanum lyratum Thunb.  つる性多年草
             分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、インドシナ

秋に入った頃からひみつの庭に赤い実をつけているのは“ヒヨドリジョウゴ”の果実。葉は朝顔の葉に似て果実は1㎝ほどの丸い実。実は解熱、利尿、解毒などの薬効があり生薬として使用されますが、ジャガイモの芽と同じくソラニンを含んでいるので食べることはできません。勿論、子ども達は触らずに見るだけ、とお話しています。
ところがこの葉に、いつの間にか卵が産み付けられたものが孵り、大型のスズメガの幼虫が5~6匹、葉の中にいるのを子ども達と観察する時間がありました。まるで鮮やかなスポーツウエアのような色彩の幼虫は、その時年長児Rくんが着ていたジャンパーと全く同じ色でした。

Kくんの「スズメガのこれは触っても大丈夫」という声で、毛の生えていない体の表面をみんなでそっと撫でてみると、しっかりしているけど柔らかな感触でした。Rくんに至っては、幼虫を手に載せ顔を近づけるほど平気で、あたかも愛でるような表情をするのが印象的なほどでした。驚いたのは、その横にいたKくんの言葉です。
「このヒヨドリジョウゴはどこかに売ってる?」と私に聞くので、山や林に生える植物だからお店にはきっと売っていないと思う、と応えると、「じゃあ、どうすれば家の庭で育てることができる?」とたずねます。
この大型のスズメガは、幼虫図鑑で調べたところ、“コエビガラスズメ”の幼虫だったのですが、お母さんスズメガが夜の間に卵を産みに来て、その子どもが何匹か孵って葉を食べて大きくなったことを説明したため、植物のヒヨドリジョウゴをまず育てられたら同じくコエビガラスズメが産卵をしにやって来て、同じ幼虫がもっと身近で観察できる、と考えたのでしょう。

挿し木ができるといいけれど・・、と私も思案しながら言うと、「挿し木とはなに?」とたずねます。それをゆっくり説明すると、とても興味深そうな目が再び何かを考えているようです。頭の中にたくさんのアイデアが浮かび、好奇心がムクムクと果てしなく広がっていくのが側にいる私にも感じられました。Kくんの決して急がない、かつ穏やかだけれど真剣に遠くを見るようなキリリとした眼差しは、一研究者のものと何ら変わりのない神聖なもの、と、私自身が深く感銘を受けた瞬間でした。
我がことのようにも思えこのつる性の植物について調べてみると、赤い実ごと土に埋めると来年には葉が茂り果実も実ることがわかりました。確かに果実には種がありますから、種として植えるとよいわけです。
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後日、お母さまに経緯を申し上げると、案の定ご家庭でもお話をされていたらしく、是非一度お庭の土に植えてみます、とお母さまのお言葉。こうして大切な好奇心の芽が守り育てられるのだと私自身も再認識をした次第です。今回のこのことに限らず、子ども達は本当に幸せだな、と思うことが日頃たくさんあります。
夏休み中などに、蝶の幼虫を飼い、食草を与えて育てられたご家庭は多くあるようですが、毒の毛などがあまりないスズメガ科の幼虫は、終齢幼虫になると大抵は木を下り土にもぐって蛹になります。秋の蛹の場合は、冬越しの後、春に羽化した成虫の顔をアップで観察すると、蝶以上に愛らしい?!姿をしている様子も観察することができます。
親として、子どもが秘めている好奇心をどのようにして守り育てることができるのかを問うことは大切です。子どもにとって一番身近である自然の中で出会う小さな生き物や植物に触れながら、いつまでもキラキラとした目を持ち続けてほしいと思います。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(昨日11月4日(火))
昨日は、火曜日“ママの日”でした。大分涼しくなりましたが体を動かすにはちょうどよい季節かも知れません。
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早速来て下さったGママ。未就園児Hちゃんとともにひみつの庭の入口サークルチェアの足元の草引きから始めて下さいました。常にお子さんに楽しく声かけをされながら共に手を動かしていかれます。
一方、夏休み中に卒園児ママから頂戴した大粒ブルーベリーの木を植樹する場所を、庭のあちこちを歩きながらママ達と検討してみました。ブルーベリーは陽当たりが必要なこと、また子ども達の動線を考え、入口近くのレンガの丸窓の辺りに場所を決めました。ここなら陽当たりも十分です。一本だけでは実がならないから、と小ぶりの木も一緒に頂きましたので、合わせて計三本のブルーベリーを植栽しました。受粉を考えると、あまり樹間を広げないほうがいいでしょうし、とHママの案。
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まず熊手で落ち葉の整理をし、なぜかとても硬い土にSママとシャベルを入れ掘り始めました。
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三カ所を少しずつ深く掘り、ピートモス、培養土、元の土を混ぜながら苗を入れる下地をつくります。Sママも合流して下さいました。硬い場所は太郎先生にお願いしました。
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お料理の材料を手でかき混ぜるように合わせます。鉢に根がしっかりと回っているので、急がず少しずつ鉢から外していきます。
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木を苗床に置いてみて、株元がちょうど地面の高さになるように合わせてみます。
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両端に開けた穴の中にもピートモス、培養土、元の土を入れていきます。
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小さめのブルーベリーの苗は、大きくなり過ぎないように上手く剪定しながら育てられたらと考えます。
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秋が深まるこどに芝生が少しずつ枯れて抜けてくるので、熊手でそっと集めて下さいます。野仏さんとして昔から同じ場所におられる古い砂岩の役行者さんの辺りもお掃除して下さっています。
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植え込みを続けられるSママとSママ。外あそびの子ども達が何を植えているのかをたずねています。ブルーベリーなら知っていると、また次に来た子ども達は「うえてくれてありがとう」とママ達にご挨拶していました。
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無事、三本が植わったところでホースリールを延ばしてきてお水を十分にあげる準備をします。
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仕上げを担当されているSママ。ママ達はとても手際がよいのでいつも感心しています。
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次に株のまわりに水鉢を作ります。木のまわりに水たまりをつくるような感じでつくっていきます。
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水鉢をつくる理由は、根にしっかりと水が届くようにするためです。
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手際よく水鉢が出来上がったあとは、その中へたっぷりと水を入れておられます。
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一般の農地はアルカリ性がよいとされていますが、ブルーベリーの土は酸性の用土にする必要があります。ピートモスを使用することで酸性になり木に適した土になるようです。再度調べてみると、ピートモスは水苔が数千年以上堆積してできた物で、とても細いブルーベリーの繊維根がピートモスを使用することでしっかり根付くようです。ただ、根が細く軽いため土表面に出て来やすく、根が日にさらされると木が弱りやすいため、定期的にマルチングをする必要があるようです。土の中の見えない根は樹木の生長にとってとても大切なのですね。
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無事、水鉢が三カ所にでき、三本のブルーベリーの木を植えることができました。お庭が広いので手入れが大変ですね、と熊手とホウキを駆使して落ち葉をボウルに入れて下さいます。
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こちらは、ひみつの庭の外のライラックのコーナーを着々と手入れされています。園庭で外あそびをしていた園児ともお話をしながら、芝生が足を伸ばして植え込みに入り込んでいるのをカットしたり、伸びすぎたフッキソウを整理して下さいました。来年度ご入園予定のHちゃん(園児の弟妹さん)ですが、入園後も手伝ってくれるかな~?!などとふと考えていたり。
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来春もよい香りの花を咲かせてくれるように冬場に施肥をする予定です。ライラックはほとんど剪定が必要ないので庭木にも適しています。今から植えると子ども達が成人した頃には、ずいぶん立派な木になっているでしょう。勿論大きめの鉢植えで育ててもしっかり花をつけてくれます。
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皆さま、お疲れ様でした。先週ほどは風が冷たくなくむしろ陽射しが温かい日でした。来週はお天気が良ければヨモギをたくさん植え込みたいと考えています(予定)。春に沢山のヨモギが成長したら、さて子ども達と何ができるでしょうか。お忙しい中ご参加下さり有難うございました。
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さて、こちらは本日水曜日外あそびの後、年中児がお部屋に入るまでのワンシーンと出会ったので撮影しました。
「女の子、よーい、ドン!」でサーとまず女の子がクラスに入りました。次は男の子。
「いちについて、よーい、ドン!」と先生の声が響きます。フライングしたらもう一度はじめから。
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「いちについて、よーい、ドン!」 全員がダダッとスタートラインから同時にスタートし駆け込みました。来年は年長児となり、今年の年長児のように運動会のリレーで活躍する姿が見られるでしょう。今からとても楽しみです。

2014.10.28

10月28 日(火) / メキシカンセージ・ひみつの庭の“ママの日”だより・園内通信

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        <メキシカンセージ>  シソ科  学名 Salvia leucantha  原産地 メキシコ

秋に入った頃から長い間花を咲かせているメキシカンセージ。明るい紫色が美しく、ベルベット状の花が株立ちになって咲いています。こちらも昨年のママの日に小さな苗を皆さんで植えたものですが、一年後にこんなに大きくなりました。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(本日)
さて、再スタートした本日午前中ママの日。庭は手入れをするほど輝きを放つものですが、夏以降放置していた(^^;)に近い庭に優しい手が入りました。
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まず、庭正面のアイアンゲート。雨のあとは砂が飛び上がり、ゲートの下部はいつも砂に覆われています。いつもはほうきでササっと砂を落とすのですが、実はあまりきれいに取れません。一度しなければと思いつつなかなかできなかったことの一つ、ホースリールでゲートにシャワーをかけた後、タオル地のダスターで拭いていただきました。
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外では年中,年長児がお庭あそびをしている声が響きます。「Yちゃんのお母さんなにしてるの~?」「今日はね、お庭を手入れするからきれいになるわよ〜」。私も近くにきた子ども達と話をしつつ手を動かします。扉の下部はやはり砂でザラザラ。いつもは無理ですが、時折このように拭き上げられると鉄も光ります。鉄製のカタツムリ、タマムシ、カマキリなどもピカピカに洗われて喜んでいるようです。
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正面のレンガやピンコロ石の目地にどうしても砂がいつも詰まります。予め、ほうきで目地に沿って掃いておくとザラザラ感がなくなりすっきりします。熊手とほうきを使い、抜けてきた芝生や落ち葉を整理します。入口サークルスペースの芝生も夏のグリーンの葉からいつの間にか枯れ色に変わり、今後季節は晩秋から冬へとすすみます。この間に、来年に向けていくつか準備をしたいと考えています。
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さあ、こちらはビオトープの際にあるミツバツツジの木。そこへ、蔓がからまり赤い実がたくさんなっています。これはヒヨドリジョウゴの実。その中に、よく見ると大きなスズメガ科の幼虫 “コエビガラスズメ” が二匹、葉を食べているのが見えますでしょうか。逆光で分かりづらいのですが、とても大きな幼虫です。明日水曜日の外あそびの途中、子ども達も見つけられるかな!
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築山の芝生も随分枯れ色になり葉が抜けてきています。そこを、優しくそっと熊手で集め、てみで落ち葉ボウルに入れるママ。横にあるカシの大木からは今年もたくさんのドングリが落ちてきています。それを集めて袋に集めて下さったママ。子ども達へ、とのこと。
アサギマダラはもう南の国へ旅立ちを済ませた模様。台風が去ったあとも、お昼間はひらひらと飛び交う姿がありましたが、20日頃からいよいよ姿が見られなくなりました。顔を近づけると、フジバカマのほんのりとよい香りがまだ残っていました。
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熊手を動かすとどんぐりがいっぱい集まります。毎年実をならせるカシですが、関西はアラカシが多く関東はシラカシが多いです。シラカシはアラカシに比べて色が薄くきれいな薄茶色をしたドングリです。園庭のおもちゃ倉庫のまわりには昨年新たにウバメガシを10本ほど植えました。こちらは大きくなると何とも言えないラグビーボールのようなユニークな変形の実がなります。楽しいので子ども達に是非見せたいと思っていましたところ、青い実ができる頃には目が早い子ども達にかかって?すでにほとんど実がありません(^^)
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夏場は僅かながらも水の流れを絶やさなかったためか、ビオトープの水が澄んできれいでした。きれいになったのはよいのですが、空からカラスのみならずサギまで訪れるようになりました。先日もサギが飛び立つ姿を見たと健哲先生談。もしかすると、夏に入水したゲンゴロウブナ十数匹がすっかり見られなくなったのはサギの影響?かも知れません。水産センターの方とお話すると、「近くにサギはいませんか?」とのこと。フナはタナゴと違って体が黒っぽいので、空からよく見えるそうです。水中に増える藻を食べてくれる草食性のゲンゴロウブナに期待して、滋賀の南郷水産センターで琵琶湖固有種のゲンゴロウブナをいただいたのですが(今年7月)、今ではほとんど姿が見られなくなってしまいました。子ども達がゲンゴロウブナやタナゴを夏休み前は水辺で観ていましたが、どうやら静かな夏休みの間に、鴨川方面から飛んできたサギが山の中の水辺の魚を見つけてしまったのではないかと思われます。比較的ゆっくりと泳いでいたタナゴも、いつからか何かから逃れるように、目にも留まらぬ速さで石の下や水草の中に隠れてしまう始末、その急な変化を不思議に思っていたのでした。ご近所の方のお話では、夕方に水辺でバシャバシャと大きな音がするので見に行くと、カラスが水の中で羽ばたいていたそうです。
さて、入口アイアンゲートもすっきりと乾き、久しぶりに黒くて艶やかなゲートに蘇りました。
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次は、ビオトープとウッドデッキの間の植え込みの手入れをしました。葉の美しいヒューケラなどの植物がそろそろ葉を枯らしはじめています。ミニ熊手と手で落ち葉を取り、ゆっくりお話しながら作業をしました。お子さんが演奏されている楽器の取り組みのことやピアノ練習のことなど・・。
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アサザや浮草が繁殖し何とも言えない水面をつくっています。毎夏訪れる軽井沢のレークガーデンにも見事に生息していた絶滅危惧種の水草アサザ。ビオトープも夏は可愛らしい黄色の花を咲かせてくれていました。
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ブーツで水に入り枝や藻を取る太郎先生。夏の朝の日課として、ゲンゴロウブナの餌をあげに来ていましたが、「日に日に魚(ゲンゴロウブナ)がいなくなってるようだ」と呟いていたのでした。いつも水辺にきて鳥から魚を見守っているわけにもいかず、疑問は残ったままではありますが。
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いつも水に入って下さるママ。もう水はひんやりするので入らないで下さいねと申しましたが、短い時間だから大丈夫とTママ。有難うございます。
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四人でしばらく(だいぶゆっくりと?)お話に花が咲きました。途中Sママも姿を見せて下さいました。通信紙有難うございます。途中から結構冷たい風が吹き抜けてきましたので、皆さまお風邪など召されませぬように。
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[左写真]ビオトープ横に伸びていた山帰来(さんきらい)ことサルトリイバラ。冬には赤い実がなり蔓ごと鑑賞できるのでお正月に飾ることもあります。
[右写真]はヒヨドリジョウゴの赤い実。漢方では「白毛藤」という生薬として使用されますが、実や葉にソラニンが含まれているため食べることはできません。
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夕暮のビオトープは夕陽が赤い実を美しく照らしていました。来週は、はや立冬が近づいてきます。冬に向けて駆け足しの日々ですが、いま暫く秋のよい季節を堪能したいと思うこの頃です。
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本日は、園内通信「お知らせ66」をお出ししました。
内容は、
◇ 月ぐみ 就学時健康診断日について
◇ 園児名簿について

2014.10.15

10月15日(水) / 海を渡る蝶 “アサギマダラ” がきています!(10/7より飛来)・園内通信

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 <アサギマダラ> タテハチョウ科  学名 Parantica sita (Kollar, 1844)  英名 Chestnut Tiger
             分布 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ山脈

18号19号と二度の台風到来による運動会延期は過去には経験のないことでした。台風の雨風に追われるようにして運動会は実施できませんし、年に数回の大きな自然現象と私達園全体のご縁があったと言わざるを得ません。ご家庭でも落ち着かない日々をお過ごしになったことと思います。園内においても出場者の調整、業者さんへ依頼の取り消しと延期、来賓の方々へのご連絡などで大わらわでした。しかし明日の遠足、つづく運動会の天気はほぼ安定した晴天に与れる気配、これほど有難いことはありません。今も競技出場についてご家庭からご連絡をいただいている最中ですが、ご家庭と園が力を合わせ秋晴れの運動会が無事開催できることを心から願っています。

先ほど、観光バス会社の方と明日の配車確認をしましたところ、三台ともお見送りができるタイプ(透明ガラス)の車両とのことでした(特に年少児さんは毎年白川通りでお見送りされる方がいらっしゃいますので)。太郎先生と私は別の車(子ども達が掘ったおいもを運ぶため)で三台の出発を見届けた後、先回りで現地入りして農園でみんなを待ち受けるのが毎年のスタイルです。大人11名で園児全員を見守り、青空の下で紅色のおいもと子ども達の笑顔が溢れる一日となりますように。

<海を渡る蝶 “アサギマダラ” がきています!(10/7より飛来)>
運動会延期で右往左往した二週間でしたが、台風18号が去った頃から渡りをする蝶“アサギマダラ”がひみつの庭に訪れています! 昨秋のちょうど今頃、植栽する予定で園内に苗を置いていたところ、ちょうど「おいも掘り遠足」から戻るとそこへ一匹の見知らぬ蝶が飛来しているのを見つけ歓喜したのでした。
写真は先週の全学年外あそびの日(10/8)に撮ったものですが、本日水曜日も同じ場所(ひみつの庭奥のフジバカマ植栽エリア)で子ども達も自然とほぼ同じ顔触れが集っている形となり、何だか微笑ましく思いながら再び蝶を観察する時間を持ちました。
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フジバカマの赤花がだいぶ満開に。赤花フジバカマも白花フジバカマも、顔を近づけるとうっとりするほどの香りがします。
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昨年10月24日に植栽したフジバカマがこんなに大きく成長し群生しています。フジバカマ植栽“ママの日”
昨年“ママの日”で植栽をご一緒下さったお母さまは覚えておられますでょうか。10月中はフジバカマの上を乱舞しているのをご覧いただけるかと思います。是非お越しになって下さい。
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先生が手で示している先には私も今まで見たスズメガ科の中で一番大きな幼虫“コエビガラスズメ”の幼虫がいます。右写真は飛び回るアサギマダラを目で追っている様子です。
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こうしてそっと翅を押さえます。アサギマダラは他の蝶のように鱗粉がないのでこうしてつかむことができます。アサギマダラの持ち方は翅を持つ方法と胸を持つ方法がありますが、翅を持つ方が子ども達はつかみやすいようです。でもくれぐれそっと、翅を傷めないように優しく・・。年長児Kちゃんがトライ。
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水曜日の外あそびの時間は心ゆくまで全園児が自由に園内を行き来します。自然観察がしたい子はひみつの庭で大木から落ちてきたまだ青いドングリを拾ったり、芝生やクローバー植え込みの中に昆虫を探したりもします。
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年中児Hくんも自然の生き物が好きで好奇心旺盛。優しく手に載せて観察しています。Rくんもお隣でにっこりポーズ!アサギマダラは人間を怖がらない蝶です。今日も子ども達が見守る中をヒラヒラ、フワフワと飛び回っていました。
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「しばらくお花の蜜を吸わせてあげて、それからそっと翅をつかむことができるよ」と年長児Nちゃん。アサギマダラにはまだ解明されていない不思議な謎が多くあるそうです。「なぜ長距離の渡りをするのか」などをはじめ、春と秋に2000キロもの旅をし海を渡る世界にただ一種類の蝶“アサギマダラ”についてはこれから少しずつ調べてみたいと思います。
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体も黒色に白の水玉模様でとても鮮やか。幼虫の色の名残があります。普通の蝶とはだいぶ違いまるで鳥のようにも思えます。一見よわよわしく見える蝶ですが翅には張りがあり容易に破れることはないようです。何せ渡りをする蝶ですから翅の構造が他の蝶とは違うはずです。そう言えば、アサギマダラの幼虫を大型の幼虫図鑑で一緒に見ていたとき、年長児Kくんはお父さまがこの幼虫を手に入れて育てておられると確か言っていましたがさて。
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季節によって園内に飛ぶアゲハにしてもアオスジアゲハにしても、また萩の花にくるキチョウにしても、素手で観察することはなかなか不可能です。私達にそっと触らせてくれた後も、またふわりふわりと元気に飛んでいきます。年長児Aちゃんもそっと手にして観ています。
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前翅と後翅を一緒に持つと翅を傷めないでしょう。アサギマダラを初めて見たのは昨夏信州の高原でした。一瞬ゴマダラチョウかと思いましたが、白色の部分が緑色がかった薄い水色(浅葱色)でとても美しく、下山するなりすぐに調べたところ2000Km以上の旅をする蝶“アサギマダラ”とのことでした。
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手の平にのせたこちらのアサギマダラはオスです。後翅に「性標」とよばれる黒い部分があるのが特徴です。春から夏の間は本州の涼しい高原地帯で繁殖し、秋になると生活地を南方に求めて旅を開始します。京都へは9月から10月に通過し、南の国(九州,沖縄,台湾)へ海を越えて旅をしに飛んでいく途中にお庭に来てくれたのよ、と子ども達にはお話しています。
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こちらは少し後翅を傷めてしまった蝶です。11月になったら無事飛び立って長距離の渡りができるようにと祈ります。
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ひみつの庭の裏門近く、フジバカマの植え込みが一年後に群生するほどに成長しました。今日はヒメアカタテハやハチが、また先週はアゲハやキチョウ、ツマグロヒョウモンも訪れていました。子ども達が見つけた見たこともない蝶も混ざっていました。年長児Sくんはリュウキュウアサギマダラに会いたいと言います。きっと綺麗でしょうね。
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ご興味のある方は一度是非ご来園下さい。
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本日は園内通信「お知らせ59」をお出ししました。
内容は、
◇ 運動会振替休日について
◇ 運動会競技再募集について
◇ お引越しされるお友だちご紹介
*運動会競技再募集は先ほど無事メンバーが確定しました。
 明日、確認書をお持ち帰りいただきます。

2014.09.22

9月22日(月) / ノリウツギ “リトルラム”・ひまわりの種の収穫(年少)・コンポストの赤ちゃん幼虫~“ひみつの森”へ(しぜんの時間)・園内通信

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   <ノリウツギ>  ユキノシタ科  原産地 日本  学名 Hydrangea paniculata ‘Little Lamb’

園内のノリウツギの花が、明るい秋色に変化しています。夏場はとても爽やかな白色を、そして秋になるとまた新たな色を添えて私たちの目を楽しませてくれるアジサイの花たち。
これから秋の深まりとともに、お山の中は徐々に秋色に染まっていきます。メタセコイヤの大木はオレンジ色に、イチョウは黄色に、そして何より真っ赤なモミジが美しい秋本番へと季節は向かいます。
明日はお彼岸の中日。今日も爽やかな一日となり、朝から鳥のさえずり、虫の音、そして名残蝉ツクツクボウシの声が響いていました。

<コナラの木を見上げる>
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朝の登園時間。お山の下から石段をのぼってきた子ども達は、ゆっくりと辺りを見ながらクラスへと向かいます。
「ナナフシを見つけたんだよ」と年長児のAくん。聞くと、緑色ではなく茶色のナナフシだったとのこと。いつも自然のめがねを持っています!
そして、ことりぐみ横のコナラの木までくると、今日も下にはコナラシギゾウムシが落とした枝がこのように通路に落ちていました。
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子ども達はすでによく知っていますが、コナラの実の外側から、またお帽子の上から、必ず一つずつ小さな穴が開いているのがわかります。
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拡大してみます。これは、コナラシギゾウムシのお母さんが穴を開けて産卵した印です。一つの実にたくさんの卵を産んでしまうと幼虫の食糧が足らなくなるため、必ず、一つずつ穴は開けられています。そして、産卵を終えると他のゾウムシが同じ実に重ねて産卵するのを避けるために、実の上の細い枝を切り取って地面に落としてしまうのです。実を食べて大きくなった幼虫はやがてドングリに穴を開けて外へ出てきて、つづいて土にもぐりサナギになることができます。こうした生き物の知恵にはいつも驚かされます。
しかし、切り落とした場所が幼稚園の通路とはさすがのゾウムシのお母さんにもわかりませんから、こうして毎朝子ども達が観察できることにもなるという訳です。
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〔ひまわりの種を収穫したよ!(年少児)〕
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一学期に植えたロシアヒマワリが、二学期になってたくさんの種をつけました。今日は大きな黄色い花が咲いていたところにできている種を収穫することにしました。
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みんなで種を少しずつ植えたことを思い出しながら、それと同じ種がいっぱいに詰まったヒマワリをクラスの先生とともに観察しています。
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手でそっとつまんでみると、上手く取れました。丸くふくらんだヒマワリの種を手の平にのせてみました。
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ほうら、二つとれたよ! こんな形をしてスジが入っているよ、と見せてくれました。
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こちらはことりぐみにて撮影したものですが、たんぽぽぐみ、ちゅーりっぷぐみもクラスごとに種取りをしました。
グループに分かれて紙を敷いた上で共同作業です。まるでトウモロコシの実を一粒ずつ手で取るように、なかなか丁寧に取っている年少児さんたち。紙の箱に随分種がたまってきました。
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一つの花を少しずつ割ってあげると、面白いことに茎の繊維がつながったまま人数分に分割して種取りができるスタイルになりました!まさに分割しての共同作業で、子ども達は黙々と取り組む時間が流れました。
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【コンポストの赤ちゃん幼虫~“ひみつの森”へ(しぜんの時間)】
さて、本日は年中児クラスに参りました。過日、水曜日の外あそびの際、このコンポストの前で年中児の男の子が言った言葉には驚き、感動しました。
『せんせい、ここは去年は落ち葉が山ほど積もっていたよね。でもこんなに少なくなってしまったんだね』と。子ども達はよく見てしっかりと気づいているのです。
確かに園内の樹木からの落ち葉が集まり、秋には溢れんばかりのコンポストでした。昨年12月のお母さまのボランティア活動“ママの日”では、腐葉土を作るために米ぬかを落ち葉の層の間に漉き込む作業をしていただいた一日がありました。
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さらに今春の大木クスノキからの大量の春落ち葉が加わって、てんこ盛りだったコンポストの落ち葉は微生物の力が働いて発酵し、黒くてとても良質な腐葉土が出来上がっています。
そう言えば、夏の間にカブトムシなどの昆虫がここへやってきて産卵してくれたらいいね、と子ども達と話していたこともありました。
そんな「夢」が現実となりどうやら腐葉土の中には昆虫の赤ちゃんがすくすくと大きく成長しているようです。
本日は、年中クラスでの秋についてのお話に続き、早速コンポストの腐葉土をそっと掘り返して、小さな命が息づいていることを確かめてみました。
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いい土ができているね。ほうらいたいた、小さな可愛い赤ちゃん幼虫が柔らかな土の中にいるのを見つけました!それぞれが手の平にのせて観察しています。
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すごい、見てみて大きな幼虫だ、と男の子。土の感触もとてもやわらかで、お砂場の砂とはまったく違う色の土が出てきます。
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手の平いっぱいに大きく育ったカブトムシの幼虫もいました。まだ秋になったばかりなのにすでにビッグサイズ。
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あっ、いた。大事に持ちあげてよく見て観察します。
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まわりのお友だちもその姿を横から見ています。少しずつ動き出したカブトムシの幼虫。
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コンポストの枕木の上が恰好の観察場となりました。大きい方がカブトムシの幼虫、小さな二匹は背中でモソモソと歩くカナブンの幼虫。なぜか!?背中で歩く姿はとてもユニークで面白い。そのまま歩いていってポトンとコンポストに入ります!
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ほしぐみ、ゆきぐみ両クラスがしばらくの間、腐葉土と小さな生き物に触れながら過ごしました。
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さて、次はひみつの森のすこし奥まで足を延ばしましょう。みんなでいつも遊んでいるひみつの森の広場を通り過ぎて進みます。
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しばらく歩くと少し開けた場所に到着します。ここで、ドングリを拾ったり、木に登ったり思い思いに森の中を過ごす時間を楽しみました。
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何を見つけたかな。森の中は緑色のコナラのドングリがすでにたくさん落ちていましたね。これもコナラシギゾウムシくんが落としたドングリかな。
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ほらっ、と手の平の宝物を見せてくれたり、ポケットにいっぱいたまったドングリをお披露目して。
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ほら見て! 子ども達にとってどれもとても大切な宝物。自然の中ではいつも必ず嬉しい宝物に出会うことができます。
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ゆっくりとお友だちと歩く森の中。空気、足元の感触、樹木の間から差し込む光を感じながら過ごします。
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するするとほどよい木を見つけて上る木登り上手な女の子。自分で見つけて試してみることができるなんて素晴らしい。ここはいつも木登りをしにくる場所ではないのに子ども達が持つ力を改めて想います。
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仲間と一緒に、順番に。手に触れた木の感触はどんな感じなのでしょう。
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ほら、小さな葉っぱの欠片が黄色で綺麗。グループで、また一人でそっと、思い思いに過ごしています。
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あっ、こちらも木登り名人! 近くの木を上手く使って登っているようです。
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では、みんなで手をつないでお鍋をつくりましょう! 大きな大きなお鍋ができるかな。
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みんなで手をつないで、つながって。誰とつないでもみんなの楽しい気持ちがつながっているようだね。空からお陽さまもみんなを温かく照らしてくれます。
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『 ほら みんながみんながあつまった ほら みんながみんながあつまった ・・・』 大きな声で合唱しましたね。そして、目をつむって、聞こえてくる自然の声に耳を澄ませてみましたね。
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それでは、そろそろ幼稚園にもどりましょう。ここまでは園庭からしばらくお散歩をしている間に到着する距離です。秋の森の香りに包まれたとても楽しく素敵な時間でした。
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帰りも一本道をそのまま戻ります。元来た森を通り抜けて、いつも遊ぶ森の広場も通りぬけて、園庭まで戻りました。戻ったらお楽しみのお弁当が待っています。
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園庭“ひみつの庭”に来ていたアカトンボ。いよいよフジバカマの花も開花してきました。とても美しい渡りのチョウ“アサギマダラ”も、南の国へと旅をする途中に幼稚園の“ひみつの庭”のフジバカマに舞い降りてきて、きっとその姿を子ども達に見せてくれますように!!
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本日は、園内通信「お知らせ51」をお出ししました。
内容は、
◇ 運動会役員・誘導係・各種競技参加者の「確認書」について
◇ 途中入園のお友だちのご紹介

2014.09.09

9月9日(火) / 團十郎朝顔・水あそび・園内通信

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【團十郎朝顔】
今年6月に幼稚園にいただきました本物(!)の團十郎朝顔
夏間の陽当たりが強すぎてもいけないので、“ひみつの庭”の中ほどに、果樹用の大きな鉢にオベリスクを組み立てたのち苗を植え込みました。やさしい黄緑色の葉が特徴で、オベリスクに蔓を巻きつけながら毎朝たくさんの花を咲かせ更に成長しています。

(以下、ウィキペディアより)
「団十郎朝顔(だんじゅうろうあさがお)は、アサガオの一種。二代目市川團十郎が、歌舞伎十八番の内「暫」で用いた衣装の色が海老茶色であったことにちなんでつけられた名前。 江戸時代には、団十郎の茶色として、一世を風靡したといわれている。しかし種子の確保が容易ではないことから、生産量が激減し戦後途絶えた。 ゆえに「幻の朝顔」と言われていた。

色は、海老茶。花が大きい。

近年その名の朝顔は多く見受けられるようになったが、それは本物ではなく、大手業者が流通名をつけたものである。園芸業者が流通名として自由に「団十郎朝顔」の名をつけて「朝顔市」などで販売しているが実際は正式な「団十郎朝顔」ではなく販売増進のためにつけた流通名である。

現在、朝顔園芸界の正式な「団十郎」、つまり、本物は黄蝉葉・斑なしの葉で濃茶色の無地の日輪抜けの花を指す。蝉葉とは通常葉の耳が左右一つずつなのに対して、左右二つずつある葉でその葉の形状を持つものは大輪の花が咲く。黄葉とは通常緑色の葉が黄緑色の明るい色になる葉を言う。本物の団十郎朝顔は濃い茶色と黄緑色の明るい葉色が美しいコントラストをなす。

競技花としても高い評価を得ている。

専門の栽培家のみが種を保有してきており、通常は園芸店などでは市販されていない。」
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<“ひみつの庭”の壁泉プールで水あそび>
今週よりとても気持ちのよい晴天が続きます。今朝9時半頃、“ひみつの庭”で気温を測るとすでに32度ほどあり、予め溜めていた水面にも直射日光が当たっています。昨日より気温も高く、本日は全学年が短時間ですが水あそびを楽しみました。
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夏休みにはご家族で海やプールをそれぞれ楽しまれたことでしょう。こうして夏休み明けも、一学期同様お友だちと水を楽しむ時間を持つことができました。
先生の声に耳を傾けたり、自由あそびではライオンさんのお口から勢いよく流れ出る水の下で水浴びをしたり、水泳キャップに水を溜めてみたり、思い思いに過ごしました。シャワー後、サンダルで歩きながらお日様の陽が体に当たる場所にくると、ふんわりとした温かさを感じるようでした。そしてその後のお弁当のお味は、きっと格別だったに違いありません。写真は年中児の様子です。
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本日は、園内通信「お知らせ47」「お知らせ48」“幼稚園バレーボール部よりお誘い”をお出ししました。
内容は、
「お知らせ47」
◇ 運動会役員のご協力のお願い(お父さま、お母さま)
「お知らせ48」
◇ 各種競技申込みについて

2014.09.01

9月1日(月) / ツマグロヒョウモン・二学期スタート・園内通信

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         <ツマグロヒョウモン> ♂    タテハチョウ科  英名 Indian Fritillary
                              学名 Argyreus hyperbius

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お盆の頃、“ひみつの庭”のブッドレアの花に来ていたツマグロヒョウモンのオス。図鑑でタテハチョウ科のページをめくるとよく似た色柄の仲間がずらりと並びます。そんな中でも後翅の縁が黒くなっているのでヒョウモンチョウの中でもこの種だと見分けがつきやすいこのチョウ。
園芸ブーム以来、パンジー,スミレ,ビオラが増えるとともに都市部でたくさん見られるようになったツマグロヒョウモン。これはオスですが、メスはカバマダラに擬態して更にとても色鮮やかです。
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「二学期スタート」
夏休みが明け今日から二学期がスタートしました。あいにく小雨が降る朝となりましたが、9時前になると陽に焼けた懐かしいお顔がずらりと勢揃いし賑やかな空気が蘇りました。
「せんせい、クマの子を抱っこした!」「そうだ! 川でアユをつかまえたんだよ!」
などなど、夏休みの楽しかった思い出を早速お話してくれるのでした。つい先日、手続きをされたばかりの途中入園児さんも元気に仲間に加わられ、始業式でのご紹介となりました。

夏休み中、台風のあとは、クスノキの枝やクヌギの実が枝ごと辺りに散在したり、大雨のために“ひみつの庭”の一部に少し穴が開いたり、また花壇のヒマワリが風で倒れたりしましたが、さほど大きな被害はなく無事に二学期を迎えることができたことを嬉しく有難く思っています。
週末の土日を使い、夏休み中に伸び放題に大きくなった樹木や草木の刈り込みをお願いしました。“ひみつの庭”も子ども達が戻ってくるのを首を長くして待つかのように緑色の芝生がフサフサと伸びて、その中には、10cmははるかに越えるショウリョウバッタ(褐色型,緑色型)やかわいい赤ちゃんオンブバッタ、トノサマバッタ、コオロギやスズムシ類、またカナヘビ(ヘビではなく、赤茶色で小さなトカゲに似て手の平に載せて観察できる)など、今まであまり見られなかった生き物も息づいています。

今日は雨模様でしたが、晴れた日には空からはツクツクボウシの大合唱、草間からは虫の音が聞こえてくる、すっかり初秋のお庭になりました。
ビオトープは、夏場を過ぎて赤く変身したアカトンボ達が頻繁に産卵シーンをみせ、新たに仲間入りしたお魚もいます(後ほどご紹介します)。明日からの子ども達と自然との触れ合いをとても楽しみに想っています。
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本日は、園内通信「お知らせ43」「お知らせ44」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ43」
◇ お弁当について
◇ 手提げ袋について
◇ 体操服等について
◇ 体操服等の購入について
◇ 「置き靴」「(置き)ズボン,ハイソックス」について
◇ 途中入園・グループ変更のお友だちのご紹介
◇ 月ぐみ水泳教室について
◇ 保育料について
◇ 課外教室について
◇ カプラ教室について
◇ 降園について
◇ “「ひみつの庭」のママの日”“「ひみつの森」のパパの日”について
◇ 未就園児園庭開放につついて
◇ 平成27年度入園願書発行について
◇ 平成27年度入園説明会について
◇ 平成27年度園児募集ポスター掲示について
 「お知らせ44」
◇ 保護者会のご案内

2014.07.10

7月10日(木) / アオスジアゲハ・今週の夏の保育・園内通信

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  < アオスジアゲハ (青条揚羽) >  アゲハチョウ科  分布 東アジア,東南アジア,オーストラリア北部
                          学名 Graphium sarpedon  英名 Common Bluebottle

春から秋までお山の中でよく見かけるアオスジアゲハ。ひみつの庭のブッドレアの花にしがみついて吸蜜している姿がとても愛らしいです。敏捷に飛び回るために観察しにくいチョウですが、翅の水色が目立って美しいので、子ども達は目の前を素早く飛んでいく姿を目で追います。きれいな翅の欠片を見つけることもあります。
撮影している間、ひと時も静止することなく小刻みに翅を動かし続けていました。
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7月8日(火) 年少,年中児スイカ割り・年長児水あそび 
今週は、梅雨の最中にもかかわらず夏の保育を実施することができました。撮影した一部をアップします(年少児クラスの水遊びは、明日実施する予定です)。
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「まえ、まえ、まえ」というかけ声の中、目をつむってそっと前に進みます。スイカの上で構えて、ヨイショ!
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力を合わせてスイカをたたきます。年少,年中児が一緒にスイカ割りに取り組んでいます。
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かたわら、ひみつの庭のライオン壁泉からは勢いよく水が出てプールに溜まっていきます。勢いがあるので、約30分ほどで水は溜まります。
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お庭の丸穴からは、引き続きスイカ割りに取り組む園児の姿が垣間見えます。前日に調達し冷蔵庫でよく冷やしてあった大きなスイカを囲んで、ほのぼのとしたムードです。
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そこへ、年長児が水着姿でやってきました。庭の門から入場していよいよ水遊びです。
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まずは準備運動です。芝生の築山にのぼり始めます。足をよく伸ばしてストレッチ。
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腰をおろして次は足を伸ばしますよー。次は両手を上げて左右にうーんとストレッチ。
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両手を前に出して、手首を曲げてよく動かしましょう。首も左右に傾けてよく伸ばしましょう。
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さあ、順番にシャワーに軽くかかります。両クラスがプールの周囲に腰掛けると早速水しぶきが上がります。バタバタバタ〜〜。
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ウッドデッキに座ったり、ライオン壁泉からの水に戯れたり、賑やかな歓声が上がり水遊びを楽しんでいます。
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ライオンのお口から流れてくる流水に触れてみる子ども達。この姿を見るたびこちらも嬉しくなります。
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最後はシャワーをかけてもらいましょう。あっという間の楽しい時間でした。
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園庭は、年少,年中児クラスが先生に切り分けてもらったスイカを美味しくいただいていました。「園長先生、いっこ先生、スイカをどうぞ!!」「みんなで割った美味しいスイカを有り難う」例年は園長室まで届けてくれるのですが、今年は園庭でいただくことになりました。「ありがとう!」

7月9日(水) 年長児スイカ割り・年中児水あそび
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こちらは、昨日の年長児スイカ割りの様子です。目を瞑ってみんなの声援の中を進みます。一度で上手くたたけたり、タイミングが難しく何度かトライする微笑ましい姿も見られます。
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そろそろと進んできたあと、棒を上に高くあげて、ヨイショ、と振り下ろします。二人のタイミングが結構難しいものです。
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スイカを目がけて前に進む姿を見ていると、私自身が幼稚園の時に経験したスイカ割りを思い出しました。その時は目隠しをしていたのでどちらに進んでよいのかわからなくなり、お友だちの応援の声をたよりに歩きました。でもまったく違う場所で棒を振り下ろしてしまい、目隠しをして声だけをたよりに進む難しさを実感した記憶が蘇ります。
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さあ、ひみつの庭では年中クラスが準備運動を始めていました。手首を振ってよく動かし、ピョンピョンその場でジャンプします。
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次は、芝生に座って足首をよくまわしましょう。そして、首も前後、左右にゆっくり動かします。
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緑の中に年中児たちが包まれています。お気に入りのシャツを指差して。水着姿の子ども達は何とも言えない可愛らしさがあります。
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芝生に座って先生からお約束を聞いたあとは、いよいよプールに入りましょう。
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水を溜めるとコーラルカラーの天然石英板のタイルが明るくやわらかな色合いになります。夏場以外は思い思いに保育をする場所としても使用しています。
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プールに入る前にカマキリの赤ちゃんを見つけた女の子Hちゃん。産まれたばかりの小さな体です。
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踏まれたら可哀相だからとそっと手に取り、植え込みの中に場所を移してあげるのでした。小さな命ほど大切に思える優しい心が育っていました。
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たくさん並んだ色とりどりのビーチサンダル。可愛い草履も見えます。「こんな風にお友だちの手にタッチして水の中を歩いてみましょう」と先生。
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石英板のタイルを足で踏みながら、ゆっくり水中を歩いてみます。お友だちが見えたらタッチしましょう。
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楽しそうな笑顔がこぼれてきます。次々と進んで次のお友だちとタッチしますよ。
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水しぶきをあげて思いっきり水をキック。あとは自由に水の中を遊びました。
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園庭に座った年長児たち。暑い最中のスイカは格別のお味のようです。私もいただき思わずパチリ。食べやすく美味しそうな形です。
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スイミングキャップでお口にマスク?
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チョウが飛んでいたかな。セミの声を聞いているのかな。丸窓の外からは思いっきり元気な笑顔が見えました。
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壁泉から流れ出てくる水を水泳キャップで受けています。上手く溜るかな?
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年少児クラスが植えたロシアひまわりが大きく成長しています。そこを、年少ちゅーりっぷぐみがお山の中をお散歩に出かけるところに出会いました(お昼前)。入園してわずか三ヶ月ほどの年少の子どもたち。毎日徒歩でお山に通ってお友だちと交わって過ごしてきました。一学期発表会では大きく成長した姿をお母さんに観ていただきました。石段を歩きながら何かいいものが見つかるといいね。
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本日は、園内通信「お知らせ39」「お知らせ40」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ39」
◇ 尿検査,蟯虫検査の結果について
「お知らせ40」
◇ 1学期生活発表会ビデオについて
◇ 台風8号による明日の保育について ほか

2014.07.05

7月5日(土) / ヤエクチナシ・ひみつの庭の“ママの日”だより (7/1(火)記録),水の生き物入水(6/25(水)記録)・ミニトマト収穫(年長)(7/2(水)記録)

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        <八重梔子>  アカネ科   原産地 日本西部,中国(東アジア)
                   学名 Gardenia jasminoides Ellis f. ovalifolia (Nakai) Hara

ガーデニアと言った方が皆さんご存知かもしれません。たんぽぽぐみ横の石段を園庭に向かって上るあたりに、昔から毎年咲いてくれるヤエクチナシ。現在30個ほどが満開です。近づくと芳香が漂っていますが、なぜか子ども達にはあまり気づいてもらえません。もうすぐ暑い夏がやってくることを思い出させてくれる、マットな白が美しい花です。
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ひみつの庭の“ママの日”だより (7/1(火)記録)
さてさて、この日は“ママの日”1学期最終日でした。気温30度、太陽が照り付ける10時半。ビオトープに追加する二枚貝8匹,ミナミヌマエビ100匹とともに、琵琶湖固有種であるゲンゴロウブナが新たに仲間入りする予定でしたが、こちらは一方ならぬ事情があって今回は叶わぬことになりました(これについては再度挑戦の予定)。

ゲンゴロウブナは唯一草食性で、絶滅危惧種に指定されている(琵琶湖生息のみ)貴重なフナです。他のフナのように雑食性(雑食性フナは、ビオトープのミナミヌマエビなどの甲殻類や二枚貝のマツカサ貝,ドブ貝、昆虫類などを食べてしまう)ではなく、植物性プランクトンや藻を食べるため水質を向上することに一役かってくれます。また夏の時期は、水温の上昇とともにアオコが多く発生するので、水質を維持するために毎日手入れが欠かせずなかなか大変です。

朝方、赤ちゃんを伴い来園されたビオママは、ビオトープの生態系ピラミッド構造が上手く維持できるようにアドバイス下さいます。この日は、ゲンゴロウブナが仲間入りした場合の管理の仕方を示した、手作りの詳しい資料を手渡して下さいました。
ひみつの庭のビオトープは、今のところ魚類のエサは一切投入していません。タナゴ,二枚貝,ヨシノボリの共生関係も上手く保てているようですが、ツチガエル,ヒキガエル,アマガエル,トノサマガエル,モリアオガエルなどがどこからか大勢集まってきて水中に産卵し、オタマジャクシの数が相当増えているのが現状です。オタマジャクシはクロメダカの稚魚や二枚貝を食べてしまいますし肉食です。ですが、子ども達はオタマジャクシが大好きなので反面有難くもあり、水辺で大きさ形が違うオタマジャクシを真剣な眼差しで観察しています。

一方、Tママと太郎先生はいつものようにビオトープに入り清掃されます。水温が30度になると瞬く間に増えるアオコ取りと、これまた増えすぎるカエルの卵とオタマジャクシをすくいあげる作業を継続中です。オタマジャクシについては孵ったら自然に放してあげます。
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クール便の発砲スチロール箱から取り出します。袋いずれにも酸素が充填してあり元気に届きました。
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ギボウシのつぼみの上にいるのはシオカラトンボ。いつものポーズで休憩中(♂)。
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作業をしていたところへ、ちょうど年少3クラスが森から戻ってきました。お弁当前の暫くの間、入水前のミナミヌマエビ,大きな二枚貝(ドブ貝)を観察できる機会だからと声をかけました。ドブ貝は準絶滅危惧種で、アコヤ真珠の核(真珠の元)としても使われる貴重な貝です。ビオトープではタナゴが二枚貝に産卵するためにも入れています。
ミナミヌマエビはピクッ、ピクッと元気に飛ぶように泳ぎます。二枚貝は子ども達の手の平以上の大きさです。子ども達は貝を持つと必ず「これ、たべられるの?」とたずねます。
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ケースに入れたオタマジャクシに興味津々のちゅーりっぷぐみの子ども達。「かわいい~」という声。地上のダンゴムシのように何となく親近感のあるかわいい形をしています。
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mika先生とじっくり観察をする子。お腹に渦巻があるかな。二枚貝を手に「ふ~ん」とよく見て納得の様子。
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たんぽぽぐみのchinami先生も観察中。子ども達もみんな生き物は大好きです。
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上手く手でつかめるかな。水中の生き物もとても機敏に動きます。夏の水辺でゆっくりと観察の時間は流れます。
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「オタマジャクシつかめたよ」「ここにいるよ」とたんぽぽぐみさん。御影石の張り出しにまわって観察する子も。
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ことりぐみさんものぞいています。箱が白色だからよく見えたことでしょう。小さなヌマエビですがやはり子ども達は「たべられるの?」と聞きます。サクラエビくらいの大きさです。Tママも作業の手を止めて子ども達にお話して下さいます。
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「うわー、おおきな貝だ」「ほら、かわいいよ。オタマジャクシつかめたよ」ケースのオタマジャクシと真剣勝負の面持ち年少児さんたち。
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箱の中のヌマエビと子ども達。どっちが素早いか競争だ。「うわっ。大きくて先生もびっくりした」とtomomi先生。
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子ども達が集っている辺りは、大型のトンボ オニヤンマが土の中にたびたび産卵しといる場所でもあります。箱の中のヌマエビの動きを見ていると興味がつきません。
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自然の生き物のことをよく知っている男の子。確か、ヤゴを育てたらトンボになったことを話してくれたと記憶しています。みんなが顔を突き合わせながら仲良く上手く観察できます。離れがたいけれど、そろそろお弁当の時間。
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ゆっくりと水中へ放ちます。オタマジャクシに食べられないで無事でいてね、と思いを込めて二枚貝を入水します。
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手にしたのは中くらいの大きさの二枚貝二つ。子ども達にも声かけしてくださり大変暑い最中を有難うございました。
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4種の魚類がビオトープ仲間入り 6/25(水)の記録(6/24 “ママの日”翌日)
この日の午前中に到着したヤリタナゴ20匹,ヨシノボリ10匹,ミナミヌマエビ100匹,スジシマドジョウ他混合20匹が追加で仲間入りです。
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こちらはドジョウたち。スイスイ気持ちよさそうに泳いでいます。ビオママの手に。よく見えます。これはマドジョウかな。
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「こうして石を置いてあげるとドジョウはすぐに身を隠します」とビオママ。右写真は糸トンボ。最近糸トンボが睡蓮の葉の上にとまっているのを見かけます。二匹でいるときもあります。
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「ドジョウのおうちはここにしましょう。」昨年採取していた白川砂がバケツ一杯分自宅にあったのでそれを利用します。睡蓮鉢の手前に石を二つ置き白川砂をサラサラ~っと投入されたビオママ。赤ちゃんのOちゃんはTママの背中におんぶされぐっすりお休み中。
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さあ、放流です。ドジョウは砂地を好むので素早く泳いでいきました(指をさした辺り)。
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次はヨシノボリの番。ヨシノボリはとても愛らしいお魚。タナゴ,二枚貝と共生関係にあります。ヨシノボリは夏場は産卵期なので巣作りをします。御影石の張り出しエリア近くの石の下に巣を作れるように、残りの白川砂を投入してお家を作ってあげました。
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そこへビオママがケースをゆるやかに傾けながらヨシノボリを放流。驚いたことに、待っていたかのように石の割れ目に早速す~っと入っていきました。お魚も安心できる場所が必要なのですね。
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次はヤリタナゴを入れます。ヤリタナゴはビオトープの中でとても素早く集団で泳いでいる姿が見られる魚です。深くなった場所が三カ所ほどありますが、そこを陣地にしながら全員でスタートダッシュを楽しんでいるようにも見えます。それはまるで、年長クラスの子ども達の体育あそび “スタートダッシュ”さながらで、素早い動きなので目で追えないこともあります。
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スイスイとみんな一緒に泳いでいくヤリタナゴたち。産卵期のタナゴのオスはとてもきれいな婚姻色をしています。尻びれは赤っぽく胸回りはほんのりピンク色。
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作業が一段落して図鑑で示すビオママ。スジシマドジョウはこちら。ドジョウの飼い方も。
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ヤリタナゴはこれです。これは二枚貝のイシガイ,ドブガイ,マツカサガイなど。

真夏並みの6月25日(水)でした。適当に魚類をビオトープに入れるのではなく、それぞれの住処を設定した上で放流するという丁寧な作業に感激しました。
ビオトープが出来上がって二年目の夏。水辺の生き物のピラミッド構造が今後も保てるよう工夫しつつ、賑やかな夏の水辺を子ども達には十分楽しんでほしいです。
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年長児「ミニトマト収穫」記録 7/2(水)
約二カ月前の5月1日(木)に、みんなで植えたミニトマト“シュガーミニ” が赤くなり実りを迎えています(ミニトマトをみんなで植えたよ)。年中,年長児のお当番さんが、毎日じょうろでお水やりをし、また過日“ママの日”6/17(火)には、お母さま方が赤くなった実をカラスが食べないようにネットを施して下さったお陰でたくさん収穫することができました。
ひみつの庭の小さな畑なのでみんなで奥に入ることが叶わず、先生達がハサミを使い手を伸ばして収穫をし、子ども達は大切にボールに入れるお手伝いをしました。
次の日が雨天のため、半日保育のこの日は急ぎの収穫となり、一日冷蔵庫で保存して翌日みんなでいただきました。
すでに7/3(木)には年長クラスでお味見済みですが、土づくりからスタートし、水やり,支柱立て,脇芽摘み,施肥を経て約二カ月がかりで収穫できた喜びと同じくらい、大粒で引き締まったミニトマトは素晴らしいお味だったようです。
以下、写真をご覧下さい。
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収穫後、ひみつの庭のクローバーの上をお散歩中の年長児。今年の梅雨6月中は雨がほとんど降らず晴天続きだったため、幸いトマトは見事に大きく成長しました。あとで先生から聞いたところ、
「こんなに美味しいトマトは食べたことないよ」
「もうおかわりはないの?」
と、みんなで育てたトマトのお味を喜びあえる楽しいひと時となったそうです。
真っ赤なトマトの色とお山の無農薬トマトのお味。夏の思い出としてまた一つ、子ども達の心に刻まれますように(年中児クラスは来週収穫の予定)。

一方、年少児クラスの植えたロシアヒマワリ、こちらも現在ぐんぐんと成長中です。葉も大きく幹も太くなってきています。夏休み明けの9月には、大きな黄色い花とたわわに実った種がたくさん収穫できますように・・・。
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