2013.04.26

4月26日(金) / セイヨウシャクナゲ‘太陽’・幼稚園で沸かすお茶・子ども達の健康・園内通信

  「植物園にて」
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      <西洋石楠花>  学名 Rhododendron‘Taiyo’   別名 ロードデンドロン(学名)
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満開が見事なセイヨウシャクナゲの一品種“太陽”。これは植物園遠足の帰りに撮ったものですが、遅咲きの品種もふくめて連休中はシャクナゲが見頃の時季となります。
日本で5月というとツツジをイメージしますが、ヨーロッパなどでは大きなシャクナゲの木がお家の庭に一つは見事に咲いているのが見られるそうです。
以前、お宅のお庭で咲いたという淡色の日本シャクナゲを頂きました。花瓶に生けて眺めていると、和風なツツジとはひと味ちがう華やかなシャクナゲの花がとても素敵でした。
学名の「Rhododendronロードデンドロン」は、ギリシャ語で「バラ」を意味する「ロドン(rhodon)」と「木」を意味する「デンドロン(dendron)」から由来し、バラ色をした花が咲く木、という意味になります。この“太陽”は、まさにバラのような鮮やかな色合いが魅力です。
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「朝一番のお茶づくり」
朝の幼稚園はみんな大忙し。毎朝、園長室のキッチンから漂わせているのは子ども達のお弁当用のお茶。6リットル入りの大きなおやかんに沸かします。今年度は7クラスになったのでトータル一時間強はブクブクと沸かしているでしょうか。
登園後の9時過ぎ。「あ~、おちゃのいいにおいがしてるー」と外を通る子どもの声が聞こえるのは嬉しい瞬間です。子ども達もお弁当をイメージするのでしょう。
大切なお手紙などを届けに二人のお当番さんが園長室玄関にやってきます。
コンコンとノックの音がして扉を開けると、「おねがいします」と声を揃えて歯切れのよいお当番さん口調で渡してくれます。そして「大切なものを届けてくれて有り難う」と受け取ります。その時、いつも子どもの目線の先にはブクブクと音をたてているおやかんがあります(下写真)。
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特に新年度の今頃は、いろいろたずねてくれます。
「ぼくたちの(クラスの)はどれなの~?」「おべんとうまでにまにあう~?」などなど。
今日のお当番さんは微笑ましいことに、「きょうもちゃんとや(焼)いてる~?」と聞いてくれたので、今までは「ちゃんと沸かしてますよ」と答えていましたが、焼いてる~?がとても愛らしいので、今日は「ちゃんと焼いてますよ~」と答えました(^^)。
その後二人のお当番さんの後ろ姿をしばらく見送っています。
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お茶は、京都「瑞松園」のほうじ茶を使用しています。京都,滋賀県産の宇治茶が使われ、放射能検査済みで基準の厳しい海外へも輸出する茶葉です。
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「子ども達の健康」
「お知らせ15」**園児の健康について**でもお伝えしていましたが、本日はPM2.5や黄砂が多めに飛来するという予報でした。朝方は爽やかな青空で西の空まで澄んで見えましたが、しばらくで西山が見えないくらいに淀んだ色に変わりました。注意喚起レベルではありませんが、今後5月一杯くらいまでは全学年とも外あそびの時間は若干控え目にいたします。
また、外から各クラスに入る前には、担任が一列に子ども達を並べて、一人ずつ手で衣服をよくはたいてから入っております。その後、手洗い、うがいを十分にして、お茶やお水で水分補給をしながら子ども達の様子をよくみるようにしています。目に見えないものの影響は大人より以上に子ども達には配慮したいところです。
季節柄、咳や発熱でお休みされる方も僅かですがおられます。
中国の砂漠が乾燥して偏西風が吹く今暫くの時期は、栄養,睡眠などで免疫を落とさないようにして大人も含め体調管理に十分ご留意下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ16」「お知らせ17」(送りグループ変更届・連絡カード)をお出ししました。
内容は、
「お知らせ16」
◇ 家庭訪問の日程お知らせ
「お知らせ17」
◇ 【送りグループ変更】開始について
◇ 夏用スモックご用意のお願い

2013.04.19

4月19日(金) / もう一度サクラ(里桜「関山と福禄寿」)・お庭の時計交換完了・プレートランチをごちそうさま!・園内通信

   植物園にて 「関山」
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       <関山(かんざん)>  バラ科サクラ属
                      学名 Prunus lannesiana Wils. cv. Sekiyama
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日本原産の桜。桜と言えば明治の頃までは山桜を指しましたが、現在では4月初旬の入学シーズンに咲くソメイヨシノを皆さんイメージします。気象庁の桜前線、桜の開花宣言なども今ではソメイヨシノを基準にしています。
このお山の中でも、3月後半から4月上旬まで咲いていたソメイヨシノでしたが、桜にはこのように4月最初に咲く桜と4月半ばのちょうど今頃に咲きはじめるたくさんの種類の里桜(サトザクラ)があります(秋から冬にかけて咲く桜もありますが)。里桜の楽しめる時期は今現在から5月上旬頃までになります。
お山の中にも実は数本の里桜がありまして、一つは現在第3園舎からそのまま石段を下りて山の学校離れの敷地内にある里桜「妹背(いもせ)」が現在ほぼ満開近く咲いています。妹背は平野神社に原木があります。
今朝登園時に、園児が落ちていたこの八重の桜を一つ大事そうに手にして到着しました。近くを通られた方は、八重桜が石段に落ちていたら上をご覧になって下さい。

さて、今回はじめにご紹介する里桜は、以前から私自身が大好きな「関山(かんざん)」(上写真)です。
お湯を注ぐと美しく八重咲きの花びらが広がる桜湯はご存じと思います。桜湯用の「桜漬け」は実はこの関山が使用されています。
4月中旬から5月上旬に咲き、花は深い桜色の八重咲き大輪種。花びらは20~50枚近くもあり、花期が長いためゆっくり楽しめます。
堀川丸太町辺りの堀川通り沿いを南北に、八重咲き里桜並木が最高に美しい時に出会われることがあるでしょう。きっと今頃は満開かも知れません。
先日、遠足の下見に植物園に行った折、北門近くの噴水の南側にある植物展示場前に関山が2本、見事に満開を迎えていました。思わず枝の下に立って上を見上げてみましたが、遠足の頃にもまだ見られると思います。
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   植物園にて 「福禄寿」
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       <福禄寿(フクロクジュ)>  バラ科サクラ属
                          学名 Prunus lannesiana cv.Contorta
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次は、里桜「福禄寿(ふくろくじゅ)」のご紹介です。
数年前に、植物園の観覧温室の北に広がるしだれ桜エリアを西へ歩いた時、大勢の人がカメラを向けている満開の美しい桜に出会いました。その愛らしさに感動して以来、大好きになった里桜の一つです。
関山と同じく八重咲き大輪花びらは20枚ほど、花びら中央は白く外側にいくほど濃いピンク色のフリル状の縁取りが波打って、ねじれる様に開花することから学名にContorta(ねじれの意)とつけられています。
こちらもただ今植物園では満開に咲いていますので、是非ご覧いただきたい品種です。

以上、上にご紹介した二品種は、いずれも連休明けに造成工事を再開する園の奥“ひみつの庭”に植樹する予定です(福禄寿は昨年度の卒園記念樹として卒園児保護者の方々が園に贈って下さいました)。
現在お庭の隅に仮植えしている「関山」「福禄寿」ともまだわずか10歳ほどの幼木ですが、現在満開に花をつけていますのでまたご覧下さい。桜はこの他に二品種をひみつの庭に植樹する計画です。
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<園庭の時計が新しくなりました!>
昨年度末頃より、業者さんに何度調整していただいても時刻が少しずつ遅れてしまう大型の時計。いよいよ次の世代の時計にバトンタッチすることになりました。
平成2年度の卒園記念品として寄贈されたものでしたので、20年以上の長きに渡り、お山の空高くで時を刻んでくれたことになります。
今回は、以前のものとイメージが変わらないように、同じくSEIKO製の電波時計を取り付けていただきました。これから来る数十年の間、時刻が狂うこともなく、登園した子ども達(時計を見て時刻をちゃんと確認する子もいます)や外あそびの途中にも見られる上、お帰りの出発時刻を確認するときにも安心して見上げることができるようになりました。
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 いつもお世話になるフレーベル館の本園担当Kさん。専門の時計屋さんと取り付けて下さいました。感謝。
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<おいしいプレートランチをごちそうさま・・・!>
下の写真は先日の年少児外あそびの時のシーン。
ジャングルジム横で数名の年少児男の子がお料理づくりに励んでいました。メインで忙しそうにお店を切り盛りしていたのはRくん。あまりにいそいそと、でもとても楽しそうに仕事をしていたので大変微笑ましく、思わずそっとお邪魔したのでした。
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 おいしいごはん いっぱいつくりますよ~         こうして、こうして・・・      
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  はい、できましたよ~。はい、たべて。         ぼくも、いただきます~

突然お客さんになった私の前に、つぎつぎに美味しいメニューを展開してくれて、都度「どう、おいしい?」と顔を見てたずねてくれるので、今までの人生でまずこのようなことはなかった私は本当に幸せな気持ちになりました。
実際に現代は、一般男性でもお料理を楽しんでつくる方が増えているようです。男の子もお母さんと一緒にキッチンに立ち、ジャガイモを洗ったり皮をむいたり、またお父さまでもカレーを上手く作って家族に喜んでもらわれることなどがあると聞きます。
お弁当がスタートして以来、子ども達から「お腹がすいた~」とは確かにあまり聞かなくなりました。そしてもうすぐ食べられるお弁当の時間を楽しみに美味しいお料理づくりをお庭で楽しんでいるようでした。
私がとても嬉しく、きっととても美味しそうにいただいていたからでしょうか(勿論食べる仕草のみですが)、Rくんの小さな手が思わずスィッとお汁入りの小さな器を自分のお口に持っていきそうになったので、慌ててその手を押さえたのでした。
きっとご家庭では、食後にお母さまがお父さまに淹れてあげられるのでしょう。プレートランチを食べ終えた私に、「はいっ、コーシー(珈琲)」と差し出してくれたので、先日入園した年少児とは到底思えずに感心してしまいました。そして「ご馳走様でした」と心から申し上げた次第でした。感謝。

いよいよ花壇のチューリップも満開に咲いています。昨年秋深まった頃に先生たちと球根をたくさん植えたのですが、今年も色とりどりに咲いてくれました。
花壇前のたんぽぽぐみの女の子Kちゃんが、そっと手でチューリップを押さえて花びらの中がどのようになっているかを上からのぞいて観察しているのを見かけました。以前に卒園したお姉さんのFちゃんも植物が大好きでしたので、きっと好奇心に溢れているのでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ13」をお出ししました。
〔昨日は「お知らせ9~お知らせ12」をお出ししました〕
内容は、
◇ 電話連絡テストの結果
◇ 園児の健康管理に関して
◇ ひねもす教室(年長児)・課外教室お申込み状況について

2013.04.12

4月12日(金) / ハナズオウ・お庭めぐりの一日・春のトンボ?・園内通信

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          <ハナズオウ(花蘇芳)>    ジャケツイバラ科    中国原産
                              学名 Cercis chinensis
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昔から園内の植え込みにあって、先日から細い枝に濃いピンク色の花を咲かせているのはハナズオウの花。小さな木ですがいま満開です。
枝に花だけが先に咲いて葉があとから出てくるのは、サクラのソメイヨシノなどと同じ。葉の形はハート形らいしですが、未だに見るチャンスがなく見たことはありません。大株になると見事な太い幹に直接花が密に咲いてとても華やかです。こちらは以前植物園で撮影したもの。〔満開のハナズオウ
ここ暫くは春爛漫で穏やかな天候が続きます。今朝早く、お山にはイカルの囀りが響いていました。
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「春のお庭めぐりの一日」
午前9時半よりAグループ(ことり,たんぽぽ,ゆき,つきA)、10時過ぎからBグループ(ちゅーりっぷ,ほし,つきB)の順に全園児でお庭めぐりをしました。お山の中を異年齢でゆっくり手をつないで歩き、どこに何があるか?大切なお約束事を確認しながら歩きました。
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 これからみんなで園庭めぐりに出かけます。    あっちは行ってもいいのかな?そう、ダメだったね。
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  さあ、それではみんなでしゅっぱーつ!           ここから下には行きませんよ。
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 鉄棒前を通過して雲梯にやってきました。        ことりぐみ前です。先生はだれだったかな? 
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 すべり棒です。2本の棒の上にのってすべります。    木馬のお馬さん前を通過します。
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 ちゅーりっぷぐみ前を通過したら、園長室です。   別グループさんと離合「会ったね」とお友だちとタッチ!   
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 お天気がよくてお散歩気持ちがいいね~。      ひととき、先生と一緒に手あそびの一コマ。
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 後半はBグループさんもお庭にやってきました。     それではみんなで、しゅっぱーつ!  
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 今日も晴天。 青空にうかぶ白い雲がひとつふたつみっつ。 木々のあちらに見えるのは吉田山。
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 ジャングルジム,ブランコ前を通ってすすみます。  フィギーノのところからたんぽぽぐみ方面へ。  
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 ちいさい組さんはこれより下にはいきませんよ。       ちゅーりっぷぐみ前でーす。 
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 いまのお部屋はことりぐみさんでしたね~。         これは? そう、アスレチックですね。 
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 ブランコをするときは柵を使います。その中には入りません。         さあ、行こう! 
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 年中組のおにいちゃんおねえちゃんにつれてもらって。楽しそうに何をお話しているのかな。
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 「あっ、いっこせんせいじゃない」上から見つかっちゃった。    ここはプレイルームです。

お庭めぐりのあとは、降園までそれぞれのクラスに入ってゆっくりお帰りの支度をしました。
新学期がスタートしてまだ3~4日とは思えないほど順調に幼稚園生活がすすんでいますが、特に年少児さんの場合は、先日9日の入園後今までとは大きな生活の変化が訪れました。今年はお天気に恵まれて毎日元気に歩いていますので、お子さんのお疲れ具合によってはお近くまでお迎えをお願い致します。また、ご帰宅後は、手洗い、うがいの後、お昼寝を取り入れて十分お体を休めて下さい。
いよいよ来週からはお楽しみのお弁当が始まります。ここ数日、降園時にはお腹が空いた~と仰る方がとても多かったですが、来週はお母様お手づくりのお弁当をみんなでいただいて元気にお帰りができることと思います。
週末十分休養され、来週また元気なお顔に会えることを楽しみにしています。
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「春のトンボ?」~~年長クラス登園後の朝の一コマ。
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朝登園した年少、年中クラスをみて、年長クラスの子ども達といるときのこと。
「おへやにトンボがいるの」と女の子が言うので指さす方を見て見ると、なんと大きなトンボが時計台内側の天井高くにいるのが見えました。
まだ春なのに、本当に不思議、どうしてだろうね~、と話しながらも、トンボの絵本や図鑑で一緒に調べてみると、どうやら『オニヤンマ』のようでした。
裸眼では大きさがよくわかるのですが、このカメラには小さくしか写っていません。
みんなで目をこらして上を見上げると、大型で真っ黒の体に黄色い筋が数本見えました。
夏の保育中や夕方に、なぜか第3園舎に風の流れとともにす~っと入ってくることがある大型トンボですが、こんなまだ春4月の時期に姿を見るなんてとても不思議です。と考えていると、
「まだ春なのに」と気づく子もいて、だいたいお山では初夏6月~10月頃に見られるトンボなので、しばし大ニュースでした。
今年はサクラも例年より早く咲いたし、ハナズオウ(上写真)も二週間ほど早く咲いたので、トンボだって早く成虫になったのかしら?とどうしても気になっていました。
念のため、放課後に昨年度の年長クラスの先生に聞いてみましたら、どうやら昨年秋にクラスに飛んで入ってきたようでそのまま高い手の届かない場所にいるようでした。不思議の謎が解けた次第です。
朝到着した先生にも報告して、みんなで下からトンボを観察できた楽しいひとときでした。
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   あれは、このトンボじゃないかなあ。               ほら、このページ。
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   きいろい線がはいってるよ。      オニヤンマだ!
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本日は、園内通信「お知らせ6」「お知らせ7」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ6」
◇ 保護者会のご案内
◇ こどもの日の“ちまき”お持ち帰りについて
◇ 「ひねもす教室」会員募集について
◇ 課外教室について
「お知らせ7」
◇ 「お知らせ」のお届けについて

2013.04.10

4月10日(水) / 花壇のチューリップが咲きはじめたよ・登園初日・園内通信

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   <チューリップ>  ユリ科  原産地 地中海沿岸~中央アジア
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 1学期登園初日の朝です。みんな元気にのぼってくるかな・・!  はじめに着いたのは第2グループさん。
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 下に第4グループさんも見えました。  2番目の到着は左から(バプテスト方向)上がってきた第5グループさん。続いて第1、第6グループさんも到着しました。
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 到着後、グループごとに先生からお話を聞きます。    帰りもこの場所で並んでくださいね。
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 お部屋もずっとみんなを待っていました。ちゅーりっぷぐみのリニューアルしたタオル掛けのキリンさんも嬉しそう。

昨日に続いてお天気にも恵まれた今日、8時50分頃になると子ども達の声がまずお山に上がってきました。いつものことですが、お山の上でみんなの到着を待っていると、子ども達の姿は見えませんが楽しそうな声だけが先に聞こえてきます。やがて引率の先生と元気な子ども達の姿が現れ列になってお山に到着します。
頼もしい年中、年長さんの手に引かれ、みんな立派にお山を上ってくることができました。頑張って「いってきます」をしてお母さんが恋しい気持ちはみんな同じ、でも仲間とともにお山のてっぺんを目指した記念すべき第一日目の姿です。また、年中、年長児さんがしっかり手をつなぎお山の上まで連れて上る姿は凛々しく、クラスの前まで使命感をもって送り届けてくれます。
到着した年少児からクラス内に入り一通りのお支度を終えたら、まあるく並べられた中に自分のお椅子を見つけてすぐに座ることができました。これで一安心。そうして、各グループの到着とともにあとからクラスにやってくるお友だちの到着を待っていました。

今日はあっという間に降園時間となりましたが、送り迎えグループの年中,年長児さんがお部屋の前まで迎えに来てくれて、手をつないでそのままお帰りグループまで歩きます。このように、毎日急がず少しずつ送迎グループの先生に慣れ、クラス担任やお友だちのお顔も覚えていきます。
お帰りは、お山のてっぺんから出発です。第1グループを先頭に、お母さんと「いってきます」をしたところまでまた歩きます。一段一段の石段をゆっくり着実に毎日上り下りしながら、ゆるやかにスムーズに幼稚園生活がすべりだすことになります。
幸いなことにここ暫くは春のお天気も応援してくれるようで有り難く、本当に楽しみな1学期が始まりました。
また明日も、お山のてっぺんに到着してバンザイするのを楽しみに元気に幼稚園に来てください。お家ではお母さんとゆっくり楽しく過ごして、明日への元気を充電しておいて下さいね。
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本日は、園内通信「お知らせ3」(別紙連絡カードあり)をお出ししました。
内容は、
◇ 「連絡カード」のご使用、幼稚園への連絡方法など
◇ 幼稚園児のための総合補償制度ご加入のご案内(新入園児対象)
◇ 送りグループ変更について
◇ お忘れ物のお知らせ

2013.04.09

4月9日(火) / 第64回北白川幼稚園入園式・園内通信

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   <入園式会場/第3園舎にて>

本日は、朝からお山にウグイスの声がひびく春うららかな一日でした。昨日の始業式につづいて、本日午前10時より第64回北白川幼稚園入園式を無事行うことができました。

会場後部に大勢のお父さま方がご列席下さる中、担任の誘導により真新しい名札とお花を胸につけた園児とお母さまが入場。会場は瞬く間に花が咲いたように華やかになり、たくさんの笑顔が溢れていました。
全員が小さいけれどしっかりと自分の足でお山の石段を幼稚園まで上って来ることができたのですが、入園式でも前を向いて園長先生のお話を聞く姿が凛々しく、その姿を見ていると明日からの登園に対する幼子なりの思いがすでに宿っているようにも思えました。
今年、園庭のソメイヨシノの開花はすでに終盤近くになっていましたが、温かな春の日射しのもとクラスごとに記念写真撮影も済ませました。

明日からいよいよ歩いての登園が始まります。有り難いことに、暫くは穏やかな晴天に恵まれそうです。まずは今週一週間、あせらず、ゆっくりと、一日ずつを楽しみに重ねていただけたらと存じます。

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 幼稚園一同、今年度も皆さまとともに元気に過ごしてまいります。どうぞよろしくお願い致します。
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昨日(始業式),本日(入園式)は、園内通信「お知らせ2」をお出ししました。
内容は、
◇ お知らせについて
◇ クラス担任、送り迎えグループ担当紹介
◇ 当面の降園時刻など
◇ 課外教室について
◇ 園児について
◇ 落とし物について

2013.03.20

3月20日(水) / 第63回卒園式をふり返って

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   『皆さまからいただいたとても素敵な花束~~何種類ものお花がいっぱい』

週末16日(土)、第63回卒園式保育証書授与では、春うららかな天候に恵まれ保護者の皆さま方が会場後部からお見守りされる中、全卒園児が出席することができました。
毎日歌った園歌“おやまのようちえん”も今日が最後。みんなで声をあわせて歌った後、園長式辞につづいて思い出のアルバムをBGMに、一人一人がしっかりお返事をして真っ直ぐな姿勢で保育証書を受け取りました。
年少児また年中児でのご入園がついこの前のことのように思われ、3年前の春に「きょうは泣かないでお母さんと行ってきますができたよ」と赤い目で頑張っていたRくん、お姉さんが卒園して入れ替わりだったため一緒に幼稚園に通えず心許なげだった小柄な女の子Sちゃん、登園初日大人のような面持ちで到着し、お部屋の中を見て「まあるくきれいにおいすがならべてあるねー」と大人顔負けの口ぶりだった元気な男の子Kくん・・・、一人一人の入園当初の様子が自然と脳裏に浮かび思い出深い気持ちでいっぱいでした。
卒園アルバムの最後にも書かせていただきましたが、晴れの日も、雨の日も、毎日自分自身の足をたよりにお山の上まで通いつづけた子ども達には、自然に強い心が育まれ、また自分よりも小さな人の手を引いて導いてあげられる思いやりの優しい心も備わっています。そうした上に、幼稚園で積み重ねた数年間の学び一つずつが見えない大きな力となってくれるでしょうから、自信をもってキラキラした眼差しで未来に向かって進んでほしいと心から願っています。
そして、また思い出したらいつでもお山をのぼって遊びにきて下さい。幼稚園はいつもみんなのことを応援しています。
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   ~卒園記念植樹プレート~               ~保護者代表による盛り土の様子~

卒園式終了後、園庭に集まりクラス別に全員で記念写真を撮影した後、第63回卒園記念樹として、現在造成中のお庭の中に里桜「福禄寿」を贈って下さいました。
記念樹の木製プレート(左上)はKくんのお父さまによるお手製(有り難うございます!)、そこへMちゃんNちゃんのお母さまが文字を書いて下さったとのこと。プレート裏面には、両クラスの子ども達全員の名前が記入されています。
右は保護者代表の方が盛り土をされている様子です。すでに10年ほど成長した高さ約3mほどの大苗の桜は、卒園した子ども達の今後の成長とともに年々大きく立派な桜になることでしょう。
毎年4月半ば頃、福禄寿が咲くたびに子ども達の笑顔が浮かんできて懐かしさでいっぱいになりそうです。
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その後は、園庭横の第1園舎でお食事会が催されました。子ども達の歌声にあわせて入場し自然と指定席に導かれるように着席。園児とお母さま方とともに、美味しいお寿司やお食後の吉備団子をいただきながら歓談に花が咲くとても楽しい時間でした。
天井からの素敵な数々のモビール、風船を使った壁面飾りなどは勿論お母さま方のオリジナルのアイデアだそうです。全員がお食事中に敷いていたランチョンマットもお手製で、お山の幼稚園がデザインされた「消しゴムはんこ」のマーク入り(写真上)。自分の手持ちのお弁当箱の大きさにあわせてボタン留めもできる、実用的なアイデアの敷物に感心です。有り難うございました。

お食事会の次は第3園舎に移動して謝恩会でした。
お食事会と同じように子ども達の歌声にいざなわれながら入場し、お母さま方による劇、クイズ、音楽に合わせ息のあった体操の数々のご披露など・・・。いつの間に、どこで練習をされたのかと驚きつつ、お母さまお一人お一人が力を寄せ合って会を開催して下さったことを心から嬉しく感謝の思いでした。
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    新聞表面                         裏面

また謝恩会でのサプライズは、最後に配られた『おやまのようちえんしんぶん』でした。
K.Sくんのお母さまが過日幼稚園を取材し、子ども達が読めるようにすべてひら仮名で記事をまとめられましたが、紙面トップにはすでに午前中の卒園式の写真が掲載されていました。速報の早業はさすが新聞づくりを専門とされるKくんのお父さまによる技なのでした。いつも爽やかな笑顔のお父さまに皆さまの温かな拍手が響きました。
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  <アルバム>
お母さまと子ども達からのお手製のアルバムを頂戴しました。春休み中に太郎先生とともにまだまだゆっくりと拝見させていただきます。嬉しいメッセージを有り難うございました。
皆さまにまたお会いできますように。

2013.03.08

3月8日(金) バラ“アミティエ”・ちいさな先生・園のお手入れ・園内通信

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   <アミティエ> “Amitie” 2010年滋賀県國枝バラ園

コーラルとイエローのグラデーションがとても美しい大輪バラ“アミティエ”。
数年前に作出された新品種ですが、日を追う毎に花びらはますます大きく見事に広がっています。とても花持ちがよくフランス語で友情を意味する名前のこのバラは、是非お友だちにお送りしたいものですね。
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2月半ば、今年第一声のウグイスの声が聞こえました。ただ今、子ども達が登園する前の園内では、ウグイスの鳴き方練習の声が毎朝聞こえています。
今朝は「ホー、チュクチュクチュク..」と子どもウグイスが繰り返し練習していましたが、なかなか上手くなりません。毎朝それとなく聞いているととても微笑ましいものです。今年うまれたひな鳥は勿論、山奥から出てくる成鳥のウグイスも、この時季になるともう一度鳴き方の練習をするのだそうです。
「ホー、ホケキョ」と上手く鳴けるようになって、早く子ども達にも自慢の声を聞かせてくれますように。
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いよいよ梅の花もほころび、今日は早速ヒヨドリが梅の枝にとまり花の蜜を吸いにきていました。今年は新春から、サクラの柔らかな新芽を毎朝メジロやってきて食べ尽くしているので、石段にはついばんだ芽が山ほど落ちています。こんなに落ちる年は珍しいので、きっと鳥が元気なのでしょう。今年はサクラがちゃんと咲いてくれるのかしら?と実は少し不安に思っています。老木で樹齢100年近いソメイヨシノです。春には是非たくさんの花を咲かせてくれるようにと祈っています。
お山の中のサクラがいずれも高齢になってきましたので、造園中のひみつの庭の周辺には、ソメイヨシノと同時期4月上旬から咲くベニヤマザクラ、ヤエノオオシマザクラ、サトザクラ類数本を植えていく予定でいます。
「ひみつの庭」の進行状況については、またレポートいたします。
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<ちいさな先生>
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外あそび中のワンシーン。
暖かくなってきて、数名の年少児の女の子が生き物さがしをしようと園長室に虫かごを借りにやってきました。
それぞれ小さな図鑑と虫かごを手にしたら、中の一人Aちゃんがみんなに声かけをしています。
「はーい、ではおにわまでみんなでいきますよ~。とんとんまーえ、とんとんまーえ。いちれつにならんでいきますよ~」とクラスの先生そっくりの真似をしてみんなもニコニコ顔でつづきます。一人前の先生っぷりで石段を後ろ向けにのぼっていく微笑ましい様子に、思わずカメラを向けました。
年少児も一年が過ぎ、幼稚園ごっこをしてお庭あそびを楽しめるほど大きく成長しました。来年からは早年中児になり、はじめて園に入ってくる年少児さんを優しく導いてあげる姿が目に浮かぶようでした。
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    <園のお手入れ>
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上はプレイルームにある壁面ですが、園内はこのように先生たちによる手作り壁面構成が各園舎、各クラスに季節ごとにお目見えします。
本日夕方には、第3園舎年長クラスの壁面の生地の張り替えに来ていただきました。
子ども達が先生にくれたお手紙、お当番表、お弁当がんばり表などいろいろなものが壁面で掲示されています。
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長年の間に色あせてきたフェルト地をめくり、使用しなくなった黒板も取り外します。
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大きく鮮やかなグリーンのフェルト地を、くるくると広げていくととても大きなサイズです。お話していると、この方は昔の卒園児のお父さまとのことでした。偶然のことに驚きと感謝でお話いたしました。とは言え、現在お庭を造成していただいている土橋さんも園内の樹木の手入れをお願いしている片石さんも卒園児のお父さまであります。
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枠にピッタリサイズに張り直していただきました!週明けには新しくなった壁面に、子ども達は気づいてくれるでしょうか。〔いずれ右のように元通りになります〕
また、年長児の俳句の時間に使用している特製カーペットも新調していただきました。
来週の俳句のときに子ども達にはお目見えする予定ですがこれも気づいてくれるかな?楽しみです。

同じく本日、来年度用の新クラスちゅーりっぷぐみのお部屋の改装が終わりました。
床と壁面壁紙のメンテナンスに約一週間かかって下さいました。また、昔からちゅーりっぷぐみで愛用してきた木製キリンさんのタオル掛けも修復していただき、来年度の向けてスタンバイです。お机や椅子、絵本棚も近く届きます。
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 新ちゅーりっぷぐみ/〔窓の外は緑の竹林〕
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本日は、園内通信「お知らせ76」をお出ししました。
内容は、
◇ 在園児の新年度保育用品について
◇ お別れ会に使用するお菓子について
◇ 3学期終了式
◇ 春休みについて
◇ 送迎について(第1グループ)
◇ 今月の絵本の貸し出しについて
◇ その他

2013.02.22

2月22日(木) / ユリ“リアルト”とストック・桶柑(タンカン)・園内通信

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               〔ユリ〕    ユリ科    学名 Lilium L.“Rialto”
                       原産地 北半球のアジア,ヨーロッパ,北アメリカ他

               〔ストック〕  アブラナ科  学名 Matthiola incana
                       原産地 南ヨーロッパ  別名 ラセイトウ(紫羅欄花)

日本原産のヤマユリ,カノコユリ,ササユリの交配でできたオリエンタル系ハイブリッドの白ユリの名は“リアルト”。ユリの白品種の代表であるカサブランカによく似ていますが、花弁にやわらかなウェーブがあってカサブランカほど香りは強くありません。
そこへ、春先になって登場してきたストックを近くのスーパーで見つけ花瓶に一緒に入れています。
茎が幹のように太いストックは、ヨーロッパではギリシャ時代から栽培され、ローマ時代には薬草として使用されていたようです。アブラナ科独特のふんわりとやさしい春の香りがします。
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 <タンカン> ミカン科 学名 Citrus tankan Hayata
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この時季、店頭には他種類の柑橘類が並んでいます。見ているだけでどれにしようかと嬉しくなります。
疲れたときには自然に何個もいただいてしまうミカン類ですが、この「タンカン」は皆さんはご存じでしょうか。私ははじめてお目にかかりました。
これは、鹿児島産とのことで過日頂戴したのですが、産地は気温の高い沖縄県や鹿児島県に限られている珍しい種類のようです。またこのタンカンは、原産地は中国広東省で、ポンカン,ミカン類,スイートオレンジなどとの自然交配でできたものだそうです。
糖度が高くてとても美味な「タンカン」を、園のみんなで有り難くいただいてビタミン補給をさせていただきました。
感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ73」「お知らせ74」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ73」
◇ 3学期生活発表会のご案内
「お知らせ74」(年長児)
◇ 年長児“卒園記念大文字登山”について

2013.02.15

2月15日(金) / 年少保育室より~絵本「しろねこしろちゃん」の絵・伊予柑ピール!とおまじないの豆飾り・「ひみつの庭」工事レポート(2)・園内通信

皆さんは絵本「しろねこしろちゃん」のお話はご存じですか。
私はとても大好きなお話です。ちょうど今、年少児クラスには子ども達が一生懸命に描いた力作のニコニコ顔のねこちゃん達が、お部屋を鮮やかに飾っています。
担任の先生にお話をゆっくり読んでもらったあと、お父さんとお母さんと四匹の子ねこが登場するほのぼのとした雰囲気を感じ、ひとりひとりが思ったまま筆を走らせ描いたものです。どれもなかなかの力作ですね。
絵本に流れる昔懐かしいムードは、今から60年近く前に福音館の「母の友」に「こどもにきかせる一日一話」として紹介された文章だからでしょうか。作者の森佐智子さんは当時なんと大学生だったそうです。個性的な絵は10年ほど前にMAYA MAXX(まやまっくす)さんが描かれています。
とてもシンプルだけど、家族の中でゆれ動く子ねこの心が描写されてとても印象深い絵本の一つです。

<年少ことりぐみ>
 

 

 

 

<年少たんぽぽぐみ>
 

 

 

 

 
「まっくろな おかあさんねこから、こねこがうまれました。」からお話ははじまります。そして最後のページ(右)には、主人公のしろちゃんの嬉しい笑顔がみられます。
 
年少クラスの子ども達と絵を見ながら話していると、「くろねこの子どもは三匹いたよ」とちゃんと覚えているのでした。最後は家族六匹が揃ったみんなの嬉しそうな姿が裏表紙に描かれています。

幼稚園の先生たちが、一ヶ月に一人ずつ思い出の絵本をご紹介している『絵本通信』の中で、以前私がご紹介させていただきました。よろしければご覧下さい[絵本通信「しろねこしろちゃん」]。
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[伊予柑ピール]
ここでちょっと休憩タイム。
一日のなかで何度チャイムが鳴るかは数えたことがない園長室玄関ですが、午後からも園に来られるお客さまは後をたちません。そんな中に、ガラス扉の半分ほどの高さのまだ可愛らしいお客さんの姿が見えることもありますが、それは大抵懐かしい小学生の姿です。
今日は小学生Hちゃんが懐かしいニコニコ顔でたずねてくれたのでした。何やら大切そうに手に持って・・・。


中は、蜜柑などの柑橘類が美味しいこの時季に、いつもお祖母さまが手作りされるという伊予柑ピール(オレンジピールならぬ!)でした。そこへ不思議なものが一緒に入っていました。
メッセージを読むと、これは「夏病(なつやみ)のおまじないです」とのこと。
なるほど、1月下旬~2月頃の今、寒仕込みでつくる手作り味噌用の大豆(茹でたもの)に藁を通したお守りのお飾りなのだそうです。これも勿論お手製のようです。
日本の四季の移り変わりとともに、自然の恵みをいただき大切に生かしながら手作りをされているのを拝見するたびに感動します。もっと上手く時間をつくって私も見習わなければ~、と思うばかりで、実際にはなかなか出来ないことが多いです。
せめて「半年先にやってくる京都の猛暑の折りも、園の子ども達とご家族の皆さま、先生達すべての方が、どうかいつも元気で過ごすことができますように・・」とお祈りしながら、園長室の入口近くにお飾りさせていただこうと思います。感謝。
            
また今日は、小学校高学年になったSくんも顔を出してくれました。「今日は特別用事はないんだけどお散歩しながらきたよ」とのこと。嬉しいです。工事中のお庭を見たあと夕陽の中をお山を下りていきました。
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「ひみつの庭」工事レポート(2)
雪が積もったり雨になったり、週明け18日は二十四節季で雨水。1月後半にスタートした「ひみつの庭」の工事も、土橋左官店さん、片石造園さんやその他の業者さんのお力により着々と進んでいます。

大木が茂ったまま森さながらの場所は、樹木の伐採で間引きをして太陽が射し込める場所にしなければいけません。大木にはロープをかけながらゆっくり数名の力で倒され、剪定されます。

右上写真は檜の大木です。20m以上あったでしょうか。てっぺん近くにのぼって少しずつ枝を間引く作業をしながら、ロープをかけてカットされました。大きな切り株は子ども達の腰かけ椅子になりそうです。
          
        はしごを伸ばしてかけています。見上げる高さです。

少しずつ整備され、昨年夏に行ったお堂の解体で残った御影石をふんだんに使って、ビオトープのフレームづくりが進みます。大きな岩のような石を上手く積んでいかれます。

遠目に毎日業者さんが工事される姿を見ている子ども達は、自分たちの大型スコップを持ってお砂場の造成工事に余念がありません。これは少し前の年長児の姿ですが、しっかりと腰が入ってなかなかの仕事っぷりではありませんか!
   
檜をカットした丸太。土中深くから彫り上げられた大きな木の根っこ。
   
浅いビオトープですが、もとの地形を生かしながら生き物が潜める場所も数カ所つくります。
   
大きな石をどのように組み合わせていくのか・・・、専門の技術をじっくり観察したかったのですが、こちらも仕事中はその時間がとれません。 
   
女の子も砂場での作業は真剣です。最近では年少児が「砂場にいこう!」と誘い合って溝をつくり水を流し込む姿もあります。先日、私も共に取り組みました。土の中から思わぬ昆虫の幼虫が出てくることもあります。
   
これは、もう何日も続いているんだよ~、と年長児Sくん。年中児のYくんも真剣に溝をつくっています。
   
ビオトープには、防水マット→コンクリート→FRP加工などが施され、最終的には水辺の生き物がやってくる土壌をつくります。
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本日は、園内通信「お知らせ72」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」の撮影,製作について
◇ 今月末雄蝶面のお預かりについて
◇ 園児の健康について
◇ 上終公園下水道工事エリアへの絵の掲示について
◇ PHP研究所推薦図書のご案内

2013.01.25

1月25日(金) / テラコッタうさぎ・「ひみつの庭」工事開始レポート(1)・園内通信


  〔園長室前のうさぎ〕
「昨年の夏からここにいます。みなさんにお会いできたりお当番さんが撫でてくれるのがうれしいです。
これからもよろしくお願いします。  うさぎ 」
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今日は太陽の日射しは明るいけれどお山の中は風に包まれたような一日でした。そんな中、10時半からの園庭開放にも多くの未就園児さんたちが遊びに来られ、在園児とともに楽しく遊んでいただきました。

朝、年少児のMちゃんはいつものようにクラスに到着してお友だちと朝のご用意にとりかかりながら、ふと木々をゆらす風の音に気づいて手をとめ、「あっ、きょうはかぜがつよいね」とまるで大人のように窓の外を見てつぶやきました。
いつもとは何か違う自然の変化に気づいて早速言葉にすることができるのは、さり気ないことのようで実はとても鋭い感性です。Mちゃんの赤いまあるいほっぺとつぶらな瞳を見ながら4月からの成長を想い、人間に本来備わっているセンス・オブ・ワンダーの感覚をこの先も大切にしてほしいと嬉しく思った瞬間でした。
自然が姿をひそめている冬は冬なりに、子ども達は大人の私たちよりも季節の微妙な変化を言葉はなくても感覚的に感じています。
手足も冷たくなる日々が続きますが、冷たいけれど気持ちのよい空気、雪の白さや触れた感触、吐く息の白さ、凍った水たまりなどから、人工ではない冬の季節ならではの自然観を大いに身につけてほしいと思います。
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一昨日水曜日から、いよいよ園庭の奥の造成工事が始まりました。昨年夏の園庭整備工事のときにお山の上にお目見えしたショベルカーやキャタピラがまたまたやってきました。
ちょうど水曜日は半日外遊びの日でしたので、子ども達も興味津々で迎えていました。
しばらくは、古木の処理、土壌の掘削などがつづき、予定したプランに沿って造成をすすめてくださっています。
 

 
動力はさすがに力強くつぎつぎに重すぎる石や切り倒された大木も軽々と移動します。手で持ち上げようとしてみましたがどれもビクとも動きません。お堂の跡地に残された大きな御影石の数々はこの「ひみつの庭*」で上手く再利用するつもりです。

「ひみつの庭*」は仮称です。園庭奥につづく「ひみつの森」にちなんでとりあえず名づけました。築山から望める街の景色、水辺の生き物が観察できるビオトープ、夏の水あそびができる水場、ピクニックに出かけられるクローバーの植え込みエリアなど・・・、たくさんの自然の生き物が姿を見せてくれて、子ども達のセンスオブワンダーがきらめく素敵なお庭にしたいと思います!
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本日は、園内通信「お知らせ71」をお出ししました。
内容は、
◇ 豆まきについて
◇ 未就園児対象「おやまのミニミニ幼稚園」のお知らせ
◇ 小学生対象「山びこクラブ」のお知らせ
◇ 少額校入学説明会及び半日入学の日のお帰りについて(年長児)
◇ 平成25年度小中学生総合保険のご案内について(年長児)
◇ 園児の健康について

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