2013.09.02

9月2日(月) / ノリウツギ“ライムライト”・2学期スタート・園内通信

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             <ノリウツギ>  ユキノシタ科   原産地 日本
                        学名 Hydrangea paniculata ‘Limelight’
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   〔幼稚園 ひみつの庭 内側より〕
約20年前、蓼科で初めて出会って以来大好きなノリウツギ。その頃、ネームプレートに学名で書かれていた「ハイドランジア パニキュラータ」のままで名前を覚えていましたが、後日、日本原産のノリウツギだとわかりました。
ノリウツギは他のアジサイが終わった7月頃より咲き始めます。一般的なノリウツギは“ミナヅキ”という名前ですが、ひみつの庭の入口より見えているのは“ライムライト”という品種になります。
咲き始めはグリーン、その後は、白→アイボリー→ライムグリーンに変化して、真夏の日射しの中もとても爽やかに咲いてくれていました。
また秋口には、花は可愛らしいピンク色系になり、初夏から秋を通してよく咲く強健種です。
別名ピラミッドアジサイ、ノリノキ。
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本日より2学期がスタートです。あいにく雨が強く初日よりレインコートに包まれての登園でしたが、みんなとても元気に到着しました。
クラスの先生の到着前にレインコートを拭きながら年少児のクラスでお話をしていると、冊子「夏休みのおともだち」をおカバンから取り出して次々に楽しそうに説明してくれるのでした。
海に行ったこと、花火をしたこと、お地蔵盆でのこと、そして週替わりでお家でのお約束事を決めて頑張った取り組みの様子などが、笑顔の写真とともに何ページにもわたって書かれていました。
食後はお皿をキッチンまで運んだり、毎朝新聞を取り入れたり・・など、じっくりと拝見したいくらいお母さまやお家の方と充実した夏休みを過ごされた様子でした。
また、2学期第一日目の雨にもかかわらず、二人で傘をさして園長室玄関までご用にきてくれたお当番さんの陽に焼けたお顔からも、いろいろな体験を通して有意義な日々を過ごした成長のあとが見られました。
2学期は行事に向けての取り組みなど楽しみもいっぱいありますので、日々の一つ一つを大事にして元気いっぱい取り組んでいけたらと思います。
保護者の皆さまにはご協力を仰ぐことなども出て参りますが、その節はどうぞ宜しくお願い致します。
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本日は、園内通信「お知らせ41」「お知らせ42」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ41」
◇ お弁当について
◇ 手提げ袋について
◇ 体操服等について(3歳児使用)
◇ 体操服などの購入について(半袖トレシャツ、長袖トレシャツ、半トレパン、赤帽、スモック、レインコート)
◇ 月ぐみの水泳教室について
◇ 保育料について
◇ 課外教室について
◇ カプラ教室について
◇ 未就園児園庭開放について
◇ 平成26年度入園願書発行について(お知らせ末尾に願書申込付き)
◇ 平成26年度入園説明会について
◇ 平成26年度園児募集ポスター掲示について

「お知らせ42」
◇ 保護者会のご案内
◇ クラスの浄水器、水筒お茶、日除け帽子着用など

2013.07.25

7月25日(木) / オニユリ・ひみつの庭で水遊び(夏期保育より)

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              <オニユリ>  ユリ科   原産地 北海道~九州
                         学名 Lilium lancifolium Thunb.

山の緑に映える夏の花はオニユリ。今年も満開に咲いて、石段を上ってくる子ども達をお迎えしていました。
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  【 ひみつの庭で水遊び(夏期保育より) ~ 】      ひみつの庭 前庭にて
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過日、夏期保育二日目は“ひみつの庭”で学年ごとにお楽しみの水遊びをしました。朝8時過ぎに開門。
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お庭を整えて、子ども達の登園を今か今かと待ちながらライオン壁泉より水を流しはじめました。朝の太陽の光が水面に煌めく気持ちのよい日でした。
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水を流しながらお庭の中から遠目に壁泉を眺めたところです。お山の中の数本の大木クスノキが懐を広げた空間に水の音が響きます。
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木々の間から朝陽が射し込む園内の風景です。奥はひみつの森へと続いています。アイアンゲートを開いて子ども達の到着を待っているところです。
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ライオンの壁泉からは流水量が多いため案外早く水をためることができます。 足元は素足が気持ちよいコーラルカラーの石英板の床材。水がたまるとひときわ明るく濃い色になります。この色にしてよかったと思う納得の石板。
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はじめに年中クラスがお庭にでてきました。        のりこ先生を先頭に「さあ、みんなではいりましょう。」
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植栽したフェイジョアとダイオウグミの間を通り、足洗い場のまわりにサンダルをきちんとそろえます。
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「とってもきもちいいね~!」青々と茂った築山をのぼり裸足で芝生を踏みしめる感触。そしてビオトープの周囲に配したウッドデッキを通ります。「あっ、オタマジャクシがみえるよ!」
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レンガの上はまた感触が違いますが気持ちよく歩けます。 では、足元をシャワーで洗いましょう。
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はじめにみんなでそっと足を水につけてみましょう。      次は座っている人にタッチをしながら歩いてみますよ。
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年中クラス合同なので大勢になります。お馴染みのお友だちと一緒ですが、水の中だといつもと違った楽しさを共有できるようです。ゆっくりと水の中を移動してお友だちにタッチしながらすすんでいきます。水あそびをとてもエンジョイしている子ども達。
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大好きなお友だちが目の前にきてくれてタッチ。    みんな仲良しでとっても嬉しいね。
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足つけしてバタバタバタ~~。水しぶきがいっぱいあがります。 一旦止めていたライオン壁泉の水を自由あそびになったと同時に再び流してみると・・・。子ども達は本当に無邪気で大はしゃぎしていました。勿論先生たちも楽しそう。一瞬にして苦労が報われる見ていて幸せなひとときでした。
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「ほうら、ライオンさんからお水がでていますよ~」      水しぶきの中、肩までつかっちゃいましょう。自然の緑の空間が広がり、予想以上に子ども達の歓声が空高くつきぬけるようでした。
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次は年少クラスがやってきて、チーク製のラウンドチェアで腰掛けて待つ子も。 さあ、みんなでお庭に入りましょう。
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芝生の上を走って上り下り。そして横になってゴロゴロゴロ~っと転がってみるのも実はとってもおもしろい。
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裸足の感触がとても気持ちいいのです。         お魚見えたかな?さあいきましょう。
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まっすぐこちらにきてくださいね。ではプールに入りますよ。全員が座れたら足をパシャパシャ動かしてみましょう。
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みんな水が大好きで平気です。思いきり戯れていました。 壁泉から水が流れ出てくる様子をみて先ずはじめに男の子がいろいろ試しているところです。
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みんな一斉に足をバタバタバタ~。       水しぶきの音が聞こえてきそうです。
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年長クラスも芝生で切り株にタッチして走ったあと、水辺にまわって暫しの観察タイム。「あっ、オタマジャクシとヤゴ」 年長クラスはやはり勢いがあります。森からやってくるモリアオガエルやアマガエルのオタマジャクシ。シオカラトンボのヤゴ。オニヤンマは水辺のまわりの湿った土に体を曲げて産卵する様子が見られます。時おりやってくる赤トンボはまだ色が薄く夏は山で過ごし秋に平地におりていきます。
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自由あそびでそれぞれに水を楽しんでいます。デッキを歩いてみたり、ダイナミックに水しぶきをあげて水かけにも興じています。
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さあ、そろそろあがりましょう~。                ホースリールの水で足元を一人ずつ洗っていきます。
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「とってもたのしかったね!」 太陽で温まっているチーク製のチェアに座りながら、後から来るお友だちを待っているところです。  次の日の夕方から行う納涼保育の花火を今年は多めにとりどり注文しました。お山の中では打ち上げ花火はできませんので、吹き上げ花火(1〜5m)を毎年たくさんしています。最後はナイアガラの滝。一人ずつに線香花火のお土産もあります。
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<ビオトープ周辺とビオトープ内に植物を植えました>
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湿地、水際に生える湿地植物2種、水辺内の水深5~10㎝に生える抽水植物を10種ほど植えました。そして日本で絶滅危惧種となっている浮葉植物のアサザも水辺に入れました。
水生植物を植栽することで水質の浄化、魚類の生育に役立ちます。
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左奥にはミソハギ。手前右は日本原種のカキツバタです。   水中に見えるのはガマ。
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ビオトープに張り出した中央の御影石は、昨年の夏休みに解体したお堂に使われていたものばかりで組んで下さいました。左手は、灯籠の一部である火袋(灯火が入る場所)の上に宝珠を重ねてみました。残っていた石材を有効利用したものでふと閃いた自己満足の組み合わせ(*^_^*)。
スイレン鉢はビオトープ中ほどに沈めてみました。
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ヒメホタルイ(左)と四つ葉のクローバーのような葉をしたデンジソウ(右)。同じく水生植物。
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淡水魚は在来種のものを入れます。ビオトープにはカエルやトンボが早速に産卵し、オタマジャクシやヤゴがたくさん生息していますが、蚊の発生を抑えるためにも魚を数種類入れました。
ヤリタナゴ(左)とクロメダカ(右)。下の写真に見える二枚貝とタナゴとヨシノボリ(下写真)は共生関係にあってお互いを必要として成長するので一緒に入れます。
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二枚貝のマツカサ貝とドブ貝。ドブ貝はたしかカラス貝とも言い、小学生の頃に琵琶湖でよくシジミを取った時に同じ砂地に簡単に見られた貝だったかと思います。
「ヨシノボリは今(夏)が産卵期のため、近くで採れる白川砂と大きめの石などでお家をつくってあげるといいですよ」と教えてくださったのはビオトープについて博識の下坂さんママ(ことりぐみ)。水面のクロメダカをみて産地を当てられたのには脱帽。私の小さな頃に遊んでいた白川疎水(昔は土手があり水底も土のまま。ザリガニやクロメダカがたくさん生息)のクロメダカは確かにもっと黒かったです。
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ミナミヌマエビ200匹(左)とスジシマ10匹(右)もビオトープに入水しています。
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ひみつの庭にしばらくいると必ず夏の昆虫であるタマムシに出会えます。飛び方がとてもユニークで愛らしい昆虫。ビオトープ周りに植栽した日はゲリラ豪雨の7月13日(土)でした。忘れられない泥だらけの夏の思い出^^;
土の掘り起こしや植栽を手伝って下さったりょうま先生、けんてつ先生、あや先生、有り難うございました。ここには珍しい植物ばかりを調達して植え込みました。
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紅葉が楽しみなナンキンハゼの足元にはヘンリーヅタを植えました。見上げる緑がきれいです。
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従来の遊具を配した園庭とひみつの庭の中ほどに立った風景。木をたくさん伐採したため右手には大文字が間近に見えるようになりました。

昨年夏休みに行った園庭遊具の補修、従来のお庭の排水のための透水管埋設工事、お堂の解体工事を経て、昨年冬からは幼稚園のもう一つのお庭“ひみつの庭”の造成がはじまりました。3月半ば〜連休までをのぞいた約4ヶ月間、今月7月半ばをもって完成しました。
夏期保育三日目の午後7時納涼花火が始まる前には、大勢のご家族に新しいお庭に入ってご覧いただくことができました。くつろぎのスペースとして園内の数カ所に置いたベンチやシンボルツリーを取り巻くサークルチェアにもお座りいただき、他府県からこの日遊びにきてくださった卒園児親子にもみていただくことができました。

現在、植樹した大型樹木をのぞいて約50種類の植物の苗、15種類の水生植物を植え込んだところです。今後もひきつづき、多種類の生き物が訪れてくれるための植栽、宿根草やハーブのコーナーなどもつくる予定で、子ども達が観察を通して自然の生き物に触れられ、保護者の皆さまがお山に来られたときの心地よい和みスペースでありたいと願っています。また今後は、ひみつの庭を中心とした新たな取り組み(お父さま、お母さま)についてご案内をさせていただくことも検討しています。その節にはどうぞよろしくお願い致します。

子ども達を包むご家族の皆さまには、厳しい夏の間もどうぞお元気でお過ごし下さいますように。また、新学期9月には元気な子ども達に再会できますことを楽しみにしています。

2013.07.09

7月8日(月) / 「ひみつの庭」工事レポート(8) アイアンゲート完成/亀岡「よし与工房」さん訪問記(4/27)・園内通信

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         【ひみつの庭正面ゲート】  『 亀岡 [よし与工房]製作 ロートアイアン扉 』

「ひみつの庭」造園工事もいよいよ大詰めを迎えています。昨年の夏休み中を使って行った園庭の透水管埋設工事以来、検討、選択、決定すべき事項が押し寄せていましたが、順に整理され目の前が晴れていくような思いです。
ブログ更新が滞っていましたが、本日は以前にお伝えしていたロートアイアン製の庭の入口ゲートについてアップです。
 
 造園中の場所はひみつの森に隣接しているため、日中に姿を現すことはない夜行性の野生のシカ、イノシシの夜の来訪は否めません。
 シカは、春の木の芽の時季から樹木の新芽や樹皮をめくって食べ尽くすので、森の樹々が枯れ込む被害があるばかりか、数年前より園内の植栽や樹木までダメージを受ける頻度が増えてきました。周辺の東山一帯もお寺の境内で大切にされている植物や農作物の被害が深刻な問題になっていることを耳にします。
 一方イノシシはわずかな隙間からでも侵入して、ブルドーザーさながら土壌を掘り起こし、春は大好物の竹の子、また土中のミミズやカブトムシの幼虫なども食料にしています。
 
 その昔、ひみつの森は白川砂を運び出すルートでもあり、周辺の樹木は伐採した後に薪にして使われていました。その需要がなくなった今は、樹木が大きく生長して森を覆うので、太陽光があまり射し込まない場所が多くなっています。そうすると森の中に下草が育たなくなり、人間とは距離をおいて森の奥に生息するはずの野生動物にすると、食べやすい葉が少なくなっていきます。それで里に食べ物を求めて近づいてくることになるのでしょう。
しかも、天敵がいない動物は毎年数が増えており、食料の不足を更に里に求めるようになった結果、柔らかな野菜や花の味を知ることになります。今では森の食べ物よりも先に里の植物を求めて毎晩さまよっているように思います。
 専門家の話では、シカは森に食べ物がなくなってくると笹の葉も食べるそうですが、この辺りは野生動物にとっても絶好の生息地らしく、まだまだ森の中に食べるものは残っているようでもあります。
 
 ひみつの庭の第二期工事がスタートした5月連休明けは、まず長年伸びすぎているひみつの庭周辺のカシ、ヒノキ、クスノキ、アカマツなどの大木の伐採が、毎日連続で始まりました。
樹木の専門家が木の善し悪しを見分けられ、大量の樹木がロープをかけて伐採された後には明るい春の光が射し込んでたくさんの薪が山積みになったほどでした。
有り難いことに、薪は冬場の暖房として薪ストーブを使われている近隣の方々がもらって下さいました。
 お父さまは背中に背負子、子ども達は空のナップザックスタイルで、ご家族総出でお山の上から下までを何往復もされたのは園児Kちゃんご家族。自分の体重ほどはありそうな木を抱きかかえながらも、自分の役割として黙々と文句も言わずに上り下りを繰り返していたKちゃんごきょうだい。その様子を見ていると、思わず胸が熱くなりました。
やがて冬の季節が来て家族で暖をとられるときには、自ら苦労して運んだ見覚えのある木々が、ご家族とKちゃんの心まで暖めてくれることを願います。
 
 近年、京都の山々はキクイムシによるナラ枯れが問題になっていますが、このお山の大木も同じく被害にあっています。と言うよりも、森の新陳代謝のためには大木ほどキクイムシに侵されやすく、若い木は被害に遭っていません。これは家電製品の普及とともに人間が木を剪定し薪を利用しなくなり森が放置されるようになった結果、人間の思いが及ばぬところで自然の摂理が働き、森林のバランスをとろうとしているのだと考えられます。
 園の子ども達、山の学校の小学生達が、自然の森に分け入って学ぶ意味は大いにあります。私達の身近な森を自分たちで手入れしたり守る体験から学ぶこと、また、十分な酸素を私達にもたらしてくれる森の緑の意味を感じる取ることもできます。
実際に小さな子ども達の手でも、みんなで力を合わせて共に実践すると驚くほど大きな力を生み出すことが可能です。
過日、年長クラスの園児全員が子供用の軍手をつけ、森の中で自分たちでも拾えるゴミ類をたくさん拾い集める取り組みをして園庭に戻ってきた日がありました。そしてそれを業者さんに頼んで廃棄処分していただく流れとなりました。
 一方、父親参観の折りにはお父さま方にも園よりお話をさせていただきましたように、今後皆さま方の力もお借りしながら、ひみつの庭につづくひみつの森を、樹木整理を行い明るく手入れされた場所にできたらと考えています。

前置きが長くなりました。
 以上のような事情から、子ども達をつつむひみつの庭の植物、ウォーターガーデン(ビオトープ)の生き物を守るためには、現在築いているような高いフェンスが必要でした。シカの侵入防止としては2mの高さが必要になるため、特注でつくっていただく必要がありました。
 
 そこで閃いたのが、以前から個人的に憧れを持っていて、ヨーロッパの町並みでは当たり前に目に入る大型のアイアンゲートでした。
早速オーダー製作して下さるところを探し、一番最初に出会えたのが京都亀岡にある「よし与工房」さんという鉄の工房でした。もうここしかない、と他所を検討することはありませんでした。
 まずお電話でおたずねしたところ快く相談にのって下さり、その後デザイナーさんとも打ち合わせを重ねた後に製作していただくこととなりました(今年1月半ば)。
 このお山は、季節の移り変わりとともにいろいろな生き物が姿を見せてくれます。昨日、本日と続いて、お庭でカミキリムシの数種類を子ども達が見つける姿も見られます。
ゲートのデザインをイメージしたときに、日常に子ども達が外あそびで出会う昆虫、チョウ、鳥などを是非入れていただきたい!そう思いました。
 
 現在取り付け完了のアイアンゲートより (ピックアップ写真)
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  先日よりお山の中でも姿が見られるタマムシ        一番上に鳥がとまっています
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  雨がふると動きだすカタツムリ                オオカマキリかな コカマキリかな 
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  お家で育てていると今日言ってたのはKくん        お山にも日本原種のノイバラがあります
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下の写真は、4月後半の休日に工房を訪問して製作途中を拝見したものです。
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「株式会社 よし与工房」さん玄関 [4月27日]
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 工場に入ると目の前に製作中の扉がどっしりと横たわっており、焼き付け前のシルバー色の大きな鉄扉に圧倒されました。
クレーンでゆっくりと重量のある扉を立てて下さり、実際に園内に設置したときをイメージしながら営業の勝部さん、女性のデザイナー田部さん、また職人さん方とお話をしました。
いずれ目の前の大型門扉が出来上がり、実際にお山の緑の中に置いた場合にどのようになるのか?はイメージするのが難しかったのですが、設置完了した今では、すっかりお山の緑にとけ込み一つの風景をなしています。門柱灯を取り巻くカバーも、同じロートアイアン製で電球を包むような形にしていただきました。
 ロートアイアンの職人さんには実際の作業現場も案内していただきました。何千度もの非常に高温となって燃えているコークスの中で熱された鉄棒を、実際に捻って曲げてみる体験も一人ずつさせていただき結構な力が要ることも解りました。
 製作中の工場内の夏の暑さとなると相当厳しいものだそうですが、これほど固くて大きな鉄の塊が、専門の職人さんの手にかかると美しいカーブを描いたり(門扉トップ部分)、ギザギサと鋭く尖った部分がまったく無く、なめらかな鉄の温かみを保っていることに感動を覚えます。出来上がった扉の縦の鉄棒部分は、子ども達が触ってくれた方がよいくらいです、とのご説明でした。
 見学を終えよし与工房さんの玄関近くには、見上げるほどの大きな淡ピンク色の山桜花が満開を迎えていました。
大変魅力的な工房 よし与工房さんへの訪問は、あっという間の楽しい時間でした。感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ37」をお出ししました。
内容は、
◇ 尿検査、蟯虫検査の結果について

2013.06.21

6月21日(金) / 発表会プログラム持ち帰り・「ひみつの庭」工事レポート(7)ライオン壁泉・役行者のお地蔵さま・園内通信

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 今日お持ち帰りの生活発表会プログラムは、毎年先生たちが大量に手作りでつくりますが今年は彦星さまと織り姫さまの間にピンクのハート入り!裏面にも大きな☆が二つあって、七夕の夜空に二人のお顔がニコニコ浮かんでとても嬉しそうです。
 今から20年ほど前は、1学期生活発表会を「七夕お遊戯会」と呼んでいました。年長クラス最後のグループが一人ずつ浴衣を着て笹を手に持ち、♪ささの葉さらさら~の音楽に合わせてお遊戯を披露していました。それはそれで季節の風情がありましたが、現在は1学期生活発表会として子ども達が保育の中で楽しく体を動かしながら取り組める曲を毎年選んでいます。
 お山の竹やぶで朝採れた青笹を、保育で製作した七夕の短冊とともにお持ち帰りいただくスタイルはずっと昔から今も続けています。
 現在、幼稚園のもう一つの庭“ひみつの庭”の植栽もお願いしているお馴染みの造園業さんが、毎年100本以上の笹を早朝からお山の奥に採りに入って下さっています。今年もすでに生活発表会と7月ミニミニ幼稚園用の笹の確保をお願いしています。
 いよいよ梅雨らしい日が続く中、子ども達は来週末の発表会に向け第三園舎に登場した舞台の上で練習を重ねながら毎日元気に過ごしています。
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「ひみつの庭」工事レポート(7) ライオン壁泉
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  〔壁泉ライオン “Leoレオ”〕
 さて、いよいよ“ひみつの庭”は、昨日よりたくさんの樹木の苗木が雨の中も運び込まれています。それについても後日レポートしますが、いよいよ庭造りはラストスパートに入ってきました。
子ども達も見てすでに知っていますが、浅瀬のプールへ水を溜めるための壁泉(へきせん)を取り付ける壁面を築いている最中です。
 このお庭を計画した当初から必ず取り入れたかった壁泉は、ヨーロッパの庭園や街角に見られるもので、建物の壁面に彫刻された動物の口から水が噴き出すように仕組まれた噴水のことです。そこから出たお水がプールへと溜まる仕組みにする・・と、夏の太陽が照りつける日などは、足元の石英岩を裸足で踏みしめながら流れ出てくる水流を楽しむことができる・・、とするとどんなに気持ちがよいだろう!とイメージしたのが最初でした。
 そこで、よくある壁泉のように強面をした動物ではなく、端正でやわらかな表情をしたものがないかと探し続けたところ、下の写真のような市販のライオンの壁泉を見つけました。ところが残念なことに、取り置きをお願いしている間にお顔が別のものに変わってしまいやむなく断念しました。インドネシアからの輸入品だったので代理店のストック分がなくなってしまったとのことでした。
それならばと、世界に二つとないこのお山の壁泉だけのライオンを石で彫って下さる方を京都で探してみようと思いました。石を彫る職人さんならば、きっと神社の狛犬などをつくられる方もいらっしゃるだろうと目星をつけてあちこちたずねましたが、現状では狛犬のほとんどが中国生産に依存していることを知りました。
そんな時に、あるご縁で愛知県岡崎市で手彫りで狛犬や動物を彫る職人さんである巽彫刻さんと出会うことができ、お庭の計画をお伝えすると二つ返事で引き受けて下さることになったのでした。
 下の画像がお願いしたときのサンプル写真です。
狛犬を製作される時にも使われる御影石に下絵を描いて彫られるので、下二枚の絵もお送りしました。写真を参考にした細密な絵は、幼稚園ひねもす教室、山の学校かいが・しぜんクラス担当の梁川健哲先生にお願いしました。
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【巽彫刻さんにて製作工程~】
 愛知県岡崎市は、日本でも有数の石材の産地で、灯籠、墓碑などが数多く産み出されています。また日本では数少ない白雲母を含む花崗岩である御影石が使われています。
出来上がったライオンに顔を近づけてみると、美しくキラリと光る白いものが目に入ります。私のイメージするライオンフェイスとして石の種類は岡崎産の御影石である「宇寿石(うす石)」を選んで下さったのですが、この煌めく部分はもしかすると白雲母ではないでしょうか。
 私たちの住む大文字のすそ野である北白川も、辺り一帯が花崗岩の土壌となっています。昔には花崗岩を扱う石の職人さんが地元にも大勢おられましたが今はどうでしょうか。有数の石の産地の岡崎市の場合もこうした職人さんの数が激減しているそうで、このような素晴らしい技術が日本から失われつつあることは大変残念に思います。
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仕上げにお口からの流水テストを何度もして下さいました。後頭部上部から差し込んだホースからの水流の強弱によって勢いが変わります。
製作過程では幾度となくメール、電話でお話し合いを重ね、今月6月8日に直接幼稚園のお山まで届けて下さいました。
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 板に固定してしっかり留めてあります。
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 ひみつの森をとおり動力を使って運搬される土橋左官店さん。 現場で巽彫刻さんと土橋さん。
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 この日搬入した他の荷物で固定された中央のライオン。 巽彫刻さんと記念写真をパチリ。

この後、お昼をご一緒しながら興味深く楽しいお話をたくさん聞かせていただきました。
大変エネルギッシュな巽彫刻の綱川さん。現在継続中の壁泉の工事が完成した折りには、是非再度ご来園の上ご覧いただきたいなと思っています。
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〔役行者のお地蔵さま〕
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 ひみつの庭中央に昔からおられるこちらのお地蔵さんは以前blog内でご紹介しましたが、役行者(えんのぎょうじゃ)さんであると、この日巽彫刻さんより教えていただきました。しかもこの辺りにも多い御影石でつくられたものではなく、大阪の堺方面で採れた砂岩でつくられている、そして遠い昔に川を使って舟で運び京都までもたらされた石であるだろう、とのご説明でした。

とすると、江戸時代に大阪から京都へ物資を運ぶ水路であった高瀬川を使ったのでしょうか。またはそれ以前に、豊臣秀吉が伏見城を築く上で建築資材の運搬のために開いた伏見港をつくる大工事の頃、宇治、伏見経由で京都へ入ってきたとも考えられるでしょうか。 ~石は語り出し、遠い昔に想いを馳せる時間が流れます~

調べてみると、役行者とは修験道の基礎を築いた開祖(修行の神さま)で、姿は老人で岩座に座り脛(すね)を露出させ、頭に頭巾を被り、一本歯の下駄を履いて、右手に巻物、左手に錫杖(しゃくじょう)を持ち、前鬼・後鬼と一緒に描かれています。
北白川山の対面方向にある西山の京都愛宕山ももともとは役行者が開いた山であり、愛宕山にもこの北白川山にあったものと同じ流れの勝軍地蔵さん(現在は禅法寺さん内にあります)とともに役行者が祀られているそうです。
この北白川山につい数年前まであった勝軍地蔵さんは、永正17年1520年に細川高国による北白川城築城とともに置かれたもので、宝歴12年1762年にこのお山に移転されました。その頃から勝軍地蔵さんとともにおられた役行者さんだとすると、安土桃山、江戸時代より以前の1500年代室町時代の頃のお地蔵さまということにもなります。

はるかな昔から幼稚園のある東山三十六峰北白川山のてっぺんにおられる役行者のお地蔵さまを、長らく子ども達やお山のまわりを見守ってこられた野仏さまとして、これからも大切にお守りさせていただきます。
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〔現在の浅瀬プールと壁泉の様子〕
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 お庭の外壁のサークルの穴からちょうど真ん中にライオン壁泉が見えます。コンクリートブロックで積み上げられたばかりなので、ライオンのお口が木材で支えられています。
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 コーラルカラーの石英岩を貼ったプールの上の壁泉ウィングは、アメリカ製のブリックタイルを貼っていただく段取りです。
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 夕陽をうけたライオンLeoの横顔と正面。子ども達も喜んでくれそうな端正で可愛らしいお顔です。
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 ライオンのお顔までは子ども達が下から手を伸ばして届く高さです。まぶたに二筋を入れていただき、目の中央の眸は磨き仕上げでお願いした艶感がよい感じです。
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 たてがみには細い筋が入り毛並みが美しく整っています。ひみつの庭入り口から離れて見ても、やはり壁面ホール中央にピッタリとライオンが位置しています。
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本日は、園内通信「お知らせ32」「お知らせ33」「お知らせ34」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ32」
◇ 内科診断の総括 ほか
◇ カプラ教室について
「お知らせ33」
◇ 1学期生活発表会のご案内
「お知らせ34」
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費について

2013.06.11

6月11日(火) / キティーズローズ・「ひみつの庭」工事レポート(7)・園内通信

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   <キティーズローズ(Kitty’s Rose)> シュラブローズ イギリス 2006年Amanda Beales作出

ふんわりと優しいバラが今年仲間入り。
サンリオのキティーちゃん(ハローキティー)とのコラボで話題になっただけあって、可愛いキティーちゃんのイメージにピッタリのバラだと思います(*^_^*)。
イギリスの老舗ローズナーセリーのピーター・ビールズ社作出の中輪四季咲きバラです。
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「ひみつの庭」工事レポート(7)
こちらの写真は、6月初めに撮影したものです。どんどん変化していくお庭の前で、クラスの先生と見学したり、大きなアイアンゲートの中に登場している昆虫を見つけている様子です。アイアンゲートの中に見つけられる生き物は、このお山に出てくる昆虫たちをつくっていただきました。
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「扉にはとりさん、カタツムリさん、チョウもいるね・・・。」  (右写真)「先生みてみて!大きな大きなカタツムリをお庭に描いたのよ~!」と、年少児Kちゃん。
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築山の土を平たくならしたところへ芝生をはっていきます。ピチッと合わせて並べていくパッチワークのような作業がつづきます。
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熊手やレーキなどのお仕事道具と芝の束。 合計900枚ほどが運び込まれあちこちで使われていきます。
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セットされたばかりの芝のアップ写真。 芝を敷き詰める基礎に使われる山土はこのお山の土です。
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築山の上部から下へ下へと敷き詰められます。しばらくで黄緑色の芝が一面びっしりと敷き詰められたところです。
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「今日のような曇り空のお天気が一番目地が上手く乾くんですよ。夏場のカンカン照りなどは早く乾きすぎて亀裂が入ったりしますからね。」と明るく説明してくださるお馴染みの職人さん。目地を水スプレーしながら何日にも渡って丁寧に処理を重ねて下さっています。慌てても、急いでもいけない地道な作業を拝見しながら、「まるで子育てにも通じる地道な作業ですね」と言うとニコリとうなづいておられました。
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和みスペース(2)の裏側となるお庭の内側部分。外側と同じく半円にレンガを敷いて下さっています。レンガをカットする工具。
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壁面の中央に開けたサークル。レンガによって貼り方が異なりますが、こちらはサークルの大きさにあわせてレンガタイルを台形に割って並べて下さいました。壁面のトップ部分はレンガ一丁がけでアクセントをつけていただきました。

現在6月半ば。今まで晴天続きでしたが、毎日たっぷりの水を撒いてくださっていたので芝生は順調に育ち青々しています。今暫くは、芝生をしっかり根付かせるために養生しなくてはなりません。
芝生地の隣には、今年3月にお母さま方が播いてくださったクローバーがとても密に成長中です。その上を子ども達が裸足で駆け回ったり、四つ葉のクローバーを探したり、寝転んで木々の間から空を眺めたり、先生とお弁当をピクニックして食べたりするのもそう先のことではないでしょう。考えると今からとてもワクワクします。

子ども達があそぶための浅瀬プール。そこへ水を供給するための壁泉を先週末に納入していただきました。愛知県の素晴らしい職人さんと出会い作っていただくことが叶いました。
壁泉は御影石でライオンのお顔をオーダーして彫っていただいたのですが、子ども達もきっと喜んでくれるような凛々しく愛らしいライオンフェイスに仕上げて下さいました。そのお口から水がザ~~と出てくる仕組みになっています。
詳しくはまた後日ご紹介致します。
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本日は、園内通信「お知らせ28」「お知らせ29」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ28」
◇ 「幼稚園児総合補償制度」について
◇ 福音館「おすすめ夏の絵本」について
◇ 台風3号および悪天候の場合の対応について
「お知らせ29」
◇ (要保存)悪天候の場合の保育について

2013.05.31

5月31日(金) / バラ“アンジェラ”・クスノキ小枝でブレスレットづくり・「ひみつの庭」工事レポート(5)(6)・園内通信

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          <アンジェラ>   系統 クライミング  フロリバンダ  四季咲き 
                       学名 Rosa Angela  作出1988年 Kordesドイツ
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小さな苗から無農薬で育てた植えつけ3年目のつるバラ“アンジェラ”。年々株が大きくなり、今年は房咲きにたくさんの花をつけてくれました。
バラが休眠中の冬は大事な土壌づくりの季節ですが、今年はまったく手をかけてあげることができないままでした。

そして新芽が動き出す2月。ようやく土を耕し有機肥料を一握りだけ土に混ぜ込み若干の枝の誘引をしただけ・・、にしては、元気にたくさんの花を咲かせてくれました。
日々の手入れは庭に入る時間がなくてほとんどできませんが、無農薬には徹しています。バラの足元の土の番をしてくれている働きミミズのお陰があってか、微生物が豊かな土壌になってきたのかも知れません。
バラには多くの肥料や薬品が必要だと言われますが、敢えてそれをせずバラ本来が病気や虫からの抵抗力を備えて強く育つようにと願っています。
手をかけすぎず、持ち前の生命力が発動するよう気長に応援する・・、これはどこか子育てにも通じるポイントかも知れません。

実際にはここはお山の中なので、新芽が出た頃からゾウムシ、オトシブミ、多種類の蛾の幼虫などが示し合わせたように山ほど集ってきて、葉や枝に産卵したりやっと出来たつぼみにしがみついてパクパク食べてしまう姿が毎朝見られます。しかし今はそれらを上回る樹勢も出てきました。
花びらにはミツバチ、ベニカミキリ、ルリボシカミキリ、クマンバチ、クロアゲハ、タテハチョウなどが飛来し、クモや産まれたばかりの小さな赤ちゃんカマキリの姿も見られます。
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<クスノキのブレスレット>
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 20本はぶら下がっている“クスノキブレスレット”。年長児Aちゃんたちが黙々とつくったのでしょう。
毎年園内のクスノキの大木からはどっさりと春の落ち葉が落ちてきますが、そのあとには細くしなる枝があちこちに落ちてきます。枝を下に垂らして魚釣りのようにしてみたり、手に持ちきれないくらい集める子もいます。
しかしこのようなブレスレットにして連続で作り続けているのは初めて見たのでした。
 「一緒につくろ~」と園長室に誘いにきてくれたので、そのまま木馬の上に広がるクスノキの下で枝を拾いながら一緒につくってみました。
「黒く太めの枝は折れやすくて輪にしにくいよ、少し黄緑色のとか細いので作ると上手く曲げやすいの」と教えてくれます。いつの間にかたくさんのブレスレットができあがっていました。
子ども達はクスノキについての知識はありません。ただ、感性豊かな小さな頃に、自然の恵みを使ってたくさんのブレスレットづくりを楽しんだことを大きくなってふと思い出す瞬間があるとしたら、それが何より素晴らしいことだと思います。
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 ほら、こんなの。一緒につ~く~ろ!   あーあ、落ちちゃった。ね、たくさんあるでしょう!
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この枝でもできるかなあ?と思案中のMくん。私もカメラを肩にかけてせっせと製作に励みました。
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これはちょうどその数日前に写した写真です。年少ぐみKちゃん達が「ほうら、すごいでしょ。こんなにたくさん腕輪があるのよ!」と手を上にあげて見せてくれたのですが、どうやら年長のAちゃんから作ってもらったものだったのでしょう。男の子だってブレスがとっても似合って素敵です。
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「ひみつの庭」工事レポート(5)
先週23日にいよいよロートアイアンの門扉が搬入されました。両開きで一枚90㎏ある扉なのでやはりひみつの森から大勢の方の手運びで入場しました。
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森の奥にトラックで到着した門扉を、みんなで運びに向かいます。高さ2mはあるので、横に寝かして男性4名で持ってぎりぎり通れるくらいです。 
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時間にして10分足らずでしょうか。一人当たり22.5㎏を抱える計算になります。ずしりと重たい門扉です。皆さん有り難うございます。
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いよいよ到着。ひみつの庭入口方向へターン。 隣の園庭では年中クラスがリレーをしていました。
ロートアイアン門扉の他に、現在門柱灯のお飾りもロートアイアンで製作していただいている最中です。後日ご紹介します。
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「ひみつの庭」工事レポート(6)
お山の中に、「ホ~~、ホケキョ!」とすっかり上手くなったウグイスの鳴き声が気持ちよく響く中、毎朝8時半頃から造園工事は始まります。
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これは運び込まれた芝の束です。築山やお庭の数カ所に敷き詰めていただきます。昨日で計900枚ほどの芝が運び込まれました。右のレンガは山吹という色。水辺の生き物を観察するためのレンガが半円状に数段組まれます。その中央の植栽はナンキンハゼ。紅葉が美しい木です。 
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庭のエントラスはピンコロ石を敷き詰めていただいています。これは扇のように貼りつめていく「銀杏貼り(いちょうばり)」という方法。以前、パリの凱旋門の上から下を見下ろしたときに、ピンコロ石を広範囲に敷き詰めながら道路を修復されている様子に目が釘付けになりました。モザイクのようにとても美しい造形で、その時から憧れだったピンコロ石の銀杏貼りをお願いしました。 
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細部まで石を張り詰める緻密な作業を続けておられます。入口ゲートを入るとサークルスペース。中央にシンボルツリーを植え、その周辺に園児やお母さまに座っていただくラウンドベンチを置く予定です「憩いスペースその①」。
シンボルツリーは何の木でしょうか!お楽しみに・・。
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ひみつの庭のエントランス横には「憩いのスペースその②」として、積んだレンガの中に丸窓をつくっていただきました。よくイングリッシュガーデンにあるレンガづくりの壁の工夫です。壁面上部はレンガ一丁掛けで飾っていただきました。この下にはベンチを置く予定。
レンガ壁面下部には可愛い“しかけ”があります(見てのお楽しみ)。お山のリスやネコなら通れるかな?
お庭の周辺に沿ってレンガの支柱が築かれています。その間のワイヤーフェンスもやはり2mは必要(イノシシ、シカ避けとして)。
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上でご紹介したビオトープ中ほどにある半円スペース。ここから水辺へ数段下りられます。周囲はウッドデッキの通路になります。
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日を追って、銀杏貼りのエントランスができあがります。見ればみるほど石を並べる技術が素晴らしい。
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アップ写真。ピンコロ石にも幾多ありますが、これはサビミカゲという名称です。ベトナム産御影石。門扉前のレンガ色のトーンと調和する温かな色合いです。
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積み上げられたサビミカゲ。子ども達の好きなカプラ(積み木)のようかも。丸窓の向こうにはお地蔵さまが見えます。お地蔵さまは京都西山の愛宕山の守り神と同じ姿をされた火の神様です。野仏さんのようにこの地に昔からおられます。これからも園の子ども達も見守ってくださるでしょう。
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これから丸窓を取り巻くようにレンガを配置デザインしていただきます。離れてエントランスを見たところ。
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先日、完成したロートアイアンのゲートが溶接で門柱に取り付けられました。ロートアイアン製作については後ほどお披露目します。
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本日は、園内通信「お知らせ24」「お知らせ25」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ24」
◇ 父親参観のご案内
「お知らせ25」
◇ 家庭教育相談について
◇ 体操服の使用について
◇ 夏スモックについて
◇ 未就園児さん対象“お山のミニミニ幼稚園”について

2013.05.17

5月17日(金) / ライラック “エスター・スターレー” ・「ひみつの庭」第二期工事開始レポート(3)(4)・園内通信(昨日)

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        < ライラック>    モクセイ科      原産地 ヨーロッパ
                      学名 Syringa×hyacinthiflora ‘Ester Starey’

ヨーロッパ原産のライラック。フランス語でリラと呼ばれ、円錐状の花が美しく素晴らしい芳香があります。
これは5月前半まで咲いていたライラック‘エスター・スターレー’。大好きなライラック品種。
園庭奥に造成中の「ひみつの庭」前庭あたりに植栽する予定で、将来はライラックの並木道ができることを夢見て(*^_^*)、ただ今仮植え中です。
ライラックにはもともと白、薄紫色などがありますが、現在は、園芸種で濃い紫色、ピンク色など鮮やかな色のバリエーションが多くなりました。このエスター・スターレーほか、数種類の植栽を考えて各地から取り寄せています。
ライラックで有名な北海道では、関西より約一ヶ月遅れで5月中旬~6月中旬にかけて満開を迎えます。
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「ひみつの庭」工事レポート(3)
3月半ばに第一期工事を終えた園庭奥の「ひみつの庭」造成工事ですが、春休みを経て連休明けよりいよいよ第二期工事が始まりました。緑が輝く今の時季、園庭で遊ぶ子ども達の奥の方には、大木クスノキが広がる下でお働き下さる職人さんの姿があります。
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浅瀬の水あそび場の枠組み。ショベルカーでつくる築山はお山で一番高い場所です。いずれ芝生をはっていただく計画です。
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お堂の跡地からでてきた数多くの御影石が集まりました。これからのお庭づくりに生かします。
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ひみつの庭の入口門柱の基礎。ただ今ロートアイアンのゲートを製作中。別の機会に製作の現場などをご紹介します。御影石を利用してビオトープづくりをしている様子。
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非常に重い御影石をショベルカーで吊り上げているところです。石にくくりつけたロープが見えますでしょうか。
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数日前の様子。浅瀬プールの基礎が出来上がったところで、その上に貼る石板が運ばれてきました。
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石英岩の石板。コーラル系のとても美しい色をお願いしました。中には植物の化石などが混ざる箇所もあり興味深い石でもあります。
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一枚一枚、形を上手く組み合わせ、まるでパズルのように敷き詰めていく過程は大変見事なもので感動するほどです。
 
「ひみつの庭」工事レポート(4)
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作業中の様子です。浅瀬プール側面にも一枚ずつ丁寧に石板を割り付けしていかれます。
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門柱用のレンガも運ばれてきました。これらはすべて園庭奥につづく「ひみつの森」経由で運ばれます。門柱とワイヤーフェンスの高さは2mは必要。夜から明け方にだけお山の中から時おりやってくる鹿が、簡単に飛び越えて入れない高さにするためです。
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砂とセメントがミキサーで混ぜられています。穴あきレンガに太いワイヤーを入れて積んでいかれます。
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「ひみつの庭」の門柱の基礎になる部分と足元に半円を描きながら敷いていくレンガ。アンティークレッドという明るい色です。
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さて、本日10時から学年ごとに「ひみつの庭」にお邪魔しました。いつも「こんにちはー!」とご挨拶をしながら遠目に見ていた子ども達でしたが、お時間をいただいて実際に作られている過程を子ども達が間近で見せていただく日となりました。はじめは年長児クラスから。
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どのようにして石板を貼っていくのかを、実際にセメントをコテでつけながら説明して下さいました。「みんなも折り紙を切ってノリで貼っていくでしょう」と仰っていましたね。
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いずれビオトープになりお水を張るところにも入らせていただきました。石板はこのようにして並べて貼っていきます。
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それではみんなでご挨拶。「ありがとうございました!」年中児クラス。
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最後は年少児クラス。全員が築山に登りました。このお山の本当のてっぺん一番高い場所です。下に見える街の景色をみんなで眺め、全員で“ヤッホー!”と京都の西山を向いて声をあわせて呼んでみました。山びこが聞こえるかな?ってしばらく耳を澄ませてみたね。とても楽しい時間でした。
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昨日、園内通信「お知らせ21」「お知らせ22」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ21」
◇ 保育参観について
◇ 園児名簿関連
◇ 年間行事予定表について
「お知らせ22」
◇カプラ教室について

2013.05.08

5月8日(水) / セイヨウシャクナゲ ‘ヴァン・ネス・センセーション’・園内通信

 「村田製作所八日市事業所内 シャクナゲ園にて」
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   <西洋石楠花> 学名 Rhododendron ‘Van Nes Sensation’ ‘ヴァン・ネス・センセーション’
              別名  ロードデンドロン(学名)  花は淡いピンク色大輪 芳香

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前回アップしました京都府立植物園のシャクナゲにつづき、とても愛らしいセイヨウシャクナゲ ‘ヴァン・ネス・センセーション’ のご紹介です。
連休の一日、滋賀県東近江市の村田製作所八日市事業所の中にある「シャクナゲ園」まで足を伸ばしました。敷地内には900本200種以上のシャクナゲが咲き誇っていて、その中をゆっくりお散歩しながら観察しました。

シャクナゲは4月~6月今まさに満開の常緑低木で、滋賀県のシンボルの花でもあり、花の女王とも呼ばれるツツジ科の植物です。一度にこれほど多種類の、また見上げる大きさに成長したシャクナゲの木を見たのは初めてでした。そして、すれ違う人々、車いすに座った方もみな、こぼれるような笑顔で感動しておられたのが印象的でした。

日本の高山に自生する日本シャクナゲが欧米に渡り、大きく多彩なセイヨウシャクナゲに品種改良されたものですが、そうしてまた私達の心を幸せにしてくれる植物の力を有り難く想います。
日本原産のシャクナゲは平地では育てにくいため、暑さや日差しに強いセイヨウシャクナゲがお庭に植えるには適しているようです。本日より造成工事が再スタートした園庭奥の“ひみつの庭”にも、是非数本植えてみたいセイヨウシャクナゲの一つです。

一方、滋賀県蒲生郡日野町鎌掛谷(かいがけだに)、または石楠花谷と呼ばれる赤松の多い谷間には、日本シャクナゲ(ホンシャクナゲ)の群落(天然記念物)が見られるようです。こちらは昔から日本の自然の中に自生する本来の形で開花しているものと思われます。こちらも是非一度訪れてみたいものです。

滋賀県東近江市の村田製作所八日市事業所内「しゃくなげ園」の一般公開。日時は4月13日~5月12日、10時~16時まで。入場料無料。
村田製作所公式ホームページ
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本日は、園内通信「お知らせ19」「お知らせ20」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ19」
◇ 京都三大祭り休園について
◇ 「春の親子」遠足記念写真について
◇ PHP図書のご案内
「お知らせ20」
◇ 第1回ふれあいサタデーのご案内

2013.04.26

4月26日(金) / セイヨウシャクナゲ‘太陽’・幼稚園で沸かすお茶・子ども達の健康・園内通信

  「植物園にて」
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      <西洋石楠花>  学名 Rhododendron‘Taiyo’   別名 ロードデンドロン(学名)
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満開が見事なセイヨウシャクナゲの一品種“太陽”。これは植物園遠足の帰りに撮ったものですが、遅咲きの品種もふくめて連休中はシャクナゲが見頃の時季となります。
日本で5月というとツツジをイメージしますが、ヨーロッパなどでは大きなシャクナゲの木がお家の庭に一つは見事に咲いているのが見られるそうです。
以前、お宅のお庭で咲いたという淡色の日本シャクナゲを頂きました。花瓶に生けて眺めていると、和風なツツジとはひと味ちがう華やかなシャクナゲの花がとても素敵でした。
学名の「Rhododendronロードデンドロン」は、ギリシャ語で「バラ」を意味する「ロドン(rhodon)」と「木」を意味する「デンドロン(dendron)」から由来し、バラ色をした花が咲く木、という意味になります。この“太陽”は、まさにバラのような鮮やかな色合いが魅力です。
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「朝一番のお茶づくり」
朝の幼稚園はみんな大忙し。毎朝、園長室のキッチンから漂わせているのは子ども達のお弁当用のお茶。6リットル入りの大きなおやかんに沸かします。今年度は7クラスになったのでトータル一時間強はブクブクと沸かしているでしょうか。
登園後の9時過ぎ。「あ~、おちゃのいいにおいがしてるー」と外を通る子どもの声が聞こえるのは嬉しい瞬間です。子ども達もお弁当をイメージするのでしょう。
大切なお手紙などを届けに二人のお当番さんが園長室玄関にやってきます。
コンコンとノックの音がして扉を開けると、「おねがいします」と声を揃えて歯切れのよいお当番さん口調で渡してくれます。そして「大切なものを届けてくれて有り難う」と受け取ります。その時、いつも子どもの目線の先にはブクブクと音をたてているおやかんがあります(下写真)。
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特に新年度の今頃は、いろいろたずねてくれます。
「ぼくたちの(クラスの)はどれなの~?」「おべんとうまでにまにあう~?」などなど。
今日のお当番さんは微笑ましいことに、「きょうもちゃんとや(焼)いてる~?」と聞いてくれたので、今までは「ちゃんと沸かしてますよ」と答えていましたが、焼いてる~?がとても愛らしいので、今日は「ちゃんと焼いてますよ~」と答えました(^^)。
その後二人のお当番さんの後ろ姿をしばらく見送っています。
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お茶は、京都「瑞松園」のほうじ茶を使用しています。京都,滋賀県産の宇治茶が使われ、放射能検査済みで基準の厳しい海外へも輸出する茶葉です。
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「子ども達の健康」
「お知らせ15」**園児の健康について**でもお伝えしていましたが、本日はPM2.5や黄砂が多めに飛来するという予報でした。朝方は爽やかな青空で西の空まで澄んで見えましたが、しばらくで西山が見えないくらいに淀んだ色に変わりました。注意喚起レベルではありませんが、今後5月一杯くらいまでは全学年とも外あそびの時間は若干控え目にいたします。
また、外から各クラスに入る前には、担任が一列に子ども達を並べて、一人ずつ手で衣服をよくはたいてから入っております。その後、手洗い、うがいを十分にして、お茶やお水で水分補給をしながら子ども達の様子をよくみるようにしています。目に見えないものの影響は大人より以上に子ども達には配慮したいところです。
季節柄、咳や発熱でお休みされる方も僅かですがおられます。
中国の砂漠が乾燥して偏西風が吹く今暫くの時期は、栄養,睡眠などで免疫を落とさないようにして大人も含め体調管理に十分ご留意下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ16」「お知らせ17」(送りグループ変更届・連絡カード)をお出ししました。
内容は、
「お知らせ16」
◇ 家庭訪問の日程お知らせ
「お知らせ17」
◇ 【送りグループ変更】開始について
◇ 夏用スモックご用意のお願い

2013.04.19

4月19日(金) / もう一度サクラ(里桜「関山と福禄寿」)・お庭の時計交換完了・プレートランチをごちそうさま!・園内通信

   植物園にて 「関山」
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       <関山(かんざん)>  バラ科サクラ属
                      学名 Prunus lannesiana Wils. cv. Sekiyama
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日本原産の桜。桜と言えば明治の頃までは山桜を指しましたが、現在では4月初旬の入学シーズンに咲くソメイヨシノを皆さんイメージします。気象庁の桜前線、桜の開花宣言なども今ではソメイヨシノを基準にしています。
このお山の中でも、3月後半から4月上旬まで咲いていたソメイヨシノでしたが、桜にはこのように4月最初に咲く桜と4月半ばのちょうど今頃に咲きはじめるたくさんの種類の里桜(サトザクラ)があります(秋から冬にかけて咲く桜もありますが)。里桜の楽しめる時期は今現在から5月上旬頃までになります。
お山の中にも実は数本の里桜がありまして、一つは現在第3園舎からそのまま石段を下りて山の学校離れの敷地内にある里桜「妹背(いもせ)」が現在ほぼ満開近く咲いています。妹背は平野神社に原木があります。
今朝登園時に、園児が落ちていたこの八重の桜を一つ大事そうに手にして到着しました。近くを通られた方は、八重桜が石段に落ちていたら上をご覧になって下さい。

さて、今回はじめにご紹介する里桜は、以前から私自身が大好きな「関山(かんざん)」(上写真)です。
お湯を注ぐと美しく八重咲きの花びらが広がる桜湯はご存じと思います。桜湯用の「桜漬け」は実はこの関山が使用されています。
4月中旬から5月上旬に咲き、花は深い桜色の八重咲き大輪種。花びらは20~50枚近くもあり、花期が長いためゆっくり楽しめます。
堀川丸太町辺りの堀川通り沿いを南北に、八重咲き里桜並木が最高に美しい時に出会われることがあるでしょう。きっと今頃は満開かも知れません。
先日、遠足の下見に植物園に行った折、北門近くの噴水の南側にある植物展示場前に関山が2本、見事に満開を迎えていました。思わず枝の下に立って上を見上げてみましたが、遠足の頃にもまだ見られると思います。
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   植物園にて 「福禄寿」
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       <福禄寿(フクロクジュ)>  バラ科サクラ属
                          学名 Prunus lannesiana cv.Contorta
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次は、里桜「福禄寿(ふくろくじゅ)」のご紹介です。
数年前に、植物園の観覧温室の北に広がるしだれ桜エリアを西へ歩いた時、大勢の人がカメラを向けている満開の美しい桜に出会いました。その愛らしさに感動して以来、大好きになった里桜の一つです。
関山と同じく八重咲き大輪花びらは20枚ほど、花びら中央は白く外側にいくほど濃いピンク色のフリル状の縁取りが波打って、ねじれる様に開花することから学名にContorta(ねじれの意)とつけられています。
こちらもただ今植物園では満開に咲いていますので、是非ご覧いただきたい品種です。

以上、上にご紹介した二品種は、いずれも連休明けに造成工事を再開する園の奥“ひみつの庭”に植樹する予定です(福禄寿は昨年度の卒園記念樹として卒園児保護者の方々が園に贈って下さいました)。
現在お庭の隅に仮植えしている「関山」「福禄寿」ともまだわずか10歳ほどの幼木ですが、現在満開に花をつけていますのでまたご覧下さい。桜はこの他に二品種をひみつの庭に植樹する計画です。
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<園庭の時計が新しくなりました!>
昨年度末頃より、業者さんに何度調整していただいても時刻が少しずつ遅れてしまう大型の時計。いよいよ次の世代の時計にバトンタッチすることになりました。
平成2年度の卒園記念品として寄贈されたものでしたので、20年以上の長きに渡り、お山の空高くで時を刻んでくれたことになります。
今回は、以前のものとイメージが変わらないように、同じくSEIKO製の電波時計を取り付けていただきました。これから来る数十年の間、時刻が狂うこともなく、登園した子ども達(時計を見て時刻をちゃんと確認する子もいます)や外あそびの途中にも見られる上、お帰りの出発時刻を確認するときにも安心して見上げることができるようになりました。
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 いつもお世話になるフレーベル館の本園担当Kさん。専門の時計屋さんと取り付けて下さいました。感謝。
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<おいしいプレートランチをごちそうさま・・・!>
下の写真は先日の年少児外あそびの時のシーン。
ジャングルジム横で数名の年少児男の子がお料理づくりに励んでいました。メインで忙しそうにお店を切り盛りしていたのはRくん。あまりにいそいそと、でもとても楽しそうに仕事をしていたので大変微笑ましく、思わずそっとお邪魔したのでした。
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 おいしいごはん いっぱいつくりますよ~         こうして、こうして・・・      
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  はい、できましたよ~。はい、たべて。         ぼくも、いただきます~

突然お客さんになった私の前に、つぎつぎに美味しいメニューを展開してくれて、都度「どう、おいしい?」と顔を見てたずねてくれるので、今までの人生でまずこのようなことはなかった私は本当に幸せな気持ちになりました。
実際に現代は、一般男性でもお料理を楽しんでつくる方が増えているようです。男の子もお母さんと一緒にキッチンに立ち、ジャガイモを洗ったり皮をむいたり、またお父さまでもカレーを上手く作って家族に喜んでもらわれることなどがあると聞きます。
お弁当がスタートして以来、子ども達から「お腹がすいた~」とは確かにあまり聞かなくなりました。そしてもうすぐ食べられるお弁当の時間を楽しみに美味しいお料理づくりをお庭で楽しんでいるようでした。
私がとても嬉しく、きっととても美味しそうにいただいていたからでしょうか(勿論食べる仕草のみですが)、Rくんの小さな手が思わずスィッとお汁入りの小さな器を自分のお口に持っていきそうになったので、慌ててその手を押さえたのでした。
きっとご家庭では、食後にお母さまがお父さまに淹れてあげられるのでしょう。プレートランチを食べ終えた私に、「はいっ、コーシー(珈琲)」と差し出してくれたので、先日入園した年少児とは到底思えずに感心してしまいました。そして「ご馳走様でした」と心から申し上げた次第でした。感謝。

いよいよ花壇のチューリップも満開に咲いています。昨年秋深まった頃に先生たちと球根をたくさん植えたのですが、今年も色とりどりに咲いてくれました。
花壇前のたんぽぽぐみの女の子Kちゃんが、そっと手でチューリップを押さえて花びらの中がどのようになっているかを上からのぞいて観察しているのを見かけました。以前に卒園したお姉さんのFちゃんも植物が大好きでしたので、きっと好奇心に溢れているのでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ13」をお出ししました。
〔昨日は「お知らせ9~お知らせ12」をお出ししました〕
内容は、
◇ 電話連絡テストの結果
◇ 園児の健康管理に関して
◇ ひねもす教室(年長児)・課外教室お申込み状況について

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