2012.09.21

9月21日(金) / お庭の遊具やフェンスのペンキ塗り替え・園内通信


 ・・・塗装屋さんに依頼した遊具色・・・
長年、当幼稚園のお庭の遊具色はすべて空と同じ青色、そして園内に張り巡らせた手すりはシルバーカラーで慣れ親しんできましたが、数年に一度のペンキ塗り替え時期でもあった今夏、思い切って温かな色を取り入れてみました。
イメージの脳裏にあったのはデンマークのコンパン遊具。と言っても、当園は東山三十六峰の一つ北白川山の上にあり、できるだけ自然の中での遊びが工夫できるようにたくさん遊具が並んでいるわけではありません。
青い空とお山の緑に包まれたあそび環境として、あくまで色は奇抜すぎず自然に溶け込める色、そして何よりも子ども達の遊び場として子ども達自身が好奇心をもってチャレンジしたくなるような色を想いました。
たくさんの塗装色見本から選びますが、紙に印刷された色見本とまったく同じ発色が実際に可能ではないことや、塗ってみたらイメージが違ってしまったこともあります。
現に、固定鉄棒はオレンジ色を選びましたが、若干朱色がかった濃い目のオレンジ色は、鉄棒の上に広がるイロハモミジの緑色とは強すぎて調和しないのが気になり、再度キャロットカラー系のオレンジ色を選んで塗り直していただきました。

2学期がスタートした初日、園に到着した子ども達は以前と遊具色、アスレチックの色や手すりの色が変化していることをすぐさま見つけ、走り回ってそれを指摘してくれた子もいました。
後で聞いたことですが、「わたし、こういう色がよかったの~!」と嬉々とした女の子の声もあったそうで、子ども達が変化に気づき喜んでくれたことを心から嬉しく思いました。

可動式鉄棒3種類も遊具と同色の赤、オレンジ、ブラウンの三色を選びました。年少たんぽぽぐみ,ことりぐみよりも上のエリアの手すりはすべてダークグリーンに、またお山のふもとから上ってきた園路最終地点の大階段の手すりもダークグリーンに統一しました。
蝉時雨の8月の深緑の中に、濃い緑色が案外くっきりと映えていたように思います。

 
  既設のラバーマットをよけて整地をする前    →   全面にマット敷設後の現在の状態
 
    ターフをすべて撤去し整地をする前     →   ラバーマットを全面に敷きつめた状態
 
    傾斜地のアスレチックも塗り替え      ジャングルジムはマットな赤 シルバー色のグローブジャングル 
 
     可動式鉄棒も楽しく明るい色に           デンマークコンパン遊具のおうまさん
 
     塗装やさん有り難うございます!      幼稚園に到着前の大階段手すりはダークグリーン
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本日は、園内通信「お知らせ46」をお出ししました。
内容は、
◇ 運動会総合練習について
◇ 9月お誕生会日程変更について
◇ 今月末お帳面のお預かりについて

2012.09.11

9月11日(火) / ムクゲ“ルーシー”・庭づくりレポート(3)・園内通信


            <ムクゲ(木槿)>  アオイ科   原産地 インド,中国
                          学名 Hibiscus syriacus“Lucy”

6月半ば頃より夏がきたことを教えてくれるムクゲの花。小さい頃から知っていた花ですが、最近は美しいなと思います。ムクゲは色とりどりで他種類ありますが、これは小輪八重咲きの紫花系の品種“ルーシー”。八重の花弁が重なりあっているのが特徴です。
また、ムクゲは奈良時代に中国から日本に渡来した落葉低木で、俳句では秋の季語でもあります。
今朝撮影しましたが、花に昨夜の雨粒が残っています。ふと見ると蜜が甘いのか中にアリが二匹隠れていました。
9月に入った今もこうしてちらほら咲いてくれています。
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[庭づくりレポート(3)]
 
グランド外枠のコンクリート,溝を掘り上げて撤去したガラなど。1本目の透水管がブランコ前からジャングルジム方向に埋設されました。
 
グランドを掘りあげ、砕石を敷き込んだところに透水管(全面有孔管)が設置されている様子です。
 
雨が降ると水たまりができやすかったジャングルジム前の辺りには、2本の透水管が埋め込まれています。吸水された水は既設の溝へとつながるしくみです。
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この透水管埋設工事は、真夏の最中8月のかかりの頃に施工されました。
グランドの隅に打ってある従来のコンクリート縁を枕木に取り替えられた後、縁の高さを一段高くして砂が極力石段から流れ出ない構造になりました。
幼稚園のお庭の土壌は、子ども達の足元を支える上でもっとも基本となる大切な場所です。お砂場の中の砂も含め、グランド内にある土は、子ども達の動きとともに、また雨の流れとともに、当然ながらいつも下に向かってサラサラと流れ落ちてしまうのが常です。夏の強い夕立の後には、コンパンの木馬前のU字溝が上から流れ出てきた土ですっかり埋まってしまうこともありましたが、子ども達が遊ぶお砂場には、土橋さんがたびたび砂袋に詰めて手運びで砂を導入して下さっていたお陰で、子ども達はいつもたっぶりの砂で遊ぶことができるのでした。

また今回は、約10年前にヒノキでつくった砂場をやはり枕木製にリニューアルしていただき、今までよりもできるだけ広いスペースを確保しました。
枕木と一口に言っても、クリやヒノキなどの丈夫な木でできていてとても重い資材です。1人で持ち上げようとしてみましたがビクともせず重さは約60~70キロはありそうでした。
そしてこの同じ枕木をカットして、すべり台の階段も作って下さいました。

創立以来、いつの間にか約20~30㎝は低くなってしまっていた土壌に透水管設置とともに大量の真砂土が運び込まれ、とても豊かな気持ちです(*^_^*)。
透水管は孔が無数に空いていて目詰まりしにくく、耐久性,弾力性に優れているため、最近時おり起こる局地的な豪雨にもきっと力を発揮してくれることでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ42」「お知らせ43」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ42」
◇ お父さま方による運動会役員のご協力のお願いと申込書
「お知らせ43」
◇ 各種競技(父親競技,祖父母の孫競技,父,母,先生混合競技)の説明と申込書
*ご協力よろしくお願いいたします。

2012.09.06

9月6日(木) / テラコッタのカタツムリとフィギーノ・庭づくりレポート(2)・園内通信

[テラコッタオブジェ]
2学期初日、登園した女の子がカタツムリに早速気づいてくれました。こちらは、石段を上りきった園庭の入口にあります。
お庭用のオブジェにもいろいろあるのですが、このお山の自然の中でも実際に見られそうなもの・・・と思って取り寄せていたテラコッタ製です。

「テラコッタ(terra cotta)」は、テラ(terra土,大地)+コッタ(cotta窯で焼いた)という意味のラテン語で、古代ローマギリシャ時代から素焼きの器や塑像がつくられていました。土や草の上に置かれたテラコッタの鉢などは、見ているだけでも温かみがあり心和みます。
松ぼっくり(アーティチョーク型?)のフィギーノだけでは寂しいので、その下にカタツムリくん二匹にきてもらいました。そっと子ども達の遊びを見守っています。

下の台座は以前より私の手元にあったパキスタン製の古レンガですが、園庭の工事と同じく土橋左官店さんが組んで下さいました。
パキスタンでは、子ども達が家族の生活を助けるためにレンガづくりの仕事をよくしています。まだまだ子どもなのに厳しい炎天下で一つ一つ型押しをして働いていると知ったとき、工場生産された美しいレンガよりもそうして子ども達の手でつくられたものを・・・と思い以前に求めました。イニシャルや素朴な模様入りで大きさ形もまちまちの微笑ましいレンガです。
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[庭づくりリポート(2)]
 
動力のキャタピラ,ショベルカーが通れるように、最初にひみつの森の拡幅工事がされました。この森に大きな動力が入るのは初めてのこと。その後、はじめに園庭の溝が撤去されました。 
 
人力とショベルカーで次々に掘削。ショベルカーの技術もお見事なもの。学園の理事でもある土橋さん(手前黄色の服)はいつも笑顔でエネルギッシュな方。普段は相国寺、銀閣寺、金閣寺などのお寺を手がけられています。感謝。
 
これは子ども達なら知っている園庭に突き出ていた青い物体。時おり子どものお椅子や陣地になっていましたが、実はずっと昔からある謎の物体。土中に結構深く埋められていました。
 
子ども達にも見せたかった・・・。ショベルカーが手で抱えるように謎の物体を移動します。打ち合わせの様子。
 
傍ら、園庭の工事と並行してお堂の解体作業も進められ、毎日8~10名が動いて下さいました。今思い出しても今夏の炎天下、熱中症になられては・・と水分と冷菓は必須でした。私も毎日園庭でご一緒したため近年になく腕や手は真っ黒に・・・。もうダメ^^;
運搬車が園庭~ひみつの森~トラックまでの道のりを何往復も行き来します。以前の方法ならお山の石段をすべて手運びなので工事内容にも限界がありました。
 
ひみつの森を大きなコンクリートガラを載せて移動後トラックへ積載。帰りは園庭に入れる大量の真砂土を載せ戻ってくる運搬車。
 
園庭発のショベルカーもやって来ました。今回撤去する謎の物体を運び出し中。スゴイ!
 
重機の力を想います。手元の操作によってこんな運び方ができるのですね。確かに手運びでは限界があります。

その後、グランドを全体的に掘り返し、土中に埋もれていたガラなどを全て取り出したあとに透水管2本が埋設されました。その様子は後日レポートします。
驚くべきは、「最終的に園庭に導入した真砂土はすべて篩(ふるい)にかけたものを入れてあります。」という土橋さんのお話。
子ども達には内緒のお話(*^_^*)なのですが、土橋さんは子ども達の喜ぶ顔をイメージされ普段から園内にネコやイヌの足跡のようなものをそっと残していかれるのです。
「あっ、イヌの足跡がある」「これネコちゃんの足跡かも」と昨日もちょうど誰かが言っていました。
以前、第三園舎前の溝の補修をお願いした時にも、園内にあるヤツデやアジサイなどの葉の型押しが溝の底にきれいに施されているのを帰られたあとに見つけたことがありました。いずれ水の流れとともに削られて見えなくなってしまう模様ですが、この時とても美しい!と感動してしまいました。
お人柄も楽しい方ですが、本職の漆喰などの技術についても素晴らしい感性で仕上げられます。
お陰様で夏休みの園庭はまるで砂浜のようにフカフカでしたが、雨が降り地面が少しずつ固まり今では大分締まってきて足に優しい歩き心地になりました。
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本日は、園内通信「お知らせ41」をお出ししました。
内容は、
◇ 昨日の保護者会でのお話まとめ
 ・平成25年度園児募集について
 ・来年度諸費用について
 ・秋の行事(運動会,遠足)について
 ・京都府の保育料軽減補助制度について
 ・その他
 *右面に北白川幼稚園バレーボール部からのお誘い掲載あり
 

2012.09.01

9月1日(土) / 2学期はじまり“テラコッタのウサギ”・庭づくりレポート(1)・吾一農園ブルーべリー・園内通信

 〔テラコッタのウサギ〕

 夏休み中にお庭にやってきたウサギさん。 さあ、お庭のどこにいるでしょうか。見つけてね!  
 
 枕木製の階段にリニューアルしました(すべり台横)     プランコが新しくなったよ!
 
  ちいさなカタツムリくんもお目見えです。みんなの仲間に入れてあげてね。 「あっ、ここにいた!」

 〔道しるべ〕 おやまの石段をのぼったら、もうすぐ幼稚園。 ここまできたらすぐそこです。

 〔道しるべ〕 上にいくと幼稚園、右の道はバプテスト病院への道→第5グループさんの通園路です。

『庭づくりレポート(1)』
夏休みのすべての日をつかって、幼稚園のお庭は大きな工事を行いました。創立以来の大工事と言えるかも知れません。
お山のグランドの土は雨などの水の流れとともに下へ下へと流れていきます。長年の間に痩せてしまったグランドを掘りあげて、中に大きな透水管を設置し排水をよくします。その上からトラック何倍もの真砂土(まさど・まさつち)を入れます。

真砂土を運ぶための下準備として、まず園庭につづく「ひみつの森」の拡張工事が行われました。資材を運ぶためのキャタピラやショベルカーが、園庭つづきの森の中を通り抜けられるようにするためです。今までは、何をするにしても山の下からの人力の手運びしか手段がありませんでしたが、この方法を使うと多くの材料を動力にのせて園庭まで運ぶことができるようになりました。 

グランド整備にご尽力下さったのは、当園卒園児保護者である土橋左官店さんやその他大勢のお仲間の方達です。立派に大学生になられた卒園児の土橋Hくんのお力添えもいただきました。
こうして夏の猛暑の炎天下、朝から夕方まで毎日約10名ほどの方のお働きのお陰で、本日2学期始業式の日には、再び子ども達を無事にお山に迎えることができ太郎先生ともども心よりほっとしているところです。
グランド整備工事と並行して、昔から幼稚園に隣接していた勝軍地蔵さんの古いお堂の解体工事も行われました。年月を経てお堂は大変老朽化していましたが、すでにご本尊のお地蔵さんは数年前に修復を済まされた後、近くのお寺に安置されています。
参道入り口にあった四つの大きな灯籠などもすでに先日移設されました。
昨年は、半世紀に一度だけ咲くと言われる竜舌蘭の花も園庭で開花する思い出の年でしたが(ブログ内掲載)、つづく今年度も園の歴史の中でも大きな節目の年になることでしょう。

現在、広々と開けたエリアが第一園舎横からお山の奥方面に広がり、幼稚園の懐がさらに大きくなりました。この秋以降も、現在の園庭につづくこの第二のお庭を計画しなければなりません。
お山の中からひみつの森にかけて、以前からクロアゲハなどのチョウ道(チョウの通る道)と思われるコースが存在しますが、園庭の木々の間を風が吹き抜けたくさんのチョウや昆虫が訪れてくれるとともに、子ども達もお山をかけめぐり自然の恵みを体中で感じられるような場所にできれば・・・、と夢のように想い巡らせています。
夏休み中の園庭の工事や今後の庭づくりの経過は、追々ブログ内でご報告いたします。
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滋賀県吾一農園(ブルーベリー栽培農家)のブルーベリー〕

大粒のつやつやしたブルーベリー。一粒口に入れると、その甘さと爽やかさに驚き思わず微笑んでしまうほど。普通のブルーベリーとはどこか違うお味はやはり土の力なのでしょうか。
子ども達も大人も大好きなブルーベリーは、そのまま何粒でもお口に入れて、またヨーグルトに入れて、ケーキのトッピングに、といろいろな楽しみ方ができる今では大変身近になった木の実の一つです。
たくさん手に入ったら冷凍庫に入れて、少しずつ小出しにして食べるのも楽しみですね。
昨日、バニラアイスの上にスプーンでたっぷり入れていただいたら、ブルーベリーの甘酸っぱさとバニラの風味がマッチしてとてもとても幸せな気持ちになりました(*^_^*)。
感謝。

卒園児で山の学校にも在籍されているHくんのお母さまの弟さんが経営されている滋賀県吾一農園さんは、毎年7月~9月半ば頃までの期間、1000本が植えられた広い大地の中で旬のブルーベリー狩りが体験できるそうです。
電車で、または自家用車で、ご家族でお出かけになってはいかがでしょうか。私もいつか是非訪れたいと思っています。
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本日は、園内通信「お知らせ38」「お知らせ39」「お知らせ40(第3回ふれあいサタデーご案内)」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ38」
◇ 途中入園のお友だち
◇ お弁当、手提げ袋、体操服購入について
◇ 月ぐみ水泳教室について
◇ 保育料
◇ 課外教室について
◇ カプラ教室について
◇ 未就園児園庭開放について
◇ 平成25年度入園願書発行について
◇ 平成25年度入園説明会について
◇ 平成25年度園児募集ポスター掲示について
「お知らせ39」
◇ 保護者会のご案内
「お知らせ40」
◇ 第3回ふれあいサタデーのご案内“敬老参観”

2012.07.12

7月12日(木) / ジャンヌ・ロリオ・もうすぐ夏期保育・園内通信

  <ジャンヌ・ロリオ>&イヴ・ピアジェ
∽∽∽市橋ローズナーセリー作出 (岐阜)

先日ご紹介したバラ“イヴ・ピアジェ”の枝変わり品種として、Mさんのご実家である岐阜県市橋ローズナーセリーで作出、育成されたという“ジャンヌ・ロリオ”は、写真中央左とその上にある淡いピンク色のバラ。
周りの親種イヴ・ピアジェと同じく芍薬咲きで香りがとても素晴らしく優しいピンク色をしています。

ウィキペディアによると、「枝変わり(えだがわり、bud sport)とは、植物のある枝だけに関して、新芽・葉・花・果実などが、成長点の突然変異などによって、その個体が持っている遺伝形質とは違うものを生じる現象である。」とあります。
私の父も目接ぎなどの作業をしながらもう40年を越え趣味で松を育てているのですが、植物は挿し木や接ぎ木(目接ぎ,切り接ぎ)で数を増やし育てることが可能です。その間に、花や実のなる植物には珍しい突然変異も起こりうるのでしょう。

バラを育てる過程では、このお山の中にも自生する丈夫な日本原産のノイバラがバラを育てる際の台木として一般的に使われています。
国内のみならず、世界中で日本原産のノイバラがバラの品種作りに活躍していることを知ったとき、日本人として何だかとても誇らしい気持ちになったことを思い出します。

現在も1000種以上あるバラの育種が世界のバラ栽培の専門家により行われていますが、その育成過程で日本国内で生まれ大切に育てられたのち人々のために市場にお目見えしているという優しいバラ“ジャンヌ・ロリオ”、まさに娘をお嫁に出されるような思いで出荷しておられるのでしょう。
同じく市橋ローズナーセリーで作出されたイヴ・ピアジェの枝変わり品種に、イヴォンヌ・ロリオがあるようです。いずれも大輪カップ咲きの魅力的なバラです。

庭で育てているバラの実ローズヒップを見ながら、いつか自分で新しい品種が作れたら・・・・などと夢のように想いつつ。
感謝。
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「もうすぐ夏期保育」
あっという間に7月も半ば。明日の終了式後は、週明けの祇園祭をはさんで夏期保育(自由参加)に入ります。
本日のお知らせにもありますように、天候の具合を見ながら、園庭で夏ならではの保育を楽しんだり、近くの川へサンダルででかける予定です。
最終日は夕刻より納涼保育をします。夕方からご家族で園までお出かけ下さい。今年も納涼花火を予定しています。お帰りはお山の上からの夜景をどうぞお楽しみに!
また、17日祇園祭は京都三大祭の一つで園則により休園となりますが、この機会にご家族で大きな鉾を見にお出かけになってはいかがでしょうか。

夏休みの間、ご家族の皆さまにはお変わりなくお元気でお過ごし下さいますように。9月1日の始業式の日に、またみんなの元気なお顔に会えることを楽しみにしています。
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本日は、園内通信「お知らせ36」「お知らせ37」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ36」
◇ 尿検査,蟯虫検査の結果について
◇ 1学期生活発表会ビデオについて
◇ 園児関連
◇ 夏休み中の連絡などについて
「お知らせ37」
◇ 夏期保育スケジュール ほか

2012.06.26

6月26日(火) / 紫陽花“アナベル”と“カシワバアジサイ”・クラス写真撮影・お山の自然の生き物・園内通信

      <アナベル>   ユキノシタ科    原産地 北アメリカ
                              学名 Hydrangea arborescens cv. Annabelle.
    <八重柏葉紫陽花> ユキノシタ科    原産地 北アメリカ
                               学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Flake’

紫陽花は日本の梅雨の風物詩。
こちらは10日ほど前にいただいた北米原産の別名スノーボールとも呼ばれる「アナベル」(中央)と「カシワバアジサイ」(外側)。抱えるほどの大きな束ですが、花瓶にたっぷりと生けてみるとふんわり大きなまるでウサギさんのようではありませんか!
茎をこまめにそろえながらお水を替えてあげると長い間元気に咲いてくれます。

アナベルは、はじめうす緑色から白へと変化していくとても愛らしい西洋紫陽花。細い茎をしていますがなかなか丈夫で花期も長く暑さにも強い種類。
一般に、紫陽花の花の色は土壌のpHが関係し年によって色が変化することがありますが、アナベルは土壌の酸度の影響を受けません。なので初心者でも育てやすい花です。

 <お山の紫陽花も今あちこちで満開です>

   西洋アジサイ(青)                          カシワバアジサイ

                            ガクアジサイ(うす紫)
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〔クラス写真の撮影〕
昨日につづき日中も爽やかなお天気がとても嬉しいです。
週末の発表会を励みに、今週は各学年が順に舞台練習に励んでいます。練習の会場(第三園舎)から出てきた子ども達の顔も、一歩一歩頑張りを重ねた笑顔が見られます。

毎回ブログで末尾にご紹介している「お知らせ」(年間を通してご家庭にお渡ししています)の他に、先代より引き継いだお仕事の一つとして、各クラスごとに撮影する「クラス写真」があります。
クラス写真撮影は新年度のクラスがほぼまとまった時期をみて、全員出席の日を担任と打ち合わせて撮影に出向いて行います。
撮影の時間は短いのですが、全員が椅子に前を向いて座り、足を揃えて手を膝に置き前を見て行います。年長児が行っている俳句での数分間のお目々つむりの時間と同様に、子どもにとっては僅かの時間でも静止していることは非常に難しいものです。しかしその一瞬にどれほど一人びとりが集中できるのか、を見て驚くこともあるのです。

昨日、年少クラスのたんぽぽぐみにまいりました(年少ことりぐみは撮影済み)。最近朝のうちだけたんぽぽぐみの子どもたちと一緒にいます。年少の子どもたちは、初めての園生活を僅か2ヶ月少々重ねてきたことになりますが、随分どの子の中にも大きな成長がみられ、微笑ましく嬉しく思うことで溢れています。
自分で靴をぬいで上靴に履き替えたあと、お手洗いに一人でいける、表裏を確認してスモックが一人で着られる、お家から持ってきたタオルをいつもの定位置にかけられる、お友だちにも出席シールの今日の場所を教えてあげられる、おかばん,お帽子をかけたら自分の椅子をいつもの場所に移動して先生の方を向いて待っていることができる・・、朝の数十分間を垣間見ただけでも短い間の成長に驚かされることでいっぱいです。
やがて先生の声かけ、ピアノの音とともに保育のおはじまりへと移ります。

さて昨日、年少たんぽぽぐみよりお呼びがかかったクラス撮影ですが、撮影は例年よりとても早い時期です。はたして上手く撮影できるかな、という心配は当然ありました。ただ、先生からはサインが来ましたから、「前後の子のお顔が重ならないように並んでいて下さい」とだけお伝えしました。
急いでカメラスタンドを抱えて走り、クラスの扉を開けると・・・、そこにはまるで年長児さんと見間違えるくらいに整列している小さな子どもたちと、その両脇に担任が一人ずつ(計二人)ニコっと笑顔でこちらを向いていました。
「えっ」と驚いたのは私の方で、急いでお部屋に入りすぐさまカメラスタンドを向け、4枚ほどパチリパチリと容易く撮影することができたのです。
結果は、左右に立った両先生の笑顔が物語っていますのでここでご披露したいところですが残念ながら内緒にしておきます。

昨日本日と、年長クラスも撮影を行いました。年長児だから何でも軽々とできる訳ではありません。年長児なりに突然やってきたカメラの方を向いて、頭をよぎるさまざまな思考を押さえて整列し全員が前を向くのは簡単なことではありません。しかし、先生と一緒にクラス全員が気持ちを合わせて取り組む姿勢は後ほどクラス写真を見ておわかりいただけることと思います。
笑顔だったり、緊張したりさまざまですが、年少児までもがこうして早い時期に撮影してご家庭にお届けできるようになったこと、そしてクラスづくりの過程にある園での一同に会した凛々しいお顔を楽しみにしていただけたらと思います。
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〔お山の自然の生き物〕
昨日、ガラパゴス諸島にいるゾウガメの一種“ピンタゾウガメ”が絶滅したというニュースをみました。このピンタゾウガメ(1970年代に発見される)は約100歳で老衰したそうですが、これまで種を残すためにいろんな取り組みがされたそうです。とても残念なニュースでした。
自然環境が刻々と変化する中で、絶滅する動植物はきっと多くなっていると思います。
そんなことを考えながら、このお山の中では毎年違った種類の昆虫たちが姿を見せてくれます。園児がお庭あそびの中で、また山の学校に来る卒園児小学生が見つける昆虫には図鑑を開いても見つからない珍しいものもあります。

初夏を迎え、風にゆれる紫陽花とともに7月もいろんな生き物が子ども達の目の前に現れてくれることでしょう。5月~6月にかけて多くみられた「ベニカミキリ」に続き、植物の上に、また樹木にそっと止まっているかも知れません。

  〔ヤハズカミキリ〕  学名 Uraecha bimaculata bimaculata
               分布 北海道~九州,対馬,屋久島,種子島
               えさ 広葉樹の枯れ葉

  〔ラミーカミキリ〕  学名 Paraglenea fortunei
               分布 インドシナ半島北部から中国、台湾、日本(西日本)
               えさ イラクサ科のカラムシ,アオイ科のムクゲなど

とにかく可愛い小型のカミキリムシはラミーカミキリ。お山を登る途中の緑のイラクサの辺りを探すと見ることができる。元気に飛び回るので捕まえにくい。捕まえようとすると擬死することもあるそう。

  〔ゴマフカミキリ〕  学名 Mesosa myops myops DALMAN
              分布 北海道~九州、対馬、樺太、シベリア、朝鮮半島、中国
              えさ 広葉樹,カラマツ,ヒノキ 


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本日は、園内通信「お知らせ34」をお出ししました。
内容は、
◇ 尿検査,蟯虫検査について

2012.06.22

6月22日(金) / イヴ・ピアジェ・園内通信


     <イヴ・ピアジェ Yves Piaget>  1985年フランスmeillandメイアン社作出

不思議なことは起こるものです。今日のような梅雨晴れの過日、爽やかな風と共に戸口に立っておられたMさん。手にしていらしたのは、ちょうど前日に私が人に贈ったバラと同じ“イヴ・ピアジェ”。
いつも、素敵~(*^^*)と思いながらプレゼントする憧れのバラでしたので、一瞬えっ?と驚きました。

Mさんはバラのナーサリーをされているご実家でバラとともに育たれたからでしょう、まさしくバラのような方。バラについてお話をお聞きすることもあります。そして大切に育てられたというこの“イヴ・ピアジェ”・・・、芍薬にも似たカップ咲きが愛らしく、何より誰もが感動するのは・・・・・、香りです。
多くの国際コンクールで芳香賞を受賞するほど極めて魅力的な香りを持つこのバラは、結婚式のブーケなどにも使われています。
スイスの宝飾時計ピアジェに捧げられたという薔薇。いつか育ててみたいと思いつつ・・・感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ30」「お知らせ31」「お知らせ32」「お知らせ33」・『北白川幼稚園バレーボール部からのお知らせ』他をお出ししました。
内容は、
「お知らせ30」
◇ 1学期生活発表会のご案内
「お知らせ31」
◇ 悪天候の場合の保育について
「お知らせ32」
◇ 通園途上(第2グループ上終公園内)の下水道工事について
「お知らせ33」
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費(京都市補助金)について

2012.06.15

6月15日(金) / 元気に咲いたつるバラ“パレード”・畑のお野菜・園内通信

店先に水無月が並ぶ季節。梅雨間の風が爽やかに吹く今日は、子ども達の声とお山の鳥たちのさえずりが園内に響きました。またこの時季の夜中には、フクロウホトトギスの声も聞こえてきます。

今年の4月後半~6月初め頃まで、庭のバラがよく咲きました。中でも中央のオベリスクに巻き付けたつるバラ“パレード”は、名前通りお祭りのパレードのようにたくさん花をつけました。無農薬2年目のバラですが思いのほか生長して茎も太く長く伸び、その隣の同じくピンクのバラ“アンジェラ”も同様に大きくなりました。そんなバラの様子を子ども達がプレイルームの窓から見てくれたり、幼稚園や山の学校に来られたお母さま方がお山の上から見える街の景色とともに眺めて下さったことはバラにとっても喜びだったことでしょう。

真冬の一日だけ、土のコンディションを整えて、寒さに凍えながらつるバラの誘引をしますが、その他にはこれと言って手入れにかける時間はなかなかありません。でもこうして元気に咲いてくれたことを思うと、いくつか大切なポイントを押さえれば、あとは植物に本来備わった力が発揮され自然に大きく成長してくれるのをこちらはただ見守ればよい、ということになります。
植物を育てることは同様に子育てにもどこか通じるところがあること、また、日頃の手入れにかける時間よりもむしろ植物が植わっている土壌である土の有り様がより重要なのではないかしら、と最近よく考えます。
土に与える有機肥料などのチッソ、リン、カリウムなどの栄養バランスだけではない土の中の大切な見えない何か?が植物の健康を基本的に支えているのでしょう。

そんなことを思い巡らせていた過日、趣味の畑で作られたというお野菜をいただきました。そら豆、玉ねぎ、赤玉ねぎ、ニンニクなどからは、普段お店で買うものとはまた違った生命力が感じられ、どのような土で育てておられるのかを想いました。

新鮮でつややかなお野菜からエネルギーをいただくべく、早速お仕事の合間の短いランチタイムにお料理しました。パスタソースをつくりながら、パスタをゆでる数分+αの約15分でできる簡単パスタ。

 <そら豆のトマトソースのパスタ> ソースレシピ ↓
①フライパンに入れたオリーブオイルが低温のうちからガーリックスライス2かけ分を入れ炒める。
②その上にトマト缶1缶をあけ、塩、コショウ、バジル(生または乾燥)を加えて好みの味に煮詰める。
③②の上に、あらかじめ黒いすじにナイフを入れて約2分少々ゆで、皮から取り出しておいたそら豆をさっと混ぜあえる。

//そら豆の風味が引き立ちとても美味でした!


 <そら豆とキングサーモンのパスタ>
//そら豆、ガーリック、玉ねぎ、青菜、キングサーモンを使用。サーモンは、あらかじめ塩コショウ、タイムでソテーしておき最後にパスタの上にそっとのせます。

ほかに、そら豆のスープ、赤玉ねぎのスライスサラダなどなど、土の恵みのお野菜の栄養をいただくことができ感謝です。
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本日は、園内通信「お知らせ29」をお出ししました。
内容は、
◇ 昨日の内科診断のまとめ他
◇ お忘れ物のご連絡

2012.06.08

6月8日(金) / クレマチス “ヴィエネッタ”・園内通信


         <ヴィエネッタ>  キンポウゲ科  フロリダ系
                      作出 R.J.Evison&Poulsen Roser A/S イギリス
                      学名 C.Vienetta=‘Evipo 006’ 
                 

パッションフラワー(時計草)にもどこか似たイメージを持つクレマチス“ヴィエネッタ”。
中央に盛り上がったような花芯が可愛らしいが、とても個性的で不思議なクレマチスです。咲きすすんで外側の6枚の花弁が散ると、中央のしべ(雄しべ雌しべ)だけが残りまるで小菊のようになるので二度楽しめる有り難い花。
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本日は、園内通信「お知らせ28」をお持ち帰りいただきます。
内容は、
◇ 内科診断について
◇ 幼稚園児総合補償制度について
◇ 福音館「おすすめの夏の絵本」について

2012.06.04

6月4日(月) / ボルデュール・アブリコ・避難訓練・園内通信


  <ボルデュール・アブリコ Bordure Abricot> 2009年フランスGeorges Delbard 社作出

これは、フランスデルバール社のフレンチローズ。
雨のしずくが残るアプリコットオレンジの房咲きの花が優しく印象的なバラです。香りはほとんどありませんが、比較的丈夫で育てやすく一年を通して晩秋までよく咲いてくれそうです。
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『避難訓練』 ↓以下、本日の「お知らせ26」より掲載(抜粋)
本日は、左京消防署より消防士さん4名にご来園いただき、午前10時より避難訓練を行いました。園内アナウンスが流れた後、各クラスがとても速やかに(計5分)で全園児が園庭に集まることができました。その後、子ども達が見守る中、先生達全員が火元に見立てた的へ向けて消火器訓練を行いました。その後、第3園舎(月ぐみ)に移動し、防火,地震について全員で学びました。
・はじめに、避難するときの大切なお約束として、「お・は・し」の大切なお約束を消防士さんから教えていただきました。

「お・・・・・おさない は・・・・・はしらない し・・・・・しゃべらない 」
 
・避難する時には、お部屋の「先生のお話をよく聞く」ことと、この3つのお約束をしっかり守って避難することを、クイズ形式でお話し下さいました。続いて「映画鑑賞」「防災リズム」を行いました。

① 映画[悟空(ドラゴンボール)の消防隊]
映画会では、火事,地震について『悟空(ドラゴンボール)の消防隊』の映画を鑑賞。子ども同士の花火から発火した火の怖さ,地震後の天ぷら油の引火,他にストーブを消すこと,コンロの元栓を閉める(就寝時にも),たばこの火の扱いの大切さ(寝たばこ,火の消し忘れ)などを、アニメ映画を見ながら確認しました。

② 「チャレンジ!防災リズム」
  それぞれのピアノ音(地震,火事,煙からの脱出)にあわせ行動します。
・地震――――地震の音楽が鳴れば、低くかがんで両手で頭を覆う→[だんご虫のポーズ]
・火事――――火事の音楽が流れる→消防士さんが炎の絵を掲げる→炎を見つけたら子ども達は『火事だー!』と大きな声を出して大人に知らせる。[通報→初期消火→避難の対応]
・煙からの脱出-煙に見立てられたシーツの下を、おうまさんの格好でくぐって出口へ逃げる。

・「チャレンジ!防災リズム」は、音楽に合わせて楽しく体を動かしながら自然に防災行動を身につけられることをねらったよくできたプログラムでした。たとえ子どもであっても自分の命は自分で守る意識を身につけられるよう、園内でも「防災リズムあそび」は意識して行いたいと思います。
この機会に各ご家庭でも、防火,また、防災(地震,台風など)について、お話しをなさってみて下さい。

【防火】
◆火の用心・・7つのポイント!
 1.寝タバコやタバコの投げ捨てをしない。
 2.子どもにマッチやライターで遊ばせない。
 3.風の強い時は、たき火はしない。
 4.天ぷらを揚げるときは、その場を離れない。
 5.家の周りに燃えやすいものを置かない。
 6.電気器具は正しく使い、たこ足配線はしない。
 7.ストーブ(冬)には燃えやすい物を近づけない。
◎ 万一火災になったら・・
 1.小さな火事でも早く知らせる(火を見たら大人に言いましょう)。
 2.消火する場合は、落ち着いて素早く行動し燃えている物をよく見極めて消火する(万一の為に、一般家庭でも消火器を備えるとよい)←維持管理必要

【地震】
◆地震から身を守るために!
 1.身を守る(テーブル,机の下に身を隠し頭を保護)
 2.すばやく火の始末,ガス機器の器具栓を閉め(消火)、ガス栓(元栓)も閉める。
 3.出口の確保
 4.火が出たらすぐ始末
 5.外に逃げるときはあわてずに(室内ガラスの破片に注意)。
 6.せまい路地やがけや川べりに近寄らない。ブロック塀の倒壊に注意。
 7.避難は徒歩で持ち物最小限(非常持出品と備蓄品)
 8.みんなが協力しあって応急救護
 9.正しい情報をつかむ。(ラジオ,消防,警察,自主防災組織などから)
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本日は、園内通信「お知らせ26」「お知らせ27」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ26」
◇ 避難訓練について
◇ 家庭教育相談の面談日時について** 
「お知らせ27」
◇ 第1回ふれあいサタデーのご案内“魔法の板 カプラであそぼう!”

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