2011.10.04

10月4日(火) / キンモクセイ・運動会を終えて・園内通信


       <キンモクセイ>   モクセイ科   中国原産  
                     学名 Osmanthus fragrans Lour.aurantiacus

つい先日は僅かに開きはじめた小さなつぼみでしたが、今日は満開となったキンモクセイの花。
毎年、このキンモクセイの香りとともにある10月初旬の運動会は、皆さまのご協力のお陰を持ちまして一昨日無事に終えることができました。

第62回を迎えた幼稚園運動会でしたが、改めて各種目を振り返ると、園児入場に始まる開会式でスタートし、年長児旗体操、各学年のお遊戯とかけっこ、各学年母子競技、年中,年長児リレー、父親競技、お父さんお母さんと職員が力を合わせた学年対抗レース、祖父母と孫の競技、親子フォークダンス、小学生のレースなど、19個ものプログラムメニューがあります。
ご家族ごとにお昼のお弁当時間を経て午後2時前にはこのすべてのプログラムが恙なく終了し、当日の穏やかな天候のように、大勢のお父さま役員のスムーズなお働きとお母さまの支えのお陰で、子どもたちは伸び伸びと9月中の練習の成果を発揮することができました。
楽しく賑やかな運動会ですが、子どもたちを包むご家族と園が大きな輪(和)になって終始穏やかな時間が流れているようにも思えました。
また今年は、本部テント内の救急箱を、擦り傷などの手当のために開けることが一度もなかったことにも気づきましたが、これも不思議に有り難いことでした。

そして、徒競走に出場してくれた懐かしい卒園児小学生や未就園児親子の微笑ましい姿もとても嬉しく拝見しましたし、何より、閉会式で担任からお首にかけてもらったピカピカの金メダルを何度も何度も見つめる子どもたち、頑張った達成感に伴う笑顔の瞳こそが運動会開催のすべてであり、それは私たち大人にとって何よりの金メダルなのかも知れません。

開催に際し温かなご協力を快くお申し出下さった園児ご家族の皆さま方、またお忙しい中ご参集下さり園児の活躍を応援して下さいました多くの方々に心より感謝申し上げます。
有り難うございました。

 

 

 
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本日は、園内通信「お知らせ50」をお出ししました。
内容は、
◇ 第62回運動会につて
◇ 平成24年度入園募集の件

2011.09.28

9月28日(水) / シャンテ ロゼ ミサト・思いっきりお外遊びとヘリグロツユムシ・園内通信


      <シャンテ ロゼ ミサト>  2004年 フランスGeorges Delbard 社作出

四季咲き性があり、ふと気づくとまた花を咲かせてくれているフランスのバラです。
この社のバラは、花の色、形はもとより、花の香りをとても大切にしています。バラの最大の魅力は芳しい香りのヴァリエーションといってもよいほどで、つぼみは濃い赤紫、そして開花とともにライラック色のディープカップから芳香がこぼれ落ちます。
フランスの老舗デルバール社のバラは、どれも現代女性の憧れかも知れません。


  <ヘリグロツユムシ> ツユムシ科  学名 Psyrana japonica


晴天の水曜日の今日、日頃運動会の練習を頑張って取り組んできた子どもたち全員、登園後の朝からお昼までの間を心ゆくまで外遊びをして楽しみました。
私も思わず子どもたちとグローブジャングル、かけっこをして走り回りすっかり息が切れましたが、子どもたちは違います。全速力で走るたびにさらに中から元気が沸いてくるようで、額に汗が光っていますが本当に疲れ知らずです。
とてもすばしっこいことりぐみのKちゃんも、虫かご片手にどこまでも走っていられるたんぽぽぐみのKちゃんも、運動会当日は笑顔いっぱいでかけっこをしてくれるのでしょう。

つづいて、夏を思い出させてくれるツクツクボウシの声を時おり耳にしながら草間にバッタの種類を探していると、早速年長児Hくん達が見つけたのがこれでした。
 「クサキリかなあ~?」 「ウマオイかなあ~?」
一緒に図鑑を開けてみますがなかなか載っていません。ツユムシにとても似ていますが、ツユムシは体長2㎝ほど、これははるかに大型で7㎝ほどはあるようでした。
とても優しい虫らしく、そーっとゆっくりと動きます。大切に虫かごに入れて観察したあとは、Hちゃんが草や苔が広がるキンモクセイの木の下に返してあげたのでした。

ヘリグロツユムシは山の低木の上に生息。爽やかな声で、シリリリリー、とオス,メス共に鳴くようです。写真はメス。
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本日は、園内通信「お知らせ48」「運動会開催にあたって」「お知らせ49」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ48」
◇ 運動会当日について ほか
「お知らせ49」
◇ 絵本の貸し出しについて
◇ 住所変更のお友だち

2011.09.16

9月16日(金) / つるバラ“パレード”・園の賑わい・園内通信


    <パレード>  クライミング  四季咲き 1953年アメリカで作出

大変生育旺盛で、長く伸びた枝先に必ず大きな花を咲かせてくれるパレード。成長するにつれ大きな棘が肌や服に引っかかり、手入れの途中に幾度呼び止められたことでしょう。
今では高さ約3m近くになりました。春からずっと咲き続けている強健なつるバラです。

《園の賑わい》
子どもたちを迎える朝の園庭は、時おりすっと秋風が通り過ぎるほど日に日に爽やかになってきました。
10月初旬に運動会を控え、過日より各ご家庭からは各種競技や保護者役員のお申し込みが次々に届き、いよいよ運動会ムードが高まってきました。集計をまとめお知らせづくりをしていますと、外からは各学年の運動会練習の声が聞こえてきます。

園庭では年長児が練習をしていたところを、ちょうど10時半からの園庭開放(金曜日開催)にこられた40名ほどの未就園児さん親子に暫くの間ご覧いただくことができました。
練習は、各お部屋→園庭→公園(二カ所)と場所を移していきますが、北白川小学校校庭(運動会会場)での予備練習はなく、それまで練習を重ねた場所での経験を元に「ぶっつけ本番」で当日臨みます。
今日年中クラスは、近くの北白川児童公園に出かけ練習を行いましたが、今までに各クラス旗づくり(子どもたちのハンドペインティング製)にはじまり、開会式入場行進練習、かけっこ、お遊戯、リレー練習と毎日着々と進んでいます。がんばった練習の合間には、思い思いに園庭で自由に遊ぶ姿があります。
子どもたち、ご家庭、園が一体となり力を合わせてこそ開催できる秋の運動会はもうすぐそこです。
朝夕涼しくなってきました。またひと雨ごとに更に涼しくなっていきますので体調管理にどうぞご留意下さいますように。来週もみんなで元気いっぱいに過ごしていきたいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ46」をお出ししました。
内容は、
◇ 母子競技について
◇ 役員・誘導係の再募集のお願い

2011.09.09

9月9日(金) / 夏を想うノウゼンカヅラ・園庭開放・園内通信

                                    「高台寺付近にて」

      <ノウゼンカヅラ>   ノウゼンカヅラ科   原産地 中国
                     学名 Campsis grandiflora
                     英名 Chinese trumpet vine

少しずつ秋に向かう季節にあって、今日は思いがけなく夏日が甦る一日となりました。
とともに去りゆく今年の夏を懐かしく振り返ると、この「ノウゼンカヅラ」の花が浮かんできます。
街角で建物の外壁にからませてあったり、お店の軒先を明るく飾っていたり、また夏休みに家族で訪れる蓼科のイングリッシュガーデンの庭にも見事に咲き誇っており、猛暑にも耐えて元気に美しく咲くこのつる性の花を目にするたびに、はっと心が躍るようにさえ感じるのでした。
花の形から、英名ではトランペットフラワーと呼ばれ、日本には平安時代に中国から入ってきたそうです。
9月に入った今なお、どこかで咲いている姿が見られるかも知れません。
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〔秋の園庭開放〕
今朝の天気予報では、曇りのち雨と出ていましたので、たくさんのお申し込みをいただきながらも本日の園庭開放の実施の有無に気をもんでいたところ・・・。
幸いにも朝一面に広がっていた雲はやがてどこかへ過ぎ去り、快晴の空が広がる暑い一日となりました。
大勢の親子がお山のてっぺんまで登ってきて下さり、また遠方からお越しになった方もあり、在園児とともに園庭を所狭しと賑やかに遊んでいただくことができました。
以前、当園の先生をしていた四人の先生も今はママさんになられ、今日は久しぶりに親子で懐かしいお山を登ってこられ皆さんとご一緒されました。

入園を来春に控える年齢のお子さんは勿論、ようやく自分で歩けるようになった1~2歳の方までもが、お母さまに見守られながらあまり抱っこされることなくのびのびと過ごしておられました。また、まだ幼いのに両手で鉄棒をしっかりと握り、長い間ぶら下がることができる姿などにも感心しました。
全体的に、お子さんが普段からお散歩などで歩き慣れておられる印象があり、きっとこのお山の石段も自らの足で一歩ずつ元気に登ってこられたのではないかと思います。

今後、園庭開放は毎週金曜日に実施予定です。お散歩がてらに奮ってのご参加をお待ちしています〔お申込みは電話、メールでどうぞ〕。
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本日は、園内通信「お知らせ42」「お知らせ43」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ42」
◇ 保護者会(14日)の内容と補足
◇ 途中入園のお友だち
◇ 住所変更のお友だち
◇ お忘れ物のお知らせ
◇ バレーボール参加のお誘い(北白川幼稚園バレー部より)
「お知らせ43」
◇ 平成24年度私立幼稚園保育料軽減補助について

2011.09.01

9月1日(木) / 2学期はじまり・園内通信

    
   「残暑お見舞い申し上げます。2学期もどうぞよろしくお願いします。」

いよいよ今日から新学期。雨降りの中、懐かしいお顔が次々と勢揃いしお山に元気な声が戻ってきました。さすがにいつも賑やかなお山の蝉も、今日は鳴りを潜めているようでした。
第1園舎(年中クラス)で子どもたちを迎えていると、早速夏休み中の楽しかった家族旅行のお話をしてくれたり、久しぶりのお友だちとも再会しとても嬉しそうでした。
また、年中両クラスには新しいお友だちのお顔もあり、朝のご用意などを早速親切に教えてあげる微笑ましい姿が見られました。
明日からはお弁当も始まり通常保育に入ります。とても蒸し暑く残暑厳しい日がしばらく続きますが、みんなで元気に過ごしていきたいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ38」「お知らせ39」「お知らせ40」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ38」
◇ 途中入園のお友だちご紹介
◇ 職員についてのお知らせ
◇ お弁当について
◇ 手提げ袋について
◇ 体操服等について
◇ 体操服などの購入につてい
◇ 月ぐみの水泳教室について
◇ 平成24年度入園願書発行について
◇ 平成24年度入園説明会について
◇ 平成24年度園児募集ポスター掲示について
「お知らせ39」
◇ 保護者会のご案内
「お知らせ40」
◇ 第3回ふれあいサタデーのご案内

2011.07.13

7月13日(水) / カーディナル・ヒューム・Hanko Artist (はんこアーティスト)・園内通信


   <カーディナル・ヒューム>  クライミング  返り咲き 1984年イギリス作出

昨年は鉢植えで一枝ずつにたわわに花を咲かせていたところ・・・、木の芽や葉、そしてなんとバラの花まで食べてしまう大食漢のシカが山の奥からやってきて、すっかり花を食べてしまったのでした。
そしてこの冬、カーディナル・ヒュームは土に下ろしましたが、花の咲き出す時季になると今度はバラがよくかかる黒星病になってしまい、残念ながらまったく花は咲かず、葉もすべて枯れ落ちて細い枝だけになってしまいました。調べてみると、特にこの種類は黒星病には弱いようでした。

このバラの成長は残念ながら諦めかけていた5月末頃、ふと見ると紫色がかった新芽が芽吹き少し元気が回復してきた気配が感じられました。やがて小さな蕾もあらわれたので大変驚きましたが、きっと植物の持つ生命力、自然治癒力などが働いて地植えの環境にも適応してきたことは嬉しいことでした。
これは今朝の様子です。夏本番の猛暑日が続きますが、返り咲きの種類なので何度も花を咲かせてくれます。
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 〈 Hanko Artist  はんこアーティスト 〉  チョウとキリギリス

これは、昆虫に大変興味をもっている年長児Hちゃんのお手製はんこです。
Hちゃんとは時おり幼稚園で昆虫談義をするのですが、これは消しゴムに彫刻刀で彫ってつくったチョウなのだそうです。ちょうど前の晩に、北アメリカに生存するタテハチョウの仲間“オオカバマダラ”(黄色~オレンジ色のチョウ)の研究についての感動のテレビ番組を見たところだったので、次の日にチョウのはんこをHちゃんからもらったことは何だか偶然とは思えませんでした。

消しゴムハンコのキャリアを持たれるお母さまの横で、大好きな昆虫のはんこを次々製作するHちゃん。実物の昆虫や図鑑を見ながら画用紙にスケッチしたり、また、そのまま消しゴムに描いて彫るとなるほどこのようなはんこも出来上がるわけですね。
本日の外あそびでも、「せんせい、前にいたきれいな色のむしをさがそうよ!」とYくん。偶然出会った大変美しい光沢を放つ昆虫がとても印象的だったのは私も同じでした。
「あれのブルーメタリックの種類も図鑑にのっているし、もしもいたらいいわね~」とワクワクしながら目をこらしてお庭を何周もするほど、特に男の子は昆虫がとても好きなようです。
美しい色のチョウやいろいろな昆虫、また自然に目にした植物などをお手製のはんこにできればどんなに楽しいでしょう。すこしずつ大切なコレクションがふえて、はがきや便箋の下にお好みのスタンプをしてお手紙を書くなどして・・・。
夏休み中にお部屋の中で過ごすときに、ゆっくりと親子で好きな絵を描いてはんこづくりなんていかがでしょうか!

お手製はんこをご紹介させていただきます。

    ウィリアムモリスの図柄より           左はんこのアップ
 
       ひつじさんのはんこ       はりねずみくん/海でひろったガラスとともに
 
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本日は、園内通信「お知らせ37」をお出ししました。
内容は、
◇ 夏期保育(自由参加)のスケジュール
◇ “なつのおともだち”について
◇ 2学期始業式について
◇ 月ぐみ園児が1学期にとりくんだ俳句リスト
◇ 園児募集について
◇ 夏休み中のおやくそく

2011.07.08

7月8日(金) / ヤエカシワバアジサイ・夏の保育・園内通信


     <八重柏葉紫陽花>  ユキノシタ科  原産地 北アメリカ
                     学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Flake’
           

7月に入ってなお咲いてくれているカシワバアジサイのスノーフレーク。今日はお山の奥に行くことがありましたが、驚くほど大きな花をつけたセイヨウアジサイが元気に咲いているのにも出会いました。
夏本番となり自然の中に咲く花は少なくなりましたが、その分お山の緑が青々と茂り、子ども達の夏の外あそびの日陰をつくってくれるのは有り難いことです。
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【夏の保育】
今週は、スライム遊び、水あそび、スイカわりなど夏ならではの保育が続きました。
園長室にも子ども達からスイカが毎日届けられましたが、今年のスイカはとても甘くて美味しいです。前日から冷蔵庫で冷やしておいた大きな大きな2Lサイズのスイカですが、今日は晴天のもと、年少児がお庭でスイカわりをしました。

お目々かくしをして、みんなの声援を聞きながら上手くスイカをたたけたかな?後は先生に小さく切ってもらい、おかわりをしたいほど美味しく食べたそうです。
幼稚園でみんなでいただくスイカは格別のお味かも!少しスイカが苦手なお子さんも、「少し食べてみる?」と先生が声かけしてみると案外美味しく食べることもできたそうです〔まみ先生談〕。
きっかけ次第で食べられないものが食べられるようになることは、子どもの場合よくあります。食べ物の形をカットして工夫したり、お皿の色や食べる場所によって気分が変わり、知らぬまに食べちゃった!美味しかった!ということもあります。
実際スイカには、利尿効果、むくみ改善、脂肪代謝促進、美肌効果などあり、特にお昼間にいただくと大変体によいので、大人も積極的にいただきたいものです。
真っ赤なスイカと子どもの笑顔。何より夏にピッタリの風景ですね。
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また年長児は、山のふもとにお迎えにこられた踏水会のバスに乗って水泳教室へ出かけました。スイミングに通っていないお子さんも勿論おられますが、2名のインストラクターの方の指導のもと、準備運動からはじまり、プールの周りや中を歩く、走るなどで徐々に水慣れをしながら、顔をつけてワニさん歩きをし全員が楽しく水に親しむことができたそうです〔のりこ先生、りょうま先生談〕。今日は半日保育のため少し急ぎ足で園に戻りましたが、9月の水泳教室は十分の時間水泳を楽しむことができます。
自分の足で毎日歩いて通園している子ども達なので、園のお友だちとバスに乗ることは通常ありません。本日学年全体で踏水会のバスに乗せてもらったことは、普段とは違った新鮮な喜びだったことでしょう。
バスを下りてお帰りのグループに合流した年長児に、お山の下で「どうだった?」とたずねると、「すごかったよ!(すごくたのしかったよ)」と返ってきました。
それぞれの子のお顔が何より物語っているようでした。
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本日は、園内通信「お知らせ35」をお出ししました。
内容は、
◇ 尿検査,蟯虫検査の結果について
◇ 京都市就園奨励費について
◇ 1学期生活発表会ビデオお持ち帰りについて
◇ 園児さんのお知らせ
◇ 夏休み中の連絡などについて

2011.07.04

7月4日(月) / アスチルベ・思いっきりお絵かき・園内通信


       <アスチルベ>   ユキノシタ科    ドイツ作出(園芸品種) 
                     学名  Astillbe ×arendsii

小さな頃から夏休みは毎年家族で信州へ行き、小学生になると湿原をトレッキングしたり八方尾根や白馬乗鞍など2,3千メートル近くある山を目指して登ることもありました。登る途中、京都で身近に生えている植物とはまったく違う見たこともない山の植物は大変興味深く、高山植物図鑑を手に入れスケッチをしたり写真を撮ったりしながら登ったことも楽しい思い出です。
その高山植物の中に、日本原種の鮮やかなピンクや白のアスチルベがたくさん見られすぐに名前を覚えました。別名をアワモリソウ(泡盛草),ショウマなどといいます。

アスチルベ(Astillbe)の語源は、ギリシャ語で否定をあらわすa(~がない)とstilbe(輝き)からなり、輝きがない=花が地味なことを意味するとあります。実際にはフワフワしたアスチルベの群生は遠くからでも目立ち、現在ガーデニングでは多くの園芸品種が出回り人気の植物でもあります。
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【思いっきりお絵かき】(年少クラス)
先週末の年少クラスは、雨のために予定していた「ひみつの森行き」が叶わず、かねてから案をあたためていた「思いっきりお絵かき」をしました。
お絵かき帳や画用紙に描くのが普段ですが、今回は大きくお部屋いっぱいの長い画用紙を特別に調達して実行となりました。
 
ことり/ お花 ペロペロキャンディー くも?     たんぽぽ/ ペロペロキャンディー 線路 お魚 海

お友だちと自然に協力して絵をつなげたり、長い線路をどこまでもかいてその上を電車になって動いたかな? お魚をかいて一緒に海を泳いでみたかな? 体全体をフルに動かして取り組んだ「思いっきりお絵かき」でした。

大きな紙面に自由に描きながら、親しんだクラスの雰囲気の中で、ああしてみよう、こうしてみようと子どもが制約を受けずにイメージしたまま手のクレパスをひたむきに動かすことのできるよい機会となりました。これは子どもにとっては心の開放にもつながる上、お友だちの絵を模倣してみたり、我が道を行ったり、自由に描きながら次第に表現力も豊かに育っていくように思います。是非、今後も学年を問わず取り組んでいきたい内容です。勿論、園庭にみんなで大きな絵を描いて上から眺めてみても面白いでしょう。

その他のダイナミックな室内あそびとしては、園内では新聞あそびもよく行われています。私自身の幼稚園のときには、全園児で新聞紙をちぎって雪や雪だるまをつくり、大雪に埋もれて部屋中を転げ回ったり思いっきり雪合戦をして遊んだりといった非日常の、ある冬の一日をとても懐かしく覚えています。
「こんなことしていいのかな?あとのおそうじどうするのかな?」などと当たり前の思いもよぎりましたが、幼稚園の先生たちが日常の枠を外して思いっきり遊ばせて下さったことは何より貴重な楽しい体験なので今でもよく覚えています。
思ったまま体を動かし戯れる、思いっきり大きな声を出せる。お庭で走り回るよりも何倍もすっかり疲れたことも記憶しています。きっと、子どもの内面にあるプラスやマイナスのエネルギーも昇華され、みんなでお片付けに至るまでをエンジョイできた楽しい一日がありました。
ーーーーー
また本日は、お山に夏の始まりを告げる今年第一声のヒグラシの声が響きました。
生活発表会も先週無事に終わり、今週からはいよいよ夏ならではの保育が予定されています。
明日は年中児さんがスイカわり、日を置いて水あそびや川あそび、週末には年長児さんは踏水会でのプール学習などがありますが、お天気のよい日には太陽のもとでたくさん汗をかいて元気に過ごしたいです。 

ここ暫くは、園をお休みするお子さんもほとんどなく皆体調がとても安定しているようです。年少児さんも歩いての通園にすっかり慣れ相当体力がついてこられました。
お家に帰られたらやはりぐっすりお昼寝されることをあるお母さまよりお聞きする一方、お帰りのお並びのときに前列にいる年少さん達に、「みんなとっても元気だけど、お家に帰ったらお昼寝はする?」と聞くと、「ぜーんぜん、お昼寝しないで遊んでるよ。晩ご飯たべてお風呂入ってから寝るの!」と口々に声を揃えて真顔で言うので、驚いて「ホントかなぁ~~」と言うと澄ました顔でしっかりうなづいている子ども達でした。
まあるい笑顔に汗が光る夏本番。お家に帰って十分に休養し充電を完了したと見られるピカピカの笑顔が、また明日も輝きます。
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本日は、園内通信「お知らせ34」をお出ししました。
内容は、
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費について
◇ 「福音館おすすめ夏の絵本」持ち帰り
◇ 発表会のお忘れ物
*調書提出は7日(木)までによろしくお願いします。

2011.06.27

6月27日(月) / エトワール・ヴィオレット・タマムシの仲間・園内通信


  <クレマチス エトワール・ヴィオレット> キンポウゲ科 1885年フランス作出
                             学名 C.`Etoil Violette’
     
5月から咲きつづけているヴィチセラ系クレマチスの“エトワール・ヴィオレット”。
今年になって鉢から土におろしました。この品種は比較的小輪の花が咲くヨーロッパ産のもので、冬は地上部が枯れてなくなります。

大輪品種のクレマチスは、室町時代に中国から渡来したといわれる「テッセン」、また日本各地に自生していた「カザグルマ」という名で古来より日本国内で親しまれ、美術工芸品のモチーフとして使われたりお寺の襖絵,天井画に描かれてきました。
これらのクレマチスは日本原産のガクアジサイなどと同じく、やはりドイツ人医師シーボルトによってヨーロッパに持ち込まれ、現在世界中にある大輪クレマチスの品種改良の元となりました。
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〔タマムシたち/夏の昆虫〕
タマムシの仲間は幼虫時代枯れ木の中で幹を食べて育ち、2~3年でさなぎになって羽化後に外へ出てきます。時間をかけて大きくなります。
今日もお庭では、子ども達は大分大きくなってきたカマキリやゾウムシを捕まえて観察していました。
  
        アオマダラタマムシ             ムツボシタマムシ
私の足元にころんと落ちていたのは、「アオマダラタマムシ」。縦スジの入ったキラキラ光るタマムシではなく、グリーンメタリックの背中に大小の水玉柄を持っており、サクラなどの枯れ木で育つ種類です。
また、子ども達がお片付けにきて積み上げられた虫かごの中に小さな昆虫が残されていました。観察したあとにはすべて自然に返してあげるお約束ではありますが、心残りがあって手放せないときにはこっそり中に残っていることがあるのです。発見した子の気持ちが手に取るように感じられたいへん微笑ましくなります。
それは小さな「ムツボシタマムシ」でした(上右写真は不鮮明)。黒っぽい背中に6つのグリーンのホシがきれいに並んでいます。
誰が見つけたのかなあ?
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本日は、園内通信「お知らせ31」「お知らせ32」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ31」
◇ 尿検査,蟯虫検査について
*尿,蟯虫検査結果は発表会当日にくれぐれもお忘れなく!
「お知らせ32」
◇ 悪天候の場合の保育について
*台風のシーズンです。お目通し下さい!

2011.06.23

6月23日(木) / ワイルドイヴ・夏至のころ・園内通信


  <ワイルドイヴ>  イングリッシュローズ  四季咲き 2003年イギリスで作出
 
とてもやわらかなアプリコットピンク。これは少し以前の夕方に撮ったものですが、ロゼット形の花びらの中を夕陽が透けて反射する様子がとても印象的でした。
梅雨の強雨で花びらがすべて散ってしまう覚悟でいましたが、案外形を保っていて思いのほか強く、また香りも素晴らしいシュラブ樹形のバラです。
トマス・ハーディーの小説 「The return of the Native」(帰郷)に登場する人物名がつけられています。
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〔夏至のころ~〕
 
   手をつないで元気に登園         今年は園庭のビワがたわわに
 
    花壇のヒマワリも咲いた         「おはよう!」  満面の笑顔で
 
 マリーゴールドがいっぱい咲いています    ドクダミの白い花も満開

梅雨の晴れ間の今日も、各学年とも元気に過ごしました。気温も高く大変蒸し暑く過ごしにくい天候が続きますが、お休みする子もほとんどなく子ども達は元気に通園しています。さすがにお昼頃には高温多湿がピークなので、クーラーをほどよくきかせたり扇風機をフル回転して過ごします。

そんな中、お庭あそびではみんな帽子を被って真剣に遊び込む様子は今日も変わりません。
先日からのシロコブゾウムシの赤ちゃんを愛おしそうに手の平にのせている女の子Nちゃんや、メタリックグリーンがとっても美しかったヒメコガネを年長児KちゃんTちゃんYくんと見つけ順に手にのせて観察しました。
また別のYくんが見つけた小さな昆虫は一緒に図鑑で探してみるとアトジロサビカミキリというカミキリムシの一種でした。昆虫の体の色柄が図鑑と一致してはじめて「これだ!」と納得します。大変多くの種類がのっていますが、きっとこれかな?では簡単に首を縦にふりません。さすが年長児になると、このあたりの子どものセンサーは非常にするどく的確です。
ほか、チャコガネ、センチコガネなどいろんな種類の昆虫が集まり、虫かごを見つめる子ども達の眼差しが光る毎日です。
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本日は、園内通信「お知らせ30」をお出ししました。
内容は、
◇ 1学期生活発表会のご案内
◇ お忘れ物のお知らせ

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