2010.07.05

7月5日(月) / クリスチャン・コンスタン花の香りのchocolate!・園内通信

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         チョコレートにつけられた柄によって種類が分類
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       〔Christian Constant クリスチャン・コンスタン〕 
     花とフルーツ アロマとスパイスのコフレ・コレクション
今日はちょっとティータイムです!
週末にフランスの方からいただいた、~こんなの今まで知らなかったチョコレート~のお話です。
チョコレートと言えば、一般的にベルギー産のゴディバやノイハウスなどが思い浮かびますが、チョコレートの有名どころは世界中には山ほどあります。そして、一口サイズの食べやすいチョコレートの代表ではトリュフをはじめ、ガナッシュ,プラリネ,ロシェ,ジャンドゥーヤ・・・、そしてオレンジピール,レモンピールをチョココーティングしたオランジェットなども個人的には好きなタイプです。
ですが、今回初体験し、このようなものがこの世にあったことに歓喜してしまったのが、このフランス産クリスチャン・コンスタンのチョコレートでした。
チョコレートのアロマ(芳香)を楽しむと言うことはどういうことでしょう。結局はカカオの甘み,苦み,深みなどの違いを楽しむことでしょうとシンプルに考えていましたが、そんな単純な思いが覆されるくらい、非常に繊細に深く静かに隠されている芳香に酔いしれてしまったといっても過言ではありませんでした。
この社のチョコレートアロマとは、ローズ,オレンジ,ジャスミン,バニラほか多種類のハーブエッセンスの香しい芳香や、シナモン,カルダモン,サフランなどのスパイス香が、それぞれを一粒口に入れると中から静かに溢れ伝わってくるのが自覚できる、という繊細なもの。合成のフレグランスオイルの香りではなく、新鮮で天然のエディブルアロマオイルが秘められているとでも言えばよいでしょうか。
ジャスミンやオレンジのアロマはアラビアやイエメンへ出向き、ベチバーやローズゼラニウムはレユニヨン島の火山の斜面で収穫され、シナモン,紅茶,カカオのためにはセイロンへ渡り、カルダモンを求めてマラバールへ、バニラのアロマのためには蘭によって最も香り高くなるいわれるライアテア島へ・・・、と一粒ずつの作品のために世界各地に材料を求めてつくられ、こちらも一粒いただくごとに世界各地を旅している感覚にも包まれてしまう・・・。チョコレートという嗜好品にとどまらない“幸せ”が詰まったコフレといったところでしょう。味覚や嗅覚により脳が魅せられてしまった生まれて初めての体験、単なるチョコレートではない不思議なものとの出会いをしたように思います。
パリ6区サンジェルマン リュクサンブール公園近くにあるお店でカフェも併設されているようなので、次にパリに行ったときには是非ここを訪れたいわ、と思いつつ外国らしいシンプルなパッケージを眺めています。
チョコレートをこの時季にいただくには、冷蔵庫から出してしばらく時間が経過して多少やわらかくなった頃が香りがよいようです。時間をつくって、ブラックコーヒーや紅茶とともに、またワイン,シャンパンとともにいただくと最高の時間が過ごせるでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ34」「お知らせ35」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ34」
◇ カプラ教室について
◇ 1学期生活発表会ビデオのお知らせ
◇ 月ぐみ水泳教室について
「お知らせ35」
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費(京都市補助金)について

2010.06.30

6月30日(水) / パッションフラワー(時計草)・園内通信

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  <時計草(パッションフラワー)> トケイソウ科 原産地ペルー,ブラジル
      学名 Passiflora caerulea  英名 passion flower
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はじめて見た人は少しギョッとするかも知れません。和名トケイソウと言う名の通り時計の文字盤の形をした花で、3つある雌しべが、長針、短針、秒針のようにも見えます。
英名 passion flowerパッションフラワーは、「受難の花(キリスト受難)」の意味で、イエズス会の宣教師がこの花を5つの受難としてラテン語で flos passionis と呼んでいたのを訳したことから由来します。
この葉や茎を利用したパッションフラワーは心穏やかになるハーブとしても有名です。神経系の血液循環をよくし、交感神経の調子を整える働きがあるので、痛みや筋肉の痙攣をやわらげる作用やリラックス作用があります。不眠症の場合もこのハーブティーが有効のようです。精神的に安定し、自然に眠りにつくことが出来るのは何より大切なことだと思います。
同じ種類のクダモノトケイソウ(果物時計草)の果実は、フルーツ売り場に並ぶパッションフルーツで、半分に割ってそのまま食べるほかジャムやジュースにもできます。
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本日は、園内通信「お知らせ33」をお出ししました。
内容は、
◇ 尿検査,蟯虫検査について
◇ 1学期生活発表会保護者鑑賞日の会場について
*お知らせとともに、検査キットをお渡ししました。

2010.06.21

6月21日(月) / ベゴニア“テネラ”・クロオオアリの観察・園内通信

                                        滋賀にて/
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<ベゴニア テネラ> シュウカイドウ科 原産地/南米アンデス産より園芸種 
               学名 Begonia tuberosa(pendula)
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美しく咲いた花をみると、神さまが創られたものはなぜこのように美しいのかと思います。これは、ある温室に入ったとたん遠くからパッと目についた“球根ベゴニア テネラシリーズ”の一つ。
流通名のテネラには、スカーレット,サーモン,ホワイトがありますが、これは見ての通りのサーモン。この種のベゴニアは、株が大きくなるほどに枝が垂れてきて美しさに磨きがかかります。しばらくはその場を離れがたい思いがして何枚も撮しましたが、実はひときわ魅力的なとっておきの一枚はアップするのをためらい今回はやめておきました。まるで美しい人間の姿にも思えるからです。
ベゴニアの名は、フランス領カナダ総督「ベゴン」に由来するそうで、何百種とベゴニアの花を発見した当時の植物学者を応援した人だそうです。学名は、全世界共通で国際植物命名規約により1つの種に学名が1つ、ところがうっかり1つの種にいくつかの学名がついていることがあるというのがユニークです。実際このベゴニアもしかり、以前は全体で2000種と言われていたのが整理をすると実際には1000種とのこと、それでも驚きの数です。
植物の学名は、6年に1度開催される国際植物学会議により決定されるようですが、学名自体はラテン語でつけられますから、植物学者にはラテン語は必須なのでしょう。
世界中のどこかで新種を発見し自分の好きな名を命名できるとすれば、それはこの上ない幸せなのではないでしょうか。
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梅雨の合間の外あそびが活発です。
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これは先日撮った写真ですが、クロオオアリを見つけるのが大好きな男の子年長児Kちゃんが採ってきたサクラの樹液と、わたしが提供したハチミツを小枝につけて虫かごの中を観察したものです。
はじめ、右側の樹液にも集まっていましたが、予想どおり左側のハチミツには大勢が寄ってたかってあっという間に食べつくしてしまったのでした。
横で見ていた女の子が、上からドクダミの花をそっと入れてくれました。さすが女の子、優しい心配りでした。
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本日は、園内通信「お知らせ29」「お知らせ30」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ29」
◇ 内科診断の概要(園医 井上先生とのお話より)
「お知らせ30」
◇ 今月末のお帳面のお預かりについて
◇ 園児名簿について
◇ 左京地区PTAバボール大会のお知らせ
◇ お忘れもののお知らせ

2010.06.16

6月16日(水) / 花がらいっぱい・園内通信

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花がらをつぎつぎにブリキのバケツに摘んでいると、ふと目をやった瞬間、たまった花が思いのほか鮮やかなので嬉しくなったのでした。咲き終えた花を摘まないと、次の花にじゅうぶん栄養がまわらず美しく咲いてくれません。バラ,クレマチス,ゼラニウムなど、5月から今までたくさん花を咲かせてくれました。
バラの花がらはとてもよい香りがするので、乾燥させてポプリにするのも楽しみです。
いよいよ緑が目に眩しい季節がやってきます。
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本日は、園内通信「お知らせ28」をお出ししました。
内容は、
◇ 園オリジナルレインコートのお届け
◇ NPO法人誕生日ありがとう運動について

2010.06.10

6月10日(木) / アイスバーグ・つきぐみさんのアサガオ・園内通信

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          <アイスバーグ>  バラ科  作出国 ドイツ
                        学名  Rosa ‘Iceberg’
「同じつるバラ “サマースノー”よりも扱いやすいでしょう」とのお勧めで仲間入りしたアイスバーグ。氷山を意味するとおり、爽やかなピュアホワイトの花をたくさんつけました。
白バラは、見ていると確かに心が洗われるようです。
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<年長児つきぐみさんの育てるアサガオ>
各クラスのお当番さんが、お役目の一つとして毎朝アサガオにお水をあげています。
プランターの前で子どもたちが「はやくおおきくなりますように・・」といつも声をかけてあげているんです、と、まみ先生。
たっぷりお水をもらったのでしょう。プランターの下から流れ出た水と、ポンと前に置かれた小さなジョウロが大変愛らしく微笑ましい限り。子どもたちのためにも早くつるをのばし、大きくなってきれいな花を咲かせてくれますように・・。
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 種をまいた頃~まだかなまだかな  今、大きな双葉が出ています          
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 こちらのクラスも少し遅れて芽がでてきました。よかったね。 
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本日は、園内通信「お知らせ26」「お知らせ27」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ26」
◇ 第2回ふれあいサタデーのご案内
「お知らせ27」
◇ 内科診断について

2010.06.04

6月4日(金) / カレンデュラ・クロオオアリ結婚飛行・園内通信

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         <カレンデュラ>  キク科  原産地 地中海沿岸
                      学名 Calendula officinalis
この花の名、カレンデュラ(Calendula)は、カレンダー(calendar)の語源で、ラテン語Calendae(毎月の第1日)から由来するようです。
どの月の初めになっても咲いているほど花期が長いことから名付けられ、和名ではキンセンカでお馴染みの花。お陽さまがいっぱい咲いたように見えるため「太陽のハーブ」とも言われますが、スキンケア製品で有名なドイツヴェレダの製品ラインに“カレンデュラシリーズ”があるのはみなさんご存じでしょう。
すり傷,きり傷などの皮膚のトラブルに、またアレルギーやとびひ対策の手だての一つとしてカレンデュラクリームがご一家に一つあると便利かも知れません。
ヨーロッパでは、この葉を食料にしたり、薬用,染料としても使われています。
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  「クロオオアリ結婚飛行の日」
あれは5月21日午後のこと。園庭や園内石段の隙間から「ブーンブーン」 と蜂が飛ぶような羽音が響いてきました。お帰り際のことで気がついた子どもたちもいたようですが、どうやらこの日は年に一度の「女王アリの結婚飛行」の日でした。アリの巣の入り口はいよいよ騒々しくなり、羽を持つアリが動き回っていました。
 <園庭のクロオオアリたち>
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      羽ばたかせながら、グルーミングをしている様子です
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     巣から大勢出てくる       ひときわ大きいのは女王アリ
4月から、子どもたちがダンゴムシとともにアリを観察しながら虫かごに入れる姿が今もありますが、今見られるアリのほとんどは大きなエサを懸命に運んでいます。自分の体の何倍もの、あるいは何十倍もの大きさのエサをひたすら引きずっていたりします。頭の触角で仲間を確認しながら、力を合わせてエサを運ぶ姿に子どもたちが見入っていることもあります。
クロオオアリは、羽の生えたおすアリと体の大きな女王アリ、そしてメスの働きアリから構成されています。やがて、巣穴からからだの最も大きな女王アリが出てきたら、羽のない働きアリだけを残して、みんなで空に飛び立つのです。
女王アリは他の巣から飛び立ったおすアリと空中飛行で交尾をした後、地上に戻り、巣作りの準備をします。不要になった羽は体をよじって自ら落とし、地面から深さ5㎝ほどの所に一日かけて巣を作り、巣が完成したら産卵に入ります。自分の体をいっぱいに曲げて自らの卵を大事そうに取り出します。そうして生まれた幼虫は、働きアリになります。
ほとんどの昆虫は自分の卵を生みっぱなしにするのですが、クロオオアリの女王アリは自分の体から出てきた卵を大事にくわえて下に置きます。卵から働きアリが生まれる間もずっと見守り、羽化がはじまるとまゆを破る手伝いをします。
以前、生んだ卵を二日ほど見届けてその場を去ったオオカマキリのお母さんの姿を見た時にも感動しましたが、5月になれば園内で毎年出会うクロオオアリのお母さんは、人間の母親と変わらない優しさをもっていることに更に感動を覚えます。
5月の風が心地よく爽やかな晴天の日に行われるクロオオアリの結婚飛行。そして、羽を落とした後に、天から与えられたお役目を全うするべく、産卵の場所を探しながら疲れたように歩いているお母さんアリの姿を目にする度に、思わず頑張って・・・と、心の中で応援せざるを得ません。
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飛び立った瞬間の女王アリ。重い体の女王アリは風の動きをみてやっと飛び立ちます。
  〔この飛行写真のみ、科学のアルバム 「アリの世界」より引用〕
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本日は、園内通信「お知らせ24」をお出ししました。
内容は、
◇ 家庭教育相談について
◇ 「お誕生ありがとう運動」について
◇ 「幼稚園総合保障制度」被保険者証のお持ち帰りについて
◇ お山のミニミニ幼稚園について

2010.05.31

5月31日(月) / クレマチス・園内通信

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     <クレマチス>     キンポウゲ科  作出国 イギリス
     “キリ・テ・カナワ”    学名 Clematis ‘Kiri Te Kanawa’
ようやく5月らしい気持ちのよい日が続きそうです。
八重咲きのクレマチス“キリ・テ・カナワ”も思いっきり花を咲かせてくれました。青紫色の花弁がとてもふくよかな雰囲気です。
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本日は、園内通信「お知らせ23」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 父親参観のご案内

2010.05.20

5月20日(木) / クレマチス・素敵な子どもたち・園内通信

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     <クレマチス>     キンポウゲ科  作出国 イギリス
   “ヴィヴィアン・ペンネル”  学名 Clematis ‘Vyvyan Pennell’
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                  真ん中がまだ蕾
淡い青紫色で八重咲きのクレマチス“ ヴィヴィアン・ペンネル”。今の季節には、薔薇とともに他種類のクレマチスがあちこちで見られます。
ヨーロッパでは、花びらが4枚の白いモンタナ種が年中よく見られ、建物の軒を素敵に飾っています。クレマチスは蔓性でよく伸びたくさんの花を咲かせますが、日本の場合、冬には土から上は枯れてしまいます。蔓が細いので春に芽を出したのに気づかずに、5月になって庭の隅で突然開花しているのに驚かされることがあります。
同じくクレマチスで、ただ今開花待ちのつぼみの株がもう一種類、その名は“キリテ カナワ”。私の好きなソプラノ歌手の名前がつけられていて、咲くのを楽しみにしています。
薔薇も同じですが、昨今は品種改良により他種類作出されるためか、日本の有名人(女性)の名前がずらりとつけられたものも園芸店に並んでいます。それはちょっと違うなあ~と思ったり、羨ましいなあ~と思ったり・・・。
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しとしと降り続けた雨が上がり、お庭に子どもたちの声が聞こえてきたのは11時過ぎ。
本日午前中は、園内交通安全教室を行いました。各送り迎えコース(第1グループ~第6グループ)に分かれ、登降園の通路を歩く上でのお約束や注意事項を、送り迎え担当の先生とともに確認する日でした。今日のお帰りでは、早速先生と学んだことを実践できたのではないでしょうか。
朝、園で子どもたちをお迎えしていると、大変微笑ましく、またいつも感心することがあります。
各グループ出発地点から、年中、年長児は3才児の手を引いて一般歩道を二人一組で列になって歩き、そのままお山を登って、3才児クラスの玄関までをしっかり送り届けてあげます。
玄関に到着すると、3才児はくるりと向きを変え、「送ってくれてありがとう!」とお兄さんお姉さんの目を見てしっかり手を振って言います。
それを受けた年中、年長児は、少々照れながらもとても満足げな笑顔を返しています。お礼を言ってもらえたから嬉しいというだけではなく、自分より小さい子をずっと誘導し、最後まで連れて行って無事を確かめられた、という社会的責任を果たした達成感がベースにある笑顔なので本当に凛々しく思いやりを感じます。
つい先日は、年少の男の子Kくんがあまりに立派に「○○くんありがとうー」と言ったのを受けて、思わず年長の男の子Sくんは、被っていたキャップ帽を片手で素早く取り、「どういたしまして」と今度は会釈をしながら立派な姿でお返ししたのでした。
その仕草を見て、思わずカッコイイ!と感じた3才児のKくんは、同じように自分のキャップ帽を外して「ありがとうございました」とまたお返しをしていました。
そうしながらも、「なんで帽子を取るの?」と疑問に思って尋ねるKくんに、年長児のSくんは、「男の子が挨拶するときには帽子を外して挨拶するんだよ。帽子を取るときはこの辺を持って、さっと外して頭を下げるんだよ」と丁寧に教えてあげています。
一緒にいた私が、どうしてそんなによく知ってるの?と感心して尋ねると、お父さんに教えてもらったということでした。
そしてふと横を見ると、すでにクラスに到着していた3才児の他の男の子も、お部屋から自分の帽子を頭に被りながら出てきて、同じように帽子を外してご挨拶をする“格好いい挨拶”の練習をしている何とも微笑ましい光景がありました。
雨の日も晴れの日も、優しいお兄さんお姉さんと手をつなぎ、先生と一緒に自然の移りかわりを体感しながら歩く経験は、簡単なようで実は大変なことです。毎日歩くことは単に体が丈夫になるから、というだけではなく、感謝や忍耐や達成感など目には見えない大事なものが心身に刻まれていきます。みんなと一緒だから毎日できることかも知れません。
暑い夏日や、レインコートを着るのも嫌になるずぶ濡れの日もあります。朝、クラスでレインコートを脱ぐ補助をしながらタオルで拭いていると汗びっしょりの日もありますが、子どもたちが不平を言うことは不思議とありません。それよりも、ようやく園に着いた喜びやお友達の笑顔を見て嬉しくなる方が先なので、子どもたちは本当に立派だなと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ20」「お知らせ21」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ20」
◇ 七夕短冊を入れる箱について
◇ 出席カードの平熱記入について
◇ 春の親子遠足記念写真について
「お知らせ21」
◇ 保育参観について

2010.05.13

5月13日(木) / フジ・~子どもたちのお道具と仕事~・園内通信

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     <藤>  マメ科  原産地 日本   別名 ノダフジ(野田藤)
            学名 Wisteria floribunda (Willd.) DC.
5月に入り連休中にも満開に咲いていたフジ。今年はひんやりした日が続くためか、未だによく咲いてくれています。
やっと晴れ間がでてきた午後、時おり吹いてくる風に気持ちよさそうにゆれています。
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  【お砂場シャベル~~こんなにつかったの!】
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これは、子どもたちが使っているデンマーク製のお砂場シャベル。
実は、4本とも同じ製品なのですが、上3本はこの春に新調したシャベルの見本で長さ約60㎝ほどあります。一番下のシャベルだけ、先が少し短くなっているのがわかるでしょうか。
これはおよそ20年以上前から、園で代々子どもたちが使い続けてきたものの一つで日本製の同じような製品よりはるかに丈夫です。同じく、お砂場の赤や黄色の使い込まれたスコップも本来の角がすでになくなり、何とも言えず丸みを帯びた愛らしい形になっていますが、こうしてみんなで使い込んだお道具をしみじみと目にすると、これは、日々の子どもたちのたゆまぬ仕事の賜なのだ、と心から感心してしまいます。
そして、ほかに子どもたちの仕事は、と言うと・・・
今から50~60年ほど前のことになるでしょうか。
当時の子どもたちは、遊び場として決められた場所ではなく、園内にある山土の土手をスコップでどんどん掘り起こし削っていくことを何より楽しい遊びにしていたそうです。現在、たんぽぽぐみ~木馬前~雲梯,固定鉄棒につづく通路がありますが、実はあの場所は、当時の園児たちがつくってくれた道なのだよ、と先代園長の思い出話を幾度か聞いたことを思い出します。
年々子どもたちが遊びで削り込んでいくうちに通路部分が徐々に広がり、これ以上掘り続けると、上にあるはずの園庭が崩れ落ちてきたら大変だということになり、ブロックを積んで土留めをすることになったそうです。そうして残っているエリアが、現在サツキを植え込んでいる場所なのです。
そしてまた、この先代の話を証明するような出来事もありました。
何年か前に乗ったタクシーの運転手さんが、偶然にも北白川幼稚園のずっと昔の卒園児さんで、その方はすでに大分年輩の男性でした。
「楽しかったことは、みんなで一生懸命スコップで土手を掘っていったことと、園につづく森の中へ遊びにいったことが一番楽しくて、あの頃のことは今でも忘れません」と、遠い昔を懐かしむ眼差しで話されたことがありました。
森の奥は白川砂の採石場へとつづき、採石された跡と思われる天然の大きな滑り台で昔の子どもたちは思いっきり遊んだようでした。実際に、私も小さな頃にそこで遊んだことが一度ありますが、残念ながら今はすでに樹木が大きく成長し跡形はありません。
すり減ったシャベルの形を見ていると、そんなことなどを思い出しましたが、子どもたちは昔も今も変わりはなく、夢中になって遊ぶことから学んでいきます。幼稚園は、幼児期の小さな体,小さな手を使って毎日仲間と夢中になって過ごし遊び込める時間を守り育てる場であること、そして、大人になった時の、形に現されるものではない、かけがえのない小さな頃の思い出を守っている場所でもあるように思います。
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本日は、園内通信「お知らせ17」「お知らせ18」「お知らせ19」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ17」
◇ カプラ教室について
◇ 「幼稚園児総合保障制度」被保険者証お持ち帰りについて(新入園児)
◇ PHP推薦図書のご案内
◇ 劇団飛行船公演のご案内→(同案内は、過日、既にお持たせ済みでした)
「お知らせ18」
◇ 京都市三大祭り休園について
「お知らせ19」
◇ 第1回ふれあいサタデーのご案内

2010.05.06

5月6日(木) / ツツジ・園内通信

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    <躑躅>   ツツジ科   原産地 日本,中国
             学名 rhododendron pulchrum ‘Akebono’
4月末からゴールデンウィークにかけてはツツジが美しい季節。この辺りでは、蹴上浄水場のツツジが毎年見事です。
この北白川山に咲いているツツジの一つ、淡ピンク色の品種 “あけぼの”は、今が満開。
お山の中腹にあって赤紫に咲く“オオムラサキ”の枝変わり品種で、上の花弁に赤い斑点があるのが特徴です。
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本日は、園内通信「お知らせ15」「お知らせ16」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ15」
◇ 家庭訪問日時のお渡し
「お知らせ16」
◇ 【送りグループ変更】開始について(変更届つき)
◇ 夏用スモックご用意のお願い

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