2009.10.09

10月9日(金) / 杜鵑草(ホトトギス)・園内通信

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      <ホトトギス>  ユリ科   原産地 日本
                  学名 Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook.
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今年もまた咲いてくれたホトトギス。白地に紫色の斑点で、真ん中に突起状の部分がありユニークな形です。名前の由来は、紫色の斑点が鳥のホトトギスの胸の斑点に似ていることから名付けられました。
ホトトギスと言えば、年長児が覚える俳句に、「目には青葉 山時鳥(ヤマホトトギス) 初鰹」(素堂)の句があります。そして、小さな頃に父がよく口ずさんでいた歌~「卯の花のにおう垣根に、ホトトギス早も来鳴きて…」という唱歌がとても懐かしいです。
ホトトギスは、5月半ばに日本にきて夏を知らせる鳥で、卯の花(ウツギの花)が咲く田植えの季節には“田植鳥”と呼ばれるほどよく鳴いています。ホトトギスの咲くちょうど今頃にさえずってくれるとピッタリなのですけれど・・・。
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本日は、園内通信「お知らせ53」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ おいも掘り遠足延期日程など
◇ 左京地区父親セミナー再募集について

2009.10.05

10月5日(月) / 酔芙蓉(スイフヨウ)・第60回運動会をふり返って

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     <スイフヨウ>  アオイ科   原産地 中国,日本
                 学名 Hibiscus mutabilis L. ’Versicolor ’
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お散歩をしていると、この時季よく目にするのは柔らかな色合いのスイフヨウ。ふんわりと優しい印象の花です。
ムクゲ(木槿)やハイビスカスと同じアオイ科の植物ですが、朝方は白かった花が時間が経つにつれ淡いピンク色~濃いピンク色になり、そしてその日のうちに散ってしまう一日花。
酔いがまわって頬に赤味がさしてくるのに例えられた名前ですが、なかには白い色が変化しない種類もあります。これは夕方5時頃に撮したものなので、きっと酔わない白花のタイプでしょう。
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昨日はこの上ない天候に恵まれて、また多くの方々のご協力ご支援をいただき第60回運動会を滞りなく行うことができました。澄んだ青空に、赤帽白帽を被った子ども達のキラキラした笑顔が輝く素晴らしい一日であったことを心から嬉しく思い返しております。
朝早くからご協力いただきました大勢の役員のお父さま方、そして誘導係や母子競技にご参加下さいましたお母さま方、またお孫さんとの競技にご出場下さいましたお祖父さまお祖母さま方、ご来賓の皆さま、設備準備等にお力添えを下さいました業者の方々皆さまに心より御礼申し上げます。
子ども達にとっては、9月からの日々の練習の積み重ねにより、更に成長した姿をご家族の方々に見ていただき、褒めていただくことのできた誇らしい発表会となりました。
園児単独の種目だけでも、旗体操,お遊戯,徒競走,クラス対抗リレー等たくさんに取り組みました。
ツクツクボウシの声が響く9月残暑の中を、額を汗いっぱいにしての練習が進んでいくと、勝ち負けに対する喜びや悔しさが芽生えてきて涙を流すこともありました。また、クラスのために自分が力いっぱい頑張ればいい、という大きな気持ちを持てるようになったことも成長だと思います。
各学年母子競技では、いつも支えて下さる大好きなお母さまと一緒に競技に出場し、大きくなっても心に残るよい思い出となったことでしょう。
見事に首尾よく動かれるお父さま役員のお働きは勿論、グランド上で競技する子ども達を間近で見守られる眼差しがどのお父さまも大変優しく温かいのが印象的でした。「子どもを包むご家庭のすべては、この力強く温かな笑顔に支えられている」と確信する思いで、皆さまの様子を拝見しつつマイクを握っておりました。
最後の閉会式で、クラス担任からお首にご褒美の金メダルをかけてもらった子ども達は、一人一人が一等賞、ピカピカ輝く笑顔でした。
今回の運動会の経験が、子ども達の更なる成長の糧となりますよう祈りたいと思います。

2009.09.30

9月30日(水) / 山茱萸(サンシュユ)・園内通信

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     <サンシュユ>  ミズキ科  原産地 中国,朝鮮半島  
                 学名 Cornus officinalis Sieb. et Zucc.
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            樹高6~7メートルほどのサンシュユの木
春(3~4月頃)に植物園に行くと、クスノキ並木の中ほどに、黄色い花を枝いっぱいにつけた木が見られます。サンシュユの木ですが、先日同じ場所に行くと、グミのような鮮やかな赤い実がいっぱい成っていました。別名を「秋珊瑚」とも呼ぶようですが、なるほどとうなずける明るい色です。
サンシュユは日本には薬用植物として江戸時代に入りましたが、果実は果実酒にできて、また干したものは漢方で滋養強壮薬として使われ、体の冷えを取って体を温める作用があるようです。簡単に飲めるサンシュユのエキス剤もあり、飲むとポカポカとしてきて体の冷えが取れていくそうです。特に女性にとっては有り難いものかも知れません。一度試してみたいものです。
ミズキ科ですから、ハナミズキなどとも同じ仲間の植物です。
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昨日は、左京南部の天気予報「弱雨」と出ていたものの、お山の上からの西空の雲行きも幾分明るさが続いていたために、予定通り総合練習に向かいました。途中、雨がぱらついたためお迎えのお問い合わせを十件ほどいただきましたが、公園でお弁当もいただき体調が大きく変化する子もなく解散の流れとなりました。
現在園内では、発熱や体調の調整で大事をとってお休みされる方は僅かにいらっしゃいますが、全体的にはみんな元気に登園しています。
園庭で運動会の練習を行い、続いてたっぷりと外遊びを楽しんで発散したあとは、手洗いうがいを十分にしてお弁当です。
思いっきり走りまわって遊んだ興奮もあり、しばらく食欲が出ないなどお昼くらいに体調が変わることがあります。お熱を計ってみると、平熱からプラス一度ほど体温が上がっていたりします。でも、しばらく落ち着いてお弁当をゆっくり食べ出してみると、副交感神経が働いて元の体温にすっと戻り、その後はいつもと変わりない体調に戻ります。特に3才児は、体温の調整などがまだ難しい年齢でもあるので、一人ずつの普段の様子をきめ細かく見守れるよう、ご家庭との連携を取っていきたいと思います。
子どもたちの毎朝の登園後は、まず手洗い,うがいを十分に実施しています。自分のコップが使えない時には、各クラスに備えた使い捨て紙コップを使っています。クラス内の窓は常に開け放して空気が一カ所に充満せずに流れるようにして過ごしています。保育中にも、手洗い,うがいは頻回に行うよう心がけていますが、お家に戻られてからも十分に休養をお取り下さい。体調に変化があった場合は、園までご連絡下さいますようお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ50」「お知らせ51」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ50」
◇ 運動会(10月4日)のご案内 別紙あり
「お知らせ51」
◇ 秋の遠足(10月9日)のお知らせ

2009.09.18

9月18日(金) / 山萩・園内通信

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     <ヤマハギ> マメ科  原産地 日本,中国,朝鮮半島
                学名 Lespedeza bicolor Turcz.
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思わず手を合わせたくなるほど爽やかな秋空のもと、お山のあちこちは萩の花が美しく映えます。目立たない小さな花の集まりですが、垂れ下がるように咲く姿が風にゆれとても風情があります。萩の名所をゆっくり訪ねたくなります。
そんな中、近頃ちょっと素敵な鳥のさえずりも時折聞こえてきます。それは、通称「雨鳴き鳥(あめなきどり)」と昔に教わったまま、実際にはどのような鳥かは知りませんでした。ようやく、~鳥のさえずりサイト~で探したところ、どうやら「イカル(斑鳩)」という鳥のようでした。文鳥のようにはっきりとした色で大きい鳥です。先日、小雨が降りだした時にも鳴いていました。雨が好きなのかも知れません。
聞きなし(鳥のさえずりを人間の言葉にして当てはめたもの)では、「ツキヒホシ(月、日、星)」や「イカルコキー」と鳴いていると表現されています。面白いことに、確かにそのようにさえずっているようにも聞こえます。
夜になると虫の音がお山一面に心地よく響いています。季節の便りに静かに耳を傾けるのが嬉しいこの頃です。
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運動会役員、誘導係、各種競技につきましては、本日までに多くのお申込をいただき有り難うございました。再募集の競技は、24日までにお申込みをお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ48」「お知らせ49」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ48」
◇ 母子競技について
◇ 再募集について
「お知らせ49」
◇ 運動会 総合練習日程など
◇ お誕生会日程変更について
◇ 今月末お帳面のお預かりについて

2009.09.15

9月15日(火) / 野葡萄・園内通信

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    <ノブドウ>   ブドウ科  原産地 日本~中国
               学名 Ampelopsis brevipedunculata (Maxim.)
                   Trautv. var. heterophylla (Thunb.) Hara
夏にはまだ青かったノブドウの実が、美しい色に染まりつつあります。
これから、白,紫,水色,瑠璃色など、さらに深みのある色に変化していくのが楽しみです。
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本日は久しぶりの小雨模様。レインコートに身を包んでみんな元気に登園しています。お風邪でお休みのお子さんもごくわずか、コンコンと咳をしている子も見られません。
今日は、運動会のおけいこを終えてやっと外遊びに出られたと思ったらまた雨がパラパラ・・・。残念だけど気持ちをすぐに切り替えて、虫かご,図鑑片手にぴゅ~と走って返しにくる年少児さん達。運動会に向けて練習を進めている時期、体がとても機敏にスムーズに動くようです。
引き続き、健康管理の方をどうぞよろしくお願いいたします。
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本日は、園内通信「お知らせ45」「お知らせ46」「お知らせ47」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ45」
◇ 運動会役員(お父さま方による)ご協力のお願い
◇ 誘導係(お母さま方による)ご協力のお願い
「お知らせ46」
◇ 保護者,祖父母出場の各競技種目について
「お知らせ47」
◇ 平成21年度私立幼稚園保育料軽減補助について

2009.09.07

9月7日(月) / コナラのどんぐりの謎・園内通信

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     <コナラ>  ブナ科  原産地 北海道~九州,朝鮮半島
              学名 Quercus serrata
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                年々大きくなってきたコナラの木
秋の気配が漂う9月になると、このお山のドングリも日に日に大きくなります。カシ,クヌギ,コナラなどですが、まだ今は赤ちゃんどんぐりです。
近ごろ、朝の園内で、また外あそびの最中に、ある場所までやってくると昨日と同じ形のものがポトンと落ちているのに気がついていました。
「あっ、きょうもおちてる」と、気づいて拾う子もいます。今朝も、黄緑色のどんぐりがついたままの枝葉を見つけました。やはり数本が落ちていて、上にあるコナラの木には黄緑色のドングリがいくつも実をつけています。落ちていた細い枝先を手にとって見てみると、どれも同じような切り口でカットされているのがわかります。
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葉をくるくる巻いて中に卵を産みつけるオトシブミなどは、それをチョキンと切って下(土の上)に落とすものがいるように、もしかするとドングリに卵を産みつける「コナラシギゾウムシ」の仲間の仕業かも?と思って調べてみました。
コナラシギゾウムシは9月後半に現れて、どんぐりのほぼ真ん中まで穴を開け、卵を産んだら枝は切り落とさずにそのままぶら下げておくので、これではありません。落とされた枝についたどんぐりをじっくりと見てみると、殻斗(帽子の部分)に小さな穴がほぼ一つずつ開いています。
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   ぼうしの左の方に穴がある            中央に穴が見えます      
どうやらこれは、同じくゾウムシの仲間の「ハイイロチョッキリ」のようでした。
ドングリの中でかえったゾウムシの幼虫は中身をたべて育ちますが、大人は灰色の体をしていて卵を産んだらチョッキリと枝を切り落とすのでこんなユニークな名前がついているとか。なぜ、わざわざ枝を切り落とすのかと言うと、他のゾウムシが同じドングリに卵を産んでしまうと、卵からかえった幼虫が大きくなるための十分な食料が足らなくなるから・・・とのこと。だから先にチョキリと切り落としてしまうのです。このゾウムシのお母さんの知恵には思わず脱帽~です。ドングリを食べて大きくなった幼虫は、殻に穴を開けて出てきた後、土にもぐりサナギになります。
さらに、ハイイロチョッキリは、ドングリの固い殻斗(ぼうし)の上からわざわざ穴を開けるそうで、確かに写真を見ると殻斗に小さな穴が開いているのが見えます(手元のドングリにも穴がありました)。
今朝、年中児の女の子Mちゃんは、「この前に落ちてたドングリは、おぼうしに小さな穴が開いていたよ」と言っていました。ちゃんと気づいているではありませんか。子どもの細かな観察力にも脱帽です。
大事な卵が育つ場所は、固い殻で保護された場所の方がより安全だから・・・。人間でもじっくりと思案しなければ閃かない知恵を、自然界の生き物はすでに知っています。私たちの理解や想像を遥かに越えた自然界の不思議は、他にもたくさんあることでしょう。
自然が私たちに見せてくれる小さなことにも気づき目を見張る子どもたちも、深い自然の不思議そのもののように思えます。実物のハイイロチョッキリに出会えるのもそう遠くないことかも知れません。
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コナラは、ミズナラ(オオナラ)とともに日本の雑木林を代表する樹木。縄文時代からドングリは食用とされ、木は薪や炭の材料、またシイタケのほだ木にも利用される。
昔から、日本家屋では、スギやヒノキなどの軽量材で作った家具が重宝されたが、ヨーロッパではナラ(オーク)に勝るものはないと、家具材やぶどう酒、ウイスキー,ブランデーの樽などに使われている。
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本日は、園内通信「お知らせ44」をお出ししました。
内容は、
◇ 保護者会の内容と補足
◇ 川あそびについて
◇ 北白川幼稚園ママさんバレー部新入部員募集について
   (新入部員募集のお知らせ添付)

2009.09.01

9月1日(火) / キバナコスモス・2学期スタート・園内通信

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    <キバナコスモス>  キク科  原産地 メキシコ
                   学名 Cosmos sulphureus Cav.
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長かった夏休みが開け、いよいよ2学期がスタートです。
これは、朝から子どもたちの登園を待ちわびるように咲いていた「キバナコスモス」。もうすぐ賑やかな声が聞こえてくる頃です。
秋に咲くピンクや白のコスモスとは種類が違い、夏を越して秋まで咲く品種。暑さに強いのでしょう。他に、黄色,レモンイエロー,赤などがあります。赤は、品種改良により日本人の手で作出された人気の色でもあります。キバナコスモスは、自然のこぼれ種で増えていく野性的な強さが魅力です。
石段を登り切って園庭に到着したグループ毎に、引率の先生とお帰り時のお約束をしてそれぞれのクラスへ向かいます。陽に焼けたお顔は目がキラキラ輝き、久しぶりの幼稚園,お友達との再会をしてどの子も嬉しそうでした。
子どもたちが手渡ししてくれたのは、葉書のお返事、ネコの切り紙(ウサギ?)、手にした葉っぱなど、どれも嬉しいプレゼントでした。
本日は、発熱のためにお休みのお子さんが数名いらっしゃいましたが、皆インフルエンザではなく夏風邪のようです。これから爽やかな季節に入りますが、一日に気温差があり子どもたちは体調を崩しがちになります。喉が痛くなったり咳が出たりしますが、お知らせにも記しましたように日々の体調管理に十分ご留意下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ41」「お知らせ42」「お知らせ43」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ41」
◇ お引っ越し(転園)されたお友だち
◇ お弁当について
◇ 手提げ袋について
◇ 体操服について~購入について
◇ 月ぐみ水泳教室について
◇ 保育料について
◇ 新型インフルエンザに関する対応について
◇ カプラ教室について
◇ 平成22年度入園願書発行について
◇ 平成22年度入園説明会について
◇ 平成22年度園児募集ポスターについて
「お知らせ42」
◇ 保護者会のご案内
◇ 園の水道水について
「お知らせ43」(第3回ふれあいサタデーのご案内)

2009.07.16

7月16日(木) / オニユリ~ユリの思い出ほか

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       <オニユリ>  ユリ科   原産地 北海道~九州
                  学名 Lilium lancifolium Thunb.
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      ムカゴをつけた茎            うつむき加減に咲いた花
本日は終了式。汗をにじませて元気に当園した子どもたちは、いつもは何もない草間に突然ニョキッと現れて咲く大きな花を見つけ、「せんせい、あれはなんのはな?」とたずねます。「オニユリよ」と伝えると、言いにくそうに呼んでみていました。夏らしい個性的な花です。
下から見上げている子どもたちにすると、黒い斑点のついた橙色の花びらは反り返っているし、何だか不思議な感じのする変な花だな~と思ったことでしょう。
私のユリの花の思い出をふり返ると、夏場、幼稚園で大きな花瓶にいつも飾られていた白いユリのこと、そして幼なじみのお友だちの家のリビングに掛かっていた白いユリの花の絵(お母さんのお名前が百合子さんでしたので)のことがとても懐かしく思い出されます。
ユリと言えば白い花、と思いこんでいたので、小さい頃に山で初めてオニユリに出会ったときには大変驚きました。
また、幼なじみとは、「知っている花の名前をお互いに言い合いっこする遊び」をよくしましたが、ユリは、夏のダリアやグラジオラスとともに、すぐに口にはせずに最後まで大切にとっておく憧れの花でもありました。
大きくなってから、お節料理の白い百合根がオニユリの球根であることを知り、意外に思えました。小学生の頃に流通しはじめた「カサブランカ」も、当時は香りが素晴らしいのでブームになったユリ科の花でした。
こうして、ユリのことを思い返していると、暑い最中ですが、涼しいお部屋の中ではユリの花を飾ってみたくなりました。子どもの思い出のためにも、是非、たくさんのお花を見たり、育てたり、また絵に描いたりするなど親子でいろいろ楽しんで下さい。
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園内で、セミの声を木々の中にたどってみると、アブラゼミやニイニイゼミが木にしがみついて勢いよく鳴いているのに出会います。夏の外遊びでは、普段あまり見かけないくらいの大型のアブラゼミの抜け殻を見つけたり、ニイニイゼミの抜け殻(乾いた泥がついているのが特徴)を子どもたちが手にする風景もありました。
ピカピカのタマムシがハネを広げて飛んでいたり、ヘビがカエデの木をするすると上っていたり、また、尻尾の大きなリスが素早く木々を飛び交う姿も目にしました。
本日で、1学期は一旦終了ですが、明後日18日からは、夏期保育ならではのアクティブな体育あそびやシャボン玉あそびが待っています。20日海の日には、ご家族お揃いで夜の納涼保育にお出で下さいますのをお待ちしています。
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【お知らせ】
本日午前10時、食中毒注意報第1号が府南部に出されました。本日10時より96時間(4日間)は食品の取り扱い及び衛生管理に十分ご注意下さい。
(注意事項)
・調理した食品は、できるだけ早く食べる。
・食品は、室温で放置しない。
・冷蔵庫は過信せず、庫内温度に注意し早めに食べる。
・まな板、包丁、ふきんを消毒する。
・ねずみ、はえ、ごきぶりを駆除する。

2009.07.13

7月13日(月) / ノブドウ・園内通信

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      <野葡萄>  ブドウ科  原産地 日本~中国
                学名 Ampelopsis brevipedunculata (Maxim.)
                     Trautv. var. heterophylla (Thunb.) Hara
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                ~思わずパチリ!~
     <ノブドウ下の日陰 / 風をうけてくつろぐ近隣の猫(Chappy)>
梅雨の合間、朝から爽やかな風が流れる比較的凌ぎやすい一日でした。7月半ばに入りお山の周辺を眺めてみると、早、栗や柿が小さな可愛らしい実をたわわにつけて、秋に多くの実りをもたらす準備をしています。
上の写真は、お山の中腹に自生していて通園中の子どもたちもよく目にするノブドウです。蔓を巻きつけながら成長します。山ブドウのように食べることはできませんが、薄緑色の花が咲いた後に、赤,青,紫,水色など実に多彩で宝石のように美しい実をつけるため観賞価値のある植物です。
面白いことに、このノブドウは日本各地で、イヌブドウ,ウシブドウ,カラスブドウ,サルブドウ,ネコブドウ,ヘビブドウ・・他まだたくさんの別名を持って呼ばれているようです。なぜ、このように動物の名が頭についているのでしょうね?
葉や茎を煎じたり、葉をお茶にしたり、また収穫した果実を焼酎漬けや酢漬けにするなど実用的に利用できるようです。効能として人間の持つ免疫力を高める働きをする、よく効く薬草とされています。
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本日は、園内通信「お知らせ39」「お知ら40」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ39」
◇ 尿検査,蟯虫検査の結果について
◇ 京都市就園奨励費について
◇ 1学期生活発表会ビデオお持ち帰りについて
◇ 夏休み中の連絡などについて
「お知ら40」
◇ 夏期保育スケジュール
◇ 2学期始業式
◇ 1学期に学んだ俳句(年長児)
◇ 平成22年度園児募集業務について

2009.07.06

7月6日(月) / ヤエクチナシ・園内通信

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 <八重梔子>  アカネ科   原産地 日本西部,中国(東アジア)
            学名 Gardenia jasminoides Ellis f. ovalifolia (Nakai) Hara
じめじめとした蒸し暑い季節には、よい香りのお陰で爽やかな気分になれることがあります。
午前中に子どもたちとお庭を歩いていたら、純白の芳香を漂わせる八重梔子が園舎の隙間に4,5輪咲いているのが見えました。隣には、先が綺麗に捻れた蕾が見えましたが、これは徐々に5~6枚に分かれて開き始めます。
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      <ヒメクチナシ(姫梔子) 一重咲き> 宇治/白雲庵にて~
クチナシは、普通一重咲きですが、八重咲き,大輪咲きもあり、また最近では一回り小振りなヒメクチナシもよく見られるようになりました。秋にできるクチナシの果実は、漢方薬,着色料としても使われます。
果実が熟しても割れないことから名付けられたクチナシ。夜間はお昼間以上によい香りが漂っていることでしょう。クチナシはガーデニアとも言いますが、お風呂あがりなどに、ガーデニアのボディーミルクやボディーパウダーはいかがですか!とてもよい香りです。
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本日は、園内通信「お知らせ38」(1学期生活発表会ビデオ販売のお知らせ)をお出ししました。
内容は、
◇ 1学期生活発表会ビデオのお知らせ
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費について
◇ 保育で描いた絵について
◇ 1学期終了式について

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