2009.03.11

3月11日(水) / アセビ・園内通信

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   <アセビ(馬酔木)>  ツツジ科   原産地 日本
                  学名  Pieris japonica (Thunb.) D. Don
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                  アセビの果実
2月下旬~3月下旬にかけて咲く、日本人には昔から親しみのある花木です。学名にjaponicaとあるように、万葉集にも登場する日本古来の花。スズランより小さい釣鐘型の可愛らしい小花が密集して咲いているので、この時季にはあちこちで目にすることができます。
花や葉には有毒成分があり、この木を馬が食べてしびれてしまったことから馬酔木(あしび)とも呼ばれます。果実も枝に残っていました。
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本日は、園内通信「お知らせ76」(年長児用),「お知らせ77」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ76」
◇ 卒園式のご案内
「お知らせ77」
◇ 書道教室作品展のお知らせ
◇ 諸連絡
◇ お引っ越しのお友だちのご紹介
◇ 絵本カードについて
◇ 1年間の「絵のアルバム」について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」について
◇ 下鴨警察よりアンケートのお願い

2009.03.06

3月6日(金) / フクジュソウ・園内通信

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      <福寿草>  キンポウゲ科   原産地 日本、東アジア
                学名 Adonis ramosa Franch.
子どもたちの大好きなうた「カレンダーマーチ」の歌詞の中にも、・・・にがつの にわには ふくじゅそう・・・と謡っているように、フクジュソウは春を告げる黄色い花、別名は元日草(がんじつそう)とも呼ばれます。1月~3月、特に自然界では3月に開花する可愛らしい花ですが、種子~開花までには何と5年もかかる耐寒性多年草で、キンポウゲ科のため特に根に多くの毒を持っています。
パッと花が勢いよく開いたところを撮りたかったのですが、どの花びらもほぼ半開きの開花なのは曇り空だからでした。大変光に敏感に左右される花なので、陽射しが当たるとすぐに大きく開花するようです。絶滅危惧種にも入っているため、大切にしたい花でもあります。
また、学名Adonisはギリシャ神話に由来し、猪に殺されたアドニスの死を悲しむ女神アフロディーテの涙と少年の血から生まれたのがフクジュソウと言われています。そう言えば、日本ではフクジュソウと言えば当然のように黄色ですが、ヨーロッパのフクジュソウは赤系(オレンジ系)があります。
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本日は、園内通信「お知らせ75」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 在園児の新年度保育用品代について
◇ クラスお別れ会でのお菓子について
◇ 3学期終了式
◇ 春休み
◇ 今月の絵本貸し出しについて
◇ 3学期活動写真について ほか

2009.03.02

3月2日(月) / 明日は桃の節句・園内通信

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   <お内裏さまとお雛さま>
 今年も3月3日雛祭りがやってきます。雛祭りは桃の節句とも呼ばれ、昔から桃の花や白酒などと共に雛飾りをする習慣があります。その昔、災いなどを人形(ひとがた)にして川へ流す風習があり、それが雛人形の起源となっているそうです。ですから、雛人形は、女の子の誕生を初節句でお祝いした後、その子の成長を見守りながら厄を受け取ってくださる有り難いお守りのような存在でもあるわけです。
 毎年、お雛さまを箱から出し入れするのはとても楽しみである一方、取り扱いやお天気に気を遣わねばならない作業でもあります。私の場合、小さな頃に母と一緒に一体ずつお飾りをしていくのは、とても特別な気持ちで嬉しかった思い出があります。そして、大勢のお雛さま方が、私を見守って下さっているという、漠然としたものですが何だかとても嬉しく有り難い気持ちを持っていたことも覚えているものです。
 お雛さまを出すのも片づけるのも、「手を洗ってから」とか「お顔は触らないで」など、お子さんとお約束を決めて、大きくなってからも嬉しい思い出が残る桃の節句の時季をどうぞお過ごし下さい。
 明日は、園より「雛菓子」をお土産にお持ち帰りいただきます。
~うれしいひなまつり~
あかりをつけましょ ぼんぼりに
おはなをあげましょ もものはな
5にんばやしの ふえだいこ
きょうは たのしいひなまつり
おだいりさまと おひなさま
ふたりならんで すましがお
およめにいらした ねえさまに
よくにたかんじょの しろいかお
きんのびょうぶに うつるひを
かしかにゆする はるのかぜ
すこし しろざけめされたか
あかいおかおの うだいじん
きものをきかえて おびしめて
きょうはわたしも はれすがた
はるのやよいの このよきひ
なによりうれしい ひなまつり
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本日は、園内通信「お知らせ74」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 退職の先生のお知らせ
◇ 努力賞お渡しについて
◇ つき組ビデオ撮影について
◇ つき組“卒園大文字登山”について補足
◇ 平成21年度プラン総合保障制度のご案内
◇ 3学期ビデオ申込について  ほか

2009.02.23

2月23日(月) /  lovely rose !! ・園内通信

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             <薔薇と緑のアレンジメント>
雪が雨に変わり、氷が融けて水になる頃~という意味で、ちょうど今の季節は「雨水」の中候。なるほど、昨夜は一晩中絶えず雨が降っていましたし、今朝の朝刊の週間天気予報は傘マークがずらり・・・。
お帰りの時、やっと雨が上がったので思わず空を仰いでいると、お天気に詳しい年長児の女の子Rちゃんがやってきて、『でも今週はまだずっと雨が降るらしいよ!』と教えてくれるのでした。まだまだ、ウールのセーターが手放せませんね。薄着でうっかり冷えてもいけませんから、今暫くは気が抜けません。
そんな時季、目にぱっと入る鮮やかな花の色と香りは、心を明るく励ましてくれるようです。これは頂戴したものですが、このフローリストショッププーゼさん(お花屋さん)は、いつか寺町を市役所近くまでぶらりと下がっているときに見つけたとても素敵なお店です。藤井大丸の中にも、小さなコーナーがあります。
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本日は、年中組さんのおうた,リズムバンドの舞台げいこでした。いよいよリハーサルを明日と明後日にひかえ、今日はどちらのクラスも力一杯演奏しました。
おうたは大きなお口を開けてしっかり歌えましたし、リズム演奏では、「タウタウ ストスト」(タはタンバリン、ウはウッドストック、スはスズ、トはトライアングル)や「ウチウチ ソトソト」等、楽器の演奏順の覚え方があるのですが、それを声に出してつぶやきながらの演奏も聞こえてきて、クラスみんなで一生懸命に練習を重ねてきた努力のあとがそのまま見えるような、大変微笑ましいリズムバンドの発表でした。
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本日は、園内通信「お知らせ72」「お知らせ73(年長児用)」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ72」
◇3学期生活発表会のご案内
◇住所変更のお友だち
「お知らせ73」 
◇年長児“卒園大文字登山”について

2009.02.17

2月17日(火) / ウメ・園内通信

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    <梅>  バラ科  原産地 中国
           学名 Armeniaca mume (Siebold et Zucc.) de Vriese
このまま春に向かうのかしら?と思ったほど、しばらく温かな天候が続いていましたが、今日はすっかり雪やあられの舞い散る冬の季節に逆戻りしました。
2月初旬から、梅のつぼみが開き始めてメジロが嬉しそうに枝間を飛んでいましたが、今日は鳥の声もあまり聞こえません。梅の花やつぼみの上にも、次々と雪が舞い降りていました。
梅の木は、中国文化とともに薬木として渡来したそうで、奈良時代にはすでに栽培され、平安時代には花と言えば梅の花を指していたそうです。
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本日は、園内通信「お知らせ71」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ ビデオ撮影,製作について
◇ 今月末お帳面のお預かり
◇ ひなあられお持ち帰りについて
◇ 山びこクラブのご案内  など

2009.02.09

2月9日(月) / センダンの実・園内通信

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    <栴檀(センダン)の果実>
       センダン科  学名 Melia azedarach L. var. subtripinnata Miq.
この実は何でしょう?
実は、お山の麓を見上げてみると、遥かに見上げる大木があります。春5~6月頃には、薄紫の花が咲きますが、先日、石段を上ろうとしていると、上から白っぽい実がポトリ、またポトリと、まるで拾ってほしいとばかりにたくさん落ちている最中でした。
これは、よく街路樹などに使われている「センダン」の木の果実です。軸がついたまま落ちてきたものもあります。
この実を天日で乾燥させたものは、苦楝子(くれんし)と言って、鎮痛剤などに用いられます。また、木は、建築材料やラケット,下駄などに使われるようです。
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本日は、園内通信「お知らせ70」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 卒園アルバムについて
◇ 実習生のご紹介
◇ 園児の健康について

2009.01.30

1月30日(金) / スイセンと甘夏みかんとネーブル・園内通信

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 <スイセン(ニホンスイセン)>  ヒガンバナ科  原産地 地中海沿岸地方
                     学名 Narcissus tazetta L. var. chinensis
宅配便で届いた箱を開けるなり、春を待つみかんの甘酸っぱい香りが広がりました。そしてその中央には、さり気なくスイセンの花が添えられているという農園の素敵な演出に感動してしまいました。
これから、伊予柑,ポンカン,セミノール,ハッサクなどが美味しい季節がやってきます。
スイセンは、この辺りでもちょうどよく見られる時季になりました。現在、このお山の途中にもたくさん咲いているところがあります。地中海から中国を経て随分古くに日本に渡来したようですが、何と言ってもスイセンは香りが魅力だと思います。
スイセンが一面に咲く名所として、福井県の越前海岸,淡路島の黒岩水仙郷などがあります。今が一面に咲き誇っている見頃でしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ69」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 豆まきについて
◇ ミニミニ幼稚園のお知らせ
◇ 小学校入学説明会及び半日入学の日のお帰りについて
◇ 平成21年度プラン総合保障制度のご案内について

2009.01.23

1月23日(金) / パフィオ・リズムバンド・園内通信

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    <パフィオペディラム>  ラン科  東南アジア原産
                     学名 Paphiopedilum
学名のパフィオ(paphio)はビーナス(女神アフロディーテ)、ペディルム(pedilum)はギリシア語でサンダル
を意味し、別名“女神のスリッパ”とも呼ばれるように、大きな袋状の唇弁(ポケット)が独特の洋蘭です。
この大きなポケットは何のためにあるのでしょうか?上からのぞくと中に何かを入れられるくらいの袋になっています。はじめは、植物園の温室で見た食虫植物の類かなと思いましたが、実は、花の香につられてやってきた虫が袋の中に入り、出ていく時に雌しべに花粉をつけてくれるしくみになっているようです。
東南アジア一帯に分布し80種類もの原種があり、花も長い間咲いてくれます。何となく、顔みたいでイヤ・・という人もいますが、個人的には惹かれる花でもあります。
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<年中リズムバンド>
先日、年中組で、みんなの好きな楽器の一つタンバリンを使って「リズムチェック」を行いました。よく知っている曲だったので、事前の少しの練習で結構上手くリズム取りができました。このリズム取りを手がかりの一つとして、リズムバンドの受け持ち楽器を決定します。毎年、マーチ曲とおうたで始まる曲の二曲に取り組みますが、今年は人数の加減から一曲ごとに楽器を持ち変え、一人が二つの楽器を演奏することになります。いよいよ昨日からは、おうたの練習が始まりました。徐々に楽器練習も進んでいきます。
「年中リズムバンド」は、曲選びから各楽器の構成に至るまで、子どもたちの人数や園内の楽器の種類により、既成の楽譜を利用するのではなく、各クラス毎に一からオリジナルに組み立てた手作りのリズム演奏を行っています。指揮のもと、トライアングル,スズ,ウッドブロック,タンバリンなどが奏でる各音色をベースに、大太鼓,小太鼓,シンバルが曲を引き締め、ピアノ演奏とともにクラスが一体となって練習を重ねていきます。保護者の皆さまには、発表会までの約1ヶ月の子どもたちの取り組みを、温かくお見守りいただきますようお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ68」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 保護者会のまとめ ほか
◇ 退園のお友だちについて

2009.01.16

1月16日(金) / バンダ・園内通信

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     <バンダ>  ラン科  原産地 インド,オーストラリア 
               学名 Vanda sp.
冬は、室内で楽しめる蘭の花が多く出回りますね。何と言ってもこの「バンダ」は、シンビジュームやカトレアなどにはない鮮やかな青色や紫色がとても魅力的なので大好きな蘭です。
インド,オーストラリアの熱帯林の木の枝などに生育し、白く太い根を樹皮に張り巡らせて樹皮から栄養を吸収して生育する「着生植物」と言われます。
蘭の花はどれもが大変鮮やかなので、一輪挿しに飾るだけでも辺りを明るくしてくれます。
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昨日よりも今日は特に、園内の溝や水たまり,バケツの上にしっかりと氷が張っています。最初に登園した子がすかさず見つけて、続いてやってきたお友だちが次第に増え、輪になりみんなで観察している姿が見られます。日中も手を真っ赤にしながら、まだ残っている氷を大切そうにビニール袋に入れる姿があります。寒さなんて構っていません。風の子の子どもたちは、ワクワクする遊びを身近に見つけながら、冬の太陽が温かく照らす中を、今日も思いっきり走りまわっています。
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本日は、園内通信「お知らせ67」をお持ち帰りいただきます。
内容は、
◇ 保護者会について
   *2学期保育写真展示のお知らせ
◇ 就園奨励費について
◇ かいが展のご案内

2009.01.08

1月8日(木) / 3学期スタート・園内通信

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              <干支 「丑」(うし)>
「あけましておめでとうございます。ことしもよろしくおねがいします。」と、キラキラした目で新年のご挨拶をしてくれた小さい組の女の子。子どもたちを迎えていると懐かしい笑顔がいっぱいでした。そして、冬休み中の思い出話をいろいろ聞かせてくれました。
さすがに新年の空気は新鮮で、心までがきりりと引き締まる思いがします。いよいよ今日から3学期がスタートです。
写真の木目込(きめこみ)は今年の干支の丑ですが、干支とは元来、この世の森羅万象を表したものです。初めの子年に種をまき、2年目に入る今年の丑年は、まいた種が土中から芽を出して無事に成長する様子をじっくり忍耐強く見守る年だそうです。
じっくりと成長するのを待つことが重要なのは、子育てについても同じことが言えるのでしょう。今年は丑のように忍耐強く、着実な一歩一歩を大切にしていきたいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ65」「お知らせ66」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ65」
◇ ご挨拶、当面のスケジュール
◇ 1月分保育料の取扱について
「お知らせ66」
◇ 第4回ふれあいサタデーのご案内

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