2008.12.18

12月12日(木) / もうすぐクリスマス!・園内通信

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       <クリスマスリース/自然の恵みで作ったもの>
クリスマスには、葉や花で作ったリースをドアなどに飾る習慣があります。リースは輪を意味し、終わりがない永遠の意味でもあります。ギリシャ・ローマ時代には、花や枝、葉で作った丸いリースを宴の席で用いたり、賞を授けたりしたことに起源があるようです。
クリスマスリースで思い出すのは、幼稚園のとき。12月に入る頃になると、礼拝堂の天井から鮮やかなモミの木で作られた大きなアドベントクランツが吊され、そこへ一週間ごとにろうそくが一本ずつ灯されてやがて四本になり、そうして近づいてくるクリスマスを心待ちにしながら過ごしていたことが懐かしく思い出されます。
この上の写真は、夏に伸びすぎたカヅラの蔓をカットしてクルクル巻いていたものの上に、ノイバラの実をからませ、マツボックリ,ドングリ,センニチコウの花など手近にあった植物を載せたもの。いつの間にか娘が作ってくれたのですが、普段真ん中にはロウソクを置いて飾っています。
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今年も、幼稚園にサンタさんが来て下さいました。昨日の、各クラスおたのしみ会の時でした。
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「ここは、階段がいっぱいだ。 プレゼントを落とさないように、いち、に、さん・・・」
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   「さあさあ、次は月ぐみさんに行くよ。きっとみんなよい子だろう。」
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   「ここはちゅーりっぷぐみさんだ、おやおや、よい子が大勢いるよ。」
   「ほしぐみさんも、メリークリスマス!」
あと一週間でクリスマス。今朝、年少児のSちゃんは、お家でのクリスマスのお楽しみについて、ニコニコ顔でこっそり教えてくれました。子どもたちに、夢がいっぱい届きますように。
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本日は、園内通信「お知らせ64」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 諸連絡
◇ 年長児の2学期の俳句について

2008.12.12

12月12日(金) / フユイチゴ・園内通信

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     <フユイチゴ(冬苺)>  バラ科  日本,東アジア原産
                     学名 Rubus buergeri Miq.
フユイチゴの蔓に赤い実がなって、今年もまた冬が来たことを教えてくれます。園庭につづく「ひみつの森」から向こうへ下りた小川の周辺も、きっと今頃は赤い実をたくさんつけていることでしょう。
このフユイチゴ、実はとても甘くて天然のビタミンCがたっぷりです。本来、ヨーロッパのクリスマスケーキには、この冬の時季にだけできるフユイチゴの種類のものが飾られていたようです。
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本日は、園内通信「お知らせ63」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 「クラスお楽しみ会」で使用するお菓子について
◇ 今学期の保育について
◇ カプラ教室について
◇ 住所変更のお友だち
◇ 福音館図書のお持ち帰り
◇ パンフレット持ち帰りについて
◇ インフルエンザ予防~など

2008.12.05

12月5日(金) / イタリアンベリー・おちば・園内通信

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   <イタリアンベリー>   ユリ科  原産地 ヨーロッパ南部
                    学名 Smilax aspera
秋の初めにはきみどり色だったナンテンの実もすっかり赤くなったこと・・!と思いつつ、お山を下りて出かけた先のお馴染みのお花屋さんで出会いました。実のものはどれも素敵ですが、これは今までに見たことがないタイプ。ハート型の葉はヤマノイモの葉にも似ているし、ユリ科のサルトリイバラにも似ています。
実はイタリアからの輸入だそうで、ガラス瓶に無造作に入れこぼれ落ちるような赤い実を楽しんでいます。
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      <おちばのアレンジ>    Fちゃん作
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     「ならんだならんだ」     「一枚ずつ丁寧に水をつけていくよ」
そう言えば、昨年の紅葉の時季にもこの溝の縁に、色とりどりの落ち葉がずっと並べてあったことを思い出しました。思わず「Fちゃんだったの~!前もしてたでしょう」と聞くと、「そうだよ」と、黙々と葉っぱを並べていきました。そこへ女の子もやってきて、一緒に完成しました。
『落ち葉そうめん』だそうで、“流しそうめん”からイメージが沸いたようです。
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本日は、園内通信「お知らせ62」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ お招き会のメンバーについて
*「お知らせ61」は、年長児用でした。

2008.12.02

12月2日(火) / スダジイ・園内通信

 「府立植物園にて」
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 <スダジイ>  ブナ科  原産地 日本  別名 ナガジイ,イタジイ 
           学名 Castanopsis sieboldii (Makino) Hatusima ex Yamazaki et Masiba
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             スダジイの大木を見上げると
見上げるほどの大木。下には実がたくさん落ちています。昔からシイの実と言えばこの種のことで、細身の円錐状卵形ドングリで可愛らしい帽子(殻斗)を被っている独特な形です。渋みがないドングリなので、カリッと歯で割って、中の実はそのまま食べられます。甘味があるほどです。
5月~6月に花が咲き、2年型ドングリのため果実は翌年に成ります。葉や果実は漢方薬にしたり、殻斗は下痢止めにも使われるとのこと。
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本日は、園内通信「お知らせ61」(年長児のみ)をお持ち帰りいただきます。
内容は、
◇ 園長先生との家庭教育相談について

2008.11.21

11月21日(金) / シリブカガシ・園内通信

  「府立植物園にて」
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   <シリブカガシ>  ブナ科  分布 近畿以西,四国,九州,台湾
                学名 Pasania grabra Oersted.
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1.5㎝~2.5㎝ほどの中型ドングリで、2年に一度果実がなる2年型のドングリ。「シリブカガシ」と言う名のとおり、果実の底面中央部がへこんでいるのが特徴。嬉しいことに、このドングリを手の平で擦ってみるとピカピカに光ってきます。オリーブオイルを一滴使えば、更に光沢が増します!
植物園正門玄関を入ってすぐ右手、また、クスノキ並木の途中から大芝生地に入る辺りなどにも見られます。
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本日は、園内通信「お知らせ60」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 年賀状について
◇ 暖房費について
◇ お弁当の保温について
◇ 11月後半現在の子どもたちの健康について
◇ 「福音館」のおすすめする図書のご案内

2008.11.14

11月14日(金) / ハナミズキ・園内通信

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       <ハナミズキ>(アメリカヤマボウシ)  ミズキ科
        学名 Benthamidia florida (L.) Spach
紅葉の季節!園内は、朝から真っ赤なサクラの落ち葉があちこちに落ちていて、みんなの目を楽しませてくれます。
あまりに見事な美しさに紅葉していたのは「ハナミズキ」の葉。これは、イチョウがきれいに色づく理学部構内を歩いていて見つけました。
ハナミズキは、4~5月に花が美しく咲き(花のように見えるのは実は総ほう片ですが)、果実が秋に成ります。北アメリカ原産で、街路樹や庭木として見られます。
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本日は、園内通信「お知らせ59」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ カプラ教室について
◇ 「PHP推薦図書」のご案内
◇ 新入園児さんのご紹介
◇ 実習生のご紹介

2008.10.30

10月30日(木) / コムラサキ(小紫)・歯科検診(年長児)・園内通信

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   <コムラサキ> クマツヅラ科  別名 コシキブ(小式部)
              学名 Callicarpa dichotoma (Lour.) K. Koch
一般に、これを「紫式部(ムラサキシキブ)」と呼んでいますが、正しくは「小紫(コムラサキ)」という名です。
夏には淡い紫色の花が咲いていましたが、秋になり今年も実をつけてくれました。
クマツヅラ科の同属のものに、ヤブムラサキ,シマムラサキほか、多くの種類があります。
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本日午前中、ヒラノ矯正歯科クリニックより山下和夫先生に来ていただき、年長児歯科検診を行いました。一人ずつ咬合,歯列,顎関節,歯の状態をじっくりと診ていただき、最後は「ありがとうございました」とご挨拶をしました。
各クラス約1時間ほど必要ですが、自分の順番が来るまでの時間と、診察が終了してから続いて椅子に座り最後の人が終わるまで待つ時間の両方を、よく頑張って待つことができたと思います。僅かに話し声はあるものの、全体的に「今はどうするべきときか」をよく理解して「待つ」ことができたのは、さすがに月ぐみさんでした。
検診結果の詳細は、それぞれ明日お持ち帰りいただく予定です。一般歯科医院(虫歯など),矯正歯科医院(歯並び・咬み合わせなど)を受診される際にご活用下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ57」「お知らせ58」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ57」
◇ 園児募集ポスターのお礼など
◇ 敬老会ご出演について
◇ 歯科検診について
◇ 就学時健康診断の日の送りについて
「お知らせ58」
◇ フリー参観のご案内

2008.10.24

10月24日(金) / ポリゴナム(姫蔓蕎麦)・園内通信

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 <ポリゴナム> タデ科   ヒマラヤ原産  別名 ポリゴナム(Polygonum)
            学名 Persicaria capitata (Buch.-Ham. ex D.Don) H.Gross
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一般には、ヒメツルソバと言うちょっと美味しそうな名前で呼びますが、最近園芸店では、「ポリゴナム」と言う洒落た名前で出ています。
お山の中では石の間から咲いていたり、お山のふもと近くでは壁面を覆うようにカバーしてして、なかなか強健な性質のようです。ほぼ通年咲いているように思いますが、この花のポイントは葉の紅葉が美しいところでしょう。これからの寒い季節は、ちらっと目に入る赤い葉っぱがよく映えます。
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先週のお庭での“焼きいも”につづき、この一週間は、秋の「おだんごづくり」で賑わいました。子どもたちは、丸めるのがとてもお得意の様子。それもそのはず、粘土あそびで鍛えた!要領で、いろんな大きさのおだんごが出来上がります。真っ白にゆであがったおだんごに、ゴマとみたらしあんがかかったものが園長室にも届き、食後に頂戴しました。
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本日は、園内通信「お知らせ55」カプラ教室について(送りグループ変更届つき)、「お知らせ56」月ぐみ就学時健康診断について、をお持ち帰りいただきました。

2008.10.20

10月20日(月) / 聖護院だいこん,青首だいこん・園内通信

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        <聖護院だいこん・青首だいこん>  アプラナ科
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          みてみて! 『よーい、ドン』と、今にも走り
          出しそうな形がユニークなお大根
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秋~冬にかけて、お大根が美味しい季節がやってきました。
九条葱,壬生菜,加茂茄子などと同じく京野菜として有名で、どっしりと丸い形をしたものは「聖護院だいこん」。元々は長大根だったそうですが、170年ほど前に、尾張の国から奉納された大根を京都の聖護院周辺で作るうちに丸大根になったのだそうです。
京都では毎冬12月中ばに、中風除けを祈願し千本釈迦堂で「大根焚」が行われます。あつあつのとろけそうな「聖護院だいこん」のお味が、寿命を延ばしてくれることを願って長い行列ができます。
似た形の京野菜に、千枚漬の材料で有名な“聖護院かぶら”がありますが、大根と蕪は葉の形が違います。
その季節の地野菜は、体にとって何より有り難く大切なものです。長大根とはひと味違った甘みがありとろけるような柔らかさになる丸大根は、炊き合わせやおでんなどなど、どんなお料理にしていただこうかしら・・・と考えるのもまた楽しみです。感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ54」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 敬老会出演について

2008.10.17

10月17日(金) / ホトトギス・ハラオカメコオロギ・園内通信

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     <ホトトギス>  ユリ科   原産地 日本
                 学名 Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook.
我が国で、古くから愛されてきた日本原産の植物です。この時季になると毎年花をつけてくれます。花は白地に紫色の鮮やかな斑点。茎が少し垂れ下がるような形で先に花が咲いています。
名前の由来は、花びらの斑点模様が鳥のホトトギスのお腹の模様に似ていることからつけられました。花の色が、黄色の種類もあります。
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  <ハラオカメコオロギ> 分布 本州,四国,九州,種子島
                  学名 Loxoblemmus arietulus.
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          はねを広げ擦り合わせて鳴きます
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    メスのあとを追います        オスは背中の柄が独特
別名オカメコオロギ。エンマコオロギより僅かに小さめで、よく草原にみられるコオロギです。年長さん達が虫かごに何十匹と捕まえたコオロギを、降園前には自然に返してあげる・・・ということで預かっていたら、「リリリリー、リリリリー・・・」と2個の虫かごから虫の呼び合うよい声が聞こえてきました。コオロギの鳴き声をBGMに昼食をしたのは初めてでしたが、なかなか風情あるひと時でした。
コオロギの仲間は成虫になるとはねを擦り合わせて鳴きメスを誘います。オスは別のオスを威嚇して、縄張りを主張して戦います。虫かごの上から、メスの後を追いかけているオスの様子を観察していたKちゃんは、「オスがけっこんしよう!って言っているのかなあ~」と呟いていました。
お山の夜は虫の声に包まれています。リーンリーンとスズムシが、チンチンチンとカネタタキが、リー・リーという大きな声はアオマツムシ。耳を澄ませて聞き比べするのも楽しいです。バッタの仲間は鳴きません。
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本日は、園内通信「お知らせ53」と「運動会ビデオ販売のお知らせ」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ53」
◇ 京都府からの補助金確認書について
◇ 運動会ビデオのお知らせ
◇ Y先生(昨年度末退職)の結婚式について

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