2008.10.15

10月15日(水) / アベマキのドングリ・園内通信

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   <アベマキ>  ブナ科 コナラ属  原産地 日本,中国,ヒマラヤ
              学名 Quercus variabilis Bl.
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高い木の下にコロンと落ちていた大きな実は、「アベマキ」の果実。葉や実もクヌギに似ていますが、一回りほど大きいようです。クリほどのイガイガではないけれど、大きな殻斗(ドングリのぼうし)に覆われてなかなか見応えのあるドングリです。西日本の雑木林でよく見られ、樹皮はコルク層が発達してコルクの代用や薪炭材などに使われます。
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いよいよ秋が深まりつつある10月半ば、登園した子どもたちの手の中にはいろんなドングリが溢れんばかり。今朝は、年長児の男の子と女の子が、集めた木の実に似合うきれいな色の落ち葉を探していました。子どもたちとともに、実りの季節を謳歌したいものです。
早速今日は、先日のおいも掘り遠足で掘ったお芋を使って、年長児さん達がお庭で焼き芋をします。予めみんなで森へ行き、集めておいた落ち葉で焼き芋をするのです。
そろそろ香ばしい匂いがしてきそうです・・・!
晴天のもと、年中児さんは森の中へ落ち葉拾いに出かけたところです。
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本日は、園内通信「お知らせ51」「お知らせ52」をお持ち帰りいただきます。
内容は、
「お知らせ51」
◇ 第59回運動会について
◇ 秋のお芋掘り遠足について
◇ クラス担任との個人面談について
◇ 時代祭について
◇ 年長児対象歯科検診について
「お知らせ52」(年長児対象)
◇ 進学小学校について
◇ 卒園写真について

2008.10.06

10月6日(月) / クリ・園内通信

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 <栗>  ブナ科  原産地 日本,中国,北アメリカ,地中海沿岸地方
        学名 Castanea crenata Sieb. et Zucc. 
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秋が深まるにつれ、お山のナラ類,カシ類,クヌギ,アベマキなどの果実(ドングリ)が色濃く実ってきています。
また、ドングリの仲間と同じブナ科の樹木「クリ」も、トゲトゲの殻斗(イガ)に覆われた実がいよいよ落ちてきました。見上げると、たくさんの実がなっています。
秋の味覚を代表するクリには、私たちが食する“ニホングリ”、天津甘栗で知られる“チュウゴクグリ”、マロングラッセや栗のジャムに使われている“ヨーロッパグリ”、そして今は栽培される数が少なくなった“アメリカグリ”があります。
日本では縄文時代から食料として栗が使われてきましたし、今もお料理やお菓子の材料となる身近なものです。栗にはカリウム,食物繊維,ビタミンC,ビタミンBなどが豊富に含まれているため、是非秋の味覚の一つとしていただきたいものです。
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気候の変化とともに、日々体調管理が難しい季節でもあります。
本日は、保育中に体調を崩され発熱などでお帰りのお子さんが結構いらっしゃいました。行事が相次ぐ時期でもありますので、お家に帰られたらゆっくりと過ごされ、食欲のない場合は温かいスープなどで体を温め早めにお休みになるなどお大事をとって下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ50」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会延期について
◇ 役員・誘導係のお申し込み・競技参加について

2008.10.01

10月1日(水) / ヒガンバナ・園内通信

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    <彼岸花>  ヒガンバナ科  原産地 日本,中国
              学名 Lycoris radiata Herb.
              別名 曼珠沙華(マンジュシャゲ)
ちょうど今頃の9月半ば~末にかけて、川辺や田畑のあぜ道などでよく見られる鮮やかな美しい花。学名リコリス(Lycoris)はギリシャ神話の女神リコリスが由来で、ラディエイタ(radiata )は放射状の舌状花をもつの意味。日本では、秋のお彼岸の頃から咲き始めることでついた名前です。
別名の曼珠沙華は、仏教の経典の中でおめでたいことが起こる兆しを表す花で、「天上の花」の意味があるそうです。ヒガンバナには白花曼珠沙華と呼ぶ、白色もあります。
また、根の部分にはリコリンという毒があることが知られています。何度も水でさらせば取れるので昔の人は食料にも使用したようです。
ヒガンバナは、他の植物が休眠している冬の間にしっかり葉を出し光合成でエネルギーを蓄え、夏場にその葉はなくなってしまい球根の状態で休眠し、秋になり突然のように花が咲き出す時には葉はなく花だけが咲いています。植物が強くたくましく生き抜くための知恵なのでしょうけれど、何だかユニークで不思議です。
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本日は、園内通信「お知らせ48」「お知らせ49」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ48」
◇ 運動会について *参加内容の確認について
◇ 開催にあたってのお願い
「お知らせ49」
◇ 秋の遠足のお知らせ
◇ つき組踏水会参加費用について

2008.09.26

9月26日(金) / アオジソ・キボシカミキリ・園内通信

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       <紫蘇>  シソ科     原産地 中国南部
               学名 Perilla frutescens (L.) Britton var. crispa
                   (Thunb.) H.Deane f. viridis (Makino) Makino 
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            <シソの葉の上のセセリチョウ>
花が咲き終わって、実がなりかけているアオジソ。白い花がたくさん咲きます。別名をジャパニーズバジルと言うように、日本では昔から、薬味や天ぷらなどに欠かせない植物です。丈夫な一年草で、毎年こぼれ種で育ちます。
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    <キボシカミキリ>  学名 Psacothea hilaris hilaris
                  分布 本州,四国,九州,対馬
夏~秋にかけて、イチジクの葉を見るとよく見られるのは「キボシカミキリ」。イチジクやクワの葉を食べます。背中にはきれいな黄色の斑点があり、触角がとても長いのが特徴。
夏場によく見かけるのは、標準(約3㎝ほど)の大きさのキボシカミキリですが、これは大分成長したからか4~5㎝くらいはあったように思う。元気で長生きしてほしい。
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本日は、園内通信「お知らせ46」「お知らせ47」をお持ち帰りいただきました。
「お知らせ46」
◇ 運動会「役員,誘導係,各種競技」について
◇ 総合練習について
◇ 今月末お帳面のお預かりについて
「お知らせ47」
◇ 絵本の貸し出しについて
◇ 第2回家庭教育セミナー開催のお知らせ

2008.09.22

9月22日(月) / ニラの花・園内通信

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      <韮(にら)>  ユリ科   原産地 東南アジア
                 学名 Allium tuberosum Rottl.
ニラの花が咲いていました。葉からぐんと伸びた花はたくさんの小さな花の集まりで、中に茶色い虫がとまっているのが見えます。花ニラとニラは、また別の種類になります。
ニラの葉はご存じのように、卵とじ,にらまんじゅう,お手製餃子の具などのお料理に使います。
匂いの成分アリシンが強いですが、大変青々とした葉はビタミン,ミネラル,カロチンがとても豊富で、疲労回復や風邪予防には欠かせません。
私の場合、熱したオリーブオイルにまずガーリックを入れ、たっぷりのニラとほうれん草や小松菜,白ねぎ,人参,木くらげ等のきのこ類に、予めよく火を通した新鮮な牛レバーか豚レバー(ヘム鉄,ビタミンB摂取のため)を合わせ、中華風に味つけをしていただきます。
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本日は、園内通信「お知らせ45」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 母子競技について
◇ 役員・誘導係再募集について

2008.09.19

9月19日(金) /ヤマハギ・園内通信

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 <山萩> マメ科  原産地 日本,中国,朝鮮半島
        学名 Lespedeza bicolor Turcz.  別名 エゾヤマハギ 
朝、萩の花の間から、元気にお山に上がってくる子どもたちが見えかくれします。
萩は、すすき,葛,撫子,女郎花,藤袴,桔梗とともに秋の七草の一つで、一つずつの花はとても小さくチョウがハネを広げたような形ですが、株になって垂れ下がるように咲いて、秋風に揺れる様子などは大変趣があります。
この時季にいただく「おはぎ」は、この萩の花が広がって咲くところが小豆が散らばった様子に似ているところから「萩のもち」、「おはぎ」という名前がついたそうです。
また、萩の花と言えば、「出町柳駅」を下がった東側の常林寺は「萩の寺」として有名です。ピンクや白の萩が境内一面に咲く様子はなかなか見事です。
少し遠方になりますが、奈良の百豪寺の萩も大変素晴らしいです。いま時分から9月一杯くらいは咲いているでしょうか。娘の小さな頃に、彼岸花が咲く山辺の道を、随分歩きながらようやく辿り着いたお寺でした。とても懐かしく思い出します。
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日中の園内は、あちらこちらから運動会のお遊戯曲が流れ、クラス毎にまたは学年合同で、毎日子どもたちは各種目の練習に励んでいます。
本日の「お知らせ43」で運動会保護者役員,誘導係のご協力のお願い、「お知らせ44」で各競技のご案内をさせていただきました。どうぞ皆さま奮ってご参加下さいますようお待ちしております。

2008.09.10

9月10日(水) / コナラの若いドングリ・ハンミョウ・園内通信

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   <コナラ> ブナ科  原産地 日本,朝鮮半島
           学名 Quercus serrata Thunb. ex. Muuray
9月に入ったお山の中は、いろいろなドングリの実がしっかりとふくらんできています。これは、ことりぐみの横にあるコナラ。熟すにつれて茶色くなります。
木の下に落ちていた帽子つきドングリを、早速見つけて手にする子もいます。
昔の人は、ドングリの実を、アク抜きをして食べていました。コナラの木は、薪や炭にしたり、シイタケ菌をうえつけるホダ木にも使われています。
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   <ハンミョウ>  別名 道おしえ
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           学名 Cicindela chinensis japonica
毎年、夏休みになると出現し、お山の石段を先へ先へと誘導してくれるのは「ハンミョウ」。別名を道おしえと言うように、人間の歩く前を、飛びながらこまめに移動するのがユニークな昆虫。
夏休み後、園内のあちこちにいくつもの小さな穴が出来ているのに気づいた子は、「これは、きっとハンミョウの幼虫が成虫になって出てきた穴だよ」と目星をつけています。
とても動きが速い昆虫ですから、容易には捕まえられません。虫かごのフタをとって追いかけたり、帽子の中にハンミョウを捕まえたりしながら、キラキラ光るメタリックの体を観察します。
私の小さな頃、夏に修学院の赤山神社の境内に行くと、砂地にたくさんのハンミョウがキラキラと光りながら動いているシーンをよく見ましたが、今はどうなのでしょうね。懐かしい思い出です。
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本日は、園内通信「お知らせ42」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 平成20年度私立幼稚園保育料軽減補助について
◇ 写真代について
◇ お忘れ物のお知らせ

2008.09.05

9月5日(金) / 落ちてきた青柿・園内通信

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         <柿> カキノキ科  原産地 日本,中国
               学名 Diospyros kaki L
お山の道を歩いていると、目の前にいきなり何かがぽとんと落ちてくることがあります。ミカン,木の実などさまざまです。
つい先日目の前に落ちてきたのは、少し色づいた青柿でした。この種は、橙色の実になってから吊しておくと甘くなる渋柿ですが、見上げるとすでにたくさんの実がたわわになっていました。近くの栗の木も、すでに大きくなった実をたくさんつけています。
自然によって生かされている私たちは、こうして季節の移ろい、深まりを思う時、「昨日、今日を元気に生きられた、また明日も元気に生きていける」という確かな実感をもち、心から嬉しくまた有り難く思えるものではないでしょうか。体の具合のよくない時などは尚更のこと、目の前にある当たり前の自然を見て生きていられることに感謝したい気持ちで一杯になります。
一方子どもたちは、朝から青や緑の小さな実を手の平いっぱいに握っています。とんがり帽子のついたクスの実をあっちにもこっちにも見つけ、喜々として集めている姿はとても幸せそうです。
昨日は、美しいピカピカのタマムシが目の前のサクラの木に羽を広げて飛んできて、登っていく様子をちょうど集まっていた子どもたちと見守る時間もありました。その様子を最後までしっかりと見つめていた子は、「ずっと向こうの一番高い竹の木の上まで飛んで行ったよ」と教えてくれました。草間でバッタやカマキリと戯れる姿も見られます。
運動会の練習も徐々に進んでいます。お庭遊びでは、夏の名残のツクツクボウシの声を背に、夏から変化しつつある自然に触れられる楽しい9月になればと願っています。
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本日は、園内通信「お知らせ41」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 一昨日の保護者会の内容について
◇ 園児の住所等変更のお知らせ
◇ 北白川幼稚園バレーボール部からのお知らせ

2008.09.01

9月1日(月) / 野葡萄とアオドウガネ・園内通信

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  <ノブドウ(野葡萄)>  ブドウ科  原産地 日本
                  学名  Ampelopsis brevipedunculata (Maxim.)
                      Trautv. var. heterophylla (Thunb.) Hara
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                           <アオドウガネ>
夏の最中にも葉が繁り、美しい青,紫,白など多彩に色づけされた果実をつけるのは蔓性の「ノブドウ」。ところが、今夏はお山にコガネムシ類が非常に多く繁殖し、サクラの葉でもエノキの葉でも、またこのノブドウの葉でも「なんでも食べるの?」と聞きたくなるほどたくさんいて葉をかじる音が聞こえてきそうでした。
上のコガネムシ科の「アオドウガネ」は、ノブドウの実を食べていました。実の中に産卵した場合には、果実が大きくなって赤くなり「虫えい」をつくります。
ヤマブドウと違い、ノブドウの実は食べられません。観賞用ですね。
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子どもたちの元気な笑顔がいっぱいに戻ってきた園内でした。今日は始業式後はすぐに降園しますが、明日からはお弁当も始まります。2学期も元気いっぱいで過ごしましょう。
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また本日は、午後2時~第1回入園説明会を行います(第2回は9月10日(水)午後2時~です)。後半は体験入園も行いますで、お子さん同伴でお越し下さい。なお、本日の各新聞折り込み広告に「入園募集及び入園説明会のお知らせ」が入る手筈でしたが、業者さんの大きな手違いが発生しました。広告が入っていないことのお問い合わせもいただいております。来春入園ご検討の方には誠に申し訳ございませんが、本日午後2時~、または10日午後2時~、お繰り合わせの上ご来園下さいますようお待ち申し上げております。
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本日は、園内通信「お知らせ38」「お知らせ39」「お知らせ40」(ふれあい秋祭りご案内)、他グループ変更届,連絡カードをお持ち帰りいただきましたのでお確かめ下さい。

2008.07.14

7月14日(月) / ヤブカンゾウ・園内通信

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         <薮萱草(ヤブカンゾウ)> ユリ科 中国原産
         学名 Hemerocallis fulva L. var. kwanso Regel
         別名 オニカンゾウ,アキノワスレグサ
今年は、例年よりも少し早めに咲きそろった「ヤブカンゾウ」。キツネノカミソリとともに、橙色がとても鮮やかな花です。中華材料店ではこの花のつぼみを乾燥した金針菜(きんしんさい)がありますが、水で戻してスープに入れると美味しいです。葉も食べられて、根は生薬として用いられます。和歌の中では、夏の季語(忘れ草)として登場します。
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本日は、園内通信「お知らせ37」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 夏期保育のスケジュールについて
◇ 2学期始業式日程
◇ 年長児で行った俳句について
◇ 園児募集業務(願書お渡し,募集ポスター掲示,新聞折り込み広告等)は、
   9月1日~、願書受付は10月1日~です。
◇ 夏休み中のおやくそく

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