2006.11.21

11月21日(火) / もみじ紅葉・園内通信

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「大きなモミジ?と思ったら、2枚重ねでした。すでに翼(よく=果実)も落ちています」
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11月後半に入り、今朝はモミジの色がまた一段ぐっと赤くなりました。サクラの木はほとんど葉を落としましたが、時折落ちてくる一枚一枚も実に鮮やかで目をひきます。大階段の上を見上げるとその美しさには心が踊ります。園内のすべり棒の上のモミジも今真っ赤です。
今日の午前中、温かな太陽の陽射しをポカポカ背中に浴びながら、年中児全員がブルーシートを園庭一杯に広げて“お神輿”を真ん中に、白い画用紙いっぱいにその絵を描いていました。先日からお神輿づくりにはじまり、お神輿をみんなでわっしょいわっしょいと担ぐ体験もしてきました。どの絵も力作、力いっぱい取り組んでいました。明日は色づけでしょうね、楽しみです。
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そのまま石段を下りていると、今度は年長児グループがみんなで秋探しにお散歩に出てきました。落ち葉やドングリなど、みんなにこにこ顔でとても嬉しそうでした。秋最後を十分に満喫したいものです。
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本日は園内通信「お知らせ67」をお出ししました。
内容は、
◇ 年賀状について
◇ 暖房費について
◇ お弁当の保温について
◇ 福音館のおすすめ冬の図書について

2006.11.16

11月16日(木) / お買い物ごっこ

<年少コーナー>
午前10時。47ひきのれすとらんがオープンしましたよ。先生ねずみさんも3匹!お店屋さんは全員ちゅーちゅーねずみさんばかり。「さあ、いらっしゃいいらっしゃーい!」
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 アスレチックの下がれすとらん   「ケーキにクッキーいかがですかーフライドチキンもありまーす」
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  はい、巻きずしです!  きのこの看板もうれしそう  ピザもどうぞーおいしいから
<年中コーナー>↓
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 おさんぽぞうさん、はいどうぞ!   看板たぬきのトンネルくぐり へんしん帽でネコさんブタさんに変身!!
<年長コーナー>↓
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      “島のコーナー”       かざれまーす!ゆらゆらおサルさん   おつりも、はいどうぞ!
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      “海のコーナー”       美味しいお魚いりませんか? こちらはカニカニー!カニさんうりば         
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     “山のコーナー” すぐに売り切れ残念!グローブジャングルを利用した看板はみんなのお顔がニコニコ!
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わたしのお買い物リストは、クマさんのけん玉にポンポコたぬきなどなど、暫く飾って遊んで楽しみます!また、キノコの財布におかねも入って昨日届いた招待状。お手製のお財布を首からかけて久しぶりのショッピングはワクワク気分でした。園庭は、年少児年長児のアイデアいっぱいの作品がずらり揃い大賑わい、また年中児コーナーはゆきぐみ室内に設けられ、所狭しとお店がひしめいていました。どのコーナーも大繁盛で売り切れ続出。
10月頃より今日のお買い物ごっこに向けて、年少児はまずおかね作りから始まり、はさみで丸く切ったり四角く切ったりの練習を重ねた結果、今でははさみがとても上手く使えるようになったようです。また昨日は本番の準備とともに、「いらっしゃーい、いらっしゃーい」とか、「これ、ください」と、どのクラスからも元気な声が響いてきました。会場にいても、次々と「ほらみてみて」「こんなにいっぱいかったよ」と袋を広げて誇らしげに見せてくれました。いつもはお母さんについてお買い物を横で見ている立場ですが、今日はすべて自分で、勇気を出して「これください!」と一生懸命お買い物をしている姿が眩しい一日でした。

2006.11.14

11月14日(火) / おちば・園内通信

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   ** おちばがね ひらひらおちる きれいだな **
   ** おちばはね いろんないろに かわってる **
モクレン,モミジ,サクラ,ツタ,クス,カキ、そしてついにイチョウも・・・。色とりどりの美しい落ち葉が集まる11月中旬に入りました。先日、木の上からはらはらと落ちてくる木の葉を一枚ずつ集めている女の子たちがいました。同じ木の葉っぱでも微妙な色のトーンの違いを見つけて、「こっちも少しうすくてきれいな色だね」と、どの落ち葉も美しい部分を見つけてほめながら集めていたので、そんな子どものやさしさと感性の豊かさを嬉しく思っていたところ、上の俳句が園長室に届きました。そのときの落ち葉の情景を思い出しながら作ったのでしょうか。とても素直な俳句です。
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本日は、園内通信「お知らせ66」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 平成18年度運動会ビデオのお知らせ(申込書つき)
    (VHS,DVD,チャプター付きDVD)

2006.11.10

11月10日(金) / ミツバアケビ

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 <ミツバアケビ(三葉通草)> アケビ科 つる性落葉果樹  開花時期  4~5月
                    学名 Akebia trifoliata   果実収穫時期 秋
紫色のきれいなアケビをいただきました。小さい頃、田舎の林の中で、白い大きなアケビを美味しそうにそのまま食べている人をみたことを思い出しました。皮部分は、中に野菜や挽き肉などを詰めて油で揚げても美味しいようです。つる性植物で春に開花する花がとても愛らしく好みなので、一度植えてみたいと思います。より大きな実を成らすには、五葉アケビなど別の種類のアケビを近くに植えるとよいようです。
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今週もよい天候がつづき、お庭が大盛況の日々が続きました。2日間のフリー参観では、大勢のお父さまお母さまが園にお越しくださり、より普段に近いお子さんの様子をご覧いただけたことと存じます。また、クラスごとに着々と当日の品物が出来上がりつつある、子どもたちだけの全園庭を使った大イベント“お買い物ごっこ”を来週に控え、園内はさらに子どもたちの実りの秋を迎えています。
*運動会ビデオの編集がほぼ完成間近。週明けには、お申し込みのお知らせをお出しできる予定です。
 子どもたちの活躍と笑顔,撮影のアングル,色,編集すべてにおいてなかなか素晴らしい内容です!乞うご期待。

2006.11.02

11月2日(木) / 木に描く・園内通信

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10月ふれあいサタデー“世界に一つだけの椅子をつくろう!”の日の親子集合写真を、昨日参加家庭にお持ち帰りいただきました。写真をながめていると、太陽が照りつけた暑いくらいの一日をとても懐かしく思い出します。親子で製作に取組み、どんどん形になっていく木製品はどれも力作でしたし、昼食後には、その椅子や机を園庭の隅っこに並べ、年長児が中心になって子どもたちだけの“小学校ごっこ”に興じている姿も微笑ましいものでした。
ふと、出来たての机の表面に鉛筆描きの絵が見えました。お山の石段あり、太陽あり、雲あり、車あり、サッカーボールあり。女の子の絵を中心に、ハートや星の流れ模様もたくさん続いていて、下には、数字の大好きな子が数字を入れ、みんなでエンピツで寄せ描きしたものでした。お父さまがまだ細部のつくりを調整しておられるにもかかわらず、あまりに素敵な絵だったので持ち主の女の子と相談して色を塗っていくことになりました。自分のお手製の椅子を机の周りに寄せて腰をかけ、たった12色の色鉛筆を交代で使って好きなところに好きな色をのせていき、合作で完成した絵は格別の味わいでした。
「ここ塗っていい?」 「うん、いいよ」
「なんかきもちいいなあー」 「木に色ぬったのははじめてやぁ!」
そう呟いた男の子の自前の椅子の座面にも、お気に入りのキャラクターがいつの間にか描かれていました。
青空の下で、創造的に絵が描ける、自由に色を塗り表現を楽しむことができる、またお友だちにも自由に描かせてあげられる広い心を持っている、そんな子どもたちの今後の成長がとても楽しみです。
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本日は、園内通信「お知らせ64」「お知らせ65」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ64」
◇ フリー参観のお知らせ(11月6日~7日の2日間) タイムテーブルつき
「お知らせ65」
◇ 就学児検診(年長児)の日の“送り”について
◇ PHP研究所家庭教育図書のご案内(申込9日まで)

2006.10.30

10月30日(月) / サクラの枝・園内通信

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         <一枚ずつ葉を落としてゆくサクラ>
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           <とりどりの色の落ち葉あつめ>
紅葉は、木が冬へ向かう準備をはじめたということ。冬越しをし春に新芽を出せるための栄養を蓄える体制にはいったのでしょう。葉に水分や養分がいかなくなると、葉の中の葉緑素がこわれて黄色の色素だけが残り黄葉となります。さらに黄葉の葉に光が当たると、赤い色素がつくられて紅葉します。サクラは、赤かったり黄色かったり色とりどりで美しいですね。葉を落とす前に美しく紅葉してくれるなんて、私たち人間を喜ばせてくれる為かしらと嬉しくなります。園内のサクラの向かいにある柿の葉の紅葉は、さらに一段と色鮮やかですけれど。
そんな紅葉の落ち葉を横目に、子どもたちはカシの実やクヌギの実を集め、中にゾウムシの幼虫が入っているか入っていないかを探すのに懸命な今日この頃。実に小さな穴が開いていたら、それはコナラシギゾウムシやハイイロチョッキリが中にたまごを産みこんだしるし。幼虫は中の実をしっかり食べつくして外に出て、土の中でサナギになります。実を割って中から幼虫が出てきたら、特に女の子は「かわいい~」と言って順番に手の平でモクモク動くのを観察しています。そして、再び実の中に収めてあげて落ち葉の中や土の中にそっと入れてあげています。
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本日は、園内通信「お知らせ62」「お知らせ63」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ62」
◇ カプラ教室についての詳細
   ・11月7日(火)よりスタートします。
「お知らせ63」
◇ 園児募集ポスター掲示のお礼その他
◇ ふれあいサタデー予定変更の件について
◇ 新入園児さん(2名)のご紹介

2006.10.25

10月25日(水) / 朝の樹幹,ねずみさんのお当番さん・園内通信

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         <木の幹から沸き立つ白い水蒸気>
昨日の朝は、前日の雨があがり、朝陽がまぶしいくらいの朝でした。登園した子どもたちを迎えていたところ、ふと見ると、雲梯の横に生えているサクラの幹から、まるでお風呂上がりに湯気が立つように白い水蒸気がモクモクと沸いているのが見えました(画像では不鮮明です)。東からの太陽の熱で苔をともなった幹が温まったのでしょう。あんなにも湯気が沸き立つところを見たのは初めてです。子どもたちも不思議なものを見るように、暫く見つめていました。
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<ちゅーちゅーねずみのお当番さん>
コンコンとドアをノックして、「おねがいします!」とお部屋からのおつかいに来てくれたのは、小さい組のお当番さん二人。何て可愛いこと!頭にはネズミさんの被りもの、後ろには可愛いしっぽがついていました。この日、年少組さん3クラスは、絵本『14ひきのあきまつり』(いわむらかずお著)の絵本にちなみ、みんなが可愛いネズミさんに扮して、裏山につづくお庭を舞台にたくさんの秋を楽しんだようでした。きっと絵本にでてくる秋の味覚や生き物もたくさん登場したことでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ61」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 年長クラス 就学児検診について(各小学校検診日ほか)
◇ 復園園児さんご紹介

2006.10.23

10月23日(月) / 切り株へプレゼント・園内通信

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     <アジサイのドライフラワーがふんわりふわり>
お山のてっぺんの園庭から、園のメイン階段を下りてきたオレンジ色の木馬の近くに、昔から1つの切り株があります。この切り株が結構子どもたちの遊び場として活躍しているのです。
ある時は、棒きれを2本手に持って、年長の男の子が、横に楚々と立っている女の子にバーベキュー料理をつくってあげていました。確か中にはお肉やお野菜が入っていました。その楽しそうな様子を見てか、「入・れ・て」と後ろからやって来た男の子に、「あっ、ちょっと待ってや。いま、○○ちゃん(女の子のなまえ)に料理つくってあげてるし。あとでな」と答える微笑ましいシーンがありました。
またある朝のこと。「何つくってるの?」と私がたずねると、そこにいた子は「キュウリのお漬け物を漬けてるの、こうしておナスも入れましょ!」と、切り株の中に溜まっている土に野菜(に見立てた石や葉っぱ)をギュウギュウ埋め込んでいたりもします。
そして先週末、ふと目をやると、なんと素敵で可愛らしいのでしょう!6月に咲いたアジサイが乾燥して、きみどり,紫系のソフトな色になったものがふんわりと盛ってありました。これはきっと女の子のプレゼントでしょう。思わずカメラをとりに戻ったのでした。
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本日は、園内通信「お知らせ60」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 年長クラスの卒園写真撮影日程について
◇ 進学小学校調べ(進学報告書つき)

2006.10.20

10月20日(金) / 子どもとホトトギスとルリタテハ

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   <ホトトギス>  ユリ科  学名 Tricyrtis hirta
これも、秋が来ると毎年咲いてくれる花。名前の由来は、この花がホトトギス(鳥)の胸の斑紋と似ていることから名づけられ、色も他に黄色,白などがあり日本の季節の風情が感じられるお茶花でもある。
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「せんせーい、毛虫毛虫すごいのがいるよー」と知らせてくれたのは年中児の男の子。葉っぱの下にポトンと落ちていたそう。「まあー、すごい形してるねー」といいながら、早速いつものように子どもたちと図鑑のページをめくり確かめる。実は、この瞬間の子どもたちの目は一途で真剣そのものなので(よく見ていないが恐らくそう感じられる)、まったが許されない気さえする。小学館の昆虫図鑑に載っている幼虫の種類には限界があるため、図鑑の中に探し当てられなかった時にはとても残念な思いが残っていた。きっと子どもたちもそうだろう。確実に、園内の植物に産みつけた蝶や蛾などの幼虫のお名前が調べられるように『日本産幼虫図鑑』(学研)なるものを探し抜いて調達した。これは重いが素晴らしいと言わざるを得ない図鑑だ。子どもたちの目はとても鋭く、ページをめくる度に「ちがう、ちがう」と厳しいくらいの声が応える。
ついに、「これやー!」「そや、これや」と一斉に声がした。アップで見ると、虫が嫌いな人は恐らく飛び上がるかと思われるくらいドラマチックな姿のこの幼虫は、『タテハチョウ科 ルリタテハ』の幼虫と判った。タテハ蝶類の成虫はオレンジ色の美しい色のものが多いが、ルリタテハの成虫のハネは黒っぽく、しかし端っこにルリ色のあしらいがあり案外美しい蝶である。食物は、・・・ホトトギス・・・ヤマユリなどと出ている。なるほど、成虫がすぐ横のホトトギスの葉裏にいつか産み付けたのだろう。それが判ったところ、男の子たちは近くにあったサクラの葉の上にそっと載せてあげ、もといただろうホトトギスの葉に戻してあげたところで、ほっと一息ついたようでした。
園内は秋、カシやクヌギの実やカクト(殻斗)を採って懸命に集めている。「それ、ほしいの」という年少の女の子のつぶらな瞳と言葉に、うーんと考えた末、「はい」と渡してあげる男の子の優しいシーンも見られこちらも嬉しくなる瞬間がある。

2006.10.16

10月16日(月) / 子どもの手 “ミズヒキ”・園内通信

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 <ミズヒキ> タデ科  別名 ミズヒキソウ,ミズヒキグサ 
                学名 Polygonum filiforme
子どもの可愛い手が見つけた赤いミズヒキソウ。10月初め頃から、いつの間にか静かに咲いている秋の野草。紅白の水引が名前の由来なので、なるほど花びらに見えるがく片は、上から見ると赤く下から見ると白い。
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本日は、園内通信「お知らせ58」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 過日の秋のおいも掘り遠足について
◇ クラス担任との個人面談について
◇ 年長クラス歯科検診延期について
◇ 絵画教室の担当講師交代について
◇ 第5回ふれあいサタデーお申し込みについて

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