「好きこそ物の上手なれ」という言葉について 更新日:2012年9月10日 公開日:2010年7月2日 巻頭文 山下 太郎 「好きこそ物の上手なれ」という言葉がある。これは誤解されやすい言葉の一つである。現代では個性が偏重され、好きなことを伸ばすことがよいことであるという考えが根強い。その結果、「好きでないこと」は「苦手なこと」と […] 続きを読む
学びは己のためならず 更新日:2012年9月10日 公開日:2010年7月2日 巻頭文 山下太郎 激動する世の中の変化に呼応する形で、よりよい教育を求める議論が年々声高に聞こえてきます。しかし、文部省主導で何か目覚ましい変革が起こることを期待するのでは、いつまでたっても、靴の上から掻くようなもどかしさを感じ […] 続きを読む
Knowledge is power をめぐって 更新日:2012年9月10日 公開日:2010年7月2日 巻頭文 山下太郎 昨今繰り広げられる学校教育をめぐる議論においては、「知識は力である(knowledge is power)」という意見が優勢を占めているように感じられる。これは、文部科学省の進めた「ゆとりの教育 」に対する批判 […] 続きを読む
学ぶことを楽しむために 更新日:2012年9月10日 公開日:2010年7月2日 巻頭文 山下太郎 ノーベル賞を受賞した益川先生によると、今の日本は「教育熱心」ではなく、国を挙げて「教育結果熱心」である点が問題だと言います。「結果」に一喜一憂していては勉強が面白くなくなる、というのがその主張の骨子です。「結果 […] 続きを読む