<年少児クラスの壁面/どのお顔もかわいくて嬉しそう、森で集めた葉っぱを着たミノムシの仲間たち>
<『女王アリかと思ったらこんな虫だったよ』とTくん。お庭で見つけてきた虫は紺色のメタリック。みんなで調べたらオオツチハンミョウだった。図鑑で確認>
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朝、お山へ到着する子どもたちの声がだんだん大きくなってくるのを耳にしながらお庭の準備をしていますが、カキ,クス,サクラなどの色鮮やかな落ち葉が美しい園内となってきました。大分涼しくなり目に入る虫が少なくなったとは言え、お庭遊びの時間にはカゴやケースを借りに来て生き物探しに熱中するのは大方が男の子たち。真剣な眼差しで見事に何かしらの生き物を見つけますし、大人なら見過ごすような虫,一見どこにでもいそうな虫も図鑑をめくって調べると正しい名前を見つけることができます。実体験とともに一度図鑑で見つけた名前は後になっても大抵覚えているようで、その記憶力にも感心します。
最近は、オオカマキリや足に紋のあるコカマキリが頻繁にお目見えし、小さな木の枝には卵のうが産みつけてあります。今日年中の男の子女の子が、ヤスデでもムカデでもない珍しい幼虫を見つけ、一緒に図鑑をめくっていったらカゲロウの仲間「ラクダムシ」の幼虫でした。ダンゴ虫やワラジ虫、またいろんなヤスデの種類を見て知っているからこそ、“これはちょっと違うな”“なんだろう”と興味がわいてくるのでしょう。
一昨日の朝、アゲハの黒っぽい3齢幼虫が、緑のきれいな5齢幼虫に変化しているのを見て目を輝かせていたSくん。毎日少しずつ大きくなり、またフンもだんだん大きくなるのを頻繁に確かめながら、もうすぐサナギになり冬を過ぎ来年の春にはきれいなアゲハになるのを楽しみにしているところです。
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本日は、園内通信「お知らせ63」のお持ち帰りでした。
内容は、
◇ 「中学生生き方探求・チャレンジ体験」受け入れについて
◇ 園児募集ポスター掲載のお礼など
◇ 園児住所変更のお知らせ
◇ 年長児 小学校就学児検診日のお知らせ
の以上でした。
<ホトトギス> ユリ科 ホトトギス属 学名Tricyrtis hirta
今年も、園内のホトトギスが咲く季節になりました。ホトトギスといえば、「卯の花のにおう垣根に ホトトギス早も来鳴きて・・・」という『夏は来ぬ』の歌、お茶花に利用されること、小さい頃に家の本棚に積み重ねられていたホトトギスと書いた俳句の冊子などを思い出します。鳥の名前を持つ花は他にもありますが、この花はホトトギス(鳥)の胸の斑紋と似ていることから名付けられたそうで、色も紫色だけではなく、黄色,白などもあります。花びらの形もユニークで何だか奥の深い花に思えて好きな花です。
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幼稚園の朝は、笑顔いっぱいに登園してきた子どもたちのお話を聞かせてもらうことから始まっています。
手にした帽子をかぶっている黄緑色のドングリはお家の近くのどこで拾ったのか・・・きのうお休みしたのは、お風邪ではなくて家族でホテルに泊まった特別のお休みだったこと・・・ゴルフ場の向こうで栗ひろいをした楽しかったお話・・・この黄色の小さな箱はお父さんと一緒にきのう作ったこと・・・隣の隣にお引っ越ししてきたお友だちに首飾りを作ってあげたこと等々。筋道立てて上手に話すことができるのは、お家でじっくりと話を聞いてもらってきた経験があってこそと思います。子どもたちの一生懸命に話す内容と重ねてその表情をよく見ていると、言いたいことが本当によく伝わってきます。中には、サラリと話しているようでも実は奥に涙をこらえて頑張っている表情があったり、意気揚々と話すけれど何だか少し悪びれた様子が見えたり、とても奥行きのある場合もあります。両方を合わせてじっくり聞いて受け止めたいものです。
先週はお芋掘り遠足でしたね。週末そして昨日今日と、園庭では学年ごとに焼き芋のけむりが漂い、子どもたちはホカホカ美味しいお芋を頬ばりました。また、みんなで園長室にも届けてくれました。
<ススキ イネ科> 中村農園近くのススキ。大きな株となり初秋に穂をつける
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京都バス臨時便3台で出発でした。 「お母さんいってきまーす。」
ちびいもちゃん、ひげいっぱいのおいもさん、丸い大きな大きなおいも・・・ 「ほらっ」
取れたときは、みんなニコニコ顔だったね。 お芋の花
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自分で掘ったお芋を使って、お山の奥で予め集めておいた落ち葉を燃やしてした「焼き芋」は格別のお味でした。本日の年長児の焼き芋で、今年は終了です。お家では、スイートポテトや天ぷらなどお母さんにいろんなお料理をしてもらったようでした。
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本日は、園内通信「お知らせ61」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 北白川学区敬老会11月6日(日) 出演メンバーのお知らせ
◇ 京都府補助金関連
でした。
<今年最後のブッドレア>
<痛んだはねを広げ、精一杯花の蜜を吸うモンキアゲハ(夏型)>
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昼間も虫の音が聞こえ、色とりどりのカキ,サクラ,クスの葉が広がる園内となってきました。一方、カラタチやミカンの葉には、越冬するアゲハの2齢,3齢幼虫が成長しているのが見られます。
今日は、年中ぐみさんが「ひみつの森(裏山)」へ落ち葉拾いに出かけました。行ってきますをしながら、
「先生、お山の中は何(何の虫)がいるかなぁー?」ととても嬉しそう。お土産のお話が楽しみです。
園庭へ向かう石段を登っていく子どもたちを、キラキラした朝の光が包んでいます。
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「体とことば」
午前中は本当に爽やかな気持ちのよいお天気になりました。その中に身を置いて、いつまでも包まれていたいような気がします。同じように、“きもちのよいことば”が行き交う中には心地よい空気が漂っているものです。「ことばにしなくても・・」という時もありますが、ことばで安心納得し、ことばで誤解を補えるのが私たち人間だとも思います。
以前読んだ本で、ことばによる水の結晶を記録したものがありました。『ありがとう』ということばを水に聞かせると雪の結晶のようなきれいな水の結晶をつくり、『ばかやろう!』ということばを聞かせると結晶がくずれて形にはなりません。また、脳からアルファー波の出る種類の穏やかな音楽と、かなり激しく気持ちを揺さぶらせるような曲を水に聞かせたときとの違いなどもまとめてあり、科学的に実験された興味深いものでした。
子どもたち同士の遊びの中において、いつも気が合い、つい今まで一緒に楽しくやっていた仲間から、突然思ってもみない鋭いことばを向けられたときのショックは大きなものに違いありません。これは、初対面の関係ではあり得ないことで、子ども同士で築いてきた信頼の土壌があるからこそ自分の思いを何でも言えた訳ですが、今、園内では、「なぜ、お友だちはそういうことばを言いたくなったのか?」「言われたときにはどんな気持ちになるか?」などを、みんなで考えるようにしています。特に年長児は十分に理解のできる成長時期にあるので、またそんな様子は年少児たちのよい参考になることでしょう。
私たちのからだは水分が占める割合が大きいと考えると、結晶をこわすことばで体がくずれてしまったら大変です。もし結晶が歪むようなことをしたりされたりしたと気づいた時には、「ごめんね」と言えるように、「いいよ」と許してあげられるように子どもたちの気持ちをよく聞いて見守っていかなければと思います。『ありがとう』という優しく美しい結晶が保てるように努力したいものです。
<年長児 旗体操> <年少児 おゆうぎ>
<年中児 おゆうぎ> <母子競技>
**各学年のおゆうぎ,個競争の他、お父さまの単独競技,お祖父さまお祖母さまとお孫さんの競技,小学校以上の卒園児さんレース,未就園児さんのかわいい“折り紙ひろい”など、大勢の方がご参加されました**
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2日は、終日ほどよいお天気でした。早朝から大勢のお父さま役員の方々にお集まりいただき、そしてお母さまや関係者の皆さまのご協力のもと、第56回北白川幼稚園運動会が終了致しました。
それぞれのプログラムについて、園児一人一人の頑張り、またご家族の皆さまのご声援と各種競技でのご活躍の様子が思い出されます。また、運動会に向けての日々の保育の中でのさまざまなドラマを乗り越えて、更にまた一歩成長するための発表の場であったとも思います。子どもたちにとっても、またご家族の皆さまにとっても、2学期の幼稚園生活をめぐる新たなよい思い出となりますように。
混合競技「力を合わせて」のごとく、正に皆さま方の力の結集のお陰を持ちまして、今年度も無事“運動会”が行えましたことを心より感謝申し上げます。有り難うございました。
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本日は、園内通信「お知らせ57」「お知らせ58」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ57」
・運動会の御礼,ビデオ編集について,お忘れ物のお知らせ
・一時入園児さんのご紹介
「お知らせ58」
・おいも掘り遠足について
以上でした。