福西です。
『数学が生まれる物語を読む』(火曜日クラス18:40~20:00)が、2017/4/11から始まります。(現在参加者2名)。
それに先立って、授業の進め方を書いておきます。
授業の構成は以下の通りです。
1)テキストの音読(1章分ないし半章分)
2)レクチャー(学年の若い生徒順)
3)講師からのレクチャーの補足
4)書かれたことについての議論(理解を深める)
5)書かれていないことについての議論(帰納的な発想の時間)
6)講師からの関連トピックの紹介
7)次回のテキスト範囲と、レクチャー内容の伝達
最初以外は、だいたい半章ずつ進む予定です。
1)
ことばのクラス同様に音読も課しますが、このクラスに限っては、読んで頭に入って来るチャンスは案外訪れないと思います。そこでこの段階ではまだ、「数学者の筆者が読者に伝えんとするその語り口」に、「はっと立ち止まる」(言われてみれば、なるほどそうかと思える)ことをひとまずの目的とします。内容を「読む」作業としての重点は、後述のレクチャーに置いています。
2)と3)
レクチャーは、テキストの内容を「人に説明する」ということです。(部分的に)先生になるということです。自分の理解度を確かめるにはそれが一番です。前に出てきてホワイトボードで「テキストに何が書いてあるのか」を説明します。これは、参加者が一人ずつします。よって参加者の数だけ、同じ内容について補足・説明がなされることになります。学年の若い順から発表してもらいます。
その後、講師が全体を補足します。
4)と5)
お互いのレクチャーや講師の説明で、理解しづらかったところ、疑問点を話し合い、また「これがそうなら、あれもそうではないか」という着想を検討し合って、出発点(1)での理解を、より深く、広い理解に変えていきます。(それにはその場の全員の力が必要です)
6)
数学の内容だけでなく、想像力の許す限り、できるだけ文系理系の垣根を取り払った時間を取りたいと考えています。
以上の内容を見ていただければ、80分はあっという間であることに首肯していただけるものと信じます。
中学・高校生の奮ってのご参加をお待ちしています。
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