つくるA(0520)

福西です。

今日はペーパークラフトで紙飛行機を作りました。

主に四つの工程に分かれます。

1)はさみ

コツは、角度のある線を切る時、はさみではなくて、「紙を回す」ということ。また一度につなげて切ってしまおうとせずに、小分けに切り落としておくと、手が紙に接触しにくく(小回りがきくように)なり、切りやすくなります。

2)折り曲げ

それまで平面だったものが立ち上がると、急に作りごたえを感じます。

ただし、いきなり指で曲げようとしても、うまくいきません。まず、硬筆(こっぴつ)で点線(折り曲げ線)をなぞっておきます(長い線には定規を当てます)。また折り曲げのコツは、「机に押し付けて」折ることです。手で持ち上げながら折ると、あらぬところでふにゃふにゃとしてしまいます。

3)ボンド

コツは、着ける時に端切れをヘラに使って「薄く延ばす」こと。注意は、間違って翼に塗ってしまわないように、塗る前に確認すること。

4)おもり

これが一番難しいです。木工ボンドをわりと大目に塗って、ゴムのおもりをはさみます。この時、しばらく指でおさえることになりますが、ボンドのついた手で、他の部分に触らないように気を付けてください。(黒く汚れてしまいます)

あとは30分ほど乾燥させます。ここで我慢できずに、カタパルトで飛ばしてしまうと、ゴムを引っ掛ける場所がこわれてしまい、今までの苦労が水の泡になりますから、ご注意!

 

Y君は今日は二機と、カタパルトを作ってくれました。残りの時間、それを持って幼稚園の庭で飛ばしてきました。

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飛ばす時の注意点は、必ず飛行機の「おしり」(最後尾のでっぱり)持ってください。持ちやすいからと言って、飛行機の背中を持ってしまうと、自分の手が邪魔して、飛行機がうまく発射されません。

カタパルトのゴムは、10回ほどで切れてしまうと思うので、その都度取り換えられるようになっています。(セロテープを外し、切れたゴムを外して、新しいゴムを引っかけ直せば元通りです)

5)改良

飛ばしながらわかったことですが、飛行機にゴムがうまく引っかからない(引っ張った時に「バチン!」と言って外れてしまう)ような場合は、飛距離が出ません。ゴムの力が伝わらないからです。逆に、ゴムを引っ掛ける場所の切込みを少しだけ深く入れます。そうすると、格段に動力が伝わり、飛距離がぐんと増します。(ただし、あまり切り込みを入れすぎると今度はゴムがそこで引っかかって飛行機が止まってしまいます)

他にも、尾翼の角度や、主翼のバランスなど、いろいろ改善点が見つかって面白いと思います。

次回は何を作ろうかな・・・?!

 

<参考>

型紙は、こちらのサイトからいただきました。

『S.F.A1 サイエンス・ファクトリー英一』

もしお家でも、お父さんに手伝ってもらって「作りたい!」という人は、お父さんにパソコンでダウンロードしてもらってください。

用意する紙は、画用紙よりはケント紙(なるべく固い紙)の方が望ましいです。近くの画材屋さん(北白川ならバックス画材があります)で「バロン・ケント」や「北雪ケント」などをお探しください。(インクジェット対応のものが本当は望ましいのですが、どうしても薄いものしかないので、そのあたりは妥協が必要かと思います。)

おもりに使っているゴムは、コーナンで3mm厚で黒い板状の「すべりどめ用ゴム」が最適です。

あとボンドですが、飛行機の胴の接着にはペーパーボンドが最適です(速乾木工ボンドよりも、もっと早く乾きます)。

そして、おもりの取り付け部分だけ、木工ボンドを使用してください。(ゴムを取り付ける部分なので、強度が必要です)。