福西です。
紙芝居『いなむらの火』(川崎大治/脚本、降矢洋子/絵、童心社)を読みました。
庄屋の儀兵衛は村人をどうやって天災から救ったのか。村人が儀兵衛を助けようとした、そのことで村人が儀兵衛によって助けられた、という展開に「なるほど」と唸りました。
次の俳句を暗唱しました。
筍や雨粒ひとつふたつ百 藤田湘子
ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 高野素十
筍(たけのこ)と甲虫(かぶとむし)が夏の季語です。
続いて、以前の俳句のおさらいをしました。
『黒ねこサンゴロウ キララの海へ』(竹下文子、偕成社)は、「10章 ミリ」を読みました。
浜辺に打ち上げられたサンゴロウは、ミリと名乗る人間の女の子に助けられます。ミリは、サンゴロウの名前を知っており、サンゴロウは不思議がります。ミリは、夜中に「サンゴロウ」「マリン号」という声が聞こえたから、浜辺に来たと言います。それで、サンゴロウはおぼれているときに救助信号で発した「声の波」のことを思い出します。それをミリはキャッチしたのでした。「貝の耳」を持つウミネコ族にしか聞こえないはずなのに、と謎は深まりますが、いまのサンゴロウには考えるだけの体力がありません。ミリは介抱のためにサンゴロウを建物に連れていきます。
読了が見えてきました。あと2週に分けて読み終える予定です。
“ことば1~2年(2019/5/28)” への1件のフィードバック