『小公女』を読む(西洋の児童文学を読むA)その1

福西です。

『小公女』(バーネット、高楼方子訳、福音館書店)を読了した記念です。

受講生の要約を残しておきます。

 

17章「この子がその子だ!」

I.Madokaさん

カーマイケル氏が帰ってくる。だが、捜していた子は、見つからなく、悲しむ。そこで、次は、ロンドンで隣の学校から捜すことにする。セーラのことは、下働きの子だと(それにしては気品があると)不思議に思う。そこに、子猿をかかえたセーラがおとずれる。インド出身だと知って、カリスフォード氏は、興奮し始める。やがて、セーラがクルー大尉の娘で、カリスフォード氏が一の友人だと、やっと分かった。

捜していた子は、壁のすぐ向こう側にいたのだった。

 

S.Kei君

大きな一家の子どもたちが、カリスフォード氏を元気づけていた。カリスフォード氏は、モスクワにいるという子が目当ての子なのか、心配。

そのとき、カーマイケル氏が帰ってくる。カーマイケル氏は、悲しそうに、その子がさがしている子ではなかったと報告する。カリスフォード氏は、すぐにでも見つけなければいけないと、あせって言う。カーマイケル氏は、友を元気づけようと、陽気な声で、となりの学校くらいからさがしてみようという。そして、カリスフォード氏が気になっている子(セーラ)のうわさ話をする。

そこに、セーラ本人がくる。セーラは小ザルをかえしに来たと説明する。

カリスフォード氏は、セーラがインドで生まれたと知り、興奮する。そして、カーマイケル氏がセーラにいろいろ聞きだす。セーラがお父さんの名前を、ラルフ・クルーだと答えたとき、カリスフォード氏は、「この子がその子だ……」(セーラがさがしていた子)と言い、うろたえて死にそうになる。

セーラは事情を聞き、おどろきのあまりぼうぜんとする。

 

T.Aoiさん

・カーマイケル氏がモスクワから帰ってきた。

・ジャネット、ノラ、ドナルドの三人がカリスフォード氏を元気づけるため家にきている。

・三人の話に「お話の中の姫さま」と「乞食じゃない女の子」が出てくる。

・カーマイケル氏が帰ってきて、違う子だったと報告する。

・カリスフォード氏は、次は隣の学校を捜すと言う。

・ラムダスがセーラをつれてきた。

・インドの生まれだと言うと、カリスフォード氏が表情を変えた。

・セーラから話を聞いて、クルーの娘だと気付く。

 

 

Y.Megumiさん

カーマイケル氏が帰国してきた。が、カーマイケル氏がカリスフォード氏に(セーラさがしが)一からになったことを告げた。

その後、ラムダスがカリスフォード氏にセーラがさるを返しにきたことを告げる。セーラがさるの話をすると、その話がエスカレートして、カリスフォード氏はセーラがラルフ・クルーのむすめだということに気づいた。

カーマイケル氏はセーラにこのことを告げた。カリスフォード=クルー大尉の友人だということを。

以上です。

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