福西です。
Hちゃんがこの春学期に書いてくれた作品です。
※お願い これは、将来生徒たちが、当時の自分が何を思っていたのかを思い出すために書き残したものです。ですので、ここにある作品は、決して他者のそれとは比較しないで下さい。(万が一、返却した原稿が本人の手元からなくなってしまっても大丈夫という「保存」が目的です)
『なに、このにおい』 作/I.H.
「これはなんおにおい?」
とお母さんがいいました。
「あててみて」
と女の子は言いました。
お母さんはいっぱいいいました。
「ええっといちご、レモン、りんご、すいか、キウイ、
もういったいこたえはなになの?」
「あてたらあげる。
あと二かいちゃんすをあげるからあててーーーーー」
おかあさんはかんがえてこたえました。
「みかん、もしかして」
「そうだよみかん」
パンパラパッパッパーン。
そしてうたをつくりました。
「パンパラパーン、あててごらん。
いちごーブッブーレモンーブッブー
りんごーブッブーすいかーブッブー
キウイブッブーええとみかんだよー
パンパラパーン」
みんながきいていました。
「パチパチパチパチーーー」
(二○一二年五月二十五日)
『はんたいどけい』? 作/I.H.
ある所に三年生の女の子がいました。そこにはへんてこりんのとけいがありました。
きょうのあさ。めざましがなりました。
「プルルプルルプルルピピピピピピピピーーーーー」
めざまし時計がなりつづける。
女の子がおきた。とけいを見ると九時。
「そうだ、きょう学校だった。」
あさごはんたべて
きがえて
はみがき
「あとそれとー」
かおあらいをして
「行ってきまーーす」
女の子は行きました。
ちこくでした。
?
女の子はふしぎです。なんでだれもきてないの。いえにかえるとまだみんなねてます。とけいを見ると三時ぴったりでした。
「あれおかしい。」
「なぜだろう? 九時だったのに。あ、これへんてこりんのとけい。あ、さいていだ。まだねむたかったのにーー。きのうもよるおそかったのに。これからはゆっくりねよっとっ」
次の日。学校へ行くとみんなきゅうしょくをたべていました。
せんせいにおこられ、一、二、三、四時間目は社会けんがくだったから、さいていだと女の子はおちこんで、いつもちこくをして、せんせいにおこられているのでした。
(二○一二年五月二十五日)
『ふしぎなおかし』 作/I.H.
ある冬の日にみえの家にりさがあそびました。お母さんがおかしを出しました。しばらくするとみえとりさがおかしをたべました。
りさが一番に食べました。いっぱいたべました。
「あれ」
りさの口が大きくなってしまいました。おかしがたべられなくなってしまいました。
「あれ」
みえの口からながーーーーいべろがとびだしました。こわっ…。
二人は外にでれずずっともどりませんでした。
(二○一二年四月二十日)
[最新作]
[過去の作品]