『ぬすまれた夢』を読む(ことば2年、2022/2/2)(その1)

福西です。

『ぬすまれた夢』(ジョーン・エイキン、井辻朱美訳、くもん出版)を読んでいます。

「7 世界一の画家」を読みました。

「その道で一番になれなければ、やめたほうがいいのか?」という悩みは、だれしも抱いたことがあると思います。今回はそんなお話です。

 

画家志望のマイケルは、人生の岐路に立っています。故郷の海岸を歩きながら、その光景を「ぜんぶ絵にできたらなあ」と願います。

すると、カメの声を聞きます。

カメは、「動物園にいる母ガメのところへ連れて行ってほしい」と頼みます。もしそれを果たしてくれたら、願いをかなえてあげますと。

マイケルは「世界一の画家になりたい」と思い、承知しますが、カメはだんだんと重くなります。やっとのことで動物園に着き、カメを確認します。すると、それは空っぽでした。

マイケルはがっかりし、あとで水魔ケルピーのいたずらだろうと判じます。

マイケルはいったんは画家をあきらめ、食料品屋で働きます。

けれども働くかたわら、あきらめきれず、絵も練習します。そのうち、旅の画家から指導を受けるチャンスを得て、どんどん上達します。

マイケルの絵は飛ぶように売れ、個展を開くまでになります。

(その2)に続きます。