『赤毛のアン』を読む(西洋の児童文学を読むB、2022/7/8)(その1)

福西です。

『赤毛のアン』(モンゴメリ、村岡花子訳、新潮社)を読んでいます。

p62~67を読みました。第4章の後半です。

朝食のあと、アンは鉢植えのゼラニウムを指さして、「あの花は何?」とたずねます。

マリラにとって、りんご葵はりんご葵(ゼラニウム)です。マリラは「りんご葵」と答えます。けれどもアンは、それにどんな愛称を付けて育てているかを知りたかったのです。このあたりの問答が、二人の性質をぴったり表しています。

アンは「ボニーがいいわ。ねえ、そう呼んでもいいしょう?」と懇願します。

マリラはそっけなく答えます。「好きになさい。私はどうでもいい」(Goodness, I don’t care.)と。

(geranium、wikipediaより)

(その2)に続きます。