
岸本です。
まだ半袖の子供さん、寒くないかと思っていたら、ちゃっかり下にもう一枚着ていました。
そんなたくましい子供さんと一緒に、今日は、漢字の迷路・パズル、そして『マツの木の王子』の読解を進めました。
漢字迷路は、いつも以上によくできていました。
こちらが用意した正解、「海外」と「国内」とは異なる答え「外国」と「内海」に気づいていたのは、すごかったと思います。
ついでに、「海外」や「内海」の意味を、部屋にあった地図を見ながら確認することもできました。
言葉のクイズは、三つの言葉に共通する動詞を考える問題でした。
例えば、「罠・願・橋」に共通して続く動詞は、「かける」ですね。
生徒さんは、「国・学問・税金」という難易度の高い問題に四苦八苦していましたが、ヒントを通じて「おさめる」という言葉を導いてくれました。
文字を組み合わせて別の漢字を作る問題では、少々悩みながら、難問を見事に解いていました。
そろそろ、次の段階に進んでもいいかもしれませんね。
後半は、『マツの木の王子』を読み進めました。
ウマとシカの木像に生まれ変わったマツの木の王子とシラカバの少女は、満月の夜には動くこともでき、とても幸せでした。
ところが、毎日顔を見せていたおじいさんが、三日も訪ねてきませんでした。
動物たちは、おじいさんの家に行く必要性を感じていましたが、外の危険を恐れていました。
しかし、ここでマツの木の王子とシラカバの少女が率先して、「たすけにいこう」と呼びかけるのです。
立派なリーダーっぷりを発揮してくれました。
家に着くと、おじいさんは病気でした。
動物たちは看護に努めますが、病気を治すにはお医者さんを呼ばねばなりません。
しかし、おじいさんにも動物たちにもお金がないのです。
一体どうすればよいのでしょうか。
子供さんだったらどうするか、という質問に、いろいろ思い悩んだ挙句、「はたらく…しかないかな?」と答えてくれました。
しかし、外の世界を恐れる動物たちは働くことができるのでしょうか?
マツの木が思いついた考えを楽しみに、来週もまた読み進めていこうと思います。