
山下です。
基礎を大切にしています。というと、そんなこと当たり前だとたいていの人が思います。
では、英語学習において基礎を大切にするとはどういうことか。具体的に考える人は少ないです。
まして、基礎を重視という言葉だけが飛び交いながら、実際には高度な勉強を飛ぶようなスピードでこなすよう求める例は枚挙にいとまがありません。
ホームページを整理していて、たまたま20年前に私が中学英語を担当していた時のエッセイが見つかりました。
今も同じ気持ちでクラスに臨んでいます。
ここで書いていることは、おそらく学校のそれぞれの教科の学習全てに当てはめて考えることができるでしょう。
なぜこのような重要なことが多くの教育の現場でなおざりにされるのでしょうか?
先生も生徒も「ノルマをこなす」ことにあけくれるからです。
目の前の成績を短期間で向上させることにやっきになれば、どうして中学3年生の人が中学1年生の勉強に手を付けることができるでしょうか。
最後に一言申し添えると、これは「落ちこぼれ対応」の学習法を語っているのではない、ということです。
成績の良い人も、そうでない人も、誰にとっても確実にしておかないといけない勉強を大事にしようと呼びかけているにすぎません。
高校野球を目指す人も、大リーガーも、基礎の練習を軽んじて成果を上げることできないことは常識です。
ところが、どうして英語の勉強に関しては、目の前の「試験対策」だけを大事な勉強と考えてしまうのでしょうか。
もちろん「試験対策」は大事ですが、試験が終わったらそれっきり、の勉強になっていないか、どうか。
どこから手を付けたらよいかわからずに途方に暮れる人はいないか、どうか。
もし一人でもいたら、連絡してください。
明日、4/14(月)の18:40から月に一度の「英語特講」をやります。
「特講」というと難しいことをやっているようですが、「自分に必要な」勉強にめいめいとりくんでもらっています。
よかったらぜひご参加ください。
PS
今春京大に現役合格し、四月から「中学英語」(私と共担)、「高校英語」を担当する澤田先生は、英語特講皆勤賞でした。最終的にどの問題を出しても完璧に答えることができるまで、英語の基本を徹底的に身に着けました。