昨日は2学期終了式でした。皆で園歌を歌った後、私が2学期を振り返りながら子どもたちにお話をしました。内容は年少児でもわかることで、ご挨拶と感謝の言葉の大切さを様々な例を挙げて説明する、というものでした。

幼稚園でもそうですが、クリスマスやお正月があったりで、とかく冬休みは「プレゼントを頂く」機会が多くなりがちです。私が子どもたちに言ったのは、「クリスマスはものをもらう日ではない」ということです。「地球には今日のごはんも食べられない子どもたちがたくさんいます。今日も、明日も、あたりまえのようにおうちでごはんをいただけるということはけっして『あたりまえ』ではありません。つまり『ありがたい』ということです」。

その後、日頃の送迎を例に挙げ、年中、年長児が年少児の手を引いてくれたおかげで無事に2学期の送り迎えができたことにもふれ、「それも『あたりまえ』ではありませんね。ここにいるお兄さん、お姉さんは、みんな小さい人の力になろうと思って手をつないでくれました。もちろん、みんなのお家の人が毎朝、毎日手を引いて列まで送って下さったこと、また、先生がみんなを守ってくれたこと。これがなければ、どこかで怪我をして泣いたかも知れません。みんな、みんな、『あたりまえ』ではありません。そうやって、今日この日を全員で無事に迎えることができたことは、けっっして『あたりまえ』ではないと先生は思います。そう、とっても『ありがたい』ことなのです。だから、このことを皆で感謝し、3学期の始業式にはまたみんなで元気なお顔で会いましょう。」と言いました。

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