本日お持ち帰り頂いたお手紙にて、A,Bそれぞれのグループ別にビデオを販売する旨、ご紹介致しました。この点につき、一本にまとめて販売できないかお訊ねを保護者からメールで頂戴しました。もっともなご質問と存じます。保護者の皆様にとってはご関心の多いテーマだと思いますので、私のお返事を謹んで速報させて頂きます。
山下です。
ご質問をありがとうございました。ビデオを分けて販売する理由についてですが、
逆に一本にまとめますと、お値段がそれぞれ500円ずつ上がるため、自分のお
子さんのビデオだけをごらんになりたいというご家庭には余分なご負担をおかけ
します。かつて一本にまとめた際、そのようなお声を頂戴しました。
二つ目の理由は、単純な技術上の問題です。DVDのダビングは今の技術ですと、
1時間以内の画質と1時間を超えた画質では差が出ます。1時間を超えますと、
その分、機械の側で画質を圧縮し1時間の内容のように見せかけます。DVDの高
画質を期待されて500円高く購入される方には、できるだけよい画像をお届け
したいと願っています。
三つ目の理由は、今回は結果的にAグループのファイルが40分、Bグループが3
2分でしたので、合計しても80分以内に収まりますが、かりに合計時間が80
分を超えますと、DVテープ(デジタルビデオのテープです)に収まりません。現
在販売されているテープの最長の時間が80分です。こればかりは圧縮すること
は不可能で、絶対死守しないといけない編集上のリミットです。
現在、卒園ビデオの製作も進めている関係で、時間に余裕がなく、各々のグルー
プの正確な合計時間を割り出すことなく、最初からA,B別のファイルを用意し、
それぞれ編集を進めました。その編集の過程で結果的に合計80分のリミットは
オーバーしないことが判明しましたが、時間に制約があるために最初からあえて
時間の壁に対するリスクは犯さず、別々のファイルに分けて編集を進めた次第で
す。
以上のような理由から、今回のような措置といたしましたが、事情お含みいただ
き、何卒ご理解頂きたいと存じます。
なお、平成13年度より、現在のような形式で私が動画を編集し、業者にダビン
グを依頼する形で販売して参りましたが、今の年中児がたまたま例年よりも20
人ほど人数が少ないために、A,Bを一本にまとめることも時間的に可能となりま
したが、それ以前は、上で述べてきた理由から、グループを分けてテープを販売
して参りました。
また、私が編集をする以前は、ビデオの編集とダビングのいっさいを業者に委託
しておりました。当時は、DVDや miniDV テープの普及していない時代で(つま
り上でふれた技術的な壁はないにかかわらず)、一本4000円で、A,Bそれぞ
れ独立して販売しておりました。