教育– category –
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2022-08-30 読解力を支えるもの
以前書いたエッセイを再掲します。 読解力を支えるもの 学校の勉強を支える基本は国語(日本語)の力であることは間違いありません。社会に出てからも同様です。ではどうやってこの力を伸ばすことができるのでしょうか。読書が大事な役割を果たすことは... -
2022-08-28 好奇心を守る
以前書いたエッセイを再掲します。 好奇心を守る 作家の司馬遼太郎は中学時代に英語が嫌いになりました。理由は英語の授業中に「ニューヨークってどういう意味ですか?」と先生に尋ねたら、「地名に意味などあるか!」と一喝されたためでした(「“独学”の... -
2022-08-24 ヘラクレスの選択
かつて書いたエッセイを再掲します。 ヘラクレスの選択 古代ギリシアの英雄ヘラクレスは岐路に立ち、安逸で快楽に満ちた道か、困難を伴うけれども真の栄光に続く美徳の道か、どちらを選択するか思案した末、後者の道を選びました。このエピソードをふまえ... -
2022-08-23 収穫を問うなかれ
過去のエッセイを再掲します。子どもから大人まで、過度の「成果主義」が人の心をむしばんでいることは確かです。同時に「選択と集中」の合言葉が、この20年間で我が国の学問の発展にもブレーキをかけていることも危惧されます。ひとり一人が、他人に方向... -
2022-08-22 真似ること
過去のエッセイを再掲します。 読み返してあらためて、大人は子ども達が目にしてよい姿勢をしているか、聞いてよい言葉を使っているか、子どもたちの育ちの環境に責任を持たねばと思いました。 真似ること 子どもは模倣や真似が大好きです。模倣は尊敬の別... -
2022-08-21 三つ子の魂の行方
以前書いたエッセイを再掲します。 三つ子の魂の行方 英語で子どもをインファントと言いますが、原義に照らすと「言葉を話せない者」という意味になります。赤ちゃんもそうですが、言葉を自由に操れない小さな子どもたちは、大人に何かを訴えるとき、言葉... -
2022-08-19 大人と子ども
「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」(『星の王子さま』(サン=テグジュペリ、内藤濯訳、岩波書店) 大人と子どもの違いは、経験と知識の差です。 正しいこと、間違ったこと、よ...