教育– category –
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2020-03-28 収穫を問うなかれ
「収穫を問うなかれ」。これは中国、清末の政治家曾国藩の金言で、「ただ耕耘(こううん)を問え」と続きます。耕耘とは田畑を耕し、雑草を除去する作業を意味します。学校教育にあてはめてみると、なかなか含蓄のある言葉のように思われます。いわゆる成果... -
2020-03-27 令和に寄せて
元号が令和に代わりました。漢字には様々な意味があるため、新元号発表に際して、「令」の字を「命令」の意味で理解した人や、令和を「和せしむ」と読んだ人も少なくなかったと思います。ただし、命令の意味をどう受け取るかについては、二つの立場が考え... -
2020-03-26 真似ること
子どもは模倣や真似が大好きです。模倣は尊敬の別名であり、子どもたちは何かに憧れ、何かを尊敬したくてたまりません。それは人間として本来備わっている「真・善・美」を追求する欲求に合致した自然なことだと思います。まずは憧れの気持ちから真似を繰... -
2020-03-25 三つ子の魂の行方
三つ子の魂の行方 英語で子どもをインファントと言いますが、原義に照らすと「言葉を話せない者」という意味になります。赤ちゃんもそうですが、言葉を自由に操れない小さな子どもたちは、大人に何かを訴えるとき、言葉より行動や態度で─泣いたりすねたり... -
2020-03-23 希望と不安
4月は入学や進級の月です。希望と不安の入り混じる月でもあります。ローマの哲人セネカは「希望のあとを恐れが追いかける」という言葉を残しました。「こうなればいいな」という願いは、「こうなったら困る」という不安と紙一重であり、何かを期待する心... -
2020-03-21 「西洋の古典精神に学ぶ」
先日京都新聞に掲載された記事を読み返しました。 一年間毎月書くのは大変でしたが、これで最終回です。 私にとって幼児教育がメインですが、一般の人が西洋古典にアプローチする道を整える仕事を今後とも継続して参ります。 上に書いた通り、子どもたちの... -
2020-03-09 プチ教育相談
二年前に書いた園長便りの内容に目を通しました。小学校入学を控えたこの時期にタイムリーだと思い、リンクを張っておきます。 >>2018-05-12 プチ教育相談