教育– category –
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2019-02-24 評価を評価する自由
昨日の話の続きです。 話は小学校以上の教育に飛躍するのですが、発表会を通じ、一人一人に点数をつけることほど残酷なことはない、としみじみ思います。幼稚園は数字による個人の評価はなく、私はそのことに大きな意味があると信じています。 一方、学校... -
2019-02-07 新時代の教育あれこれ
AI時代の教育についてあれこれ考えを巡らせています。 従来の競争に根差した教育(偏差値教育)はAIの前に有効性を失うと思われます。 本を読む力が今まで以上に重要になるでしょう。独学力の基礎になるためです。 子どもたちの読書力の基盤は幼児期の読み... -
2019-01-27 「何よりも国語」より
言葉の教育との関係で、司馬遼太郎氏の意見を引用します。 「国語力は、家庭と学校で養われる。国語力にとっての二つの大きな畑といってよく、あとは読書と交友がある。国語力を養う基本は、いかなる場合でも、「文章語にして語れ」ということである。水、... -
2019-01-25 中学、高校生の日本語読解力
昨年話題になった『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(新井紀子著)を読みました。 データに偽りはないと思います。中学、高校の生徒たちの基本的な日本語読解力が思った以上に低いことが書かれていました。 ここで書かれている日本語力で年齢を重ねて... -
2019-01-13 「言葉の教育」について
昨日の司馬氏のエピソードも念頭に置きつつ、以前「言葉の教育」について書いたエッセイを読み返しました。 >>「言葉の教育」 英語で「子ども」をinfantと言いますが、元はラテン語(infans)で「話さない者」のことです。 また、学生、生徒を意味するstud... -
2019-01-12 「勉強とは何か」考
先日の保護者会でお話しした内容と重なる部分がありますが、20年ほど前に「勉強とは何か」というテーマで学生に話しました。 そのときの文章を起こしたものが下のリンク先です。90分の内容ですが、先日お話しした英語の授業の工夫についてなど、いろいろエ... -
2018-12-28 「好き」と「得意」の思い出作り
「幼稚園は遊びが中心」とよく言われます。 「遊び」の意味、意義について世の中の(特に日本社会の)理解が十分及んでいないと思います。 遊びはチャレンジの別名です。体を思い切り動かすには広い庭が必要です。季節の移ろいを肌で感じるには自然に隣接...