昨年話題になった『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(新井紀子著)を読みました。
データに偽りはないと思います。中学、高校の生徒たちの基本的な日本語読解力が思った以上に低いことが書かれていました。
ここで書かれている日本語力で年齢を重ねていくと、教科書はもちろん、先生の説明も、「わかったふり」をするのに慣れるしかないだろうと想像しました。
私が昔大学で英語を教えていたころ、大学生(偏差値的には高い)の多くが高校入試の基本的問題でつまづいていることに気づき、授業では中学英語のやり直しをしていました。それに通じる話だと思いました。
今、私なりに読解力低下の原因と対策について、いろいろ調べたり、考えたりしています。
うすうす予想していることは、幼児期の読み聞かせの有無がからんでいるということです。