言葉– category –
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2025-08-10 和魂洋才から人魂人才へ
日暮れて途遠しというとえらそうですが、以前「山びこ通信」に書いたエッセイの一部をよむと、逆のベクトルに向かっている気がします。 明治の先人はヨーロッパから多くの土産物を持ち帰ったが、一番大事なものを持ち帰らなかった。それは、洋魂、すなわち... -
2025-07-28 子どものころに見た風景
子ども時代にどのような景色を目にしていたかは、人生に少なからぬ影響を与えると思います。 このことについて、冒険家の星野道夫さんは次のように述べています。 子どものころに見た風景が、ずっと心の中に残ることがある。いつか大人になり、さまざまな... -
2025-04-08 二十年前の言葉
今からちょうど二十年前の春休み。 当時も今のように「園長日記」に記事を書いておりました。 >>2005-03-31 学問という言葉 今も昔も同じようなことをつぶやいていますね。 今も心は若いというべきか、進歩がないと言うべきか。 それにしても、この20年の... -
2025-03-29 桜の開花
幼稚園のプレイルーム前の桜が咲き始めました(園庭のは蕾です)。 桜の開花を待ちわびた方も大勢おられると思います。 温暖化云々で自然環境の異変が多々報道される一方で、自然が律儀なまで季節の循環を守っていることも事実です。 春に紅葉が見られたり... -
2025-01-12 顔を太陽に向けること
太陽は様々な格言に出てきます。 ヘレンケラーの言葉を紹介します。 "Keep your face to the sunshine and you cannot see a shadow." 顔を太陽に向けていれば、影を見ることはない。 現実逃避ではないか等の突込みは無用です。 ヘレンケラーの言葉ゆえに... -
2025-01-11 太陽の下に新しいものなし
保護者から、「太陽の下に新しいものなし」という言葉がラテン語にありますね、とその解釈について質問されました。 「聖書」の言葉です。ラテン語は、Nihil sub sole novum.です。 人間界で起きる出来事(個人にせよ社会にせよ)は、かつて同じようなこと... -
2024-01-06 胸に刻む言葉(小林秀雄)
子どもと関わる仕事をする者として、次の言葉を胸に刻みたいと思います。 美しいものは、諸君を黙らせます。美には、人を沈黙させる力があるのです。絵や音楽が解るというのは、絵や音楽を感ずる事です。愛する事です。知識の浅い、少ししか言葉を持たぬ子...