言葉– category –
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2025-08-30 日本語の力を磨く
昨日の資料に次の一文を載せました。 国語力は、家庭と学校で養われる。国語力にとっての二つの大きな畑といってよく、あとは読書と交友がある。国語力を養う基本は、いかなる場合でも、「文章語にして語れ」ということである。水、といえば水をもってきて... -
2025-08-26 『エンデの文明砂漠』より
ミヒャエル・エンデの『エンデの文明砂漠』から抜き書きを三つご紹介します。 現代の子供に関する考え方には大きな間違いがあると思います。それは生まれ落ちた子供は、いわば空っぽの袋であって、そこに何か詰める作業が早ければ早いほど、のちの中身は増... -
2025-08-24 言葉の感性を磨く
言葉とどう付き合うか、言葉の力をどう生かすか。 子どもたちにとってこれから先の人生を大きく左右するテーマです。 作家司馬遼太郎氏の言葉に耳を傾けましょう。 「国語力は、家庭と学校で養われる。国語力にとっての二つの大きな畑といってよく、あとは... -
2025-08-23 秋来ぬと
季節の話の続きで言えば、次の和歌が思い浮かびます。 秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる (古今和歌集 秋上・秋歌上 169) 「秋立つ日よめる」とのこと、今年で言えば8月7日の歌となり、秋の風情どころか、夏の盛りに当たります... -
2025-08-22 よく生きるために
量の多寡で測定できない価値について考えるとき、哲学的思考を無意識のうち強いられます。 よく生きるとはどういうことか、二千数百年前から人々がどう考えてきたかの記録が手の届くところにあります。 セネカは「人生の短さについて」の中で、そうした古... -
2025-08-16 命について二つの見方
今日は五山の送り火の日です。 日本の伝統的な価値観に敬意を払うことは当然のこととして、至高の自由が保障されるべきことも同様に当然です。 二千年以上昔の西洋古典の世界では、伝統的に二つの考え方が拮抗していました(実は現代にも通じる)。 快楽主... -
2025-08-13 子ども時代
石井桃子さんの言葉を紹介します。 子どもたちよ 子ども時代を しっかりと たのしんでください。 おとなになってから 老人になってから あなたを支えてくれるのは 子ども時代の「あなた」です。(石井桃子) シンプルですが心に響きます。