保護者から、「太陽の下に新しいものなし」という言葉がラテン語にありますね、とその解釈について質問されました。

「聖書」の言葉です。ラテン語は、Nihil sub sole novum.です。

人間界で起きる出来事(個人にせよ社会にせよ)は、かつて同じようなことがどこかで起きたと考えるべきだという趣旨で理解できます。

歴史を振り返ると、この言葉に同意できます。

「聖書」もそうですが、21世紀の今であっても、1000年、2000年前の言葉に接すると、人間の変わらぬ心に接することができます。

大人はもちろん、子どもたちにとって、歴史を学び、古典に接する機会が豊かにあればと願います。

現実の環境は年々その逆になっているようです(少なくとも学校教育の現場においては)。

幼児期に自然と親しむことは、義務ではなく(その子の人生にとって)尊い機会であるように、古典に親しむことは、貴重な何かを育てるきっかけなのだと信じています。

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