2025-08-07 平和のために:学問・芸術・教育

古典に接すると普遍的価値に思いをはせることができます。

いろいろなジャンルでそれを確かめることができます。

今の言葉は玉石混交です。

昔の言葉がパワフルなのは、無数の人間の「いいね」のフィルターを潜り抜けたものが残っているためです。

もちろん、文献の場合、物理的損傷による以上に、大半が権力者による破壊が原因で今に伝わりません。

ことわざや格言は詠み人しらずの歌の言葉のようなものです。

海外のことわざをみると、文化の違いを感じることもできますが、ほとんどは私たちが読んでも、納得できるものばかりです。

一つ西洋古典の言葉をご紹介します。

「戦争の間、ムーサは沈黙する」。

ムーサは芸術、学問の女神です。英語ではミューズといい、九人います。

ミュージックはもちろん、ミュージーアムもムーサが語源です。

この言葉の逆をいけば、ムーサが微笑み、語らうとき、世の中は平和だということになります。

学問、芸術を尊重する世の中を守りたいと思います。

誰もがそう思います。

ただし、それには教育のあるべき姿を大切に守ることが肝心です。

教育に過剰な競争原理を持ち込みすぎると、ムーサは遠のく一方だと私は危惧しております。

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