今日は一学期の終了式を行いました。
私から子どもたちに、二つのことをお話ししました。
一つ目は、健康に気を付けて元気に過ごしてください、ということです。
二つ目は、夢をもって挑戦してください、ということです。
この3か月の成長は、一人一人が「できない」とあきらめなかった結果です(「行ってきます」と手を振って歩いて登園することも、縄跳びやリレーに挑戦することも、クラスの仲間と力を合わせてお遊戯を成功させることも、etc.)。
人間は空を見て鳥のように飛びたいという夢を持ち続けた結果、いつしか空を往来し、ひいては宇宙を往復できるようになりました。
誰もが無理だとあきらめることも、「よし、やってみよう」と挑戦し続けた結果、大谷選手は世界一のバッターであり、ピッチャーになれました。
ここにいるみんなも、自分の夢があると思います。
夏休みはいろいろなことに挑戦できる時間がたくさんあります。
ぜひ、「自分にはできる。よし、やろう」と思ってどんなことにもとりくんでください。
このような内容でした。
(薬が効きすぎて、夢中になって家の中を工作の紙屑だらけにするとか、いろいろ学期中にはなかったことが展開するかもしれませんが、「よし、やろう」の結果であるかぎり、ご理解とお力添えをお願いします。もちろん、後片付けに「挑戦する」ことも立派な挑戦であり、このことは前回のお誕生会でも、「言われてやる」のでなく(やらないよりましだが)、「よし、やろう!」と自分で自分に言い聞かせて「やる」のが一番立派だと伝えてあります)。
お一人、この夏休みに海外に引っ越しするお友達がいて、最後のお別れをしました。
私は、「今は遠いところのように思いますが、みんなが大きくなるころには、30分で着くようになります。これからまた何度も会うこともできるでしょう。今しばらくのお別れです。また、元気な笑顔で再会しましょう」とお話ししました。「さようなら」(園児)、「さようなら」(全員)。そして、お別れの拍手。
地球はひとつです。みな同じ空気を吸って生きています。これからもいつも一緒に成長し、いつか夢を語り合いましょう。
私が子どものころには「不可能」と思われることの多くが今は「可能」になっています。これからは人類の「夢」の実現のペースはもっと加速していくでしょう。
私利私欲の拡大と富の集中は徐々に見直され、より人間の本性に即した価値観が世界の標準になっていくことでしょう。
大人であるわれわれも、古い価値観の枠にとらわれて身動きできないのではなく、これからは地球規模ならぬ、宇宙規模で自分たちの人生を見つめ直し、この世の生を充実させていきたいと願います。