今日はSegawa 先生をお招きし、年長、年少、年中の順に運動あそびの指導を受けました。
雨もあがり、外で取り組みました(写真は後日アップします)。
年長はいつもルーティンを飛ばし、初めての取り組みがいろいろあり、子どもたちは多少戸惑う部分もありました。
これには先生の意図があり、未知の状況にさいしてみなで力を合わせどのように対応するかを考えてもらうためでした。
ひとつの例を示すと、クラスごとに列を作り、先頭から最後尾までボールをトスして回します。途中で落としたら最初からやりなおし。
ポイントは、先頭と最後尾の子どもの位置を固定する点です。
できるだけ等間隔に並ばないと安定してボールを回すことができないことになりますが、最初見ていると、この理屈がすぐにわかる子は少数派で、多くの子は気の合った友達と近距離で並んでいます。
すると、理屈のわかった子が説明して回ります(中には勝敗を度外視し、相手のクラスの子どもたちに説明する子もいました)。「ああ、そうか」と納得する子もいれば、依然として友達同士固まったままで、「だいじょうぶかな」と思うほどの距離を前方にあけているケースも見受けられました。
ところがゲームを始めてみると、なんとその距離をロングパスが通り、そちらのチーム(組)が勝ちました。
その後数回ゲームを行い、勝ったり負けたりが続きました。その間、何度か失敗(=ボールを落とし、最初からやり直す)を繰り返すうちに、経験から前後の距離を等間隔にした方がよさそうだということが全体で共有されました。
とまあ、こういう次第で、先生が「等間隔になりなさい」と指示したらいっぺんでうまくいくのですが、その試行錯誤を自分たちで経験させたい、というのがこの日の先生の狙いでした。
日頃のクラスの取り組みにもおおいに応用のきく話だと思いました。