今日庭に出ると、年中、年長の子どもたちが夢中になって遊んでいました。写真は年中の男の子たちで、石の「お風呂場」(?)の中にある葉っぱを取り出したりして、声を掛け合いながら、せっせと掃除していました。
そういえば、一年前の秋、年長児たちが「おそうじ隊」を結成し、園庭の葉っぱを掃除したり、頑張っていました。それを覚えているのでしょうか。同じ場所で、自分たちのできることをせっせと頑張る姿はほほえましく、また頼もしく思えました。
一方、鉄棒付近にいくと、女の子たちが逆上がりや足かけ周りに取り組んでいました。「見てぇ、見てぇ~」という黄色い声がこだまする中、雲梯からは男の子たちがこっちを見てくれといわんばかりに大きな声で呼びます。感心してみていると、自分は足が速いからそれを見てほしい、という子どもたちが現れます。あっと間に視界から消え、しばらくすると息を切らせながら戻ってきました。「心臓ドキドキしてるわ~」と言いながら、みんな笑顔です。
すると今度は先生が目の前を走り去っていきました。すごいスピードです。子どもたちもその後を猛然と追いかけます。どうやらこれが噂の「バナナ鬼」のようです。
園庭に戻ると、砂場を中心に黙々と(←文字通り)何かの料理作りに夢中になる子どもたちの姿が変わらずそこにありました。
日差しもずいぶん和らいで、時折吹く風も心地よく、子どもたちは気持ちよさそうに遊んでいました。
子供たちの様子を見ていて、まず何をしているのか考えてみます。本人に聞いてみると、たいていはあたっているのですが、時々思いもよらぬこことを考えていることを知り、感心したり、驚いたりします。私にとっても楽しい時間です。
自分の子ども時代の記憶を振り返ることもしばしばあります。そのとき関わってくれた大人の言動を思い出すとき、目の前の子どもたちと過ごす責任の重みというものを感じます。あのとき自分は守ってもらったな、とか、あの一言が嬉しかったな、など、当時はさほど何も感じなかった何気ないことが、今無性に懐かしく思い出され、そのときの先生に会いたい気持ちにもなります。