今日は9月のお誕生会でした。9月生まれは年長児と先生お一人だけでした(こういうことも珍しい)。皆でお祝いのお歌を歌い、拍手をした後は、映画の上映です。
前回はピングーとディズニーを選びました。今回も二本目はディズニーでいく予定でしたが、何度視聴してもよいのに出会いませんでした(ストーリーに脈絡がない)。冬用には取って置きの作品があるにはあるのですが。
そういうわけで、今日は「うらしまたろう」を選びました。この作品は大人が見ても楽しめる内容でした。ラストシーンの描き方も、今更ながら優れていると感じました。絶壁の上で死を覚悟し玉手箱を開けた太郎に対し、乙姫さまが現れ、「カメの命を救ってくれたあなたは、命を粗末にしてはなりません。生きるのです。」と言い放ち、こうして太郎を鶴に変えたのでした。
鶴と亀。どちらも長寿の生き物として知られます。日本の昔話は、勧善懲悪のストーリーばかりでなく、この作品のように、一言ではまとめきれない、余韻の残るものが数多く残っています。