梅雨空が続いています。園庭では小さなあじさいの花が咲いています。

子どもたちは雨だからといって、通園路でぐずることはありません。かえって、山道にあじさいが咲いているのに気づいたり、雨でもありが石段を登っている様子に驚いたり、いろいろな発見を楽しんでいます。

このような自然系の話だけでなく、クイズの話し、昨日みたテレビの話など、子どもたちの話題は尽きることがありません。

今朝、年長の女の子が私に言いました。「わたしは四つ願いごとがあるの。」急に言われると、ドキッとしますね。

一つ目はなんと「いつまでも生きることができますように」というもので、ますますドキッとしました。

二つ目はというと、「家のキュウリとなすびが大きく育つこと。三つ目は、イチゴとラズベリーが育つこと」。四つ目も家で栽培している野菜がちゃんと育つこと、でした。

家族で野菜を育てているのです。子どもとして責任を感じているのですね。いい願い事だなあ、と思いました。

家で何かを作るというテーマから、話題はおやつのことに及びました。家に帰ったらアイスが食べられるそうです。ただし、買ってきたアイスではなく、牛乳を冷やしたお母さんの手作りのアイスなのだとか。クッキーも、あれも、これも、お母さんの手作りです。うれしそうに紹介している表情を見ていると、こっちまで幸せになりました。

日々に幸せを感じている子どもであれば、誰もが永遠に生きますようにとお願いしたくなります。私はそのお子さんの言葉に、ご家族のみながいつまでも幸せでありますように、とお願いする気持ちを強く感じた次第です。

この例に限らず、園児の純粋な心とその言葉に接すると、大人である自分の心が純化されるのをいつも実感します。

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