今日は七月のお誕生会でした。心なしか、一つ一つの子どもたちの所作が機敏で表情にも成長のあとが伺われるように感じました。
あとで日誌を読み気づいたのですが、それぞれのクラスで、今日のお祝いの場の意味を再度考える時間をとり、丁寧にお歌を歌うことや心をこめてお祝いすることの大事さをみなで再確認したうえでの本日の誕生会であったようです。
映画はいつものように二本上映しました。「ピンガの迷子」と「金太郎」でした。ピングーは友達と遊ぶことに夢中となり、ピンガの面倒を見ることを怠ります。その結果として、ピンガが迷子になるのですが、画面いっぱいに映し出されるピンガの涙、その後、ピンガを見失い、心配の極地に達して流すピングーの涙など、園児にとっても、リアリティーのある映像でした。
いつもそう思いますが、子供たちは笑うところは笑いますが、ぐっと胸に迫る場面では本当に全員がシーンと静まり返ります。よくわかっているなあと感じます。
金太郎ははらはらどきどきしながらも、笑いどころがいっぱいの痛快なアニメでした。「これ知ってるー」とちょっと自慢げに言う年長さんたちも、映画がスタートすると、一気に話の中に心が入り込みます。
この二つの映画を見た後、今日はごく簡潔にお話をしました(あさっての終了式でお話しするチャンスがあるためです)。内容はといえば、金太郎のように、みんなもごはんをしっかり食べるうち、体もぐんぐん大きくなり、力も強くなります。その強くなった力を何に使うのか?鬼さんのように、よくないことに使うのか、金太郎のように、困っているみなのためにそれを使うのか。そこをよく考えてみてください、と。
なお、八月生まれのお子さんの誕生会は、以前は夏季保育中に行っていましたが、やはり参加者が通常より少なくなり、気の毒に思いましたので、近年は九月のはじめに行います。九月生まれのお子さんの誕生会は九月末ということで予定しています。