幼稚園にサンタさんが来てくれました。
それぞれの部屋にプレゼントを届けた後、園長室のマイクでみなに挨拶されました。
英語だったので、私から通訳して伝えました。
その後少しお話を交わしたのですが、サンタさんいわく、「今年の子どもたちは、素直で純真。どの部屋に行っても、みな椅子から身動きせず、手をふって見送ってくれた」とのことでした(年少から年長まで驚きの余り身動きできず、本気で信じている様子が痛いほど伝わってくるという意味です)。
一昔前は、子どもたちはサンタさんの姿を見てじっとしておれず、とくに年長の部屋だと廊下まで子どもたちが飛び出してきて大変だったと聞きました。サンタさんの正体を突き止めてやるぞ!という気合の現れです。
しばらくすると、園庭から大きな声で「さんたさーん、ありがとう!」という声が何度も繰り返し聞こえてきました。年長の部屋からは英語で「サンキュー」という声も聞こえてきました。
私自身、お帰りの際、「すずの音がした」とか、「園庭に足跡があった」という声を聞くことが出来、たしかに一昔前と子どもたちの感想や受け止め方が変わったと思いました。今日書いた園長だよりにある「優しさ」にいっぱい包まれた子どもたちだと実感する次第です。
Ikuko Diaryにあるように、お腹の底から「あ・り・が・と・う!」と空に向かって手をふる子どもたちは、サンタさんへの感謝という形を借りていますが、実際には日常自分たちが心に感じている周囲への感謝、とりわけ保護者へのすべての感謝の気持ちをこめて「ありがとう」と言っているのだと思うとすべてが合点できます。