本日一学期の生活発表会を無事に終えることができました。ご参会下さいましたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。
本当にたくさんの感動が一杯凝縮された時間でした。舞台の上の数分間は、長期にわたるクラスの取り組み、練習の積み重ねのフィナーレに相当するものであり、ゴールテープの向こうには両手を広げて待ち受ける家族のお姿がありました。
6月の取り組みは山あり谷ありでしたが、おかげさまで一つ一つの課題を乗り越えて今日の日を迎えることができました。
私が嬉しく思ったのは、たとえば保育日誌に書かれていた次のようなコメントです。「Aちゃんが久々の登園となりました。同じお遊戯を踊るBちゃん、CちゃんはAちゃんに『心配ないよ、大丈夫やしな』と声をかけてくれました」(このパターンは複数のクラスで記されていました)。また、「今日は両クラスの見せあいでした。演技の最後の「やーっ」というかけ声を聞いて、しぜんと大きな拍手が起こりました」等。
リハーサルの舞台裏では、演技を終えた子どもたちが次に舞台に立つ子どもたちに「がんばりや」と声をかけていました(互いにハイタッチを交わすイメージですね)。
リハーサルのとき、年少児のお遊戯が終わると、年中、年長児から「○○ちゃんかわいかったな」とほほえましい会話が聞かれましたし、一方、年中、年長児の演技には年少児が食い入るようなまなざしで見つめていました。
日頃手をつなぎ、手をつないでもらっている兄弟姉妹のような関係の子どもたちだからこそ、互いに大事な何かをプレゼントし合い、クラスや学年を超えてエールを交換し合った昨日の一コマでした。
一学期は残すところわずかとなりましたが、夏休みを挟み、九月からは運動会に向け、またいっそう先生と子どもたちとの関わりが深くなっていきます。気が早いですが、実りの秋を今から楽しみにしています(^^)
蛇足ながら、今回(20年以上?ぶりに)二部制にしたメリットについて一言申し添えます。私は、職員全員が、同じ日に、全員で同じ喜びを分かち合えることに大きな意味があると感じた次第です。
こうしてクラスも園もみなが一つになって、心機一転、来週から新しい一歩一歩を踏みしめていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
>今回(20年以上?ぶりに)二部制にした
ここは訂正です。20年以上前は二部制でなく、「一部制、かつ、ABの区別なし」でした。園児数200名を超えていたのに、です。つまりは暗黙の人数制限がかかっており、保護者の鑑賞とはすなわち母親のみの鑑賞でした(寿司づめ状態でした)。私は、ご両親だけでなく、祖父母、未就園児(含赤ちゃん)といったバラエティにとんだ今のご家族の参加形態を大事にしたいと考え、二部制は維持したいと考えます。
初めて生活発表会を観賞させて頂きました。
年少・年中・年長、それぞれ精一杯の演技だったと思います。
笑顔で踊っている子、泣いてしまった子、同じ組の他の子の動きが
きになり訂正する子など、様々でありながら、それぞれが一生懸命
に歌って踊っていたのが、すごく印象的でした。
私が見れなかったもう一方の生活発表会も、何らかの形で見れた
らいいな、と思いました。
幼稚園に通いだした頃、登園時にグズってばかりで、今も時々は
先生の手を煩わせてしまっている我が子について、少々悩んだ事
もありました。しかし、今回の生活発表会を見て、元気に歌って
踊っている姿を見て、ふと思い出したことがありました。
「秋に咲く花は、決して春には咲きません。早く咲かせようとして、
水や肥料をやりすぎても、枯れてしまうだけです。」
秋に咲く花は、決して春には咲かない。それでも、必ず咲くときが
くるのだと。
年中・年長さんの演技を見ているうちに、みんなそれぞれが色んな
花を咲かせているんだなぁと思い、我が子のようにうれしくなって
きました。
秋の運動会には、またそれぞれが今回とは違った花を咲かせて
いるのでしょう。年少・年中さんの中には、まだ蕾の子もいれば、
五分咲きの子もいるのかも分かりません。
しかしそれでも、止まない雨がないように、いつかきっと必ず
咲くのでしょう。
花は咲ききった時が最も美しく、人に感動を与えます。
今回、我が子は何分咲きだったのでしょうか。年中・年長さんを見て
いると、当然満開ではないでしょう。
なので、今回は「厚手のハンカチ」は取っておきます。
いつか、それが活躍する時が来るまでは・・・。
コメントをいただき、感謝申し上げます。
>それぞれが一生懸命歌って踊っていた
この言葉にすべてがつまっていると思いました。
みんな一生懸命になれるのは大好きな友だちが周りにいるからであり、観客席にいるお父さん、お母さんを思い描いて練習できるからであります。
昨年度末、発表会に向けての練習中のこと。その日はお休みのお友だちが多く、あるおゆうぎの練習は、たったひとりで練習しないといけないということがありました(残りメンバー全員がお休み)。
すると、お客さん役のメンバーの中から、「ぼく、いっしょにおどってあげる」、「わたしも、おどってあげる」という声が次々にあがり、気がつくと、その日の出席者全員で踊ったそうです(日誌に書いてありました)。これは年少クラスのエピソードです。
クラスの絆は、この発表会をきっかけにこれからどんどん深まっていきます。三学期のクライマックスに向け、皆が手を取り合って一歩一歩進んでいきます。今後ともどうぞよろしくお見守りください。