学校の勉強を支える基本は国語(日本語)の力であることは間違いありません。社会に出てからも同様です。ではどうやってこの力を伸ばすことができるのでしょうか。読書が大事な役割を果たすことは言うまでもありませんが、無理に読書を強・・・
「教育」の記事一覧(34 / 75ページ目)
2020-04-01 絵本を読むということ
子どもにとって、絵本は自分で読む本というより親に読んでもらう本です。どの子も絵本は大好きですが、それは本そのものが好きというより、本を読んでくれる親の優しさが心にしみ入るからです。 乳児の発育に授乳が不可欠なように、精神・・・
2020-03-31 好奇心を守る
作家の司馬遼太郎は中学時代に英語が嫌いになりました。理由は英語の授業中に「ニューヨークってどういう意味ですか?」と先生に尋ねたら、「地名に意味などあるか!」と一喝されたためでした(「“独学”のすすめ」)。 教育において子・・・
2020-03-30 ヘラクレスの選択(改)
古代ギリシアの英雄ヘラクレスは岐路に立ち、安逸で快楽に満ちた道か、困難を伴うけれども真の栄光に続く美徳の道か、どちらを選択するか思案した末、後者の道を選びました。このエピソードをふまえ、英語には「ヘラクレスの選択」(Th・・・
2020-03-29 復習の大切さ
『論語』の冒頭は、「学びて時にこれを習う。またよろこばしからずや」という言葉で始まります。「復習」を意識した学びを習慣づけると必ず何か新しい発見があります。孔子はその発見の喜びを語っています。 親として子ども(小学生)の・・・
2020-03-28 収穫を問うなかれ
「収穫を問うなかれ」。これは中国、清末の政治家曾国藩の金言で、「ただ耕耘(こううん)を問え」と続きます。耕耘とは田畑を耕し、雑草を除去する作業を意味します。学校教育にあてはめてみると、なかなか含蓄のある言葉のように思われ・・・
2020-03-27 令和に寄せて
元号が令和に代わりました。漢字には様々な意味があるため、新元号発表に際して、「令」の字を「命令」の意味で理解した人や、令和を「和せしむ」と読んだ人も少なくなかったと思います。ただし、命令の意味をどう受け取るかについては、・・・