今日は第二回入園説明会でした。
朝は晴れていたのですが、昼前から雷が鳴り出し、午後には雨が降りました。その中をお越し頂いた皆様には感謝申し上げます。
無償化のことにふれた後、本園の教育の特色、ねらいについて私からご説明しました。
このときのお話を補足しますと、先日の保護者会でも申し上げた内容になるのですが、今後学校教育は小学校から大学教育までふくめ、ますます混迷の一途を辿ると予想されるゆえに、場当たり的な対応ではなく、いっそう基本――昔も今も変わらぬ普遍的なもの――とよびうるものに再注目し、それを大切にすることが、どのような時代になろうとも対応できる唯一の道だと思われます。
「論語」にも「本立ちて道生ず」という言葉があります(基本を大切にすれば道はおのずと生じる)。
人生の基本は幼児教育であり、幼児教育の意味を深く問うなら、子どもにとって何が本当に大事かを考えることであります。
そのとき、私たちが「大事」だと考え、大切にしなければならないことは、人間が人間であるかぎり、100年前も1000年前も、この国の昔の人たちも、地球の裏側の人たちも「大切」だとして守ってきた価値に違いない、と思います。
私自身、これからも本園教職員とともに、また、保護者のみなさんといっしょに、子どもたちにとって何が大切か、というテーマを常に考えて参りたいと思います。