日本語の語彙は独特で、明治維新以降に生まれた和製漢語はまだ十分根付いていないようにも感じられ、そのことで様々な点で問題を生んでいると思われます。
「哲学」は、その言葉を口にするだけで場の空気が固くなるのではないかと思いますが、私の理解では、少なくとも幼稚園の子どもたちはみな立派な「哲学者」です。
平たく言えば、「知的好奇心に輝く者たち」という意味になります。
なぜか。フィロソフィーは語源に照らすと「知を愛すること」を意味するからです。
「山の学校」は幼稚園を母体とした小学生から大人を対象とした私塾です。
今年度から、中学、高校生を対象とした「哲学」のクラスが始まります。
ありがたいことにすでに複数のお申し込みをいただいています。
個人の思いとしては、日本全国に「塾で哲学を学ぶ」ことがスタンダードになればと心から願っています。
それが日本の未来を明るくすると信じるからです。
幼稚園時代のように、中学生、高校生になっても、「知的好奇心を磨く」場が全国に広がってほしいと願ってやみません。