新年度がスタートして一週間が過ぎました。年少児さんも毎日元気に園庭で遊んでいます。こう書くのは当たり前のことではなく、先生に抱っこされることもなく、全員が笑顔で遊べていることについて、私は喜びと驚きを感じています。
勝手な推測をすれば、やはり初日から思い切って部屋の外に出て遊べたことが奏功しているのかもしれません。もちろん目で見てわかる結果がすべてではありません。笑いよし、涙よしです。
昨日私が参加した京都私立幼稚園連盟の研究総会にて、理事長の田中先生のごあいさつの中に「年少児の涙は平和である」とのお言葉があり、胸を打たれました。笑顔も平和。涙も平和。幸福な家庭生活を送ってきたからこそ、見知らぬ人(先生)に「拉致された」(笑)新入園児が泣かぬ理由はない、とのこと。
(最初のみ)涙して登園するお子さんのある保護者から「今年はみなさんがさっと列に入られていて、自分の子が出遅れている感じがして」といわれましたが、私は気にする必要のないことをお伝えし、おうちで十分ほめてあげてほしいと述べました。号泣し、そのままお断固として登園を拒否し家に帰る選択肢もあった中、泣きながらも腹を決めて登園したわけですから、その事実をえらかったね、とほめることはご本人も納得できる話です。
保護者会で申し上げた通り、初日からどのお子さんも涙は途中でとまり、自分の足で山の石段を登って園に到着されました。園での活動のようすは写真でご紹介できたらと思っております(掲載の可否を確認後、週明けにアップを予定しています)。