今日は二学期終了式でした。式自体は短いもので、私の話も短いものです。時間にして話は5分ほどで終わります。しかし、何をどう話そうか、前の日からずいぶん考えます。
自分の中でよし、これでいこう!と思った話のあらすじは次のようなものでした(実際このような内容でお話ししました)。
「みんなは、かさじぞうのおじいさんのことを覚えていますね。最後にどっさりプレゼントをもらいました。プレゼントをもらう理由はみんなわかりますね。このあいだお話ししたとおりです。
さて、一昨日、みんなの部屋にサンタさんがきて、プレゼントを下さいました。それはなぜでしょうか?一人一人「なにかよいこと」をしたからではないでしょうか。一人一人「なにかよいところ」があるから、サンタさんはお空の上でそれをご覧になり、みんなにプレゼントをくださったのではないでしょうか。明日から冬休みです。自分の「よいところ」は何なのか、じっくり考えてみて下さい。
学年全体で言うと、年少さんは、四月の頃はこうして集まっても泣いている人もいました。今はどうでしょう?みんなニコニコ元気です。お友だちもいっぱいできました。
年中さんは、毎朝優しい気持ちで小さい組さんの手を引いてくれています。立派なお兄さん、お姉さんばかりです。
年長さんは、どうでしょう?園長先生は、今日このお部屋に張ってきてびっくりしました。年長さんが全員良い姿勢で、会が始まるのを静かに待っていたからです。
終了式という大事なときに、よい姿勢で静かに待つことができる、これは年長さんならではだと思います。
さて、この間のお誕生会のとき、先生は「心の声を聞く」というお話しをしました。明日からの冬休み、お家の人と一緒に過ごします。お父さん、お母さんがみんなに何を言おうと心で思っておられるか、そのお声を言われる前に聞く耳を持って下さい。
いつもお母さんに「早くしなさい」と言われる人がいるとします。この冬休みは、お母さんにそう言われる前に、みんなは自分で先にやるのです。
みんなのことを一番考えて、お父さん、お母さんがいろいろお話しして下さいます。その声をしっかり聞くことのできる冬休みにして下さい。」