今日は学年ごとに鉄棒あそびをしました。エールより居関さんをお招きし、子供たちは鉄棒の取り組みを、担任の先生は鉄棒指導の技術を学びました。
先日来書いていますように、運動系の取り組みは体だけでなく精神を強くする上で大切です。年少児は自分が苦手だ、といった先入観がないのと、体が軽いことなどから、逆上がりを中心に指導を受けました。驚くことに、時間内にすいすい回れるようになった子供が何人かいましたし、このような取り組みを少し続ければ、全員逆上がりはクリアできそうだという感触がありました。
逆に、年中、年長になると、自分は苦手だという意識がすでに形成されている子供が何人もいました。逆上がりでなく、はじめは前周りのコツを十分伝授してもらいました。その後、逆上がりのやり方を目で見て学ぶことから、最終的には自分で挑戦するところまで指導を受けました。
苦手でもじもじしている子供にたいしどう声をかけるのか、得意だけれど自分だけ目立ちたがる(そして先生の説明を聞かない)タイプの子供にはどう接するのか、などなど、保育にも生かせそうなテーマがいっぱい含まれていた今日の鉄棒指導でした。
幼児期でないとできないこと、それは十分体を使って遊ぶことです。今日の指導を見ていて、子供たちの技術はもちろん、それを指導する先生のスキルも、まだまだのびしろがある、と実感しました。