今日は一学期の終了式でした。終了式でお話しした内容は次のようなものでした。
「今日で無事に一学期が終わりました。みんなお兄さん、お姉さんになりましたね。まず、年少組さん、このお山の階段は200段ほどあります。みんな自分の足で歩いて登ります。これは当たり前ではありません。おうちの人にいってきますとご挨拶し、幼稚園でいろいろなことができるようになりました。ほんとうによくがんばりました。えらかったですね。
次に、年中組さん。もし園長先生がみんなだったら、年少組さんのように甘えたいと思う気持ちがいっぱいあったと思います。でも、みんなは自分のことは後回しにして、小さいぐみさんの手をとり、つないであげました。これはとてもりっぱなことです。お友達同士つなぎたい、という気持ちもいっぱいあったでしょう。それをがまんして、なにかをしてもらうのではなく、なにかをしてあげることの大事さを学べた一学期でした。
年長組さんもありがとう。今、先生が年少、年中のおともだちを褒めることができたのは、みんなのおかげです。幼稚園の階段が200段あるといいましたが、年中組さんは300段、年長組さんは500段あるというわけではありません。みんな同じです。みんなは年少組さんと同じ事をしたのでしょうか。いえ、ちがいます。みんなは自分が歩いて登るだけでなく、また、泣いている小さいお友達に対しおててをつないであげるだけでなく、まるで幼稚園の先生のように優しく励ましてもくれました。先生はそれがとても嬉しかったです。園長先生だけではありません。ここにいる、先生全員の気持ちです。本当にありがとう。
夏休み中はけがや事故のないよう、お父さん、お母さんの仰ることをよく聞いて、元気に過ごして下さい。そして、二学期の最初の日には、今と同じように元気なお顔でこのお部屋で会いましょう。